【閉店】金座@人形町 ~ 焼き鰆の中華そば
日比谷線人形町駅、人形町駅交差点を南へ進んですぐ。「麺や航」の跡地。先客ゼロ、後客1。
店外の券売機ボタン先頭の「焼き鰆の中華そば(800円)」を注文。食券を店員に渡すと、醤油か塩かと聞かれたので醤油にしました。ランチサービスなし。
店内は壁に向かってカウンター5席、4人卓×2。卓上にはミル入りブラックペッパー、一味、酢。
ラーメンの食材としては珍しく、鰆(さわら)の蒸煮煮干しを使用しているのが最大のウリ。もっとも鰆は高級魚ですが、蒸煮煮干しにしているのはその幼魚。幼魚は使い道に困っているくらいなので当然値段も安く、あたかも鰆を使っているような表記は拙い気がしますが・・・
それはともかくスープは鶏出汁と魚介出汁を合わせた感じでしょうか、総じてやや甘め。あご出汁と似ているような気がしましたが、味わいはより一層濃く、悪く言えば少々旨味過多かなぁ。またどういうわけか表面の脂が多く、それも相まってか少々くどい印象を受けました。食べ始めはわずかに魚臭いのも気になりましたが、そちらはすぐに慣れてしまって違和感には至らず。
麺は並太ほぼストレートで、つるつるした食感。スープとの相性はなんら問題なし。ただ「焼き鰆」だけ麺の大盛ができない旨を券売機に貼ってあるのが不思議でした。
チャーシューは豚と鶏が入っていましたが、鶏は味わいが淡白すぎて濃い味のスープの中で浮いている気が。他に海苔、水菜、紫玉ねぎ、白髪ねぎ、穂先メンマ。
意欲的な取り組みですが、飲食店だらけのこの界隈で食材の新奇性だけで押すのはちょっと苦しいような・・・半ライスサービスもないので少々割高に感じましたし。
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