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2018.08.04

鳴門@川口 ~ (煮干)中華そば

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 川口駅東口からミエル川口方面へ。栄町2丁目交差点を左折、オートレース通りを北へ。オートレース通りをちょっと西に折れた、商・工・住が混然となった川口らしい街の一角に店を構えています。ほぼ2年ぶりの再訪。先客5、後客13とここも知らん間に結構な人気店になったみたいで。

 メニュー先頭の「中華ソバ(600円)」を「大盛り(+100円)」で注文。メニューは絞り込まれていて、他に中華そば・塩、辛中華、チャーシュー麺、つけ麺といったところ。メニューの半分は酒類やおつまみですが、おつまみもラーメンの具材を転用したものが多くてラーメンが出来上がるまでに一杯やる程度。実態としてはほぼラーメン専門店。

 店内は厨房沿いにカウンターが7席と、4人掛けテーブルが2卓。卓上にはホワイトペッパーのみ。

 厨房内には相変わらず店主一人だけですが、これだけの客入りだとさすがにかなり無理があって注文も満足に受けられません。餃子を頼む客までいるので、入店したタイミングによっては出来上がりまでかなり待たされます。ただ近所の常連さんが多いみたいで、特段文句を言う客も見かけませんでした。

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 大盛でもスープをケチらず、溢れんばかりになみなみと注がれて登場。スープは相変わらず煮干しが良く効いていますがやりすぎ感はなく、いたって万人向け。魚粉はほとんど目立ちません。表面の脂も程よくコクを加える程度で、かえしもきつくないので、出汁の旨味に釣られてぐいぐいスープを飲んでしまいました。

 麺は矢邉製麺所特注、若干細めの縮れ麺で、つるつるした口当たり。スープの絡みは至って良好。かつコシもそれなりにしっかりしていて気に入りました。ただこの店は飲み客基準なのか並だと140gしかなく、またあっさりした味わいなのでご飯は合いそうにないので、ランチには大盛(210g)必須かと。

 チャーシューは周辺を炙ったもので、薄いながらも肉の味わいはしっかり保たれていてまずまず。他にメンマ、ナルト、刻みネギ、海苔。

 ぱっと見は「昔懐かしい」風ですが、内実は現代でも十分通用し、「ネオクラシカル」という言葉が相応しい一杯。変な尖りがないので飽きが来ない上に安いとあっては文句のつけようがありません。

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