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2018.09.30

つけめん102@川口 ~ まぜそば

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 川口駅東口を出て産業道路を北へ。予定していた店の開店が大幅に遅延していたので近隣のこちらへ転進した次第。1年ぶりの往訪。前回往訪時に「中華そば」が全然ダメなことが判ったので、今回は「まぜそば・大盛(840円)」にチャレンジ。先客ゼロ、後客6。なお並と大盛は同値段。

 非常に奥行きが深い店で、店内はコ字型カウンター20席弱ほど。卓上に胡椒、酢、柚子八味、揚げ玉ねぎ?

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 麺の上にサイコロ状のチャーシュー、かつお節、ニンニク、かいわれ、メンマ、さらにその陰にもやしやキャベツが隠れています。

 とりあえず天地を何度もひっくり返してまぜまぜしてみましたが、まぜそばらしいからぬえらくあっさりした味わい。麺はいつもの太麺ストレート。堅いわけではないのですが、歯ごたえ十分。つるつるとした食感も楽しく、これは大のお気に入り。

 麺本来の味・風味をじっくり楽しんでもらう趣向なのかな?と思いましたが、それは完全に勘違いでした。どうやら別添の壺に入っている液体は割スープではなくタレだったみたいで。生卵入りのタレですが、タレに妙な癖がなく、麺なり具なりの味をぶち壊さない程度に抑えられています。

 ただタレを一度に全部麺にぶちまけてしまったのが大失敗。タレの量が多いだけでなく、かなりオイリーなので終盤は麺が具が油にどっぷり浸かっているも同然になってしまい、見た目が悪いだけでなく、急速に胃がもたれて箸が止まる羽目に。

 中華そばと違ってハズレとは思いませんが、やはりこの店はつけめんが無難であることを再確認。

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2018.09.29

吉山商店@川口そごう・北海道物産展 ~ 焙煎ごまみそらーめん

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 川口そごう「秋の北海道物産展」にイートイン形式で出店されたもの。この手のイートインって概して割高だし、設備の制約や食材のコンディションの違い等により本店で出されるものと同等のクオリティーなのかどうか確信が持てないのでこれまで全然興味がなかったのですが、超近場での開催ですし、ささやかながら先日の震災の復興支援を兼ねて往訪。

 出店していたのは札幌に本店がある「吉山商店」ですが、恥ずかしながら初耳。先払い制で、基本と思しき「焙煎ごまみそらーめん(800円+税=864円)」を注文。基本は「焦がししょうゆ」との2本立てのですが、なぜか「スープカレー」も用意。まぁこの手の催し物向けなのでしょう。
 
 川口そごう「秋の北海道物産展」自体はあまり大きなものではありませんが、イートインコーナーは案外広くて紀伊国屋書店の前に20数席も用意。早い時間帯から結構賑わっていました。

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 スープは表面の脂が結構きつくてかなりこってり。奥から中華鍋を叩く音が聞こえることから、玉ねぎやもやし等の炒め物とスープを炒め合わせる「札幌スタイル」なのでしょう。味噌自体はやや甘目。また豚骨等動物系出汁の出来が良いのか、この手のスープには珍しく飲み進む意欲が湧いてきました。

 ただ「焙煎ごまみそ」とわざわざ掲げるほどの強い個性はないような・・・わずかに渋みがあるあたりは「焙煎」っぽいのですが、「ごま」は散らしてあるだけのような・・・

 麺は札幌味噌ラーメンにありがちな、黄色い並太タイプの強い縮れ入り。デフォルトでも若干硬め。

 チャーシューは小さめでやや崩れやすいタイプ。他に刻みネギ、きくらげ、メンマ。本当は小ライスがあるといいのですが、そこはイートインなのでやむなし。

 川口そごう「秋の北海道物産展」は10月1日(月)まで。

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2018.09.28

ぶらり@日暮里 ~ 鶏白湯らーめん

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 日暮里駅南口から徒歩3分ほど。東へ階段を下りて右折。通りから奥まったところにあるので店自体は判りにくいのが難ですが、通りに幟や案内板が出ています。約7ヶ月ぶりの再訪。先客7、後客3。もう2階の居酒屋営業を始めている時間帯でしたが、そちらへ向かう客は見受けられず。

 店内の券売機で「鶏白湯らーめん(820円)」を注文。メニューは他に「鶏そば」「白湯つけめん」「鶏×魚つけめん」と前回と変わらず。「冷し鶏そば」に×印が点灯していました。

 中は5席ほどの小さなカウンターと4人掛けテーブルが3卓。店内は照明を落として落ち着いた雰囲気を演出。厨房内には2人いましたが、カウンターとの間に仕切りが高くて中の様子は伺えず。卓上には醤油、酢、ラー油、ブラックペッパー。

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 多角錐型で背が高めの丼で出てきました。トロ味のついたスープは鶏出汁の旨味をぎゅぎゅっと濃縮した感じ。そしてこの出汁の美味さを消さないように塩ダレは控えめで、食べ始めはやや甘く感じます。やはり鶏白湯スープはこうでなくてはいけません。濃厚と称して単に味が濃いだけのスープが氾濫する中、あるべき姿を見事なまでに体現した一品です。

 麺は太めの縮れ麺。口当たりはつるつる。ただこの日はどういう訳かかなり堅めの仕上がりで、濃厚スープに対してすらもちょっと強すぎるように感じました。この辺は猛暑を受けたブレなのかなぁ・・・

 具は鶏のチャーシューが2枚と白髪ネギ、糸唐辛子、山くらげ(見た目は山菜のように見えますが、ちょっとこりこりした食感が楽しい)。値段の割りに具が寂しい感じがしますが、スープの美味さに免じて不問ということで。

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2018.09.27

牛肉ひらたけしぐれ煮ぶっかけ@丸亀製麺

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 丸亀製麺の期間限定メニュー(2018年8月30日~10月8日)「牛肉ひらたけしぐれ煮ぶっかけ・大(740円)」を試食。温/冷どちらもできるようですが、今回は「冷」で。注文時に「山椒が入りますがよろしいでしょうか?」と一声かけられました。

 いつもの期間限定メニュー通り、先にうどんだけ渡されて、後からレジ横で焼いた肉などをうどんに乗せてもらうオペレーションです。どう見ても牛肉に比べてひらたけの量が少ないので、青ネギを多めにトッピングしてバランスを取ってみました。その前の期間限定メニュー「牛山盛りうどん」で余った牛肉を転用できるように開発された新メニューという気がしてなりませんが(苦笑)。

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 ひらたけは、肉厚で大きな傘とその表面にある霜降り状の模様が特徴の「霜降りひらたけ」というのを使っており、かつ1本1本手で割く手間をかけているのがウリみたいで、確かにサクッとした歯ごたえが面白いものの、如何せん量が少ないのが残念。

 牛肉は以前の丸亀製麺のすき焼き系メニュー同様、甘辛い割り下で焼かれています。ただ以前よりは甘ったるさは軽減されたような気がしました。丸亀製麺のこの手のメニューって個人的には「残念ながら麺と牛すきの一体感が乏しい」というのが定評ですが、ひらたけとの相性が良いのか、あるいは単に青ネギをたっぷりと添えたのが奏功したのか、うどんとの一体感はかなり改善されていると思いました。

