十二分屋@早稲田 ~ 十二分屋そば
高田馬場駅から早稲田通りを東へ。明治通りを越えた先にあり、「らぁ麺 やまぐち」の近く。滋賀県で数店展開しているチェーン店の東京進出店で、先客1、後客7。
券売機を見て基本とおぼしき「十二分屋そば(680円)」を注文。十二分屋なんとかとかKOHAKUなんとかとか近江鶏白湯なんとか、さらにつけ麺や油そばまであってやたらメニューが多彩で券売機ボタンが随分とごてごており、一見さんにはめっちゃハードル高そう(苦笑)。ランチサービスはありませんが、麺類とご飯ものをセットにした「ランチセット」を売り出していました。
店内はL字型カウンター8席と2人卓×1、階段下に1人卓×1。カウンター背後とテーブル席の間がやや狭くて難儀。水セルフ。卓上には一味、甘酢、酢、餃子のタレ、黒胡椒、白胡椒。
黄金色に輝く少々派手なルックスで登場。メニューの能書きによると、かえしに滋賀県の水谷醤油醸造場の本醸造しょうゆ「生地なり」を使っているそうですが、このかえしの自己主張が強いのが一大特徴。他のメニューも能書きにかえしのことを長々と謳っているところを見ると、ここのスープはおしなべてかえしで持たせる系なのでしょう。
ただかえしの自己主張が強いといってもしょっぱいわけではなく、出汁の出来がいいのかついついぐいぐいと飲み進んでしまいそうな惹きを持っています。ただ能書きでは「昆布とハマグリを中心とした魚貝スープ」と称していますが、表面の鶏油が多すぎるせいか鶏出汁にしか感じられないのですが・・・それはそれで悪くはないのですが。
麺は若干細目のストレートでつるつるした食感。ほど良い噛み応えで、スープの絡みも良くて気に入りました。
バラ肉チャーシューは薄いながらも肉の旨味を保っていてまずまず。他に穂先メンマ、九条ネギ。
安くて、チェーン店にしてはそれなりに美味いものを出すラーメン屋の王道を歩んでいる店なので、この出来なら競争の激しいこの界隈でも長続きしそう。小ライスが50円くらいで売っていれば文句なしですが。
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