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2018.08.06

【観戦記】18年第20節:浦和 0-0 長崎 ~ あーあーあー、長崎は今日も引き分けだった

・第3節のアウェーゲームに続いて長崎戦はまたしても引き分け。決定機の数は似たようなものですが、前回対戦時同様「FW鈴木武蔵がもうちょっとマシなら間違いなく負けていた」印象が強い「負けないで良かった」という試合内容での引き分け。GK徳重が早い時間帯から時間稼ぎをしていたことに象徴されるように長崎は基本引き分け狙いで、あわよくば勝ち点3というもので、その目論見通りの試合になってしまったといっても良いでしょう。広島戦・川崎戦と強豪を連破した勢いで下位に沈む長崎をも屠って3連勝との目算は崩れてしまいました。

・オリヴェイラ監督は戦前「状況、気温、雰囲気が全く異なる試合になるだろうと伝えています。そうした特徴の異なる試合になる」と語っていましたが、これはお世辞でも謙遜でもなんでもありません。中断期間明けから名古屋・C大阪・広島・川崎と基本的に「相手がボールを持ちたがるor持つことを厭わない」チームとの対戦が続きましたが、長崎はチームの性格が真逆の「相手にボールを持たせる」チームの典型。

・オリヴェイラ監督は中断期間を利用して選手のフィジカルを徹底的に鍛え、中断明け後は強敵との対戦を重ねる中でカウンターの精度を高めるところまでは成功しましたが、中3日の連戦続きでボールを持たせられる羽目に陥った際の打開策を練るだけの時間はなかった。試合後監督が「私たちにとって準備の部分が、やはり足りなかったかな」と語った通りと思います。

・またこの試合で難儀だったのは今村主審のあんまりな捌きっぷり。とにかくやたら笛を吹きまくる。流れの中から点が取れそうになくてもなんとかセットプレーで一発と誰もが望んだことでしょうが、CKでの競り合いでいとも簡単に攻撃側のファウルを取ってしまうので、CKが全く決定機に繋がらない(これはおそらく長崎サイドも不満)。また長崎のカウンター時の橋頭保となるCFファンマはただでさえ厄介な選手なのに、ファンマがこけると今村主審がすぐにファウルを取る(それどころかマウリシオには早々にイエロー)ため、浦和CB陣は非常に苦労させられました。

・妙な判定、特に胡散臭いPKが決勝点になる試合にならなくて本当に良かったと思います。試合終了間際の宇賀神クロスが飯尾の開いた腕に当たっている場面はハンド=PKでもおかしくないと思いますが・・・

003

・浦和のゲームの入りは悪くはなく、5分ファブリシオ→興梠裏抜けで決定機、さらにそこで得たCKの跳ね返りを宇賀神がミドルで狙う決定機を得ましたが、前半はそこから長い沈黙を強いられました。長崎は「相手にボールを持たせる」といってもドン引きでもなんでもなく、5-2-3気味に構えながらも最終ラインを積極的に押し上げてショートカウンターを狙いに行くスタイル。

・浦和は疲労に猛暑が相まってか前半はビルドアップがままならず、それどころかパスミスから長崎の注文通りにショートカウンターを浴びる始末。15分は宇賀神の縦パスをカットされたところから澤田→ファンマ、34分には岩波の縦パスをカットされたところからファンマの裏抜け(但しオフサイド)、36分には澤田ファーへのクロスのこぼれ玉から武蔵のシュートを浴びてヒヤリ。40分には押し込んで攻めきれずにカウンターを浴びてスピードだけはある武蔵を鈍足の柏木が追走する絶望的な場面を作られてしまいました(柏木がイエローで阻止)。

・ビルドアップに苦しむ浦和の攻め手は最終ラインないし引いた位置にいる柏木からの縦ポンによる裏狙い、あるいは強引なミドルシュートだけという塩梅で前半を終えようとしていたところ、ATになって長崎を押し込んだ状態から右サイドに出た柏木→エリア内で武藤ポスト→ファブリシオの決定機。結局これが長崎の守備ブロックを崩しかかったという点ではこの試合唯一無二の決定機となってしまいました。

・前半の終わりごろから長崎を自陣に押し込む時間帯こそ長くなりましたが、前半ATの決定機以降流れの中からはほとんど決定機を掴めず、66分柏木FKが惜しかったくらい。それどころか63分には深い位置からの縦パス一本で武蔵の裏抜けを許した挙句、シュートがポストを叩く大ピンチも。71分には左サイドに流れたファンマからのパスがわずかに武蔵に合わなかったものの、これまたヒヤリ。

・オリヴェイラ監督は前半から体が重そうで精彩を欠いていた青木を早い時間帯に阿部に代えて以降はどういうわけか長考に沈んでしまいました。森脇を用意していたのになぜか投入を見送り、しかも81分になってようやく投入したのは森脇ではなく李。立て続けに森脇も投入されましたが、共にさしたる効果なし。

・昇格組相手に2引き分けと考えるとちょっとがっかりな気もしますが、浦和も中断期間前までは残留争いに飲み込まれそうな立ち位置だったことを思い起こせば高望みはできません。浦和は上位を立て続けに破ったことで残留争いから大きく抜け出してトップハーフにまで浮上してきましたが、そのまま一気に上位を伺うにはまだまだ力不足であることを痛感させられる試合でした。

002

-----興梠-----
-ファブリシオ----武藤--
宇賀神-青木-柏木-橋岡
-槙野--マウリシオ--岩波-
-----西川-----

(交代)
59分 青木→阿部
81分 武藤→李
84分 橋岡→森脇

001

-----ファンマ-----
--鈴木----澤田--
翁長-島田--黒木-飯尾
-高杉--バイス--徳永-
-----徳重-----

(交代)
67分 澤田→米田
73分 島田→磯村
87分 徳永→田上

・前節欠場していたファンマがスタメン、しかもフル出場したのがビッグサプライズ。前節欠場はなんだったのか・・・

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