 不思議だったのは「店ですり潰した」という触れ込みの実山椒の香りも味も全然しなかったこと。山椒って少量でもすぐ判るくらい刺激がきつい香辛料ですから、これは単なる入れ忘れの可能性大。わざわざ山椒入りであることを断っておきながら入れ忘れるとは、印象が良かろうはずがありません。

 終盤になるとぶっかけの汁に牛肉から出た脂が溜まって、麺が油臭くなってしまいます。これはこの手のメニューの宿命。山椒があればこの難点も多少マシになるはずなのに・・・

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2018.09.26

鳳仙花@西武新宿 ~ (金目鯛アラ出汁)らぁ麺

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 西武新宿駅向かいの飲食店街の一角。既にそこそこの人気店になっているようで、11時半の開店5分前に到着したところ先客3。開店前に一人やってきて、さらに後客4。

 券売機ボタン先頭の「らぁ麺(800円)」を注文。メニューは極端に絞り込まれていて、麺類は「らぁ麺」と「つけ麺」のみ。ランチサービスなし。

 席はV字型カウンター16席。水セルフで回転寿司によくある給水器がカウンターに設置されていますが、水が酷くぬるいのには参りました。卓上調味料は無し。厨房に4人もスタッフがいて、さらに接客係が一人。

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 黄金色に輝くスープは「金目鯛のアラをメインに炊いたアラ出汁スープ」とのこと。金目鯛は伊豆に行った時によく出てくる魚という印象しかなく、個人的には日常的に食べる魚ではありませんが、旨味たっぷりそして若干甘い、いかにも金目鯛!という非常に判りやすい味わい。それでいて魚臭さはなく、また塩気も金目鯛の旨味をぶち壊さない程度に抑えられているので、飲み飽きません。

 麺は菅野製麺製の細目ほぼストレートで若干柔らかめの仕上がり。表面に黒い粒々が目立つ全粒粉入りゆえか、心持ちざらつきにある食感ですが喉越しは良く、スープの絡みも至って良好。

 具は豚肩ロースの低温調理チャーシュー、穂先メンマ、紫玉ねぎ、きざみ青ねぎ。

 量がちょっと寂しいこともあってか、貝出汁の割りスープ付きの「金目鯛茶漬け」を頼む客も目立ちました。「替え玉」も用意しているようですが、さすがにこのスープに替え玉は合わないのではないかと。

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2018.09.25

源九@九段下 ~ 丸鶏醤油

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 東西線九段下駅を北側へ出て、この界隈では一際目立つ住友不動産「ベルサール九段」ビルの南辺り。近隣に「八咫烏」あり。先客2、後客3。

 店内の券売機ボタンを見て無難そうな「丸鶏醤油(750円)」を注文。他に貝だし塩、煮干し塩、煮干し醤油。但し、曜日によって提供メニューを変えているようで、火曜~土曜は 貝だし塩・丸鶏醤油、日曜・月曜は煮干(塩・醤油)を提供。さらに往訪時は限定10食で「宮崎冷汁風つけ麺」を出していました。

 店内はL字形カウンター9席と2人卓×1。卓上には胡椒のみ。ランチサービスは明記されていませんが、先着何名かには小さい炊き込みご飯のお握りをサービスしているようです。

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 スープは「国産丸鶏100%でとっただしに、大山鶏、美桜鶏、総州古白鶏からとったチー油を使用している」そうですが、このチー油が曲者。正直無駄にチー油量が多く、油が蓋をしてスープが熱々なのはともかく、少々油臭ささえ漂うのはどうかと思います。

 またその油が出汁の旨味をマスクした結果なのかどうか判りませんが、出汁自体も弱い気が。かといって醤油でなんとかするわけでもなく・・・無添加、無化調を売り物にしていますが、それが悪いほうに転んでいる典型じゃないかと。

 麺は自家製の中細ごく緩い縮れ入りで若干柔らかめの仕上がり。半透明に近いようなしなやかな麺で、つるつるした口当たり。麺自体は悪くありませんが、如何せんスープが弱すぎて麺に絡めるとどうにもなりません。

 チャーシューは薄くて柔らかく淡白な味付け。他に白髪ネギ、青ネギ、三つ葉。

 ぶっちぎりで旨かったのが貝混じりで、炊き込みご飯にしては味付けが濃く感じるミニおにぎりだったというのが、いやはやなんとも・・・ここはボタン先頭の「貝だし塩」のほうが良いのかもと思い直すも時すでに遅し。

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2018.09.24

唐揚げ油淋鶏定食@松のや

 「松のや」で2018年9月12日より販売中の「唐揚げ油淋鶏(ユーリンチー)定食」を試食。「カツ」が主力商品の「松のや」ですが、たまに唐揚げメインの新商品も出てきます。ただ中華っぽいのは初めてかも。
 

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 「鶏もも肉をカラッと揚げた唐揚げに長ネギ、ニンニク、生姜などの香味がたっぷりはいった特製タレをかけた」「特製タレは、黒酢をベースにレモン果汁が入っており、暑い時期にも唐揚げをさっぱりとお召し上がりいただけます。」というのが「松のや」のウリ文句。

 香味野菜の中ではやや生姜が支配的ですが、ニンニク入りなのでランチには要注意。カツがメインの店が手掛ける唐揚げにしては悪くはなく、また唐揚げが特製タレとけんかすることもなく、まずまずの出来。特製タレがたっぷりかけられているので、付け合わせのキャベツはこのタレで十分すぎるくらい。ソースをかけるまでもなかったと思うも時すでに遅し。

 ただ店先に「唐揚げ油淋鶏定食」を推すようなポスターや幟の類が全然ないのは気になりました。またタッチパネル式の券売機にもトップ画面に押し出していませんでした。もともと残暑向けに投入された商品なので、9月も下旬となると売れ行きも期待できず、自然フェードアウトしつつあるのかもしれません。また単にカツを食べに来た客層に唐揚げはそもそもたいして売れなかった結果なのもしれません。

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【観戦記】18年第27節:浦和 4-0 神戸 ~ 真っ赤な埼スタを前にイニエスタも尻込み(笑)

・前日の試合で降格圏に沈むG大阪&長崎が共に連勝し、下位に沈む柏・鳥栖も勝ち点1を積み上げたために第27節にして残留ラインが30を超えることが確定。一方、3位のFC東京が案の定というかなんというかW杯中断明け後長い停滞期に入っているために3位争いも混戦模様。

・ゆえに前日9位にいた浦和は「この試合に勝てば3位争い参入がほんのり見えてくる一方、敗れればまたまた残留争いに巻き込まれかねない」という情勢下での一戦となりました。なお勝ち点で浦和を一つ上回るだけの神戸もほぼ同じ状況です。

・またこの試合はそんな中位争いとは無関係に「イニエスタが埼スタにやってくる!!」という意味で注目を集めました。チケットは久しぶりにソールドアウト。試合前には「イニエスタがどんなに凄いかも知らずに、やれクソッタレ!だの、やれワッハッハ!だのとヤジを飛ばす赤者の何と多いことか!(森田美由紀アナ風)」と意識の高いネット番長(死語?)も散見されたようですが、ふたを開けてみればなんとイニエスタはコンディション不良でベンチにも入らず。

