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2018.08.02

【観戦記】18年第19節:浦和 2-0 川崎 ~ 「川崎を勝たせたい何か」もなんのその、シーズンダブル達成!

・シュート数6対16というスタッツが示す通り、試合内容は川崎が優勢。しかも前半に2回、後半に1回小林悠に絶好機があり、少なくとも川崎が負ける試合ではなかったような気もします。しかし勝ったのは多くはない決定機を確実に決め、絶体絶命の大ピンチはGKのビッグセーブで凌いだ浦和。前節台風の影響で試合が流れた川崎が休養十分なのに対し、酷暑下で中3日の連戦を強いられている浦和の出来は芳しくなく、「橋岡誤射事件」を筆頭にあり得ないミスが目立ちましたが、オリヴェイラ監督の好采配も相まって難しい試合を勝ち切りました。

・スタメン固定である程度ゲーム作って、7回阿部、8回森脇、9回李の豪華リレーで完封勝ちって野球かよ!! それにしても選手交代が全部当たる監督って個人的には浦和で初めて見たような気がします(苦笑)

・またシュート数で圧倒したとはいえ、川崎はボールを支配している割にはエリア内に侵入してシュートに持ち込む回数は案外少なかったという意味では川崎らしい試合ではなかったという見方もできるでしょう。一方浦和は終始手数をかけない、縦に速いロングカウンター狙いで、それが嵌って見事2点を奪取。どちらのゲームプランがより嵌っていたかという観点では浦和に分があり、ゆえに浦和の勝利はフロックではありません。

Img_1888

・7分の先制点はこの試合の浦和のゲームプランを象徴する形。岩波のロングフィードで武藤が川崎最終ラインの裏に抜け出し、武藤のクロスを興梠がGKチョン・ソンリョンの鼻先であざ笑うかのように軽くシュート。手数をかけない見事なゴールでした。

・しかし15分くらいから川崎にボールを支配され、浦和は自陣に押し込まれて試合は川崎ペースに。浦和も高い位置を取る川崎SBの裏狙いで時折縦に速いシンプルなカウンターを試みるものの、中3日でお疲れのせいかパスミスないしトラップミスが非常に多くてほとんどシュートに持って行けず、逆に30分大島→中村→小林のカウンターを許す場面も(シュートは枠外)。

・また浦和は自陣に押し込まれても5-3-2の守備ブロックで中央だけはしっかり固めていましたが、37分奈良の縦パスから小林の裏抜けを許す場面も(シュートは西川がセーブ)。さらにATには中村CK→小林ヘッドがバーを直撃。

・浦和の反撃が形になったのは前半終了間際に橋岡クロス→槙野ヘッド、57分岩波大きく振って宇賀神→後方から柏木くらい。守っては58分家長、61分ショートCKから大島に際どいミドルシュートを放たれ、さらに既に疲労困憊の橋岡が66分緩いバックパスを小林に拾われる大失態をやらかしてしまいましたが、またしても西川がビッグセーブ!!

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・この大失態にはさすがのオリヴェイラ監督も肝を冷やしたか、67分武藤→阿部、70分橋岡→森脇と矢継ぎ早に代え、さらにファブリシオ1トップ、興梠左SHの5-4-1気味になって必死に防戦。この時間帯に投入される阿部の運動量は敵味方ともヘロヘロヨレヨレの選手だらけの中で圧倒的で、この選手交代が効いて川崎の攻勢は尻すぼみに。

・鬼木監督も57分長谷川→鈴木、70分中村→知念、79分エウシーニョ→齋藤と相次いで選手を代えるものの、こちらはどいつもこいつもクソの役にも立たず。この辺はACLを無気力試合の連続で終えてしまったがゆえの選手層の薄さの表れなのかも。特にもはや無理が効かない中村をビハインドで下げざるを得ないの痛手でした。なんだかんだと中村を下げてしまうと攻撃の迫力はガタ落ちで、終盤の川崎の決定機は84分の奈良縦パス→小林ヘッドだけか?