・もっともイニエスタ欠場が判明したのは試合直前になってのことだったので、「急に行けなくなくなりました!チケットお譲りします!!」という方もほとんどいなかった模様で、この試合の入場者数はなんと55,689人と久しぶりの大入り。ダメージを被ったのは浦和美園駅周辺のダフ屋くらいでした(苦笑)

・で、そのイニエスタ欠場が響いたのかどうか判りませんが、神戸の出来は悲惨としか言いようがありませんでした。60%以上ボールを支配しているものの、神戸のシュートはたった4本。しかもそのほとんどがセットプレー。守っては至るところで自爆ボタンを連打しまくりで、あれよあれよという間に4失点。浦和の出来が良かったというより神戸の出来が酷すぎて終わってみれば思わぬ大差がつきました。

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・神戸は成績不振の吉田監督を一週間前(17日)に更迭し、スペイン出身のリージョ監督を招聘したばかり。但し、同氏の就労環境が整うまで、林アシスタントコーチが暫定監督として指揮を執るという変則体制。神戸といえば「あの業界」の本場なので、林暫定監督は大槻コーチばりに何かコスプレを仕掛けてくると思ったのですが、なんとただのジャージ姿で「つまんねー奴だなぁ・・・(チコちゃん風)」

・しかし今季残り試合をすべて捨てたかのようなこの暫定体制が良くないのか、神戸は不可解なことにこれまでやったことがないであろう布陣で浦和戦に臨んで見事に玉砕。浦和にとっては相手の出方がまるで判らなくて難儀でしたが、神戸も新布陣を練習する時間がほとんどないせいか、神戸自身が難儀したまま試合を終えた印象を受けました。

・具体的には、神戸の布陣はいつもの4-1-2-3ではなく、どこからどう見ても3バック。ポドルスキーがしょっちゅう低い位置までズルズル下がってくるので基本フォーメーションが判りにくいのですが、本来は攻撃時3-1-4-2、守備時5-3-2なのでしょう。そしてこの新布陣が全く機能しませんでした。

・浦和もいつもとは布陣を若干変えて、前ははっきりとした2トップ。中盤が青木アンカーの3ボランチ気味で、こちらも攻撃時3-1-4-2、守備時5-3-2。結果的に「意図せざるミラーゲーム」となり、序盤は共にビルドアップに苦しんでただの中盤でのどつきあいに終始しました。

・浦和は現状下手にボールを持たされても困るだけなので「中盤でのどつきあい」は許容範囲内でしょうが、ボールを握りたい神戸はミスパス連発ではリズムに乗れません。特になぜか左WBに起用された三田が、対面の橋岡相手に何もできないどころか、往々にして逆にぶち抜かれてしまうのは大誤算だったと思います。14分に峻希クロス→ウェリントンヘッド→長沢ヘッド(但しオフサイド)という場面があり、この形を神戸は狙っていたように伺えましたが、形になったのは結局これだけ。

・浦和も19分柏木FK→槙野どフリーでヘッドという絶好機があっただけで流れの中からは何も起きそうになく、曲がりなりにも形がある分神戸のほうがマシかな?と思いながら見ていたところで先制したのは浦和。23分柏木クロス→橋本クリアが小さくて長澤が回収→より体勢の良い青木に繋いでバイタルエリアからズドン!GKキム・スンギュは前の選手がブラインドになって反応が遅れたのかと思いきや、青木がGKの動きを見て逆に蹴っているという技ありゴールでした!って青木はそんな技術持ってたのか!!!

・このゴールを機にやや前がかりになった神戸がボールを支配し、浦和は自陣で5-3-2の守備ブロックを作りながらカウンターで反撃機会を伺うという戦前予想通りの展開に。

・神戸は頻りにポドルスキーが低い位置にまで下がって「大久保現象」を巻き起こしながらゲームメークしようとするものの、ただボールを回しているだけでポドルスキーが下がったスペースを上手く使うわけでもなく、WBを高い位置に押し上げられないのも相変わらずで、なんら浦和の急所にボールを入れられずに時間が徒過。

・逆に浦和は36分、40分と2度カウンターの形を作り、42分橋岡→バイタルエリアでなぜかどフリーの柏木縦パス→興梠がCB渡部の裏を取って難しい体勢からゴール!! そして興梠の動き出しを信じて縦パスを出した柏木にも恐れ入りました。

・こんな難しいのを決めるより、他の試合でイージーなアレとかコレとか決めてたら浦和はもうちょっと勝ち点積めてただろう!!という批判は興梠本人も多少気にしている風ですが、得意の仙台戦へ向けて興梠が復調してきたのは吉報です。神戸両CBが試合を通じて興梠に自由にポストプレーをやらせすぎで、半ば以上興梠の復調を手助けしているようなものでしたが。

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・そして大爆笑だったのは53分の峻希の失態。エリア内で武藤に絡まれた峻希がまさかのボールロスト。おそらく渡部へのパスが極端に短くなったのでしょう。運よくボールを回収した武藤がループ気味のシュートを放ち、GKが中途半端に弾いたのがかえって良くなかったのかボールはネットに転がり込みました。武藤は2試合連続のゴールで、長らく深刻な不況に苦しんださいたま寿司業界の業績もV字回復!!!

・3点ビハインドに陥ってから林暫定監督は遅まきながら長沢に代えて古橋を投入し、布陣もいつもの4-2-1-3ないし4-2-3-1に変更。しかし一向にサイド深い位置にいい形でボールを運べないので「ウェリボール」も発動できず、チャンスはセットプレーのみ。それも悉く枠外。

・浦和も3点目以降は中盤の運動量が落ちてほとんど好機を作れないまま時間が経過しましたが、76分にダメ押しの4点目をゲット。武藤→長澤の縦パスはいったん神戸DFにクリアされたものの、高く上がったボールに柏木がいち早く反応。柏木はエリア内で2人に囲まれながらファーへクロス→長澤がどフリーでヘッド!! 柏木への対応が緩すぎると思ったら、そのうちの一人は橋本でした(つД`)

・これで試合は事実上終わってしまい、試合終了を待たずに「ビジター(神戸サポかどうかは知らん)」はゾロゾロ帰宅し始め、試合終了時には半分も残っていませんでした。そんなところだけプレミアリーグっぽい匂いを出さなくてもいいのに(苦笑)

・一方浦和はなんら集中を切らすことなく阿部を投入して試合を締めにかかり、かつ柴戸も試運転。最後は武藤を左SHに配して5-4-1っぽくなる念の入れようでクリーンシートに固執。しかも見事その課題を達成してケチのつけようがない形で試合を締めくくりました。

・浦和は勝ち点を38まで積み上げて残留争いグループからひとまず脱出。3位FC東京との勝ち点差は5に縮まり、ようやく残留ラインよりACL圏のほうが近いゾーンに入りましたが、この試合はとにかく神戸が酷すぎて浦和の大勝を額面通り評価しにくいのも確か。次の柏、そして仙台に勝ってやっとACL圏入りが見えてくるかどうかという感じだと思います。

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---武藤--興梠---
---柏木--長澤---
宇賀神--青木---橋岡
-槙野--マウリシオ--岩波-
-----西川-----

(得点)
23分 青木
42分 興梠
53分 武藤
76分 長澤

(交代)
77分 長澤→阿部
81分 柏木→柴戸
84分 興梠→李

・この試合である意味驚きだったのはとうとうマルティノスがベンチ外になったこと。布陣を変更したのでいよいよマルティノスの使い道がなくなったのではなく、横浜M戦の醜態でとうとうオリヴェイラ監督に見切りを付けられたのではないかと思います。

・逆に2試合連続のベンチ入りで、今節ついに出場機会を掴んだのが柴戸。柴戸は与えられたチャンスを目いっぱい生かそうという姿勢が見られたのが何より良かったと思います。84分カウンターを食らった際に古橋からボールを奪回したのがこの日最大の見せ場。逆にATにカウンターの基点になってイエローもらったのは余計でしたが、大差が付いてるんだから限られた出場機会なのに失敗を恐れて無難に終わるよりははるかに良かったかと。

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--ウエリントン--長沢---
--ポドルスキ--郷家---
三田---藤田---高橋
-橋本--渡部--大崎-
-----キムスンギュ----

(交代)
54分 長沢→古橋
73分 高橋→藤谷
89分 三田→三原

・峻希はすっかり出番が減って試合勘がなかったのかな? 今の浦和はサイドの人材が極端に不足しているので峻希の浦和帰還もなくはないと思いますが、その期待もむなしくあの大失態のみならず全くいいところがありませんでした。

。試合終了後しばらく経ってから那須がスタジアムを周回しながら挨拶。どんな形になるか判りませんが、那須は浦和へ帰る気マンマンのように伺えました。

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2018.09.23

龍の眼@末広町 ~ 中華そば

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 銀座線末広町駅から蔵前橋通りを西へ。妻恋坂交差点近く。以前「北かま」や「WATARU」のあった、ラーメン屋がしょっちゅう入れ替わっているところに立地。大塚の人気店「鳴龍」の齋藤店主がプロデュースした店で、開店時は大行列が出来たそうですが、往訪時はすっかり落ち着いていて先客ゼロ、後客5。

券売機はなく後払い。カウンター卓上のメニューを見て基本と思しき「中華そば(750円)」を注文。ランチはライス無料サービス付き。メニューは絞り込まれていて、中華そばにチャーシューや角煮、ワンタンなどのトッピングでバリエーションを付けているだけ。他につけそばを用意。

 店内はJ字型カウンター10席強。卓上にはペッパーミル入りの胡椒があるだけ。

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 スープは阿波尾鶏ガラをベースに昆布、煮干し、魚介の節等をブレンドしたものだそうで、旨味十分。昆布、魚の節、干し貝柱の詰まった醤油タレも必要以上にでしゃばらず、全体にバランスが良く取れていると思います。。

 麺は自家製のストレート中細タイプ。つるつるした食感、しなやかな口あたりで喉越し重視っぽい麺でありながら、程よくコシも残した優れモノ。

 チャーシューは「豚肩ロースの肉をタレに漬け込み香ばしく焼き上げた広東式」だそうですが、変に手間をかけたのが裏目。妙に甘くて好みに合わず。メンマも大ぶりの苦手なタイプでしたが、筋っぽくはないので許容範囲内。他に白髪ねぎ、みじん切りの青白ねぎ。

 中華そばだと具が少なく(特にチャーシューが小さすぎ)、またスープも特にご飯が欲しくなるタイプではないので、無料のライスをつけたところで少々持て余し気味に。ワンタンそばを頼む後客が多かったのも納得。

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2018.09.22

豚と茄子の辛味噌炒め定食@松屋

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 松屋で2018年9月18日より販売中の「豚と茄子の辛味噌炒め定食(630円)」を試食。

「豚と茄子の辛味噌炒め定食」は例年秋の定番メニューになっているそうで、確かに松屋には珍しく季節感のある商品。火が通りづらい茄子を自宅で上手に焼くのは少々面倒(苦笑)なので、この手の商品は結構ありがたいもの。ただ豚肉のほうは日が通り過ぎて硬くパサつき加減になってしまい、松屋をもってしてもバランス良く焼くのは難しいのだと妙に納得。

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「茄子と豚肉を旨辛い味噌ダレで絡めて炒めた、ご飯との相性抜群な逸品です。」というのが松屋のウリ文句ですが、これまた松屋らしくご飯が進むようにタレの味付けがかなり濃くて少々辛くなりすぎなのが鬱。「また、化学調味料、人工甘味料、合成着色料、合成保存料を使用しない、身体に優しい自然の味をお楽しみいただけます。」と松屋は謳っていますが、こんなに味が濃いのにそんなところに凝る意味はないと思いますが・・・

 なお松屋は「今年は、シャキシャキとした白髪ねぎも加えました!」とも謳っていますが、ああそういえば乗っていたなという記憶がうっすらとあるくらいであまり意味なし。玉ねぎなど炒め物野菜を増やしたほうがマシのような。

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2018.09.21

ベジ牛定食@吉野家

 吉野家が2019年9月6日より期間限定で販売の「ベジ牛定食(600円)」を試食。同系列の商品として「ベジ定食」「ベジ黒カレー」「ベジ皿」も合わせて販売。「ベジ牛定食」はベジ皿に牛皿、味噌汁が付いてきます。

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 「ベジ」といっても「かぼちゃ・レンコン・さつま芋・ヤングコーン・パプリカ・ブロッコリー」と緑黄色野菜に偏っていてか、葉物野菜は全然ありません。秋冬物の野菜を集めたならせめて白菜をなぁ・・・ さつま芋なんて「お前は野菜の仲間なのか???」という気がものすごくしますし(苦笑)

 またベジ皿にかぼちゃ&さつま芋と腹持ちしそうなものが目立つのに合わせてか、心なしかご飯が少ないような気がしました。 

 なおベジ皿はのバター醤油仕上げ。「松屋」にありがちなガーリック頼りまくりのやたら濃い味付けではないのは好印象。

「ベジ牛定食」は昨年夏にも販売されていて、今年マイナーチェンジして再登場したところを見ると、それなりに愛好者がいたということなのでしょうなぁ。吉野家にしては高い商品ですが、似たようなものを「大戸屋」で食べるよりはずっと安いのがウリかなぁ・・・

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2018.09.20

風雅食堂@中浦和 ~ Aセット(スタミナラーメン+餃子+半スタカレー)

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 中浦和駅西口から北へ出て小さな川を渡り、ファミマ脇から別所沼通りを西へ。駅から徒歩5分強。屋号は「ふうがさかば」と読むようです。開店と同時に入店して先客ゼロ、後客10。

 元「娘娘 中浦和店」をリニューアルした店で、メニューも売り物の「スタミナラーメン」を始め、娘娘のものをかなり引き継いでいる模様。埼玉県南に広がる娘娘各店はファンも多いようですが、個人的には大昔に北浦和の店に2回行っただけで未経験も同然。今回はランチサービスセットの中から「Aランチ(800円+税=864円)」を注文してみました。

 Aランチは「スタミナラーメン+餃子3個+選べるご飯」からなるセットで、「選べるご飯」は半スタカレーorライスorネギチャーシューご飯。今回は半スタカレーにしてみました。

 店内はテーブル席主体で4人卓×3、2人卓×2、カウンターは厨房前に4席のみ。卓上にはブラックペッパー、七味、、醤油、酢、ラー油、山椒。

 店の準備が整っていない時間帯にセット物を注文したのが良くなかったのか、出てくるまで20分も待たされ、しかも先に出てきたのは餃子&半スタカレー。

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 ようやく出てきたスタミナラーメンの飴の混じっていないところのスープを飲んでみましたが、ラーメンのスープとしてはやや弱く、チャーハンについてくるスープのようなあっさり目の味わいで、飴と混じってナンボという感じ。