・一方オリヴェイラ監督は80分前目の運動量維持&カウンター狙いの意図で興梠に代えて李を投入。終盤にはコンディション面で優位に立っていたはずの川崎の足もすっかり止まって86分に森脇、ATには李と立て続けに裏抜けを許す始末で、李が見事PKを奪取。ファブリシオがきっちり決めてダメ押し。

・これで今季は川崎戦でダブル達成。しかも奇しくも2試合とも2-0と強打川崎を完封してのダブルで、ケチのつけようがない結果に。川崎戦のダブルはなんと2011年以来。あの年の地獄を思えば、なんでそんな年にダブルを達成しているのか不思議でなりません。またその後の空白はいかにミシャが川崎に弱かったかということでもあり。

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-----興梠-----
-ファブリシオ----武藤--
宇賀神-青木-柏木-橋岡
-槙野--マウリシオ--岩波-
-----西川-----

(得点)
7分 興梠
90+3分 ファブリシオ(PK)

(交代)
67分 武藤→阿部(柏木がシャドーに上がる)
70分 橋岡→森脇
80分 興梠→李

・個人的なMOMは文句なく西川。インタビューには先制ゴールの興梠が呼ばれましたが、あれは放送終了が迫っていたので、既にベンチにいた興梠が呼ばれやすかっただけだと思います。

・フィールドプレーヤーのMOMは個人的には柏木。武藤が下がった後は攻守に一人で走り回ってました。モドリッチ並みとはさすがに言いませんが、上手い選手がめっちゃ走っているのは実に絵になります。おまけに全員疲れているので柏木の鈍足っぷりも目立ちませんし(苦笑)

・今日のファブリシオはとにかくボールロストが多くて合格点は上げられませんが、HTにオリヴェイラ監督with元組長から「守備だけはしっかりやらんかい、このクソボケが!!」と締め上げられたのか、後半守備だけは必死に奔走していたと思いました。ファブリシオは欧州で1シーズンやってオフ無し。しかも来日後中断期間中ずっとコンディション調整で、きついキャンプのメニューはやってないから、中3日の連戦は他の面子と比べるときついのかもしれません。

・広島戦、川崎戦と武藤本来の持ち味=献身性・利他性が戻ってきたようで実にいい感じ。無理に自分で点を取りに行かなくてもいい、そうこうしているうちに自分にもチャンスが巡ってくるって。

・今日の試合で岩波は自信ついたんじゃないかな? もともとフィード能力は高いんだし、あとは守備のポカさえなければ。

・橋岡二等兵誤射事件。味方に死傷者は出ず、西川軍曹が必死にフォローしましたが、ありゃ橋岡本人は寝られんかもしれんなぁ・・・気にせず寝てしまうのは暢久くらいでしょうに。

Img_1884

-----小林-----
長谷川--中村---家長
---守田--大島---
車屋-谷口-奈良-エウシーニョ
-----ソンリョン-----

(交代)
57分 長谷川→鈴木(鈴木が右SH、家長が左SHへ)
70分 中村→知念(小林&知念の2トップによる4-4-2へ)
79分 エウシーニョ→齋藤(齋藤が左SH、家長右SH、鈴木が右SBへ)

・荒木主審がなぜか極端にビジター寄りなのには参りました。主審が川崎のラフプレーに妙に寛容なのをいいことに、浦和に傷む選手が続出。ファブリシオが傷んでいる際に川崎が試合を止めないのは良いとしても、槙野がわざわざボールを蹴りだしたのに、川崎がボールを返さないとはさすがJリーグチャンピオン様。やることの格が違いますねぇ・・・

・李のPK奪取の場面。大島が李からボールを奪回しそうだったのに李に弾き飛ばされたようで。大島らしい軽さ炸裂で、これじゃ海外進出は無理でしょう。その前の奈良、PKを取られた鈴木のプレーは見苦しい限り。これではさすがの荒木主審もいたたまれずにPKを宣告(苦笑)

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