 ただこのスープと飴の量的バランスが良くなく、飴が薄まってとろみが消失し、飴が麺にあまり絡んで来ず、必然的にひき肉やニラが底に溜まりまくるというなんだかなぁな感じに。

 麺は中太縮れタイプでやや柔らかめの仕上がり。

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 半スタカレーはカレーではなく、スタミナラーメンの餡をご飯にかけたもの。こちらのほうが飴の実力がはるかに判りやすくて気に入りましたが、見た目と違って辛さはかなり抑えめで、むしろ旨味を前面に押し出した風。「スタミナ」という割にはにんにくをがっつり効かせるわけでもなく、いたってマイルドで万人受けしそう。

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2018.09.19

炙ら家@御徒町 ~ 油そば

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 山手線御徒町駅から春日通りを東へ。昭和通りを超えてさらに先。大江戸線新御徒町駅との中間くらい。先客1、後客3。

 油そば専門店で、店内の券売機で基本と思しき「油そば(680円)」を注文。麺量は160gと油そばにしては少なめで、中盛(+80g)で100円増し、大盛(+160g)で150円増し。

 この店のメニュー構成で判りづらいのは「油そば」の他に「肉そば」があり、しかも肉そばのほうが安いこと。油そばに載っている炙りチャーシューの代わりに豚生姜焼きを添えたのが「油そば」みたいで、両方載っている「肉油そば」というメニューも。他に冷やしまぜそば等。

。店内は厨房前に縦長カウンター7席。チャーシューを炙る油煙がわずかに客席にまで漂ってきます。卓上にはおろしニンニク、ラー油、七味、酢、醤油タレ、魚粉、マヨネーズ、胡椒、紅しょうが。

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 麺は若干太めのほぼストレートで心持ち硬めの茹で上がり。具は炙り入りチャーシューとメンマ、刻み海苔、水菜、刻みネギ。

 一頻りまぜまぜした後、最初にそのまま食べることを店では推奨していますが、タレはさほど多くないようでデフォルトだと良く言えばしつこくない、悪く言えば油そばらしくない淡白な味わい。もちろん油そばなので脂っこさはどうにもなりませんが。

 そこで醤油タレを少量、さらにラー油とマヨネーズを適宜投入。マヨネーズなんて入れすぎてしまうとその味わいに全面支配されてしまいますが、これがあるのとないのとでこれまた良くも悪くも味わいが全然違うからなぁ・・・

 あまり好んでは食べない「油そば」ですが、たまに食べる分には悪くないかなと思える一杯でした。

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2018.09.18

いなり@駒込 ~ しょうゆそば

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 駒込駅東口を北側へ出て、駅前の「駒込さつき通り(駒込銀座)」を抜け、紳士服「コナカ」の向いあたり。東中野へ移転した「きなり」の跡地。蕎麦屋が本業ながらラーメンも出していると聞いて往訪。先客、後客1。

 前店同様券売機が店奥に設置されていて、「しょうゆそば・中華麺(780円)」を注文。ランチサービスは特になし。券売機ボタン先頭は「しょうゆ蕎麦」なので注意。ラーメンメニューは「しょうゆそば」と「しおそば」のみ。

 店内もほぼ居ぬきのようで厨房に向かってL字型カウンター7席のみ。卓上には醤油、一味、黒胡椒。

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 蕎麦屋が本業なので蕎麦つゆっぽい和風のスープなんだろうと思い込んでいましたが、思いのほか甘目でどちらかといえば洋風の味わい。かえし控えめでよく言えば体に優しく、悪く言えば甚だ物足りなく、たまらず卓上の黒胡椒を投入。

 麺は中細ストレート。スープに合わせてか、心持ち柔らかめの仕上がりながらコシはそれなりに保たれていて悪くはありません。

 メンマの代わりにタケノコが入っていますが、これが筋っぽくてイマイチ。また低温調理の豚&鶏チャーシューに厚みがあるのは良いのですが、スープが弱いのでチャーシューが無駄に存在感がありすぎるという結果に。他に海苔、青菜、刻みネギ。

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2018.09.17

焼き牛めし@松屋

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 松屋が2018年9月11日から9月25日まで期間限定販売中の「焼き牛めし(430円)」を試食。なんでも「松屋復刻メニュー総選挙2018」で1位になった商品なんだとか。

 「焼き牛めし」が販売されていたのは2012年。当時急激に店舗を拡大していた「東京チカラめし」の「焼き牛丼」への対抗商品として開発されたものの当初の評判は芳しくなく、また「東京チカラめし」がこれまた急激に店舗を閉めてゆく共に、このメニューもフェードアウトしたような記憶があります。

 よってこのメニューが「総選挙1位」というのは意外な気がしますが、悪い意味で印象に残りやすかったのかもしれません。「悪名は無名に勝る」みたいな。

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 「ジューシーで柔らかな牛肉を鉄板で焼き上げ、旨辛のタレを絡めた」というのが松屋の謳い文句で、確かにピリ辛な味わい。ただ結構脂っぽいのが難。牛めしと違って玉ねぎ等野菜が一切ないのが脂っぽさに拍車をかけているような気がします。

 それ以上にこのメニュー、今となっては「カルビ焼肉定食」のタレを替えただけじゃね??という疑惑が・・・ 復刻に際してほとんど追加的なコストがかからないというのが「1位」の理由なのかも(苦笑)

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【DAZN観戦記】18年第26節:横浜M 1-2 浦和 ~ 死中に活を求めるような泥臭い勝利

・名古屋戦&C大阪戦と連敗してACL圏ははるか彼方に遠ざかる一方、試合前日に降格圏にいる長崎・G大阪・鳥栖が全て勝ったために残留ラインがぐぐっと上がって、浦和がこの試合に敗れれば再度残留争いに巻き込まれかねないという状況下での一戦。もっとも浦和よりはるかに降格ラインが近い横浜Mのほうが久しぶりに4万人もの観客が詰めかけたホームゲームということもあってプレッシャーはよりきつかったかもしれません。

・ただ如何せん今の浦和は駒不足。もともとナバウト・ズラタン・森脇が故障中な上、前節C大阪戦で負傷したファブリシオは残念ながら左膝前十字靭帯損傷(全治7か月)で長期離脱決定。さらに左内転筋痛を抱える柏木は結局コンディションが整わずにベンチ外と攻撃陣がごっそり欠場。従って相手の戦術がどうあれ、浦和は当面なんとかロースコアで凌いで「乾坤一擲、渾身の一撃!!」で死中に活を求めるような戦いぶりしか出来ないだろうと思いました。

・極端な話、残り9試合全部引き分けでも想定残留ライン(勝ち点40)を超えられるので、とにかく負けにくい戦いに徹して勝ち点1を積み上げられればOK!「かいしんのいちげき」が決まって勝ち点3を取れればなお良し。そういう超リアリスティックな試合になるだろうと予想し、実際この試合もその予想通りの展開になったと思います。

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・長期離脱となったファブリシオに代えて、久しぶりにマルティノスがスタメン出場したのは高い横浜Mの最終ライン裏を突かせる狙いだったのは明白で、実際浦和はハナから自陣に引き気味に構えてカウンター狙い。しかし9分橋岡クロス→ファーで興梠の決定機があっただけで、その後浦和の攻撃はしばし沈黙。

・誤算だったのは横浜M戦用の特殊兵器、決戦兵器として期待したであろうマルティノスの出来がさっぱりだったこと。常に前残り気味で守備貢献が皆無に等しいのは目を瞑るにしても、肝心のカウンターチャンス時に何の役にも立たなかったのは残念至極。相手に縦を切られてボールを捏ね出すとどうしようもなく、たまに上手く縦に抜け出してもクロスが誰にも合わなかったり、相手に引っかかったりと散々。

・攻撃面でマルティノスがクソの役にも立たない一方、守備がおざなりな短所はしっかり横浜Mに突かれ、18分山中縦パス→仲川裏抜け&クロス→伊藤、20分天野→仲川裏抜け&シュートはポスト直撃、22分大津→仲川カットイン&シュートと浦和は3度左サイドをスピードがある仲川に破られて大ピンチを迎えてしまいました。まぁ簡単に裏を取られる宇賀神もどうかと思いますが。

・大槻コーチ(オリヴェイラ監督はC大阪戦に続いてベンチ入り禁止処分中)はこれでびびったのか、興梠とマルティノスの位置を入れ替え、さらに最終ラインも下げて応急手当したのが奏功して、試合は膠着状態に。

・そして意外にも先制したのは劣勢だった浦和。43分FKのこぼれ玉をバイタルエリアから宇賀神が低い弾道で見事にぶち込んでくれました。

・先制したこともあってか、大槻コーチは前半だけでマルティノスに見切りをつけて荻原を投入。荻原も攻撃では対面のSBシノズカには歯が立たずに突っかけてはボールロストを繰り返していましたが、守備では前からしっかり追ってくれる分だけマルティノスよりはるかにマシと思いました。

・ただ浦和は興梠・武藤も加えて必死に前からボールを奪いに行っても横浜Mのボール回しが一枚上で奪いきれず、結局自陣深くで耐えるだけの時間帯が長く続く羽目に。前半からずっと狙っているカウンターも60分に長澤→武藤スルーパス→興梠の惜しい場面があっただけで、またまた長い沈黙の世界へ。

・65分横浜Mが大津に代えてヴィエイラを投入したのに対し、浦和はその直後に橋岡に代えて平川を投入。試合中はその意図を図りかねましたが、試合後の大槻コーチのインタビューで「(メキシコ遠征の影響で)コンディションのところで、90分間走れなかった」そうで。やむを得ない交代なので致し方ありませんが、69分残念ながらわざわざ投入したばかりの平川が遠藤に裏を取られたのを契機にヴィエイラのゴールを許してしまいました。

・浦和はこの試合を通じてほとんど攻め手がなかった以上「ドロー御の字」と思われましたが、79分ついに「かいしんのいちげき」が炸裂。青木がセンターサークル内から縦にロングフィード→マルチンスの背後を突いた武藤がそのままエリア内に突入し、冷静にゴール右へ流し込んでくれました。シュート精度があまり高くない武藤が一回しかなかった決定機を見事に決めるとは、正直びっくり!!がってん、がってん!!

・その後浦和は長澤→阿部で守備を固めてドン引きになり、武藤や興梠も下がって懸命に防戦。81分天野クロス→伊藤ヘッド(西川がビッグセーブ!)、90分遠藤クロス→ドゥシャンヘッド、ATのウーゴエリア内突入など危なっかしい場面もあり、盤石には程遠かったもののなんとか逃げ切りに成功して勝ち点3をゲット。

・シュート数13対7、CK9対5というスタッツ通り、試合内容は芳しくなくて横浜Mに押されっぱなしの試合でしたが、数多の決定機を作られながらも失点を1に抑え、しかも当初からの狙いだったカウンターが決勝点になったという意味では浦和のプラン通り。大槻コーチ、いやオリヴェイラ監督らしい、現実をしっかり見据えてなんとか勝ち点をもぎ取りに行った試合だったと評していいでしょう。

・しかし、しんどい試合、「良く勝てたな」と思えた試合だったのもまた事実。「ナバウトの復帰が案外早そうだ」という希望の光が微かに差し込んできたものの、日程スカスカの秋に連勝街道まっしぐら!!という気には全くなれず、現有戦力ではこういうしんどい試合でちびちび勝ち点を拾って残留争いに巻き込まれずに終わるのが精一杯だろうと思います。

・一方、ポステコグルー監督が「勝つべき試合だと思います」と悔しがるのも判らなくはないのですが、相手のカウンター一発に沈む試合を何度も繰り返している以上、傍目には少なくとも選手のメンタルの問題ではなかろうという気がしてなりません。

-----興梠-----
--マルティノス---武藤--
宇賀神-青木-長澤-橋岡
-槙野--マウリシオ--岩波-
-----西川-----

(得点)
43分 宇賀神
79分 武藤

(交代)
HT マルティノス→荻原
66分 橋岡→平川
83分 長澤→阿部

・今のJ1で横浜Mほど最終ラインが高いチームはおらず、カウンター専用機マルティノスには最も相性が良い相手だったはずですが、その相手にこの出来では今後もうマルティノスの出番はないかもしれません。

遠藤---伊藤---仲川
--天野----大津--
-----扇原-----
山中-マルチンス-ドシャン-シノヅカ
-----飯倉-----

(得点)
69分 ヴィエイラ

(交代)
65分 大津→ヴィエイラ(伊藤と2トップの4-4-2?)
83分 山中→ユン・イルロク(遠藤が左SB、ユンが左SHへ)

※右SB松原が出場停止で、代わってシノヅカがスタメン出場。

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2018.09.16

WOK2@蕨 ~ 汁なし担々麺

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 京浜東北線蕨駅東口から、蕨陸橋より続く通りを東へ。猫橋交差点の手前。先客ゼロ、後客1。最寄り駅は蕨ですが、店の住所は川口市内。

 屋号に「中華ダイニング」を冠しているようにラーメン専門店ではありませんが、ランチメニューは担々麺、汁なし担々麺、黒酢サンラー麺、ネギチャーシュー麺等と麺類主体。今回は「汁なし担々麺(850円)」を注文。辛さ等は特に聞かれず。ご飯一杯無料サービス付きな上に、ミニサラダまで付いてきました。

 席は壁に向かってL字型カウンター4席と4人掛けボックス席×3。夜営業がメインなのか、厨房内には店主一人だけ。店主の趣味なのか、猫をデザインに取り入れた小物・調度がめだちます。

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 具は肉味噌、かなり細かく砕いたナッツ、水菜と超シンプルな構成で、「汁なし」の割りには汁が多め。ごまだれ等で味わいをマイルドに包み込むようなことはせず、せいぜいナッツでアクセントをつけるだけで、辛さ・痺れをストレートにぐいぐい押し出してくる四川風。といっても辛さ耐性の低い私にはちょうど良い程度の辛さ・痺れですが。

 麺は並太ストレート。心持ちもっちりとした、そこそこ噛み応えのある麺で悪くありません。

 ご飯がないと食べにくいくらい味が濃すぎるというわけではありませんが、麺だけだとちょっと量的に物足りないかな。もちろん底に余りがちな肉味噌をサルベージしてご飯のお供にするのは担々麺の楽しみの一つですし。

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2018.09.15

いわぎんスタジアム(盛岡南公園球技場)

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J3グルージャ盛岡のホームスタジアム「いわぎんスタジアム」。往訪時は盛岡駅から行きに2本、帰りに1本直通バスが出ていました(所要時間約20分)。JR東北本線「岩手飯岡駅」からも徒歩10分強なので、時刻によっては電車のほうが便利。

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まぁ正直試合ではなく、昨年できた盛岡のマスコット「キヅール」を見に行ったようなもので。往訪当日は残念ながら秋雨っぽくないザーザー降りになってしまいましたが、キヅールは雨には強いようです!!ただ構造上風に弱い気がしますが・・・

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また構造上(!)、この手のマスコットにしては移動スピードが非常に速く、介添えのオッサンと同じスピードでスタスタピッチを駆け抜けてゆきます。たぶんくまモンよりもずっと速い。

そしてメジャーデビューへ向けての登竜門という雰囲気が全くしない娘たちがピッチで踊るのかな?と思っていたら、大雨なので急遽スタジアムコンコース内でご挨拶というフリーダムさ。

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メインスタンドを挟むようにピッチが2面あるという変わった構造の球技専用スタジアム。屋根が申し訳程度にしかないどころか、スタンド自体小さくて照明塔もないので、J2昇格には大改装が必須。

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2018.09.14

crab台風。@人形町 ~ 蟹そば

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 日比谷線人形町駅の南、東横イン人形町店の裏辺り。先客1、後客3。店先に掲げられた店名のロゴに見覚えがあるなと思ったら、昔茗荷谷にあった店で、香港に移転した後、再び東京に戻ってきたみたい(その旨店内にも説明あり)。

 店内の券売機ボタンを見ると、基本メニューは蟹そばと蟹油そばの二本建て。「蟹そば(820円)」を注文。ランチサービスなし。

 店内はL字型カウンター7+3席。卓上にはおろしニンニク、一味、胡椒、酢。厨房内にはスタッフ2名。 水セルフ。

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 店名が"club"ではなく"crab"なところから察しがつくように、とろみが強めのスープは蟹が主役。蟹とか海老とか甲殻類が売り物のスープは往々にして癖が強すぎて好き嫌いがはっきり分かれがちなところ、ここは豚骨と上手くバランスを取ることで蟹の「やりすぎ感」を抑え、万人向けに仕上げています。えぐみは全く感じられず、またこの手のスープにありがちなざらつきも少なめ。さらに塩気も控えめで、食後若干胃に重いかなといった程度。

 なお食べ始めはスープがえらく温くてびっくりしましたが、底はそうでもないところを見ると、具の後乗せ等に手間取っているうちに、店の冷房でスープがやられちゃったんじゃないのか疑惑がふつふつと・・・

 麺は中細ストレート。心持ちざらつきのある食感で、若干硬めの仕上がり。当然ながらとろみが強いスープが麺に絡みまくります。

 ピンク色の薄いチャーシューはなんか手がかかってそうですが、スープの自己主張に負けて、手をかけた意味がないような。うずらの卵は燻製。他に穂先メンマ、海苔、刻み玉ねぎ。

 店では最後に雑炊で〆るのを推奨していましたが、この手のスープにしては塩分控えめっぽいとはいえ、体に悪そうなので遠慮しました。

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2018.09.13

うしまる@大山 ~ 牛骨らーめん

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 東武東上線大山駅からハッピーロード大山商店街を抜け、さらに川越街道を渡ってすぐ。先客、後客ともゼロ。

 店内の券売機ボタン先頭の「牛骨らーめん(790円)」を注文。終日ライス一杯(小・中・大)無料サービスをやっているようで、小ライスをもらいました。

 メニューは他に牛骨つけ麺、牛骨まぜそば。往訪時は夏季限定の「冷やし豆乳担々麺」も売り出していました。

 店内はくの字型カウンター8席と壁際に2人卓×1。店主一人で切り盛りしているようです。卓上には胡椒、ラー油、酢、白ごま、おろしニンニク、豆板醤、そしてキュウリの漬物。

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 店先には「牛骨ラーメン」と大書してありますが、牛骨100%ではなく、豚肉や大山鶏も合わせて使ってるとのこと。確かに牛骨らしい甘み、旨味はしっかり感じられますが、海苔・ほうれん草・チャーシュー・刻みネギというセットからから来るビジュアルと相まって、ライトな家系に似た動物系醤油スープという印象を受けました。

 脂はさほどきつくなく、かえしもしょっぱく感じられる程きつくありませんが、少々物足りない気もしたので、途中で卓上のニンニクを投入。なお最初から刻みネギに胡椒がかけられているのが気になりましたが、スープがスープなので胡椒はあっさり埋没してノーインパクト。

 スープはともかく残念なのが麺。並太緩い縮れ入りという家系っぽくない麺なのはともかく、必要以上に硬くてごわごわした食感なのには参りました。「麺硬め」を頼んでもこうはならんでしょうに・・・

 また小ライスもこれまた残念。「何日ジャーに入れっぱなしやねん??」と訝しくなるくらい、ざらざらごわごわ。無料サービスだからってここまで手を抜くかね?

 「武蔵家」を意識したような、「とりあえず腹一杯になればいいんじゃね?」的なコンセプトの店なのに、変に牛骨を使っているのが災いしてか、そのコンセプトに反して全然安くないというのが致命傷になりそうな気がします。

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2018.09.12

【閉店】よつば@御徒町 ~ 白みそ

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 中央通り沿いで上野松坂屋の南。さらに南に「一風堂」あり。先客、後客ともゼロ。

 券売機は無く伝票方式で後払い。白みそと赤みそを日替わりにて提供しているようで、この日は「白みそ(730円)」と案内されたのでそれを注文。ランチサービスはなし。帰りしなに餃子一皿の無料券をもらいましたが、有効期限まで半月もないという残念さ・・・

 着席してメニューを見ると店のお勧めは「特みそ」でしたが、日替わりとの差異はよく判らず。全体的に「味噌」推しの店でmisoボナーラ、麻辣みそ、みそつけ麺といったメニューもありましたが、一応しお、しょうゆも用意。

 店内は壁に向かって縦長カウンター6席、店手前に2人卓×1、4人卓×1、店奥に4人卓×2。卓上には白胡麻、一味、胡椒、おろしニンニク、ラー油、醤油、酢。頼めば髪ゴムや紙エプロンを出してくれるようです。

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 かなり深い丼で登場。わずかにとろみがかったスープは白味噌ベースなので当然ですが、総じてやや甘め。コクがもう一つな気もしましたが、やたらしょっぱいとか、やたら味が濃いとかよりはよほどマシ。中華鍋で野菜とスープを合わせる札幌スタイルのようで、食べ始めはその脂臭さが気になりましたが、スープ自体は特に脂っこいわけではありません。

 麺はこの手の味噌ラーメンにありがちな、黄色くかつ強い縮れ入りの並太麺で心持ち硬めの仕上がり。

 炒め物は玉ねぎが確認出来る程度でもやしやひき肉は認められず。後乗せの薄いチャーシュー、メンマ、笹切りネギ、海苔のほうが目立ちます。

 

 よく言えば食べ手を選ばず至って無難な、悪く言えばこれといった特徴がない一杯です。

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2018.09.11

雲林坊@川口 ~ 汁あり担々麺

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 川口駅東口コモディイイダ前、「珍来」の横。ほぼ1年ぶりの再訪。先客7、後客4。

 前回は「汁なし担々麺」だったのっで、今回は「汁あり担々麺(900円)」を辛さ・痺れとも普通(レベル3)で注文。もともと割高感がある店なのに、前回からさらに20円値上がり。麺大盛or味玉付きご飯orザーサイおにぎりの無料サービスが付いているので、「味玉付きご飯」をつけてもらいました。

 他に「汁あり担々麺」、「麻婆豆腐かけタンメン」、「海老と生海苔入り葱油かけ塩タンタン」「よだれ鶏冷麺」など。

 前回往訪時は食券を渡しても各種無料サービスや辛さ・痺れのレベルについて店のほうからは特に聞いて来ず、あまり客の細かい注文に応えようという姿勢が見受けられないのは気になりましたが、この辺は著しく改善されていました。

 店内は厨房に向かって縦長カウンター6+2席と4人掛けテーブル2卓、2人掛け2卓。

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 ラー油や唐辛子の赤をベースにニラやネギ、キャベツの緑が映える華やかなビジュアル。店では「濃厚でありながらマイルドな胡麻の香り漂うスープ」と謳っていますが、ある意味見た目通りでゴマだれの味わいは強いとは言い難く、むしろラー油の辛さや花椒の痺れがストレートに伝わってきました。もっともご飯がないと食べづらいというほどでもありませんが。鶏ベースと思しき中にひき肉から染み出した旨味が加わってなかなかの味わい。

 麺はやや細めのストレート。やや水気の少なそうな、若干ごわついたような食感で正直スープとの相性は微妙。

 ライスについてくる味玉は妙に薬膳っぽく仕上げられていて個人的には苦手。こんな味玉は要らんからご飯の量を増やしてほしいもの。担々麺の専門店らしく、穴あきレンゲが置いてあるので、底に沈んだひき肉などをサルベージしてご飯をパクパク。

 また帰りがけにオープン1周年記念で「200円券」をもらいましたが、有効期限が1ヶ月強と短い上に、他の無料サービスとの併用が出来ないのでたいした割引になっていないというか、使い道が正直よく判らず。やはり都内ならともかく、川口では割高感が目立つ店という印象に変わりはありませんでした。

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2018.09.10

フレンド@長岡 ~ ペア(イタリアン&餃子)

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 ビッグスワンの売店でもお馴染み新潟名物の「イタリアン」。新潟市内では「イタリアン」といえば「みかづき」が通り相場ですが、長岡では「フレンド」だという話を聞いて試食に出かけました。

 「フレンド」は長岡中心に中越地方に店舗展開しており、往訪したのは長岡駅ビル内の「CoCoLo長岡店」(というか、典型的な車社会の新潟ゆえ、車なしで行ける店が少ない)。フードコートに併設されたような店ですが、フードコートのテーブル席が滅茶苦茶狭いのが難。往訪したのはランチタイムもとうに過ぎた時間帯だったので特に困りませんでしたが・・・

 「フレンド」が「みかづき」と決定的に違うのは、どういうわけか餃子を併売していること。そこでイタリアンと餃子がセットになった「ペア(440円)」を注文してみました。

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 餃子は京都王将を基準とすると若干小ぶり。酢醤油はあるもののラー油はなく、またニンニクが入っていないこともあってか味わいはあっさり目。ただ思いのほかジューシーで、中華料理屋でもラーメン屋でもない、軽食屋が出す餃子としては悪くありません。これなら十分餃子定食が成り立つレベル。

 肝心の「イタリアン」はといえば、例によって焼きそばにトマトソースというか、ひき肉が非常に少ないミートソースみたいなのがかかった状態で登場。中華麺からさほど濃くはないもののしっかりソースの香りが漂ってきますが、焼きそばというには具が少なく、細めのもやしとわずかにいキャベツが認められるだけ。そしてそこにトマトソースの酸味が加わるという、何とも言えない、いや「うーーん、イタリアン」としか言いようがない独特の味わい。

 「みかづき」のイタリアンも何度も食べたわけではないので両者の比較は不能。強いて言えば「みかづき」のほうがやや麺が太いかなといった程度。いずれにしても高校生が放課後のおやつ代わりに食べるのが似合う一品で、まぁオッサンの旅行者が何度も食べたくなるようなものではないなというのが正直なところ。

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2018.09.09

万代そば@新潟 ~ カレーライス

 新潟・万代シティバスターミナルのカレーが案外美味いと聞いて往訪。万代シティバスターミナルは新潟駅から少し離れたところにあり、かつ高速バスは押しなべて新潟駅前からも発着するせいか、旅行客にはあまり馴染みがありません。また天神@福岡や紙屋町@広島のバスターミナルみたいにバカでかいわけでもなく、万代シティ全体の老朽化が著しいこともあって、いささか寂しい感は否めません。

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 名物のカレーライスを売っているのはバスターミナルの一角にある立ち食いそば屋「万代そば」。もともとは外観通り立ち食いそば屋だったはずですが、そばを食っている人なんて全然おらず、券売機のボタン先頭もカレー。「カレーライス・並(470円)」を注文。「カツカレー」とかトッピングはないようです。

 「ケンミンショー」で取り上げられた時には大変な行列になったそうですが、今は昼時でもすっかり落ち着いたようで、券売機前には行列ゼロ。配膳口に5、6人並んでいる程度でそれもあっという間に出てきます。

 立ち食いスペースを広く設けてあるものの収まり切れず、バス乗り場の椅子に座ってカレーを食べている人も多々。立ち食いそば屋としては珍しいことに女性客もちらほら。

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 カレーはとにかく真っ黄色な上にとろみが強く、大昔の学食とかゲレンデのボロい食堂とかで出てきそうないかにも「昭和」なルックス。予め福神漬けが多めに添えられて出てきます。具も玉ねぎ主体に豚肉が少々といたってシンプル。

 しかし、シンプルなのに旨味が実にしっかりしています。この場所で、この値段なのに妙に味に深みがある。首都圏の駅構内・周辺のスタンド形式の店で出てくる、ただ辛いだけで実に味わいが薄っぺらいカレーとは格段の差。

 また辛さもそれなりにあって、個人的には水がないとちょっと食べづらい感じ。それも食べてから後を引くのではなく、食べている最中からそこそこ辛く感じました。「並」でも量が多いので、終盤は味わいの単調さゆえにさすがに飽きてしまいましたが、その辺は値段を考えると致し方でしょう。

 地方色があるわけではないので、一度食えば十分ですが、地元の方がハマるのはよく判りました。

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2018.09.08

仁@川口 ~ 冷やし担々麺

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 川口駅東口・樹モール商店街内。1ヶ月ぶりの再訪。先客ゼロ、後客6。

 やたらメニューが多い店ですが、基本的に担々麺が売り物の店。「濃厚担々麺」「汁なし担々麺」は試食済みなので、今回は「冷やし担々麺(800円)」にチャレンジ。「冷やし」はメニューに追加的に手書きで貼りだされていたので、試験的に期間限定で出しているだけなのかも。いつもの「担々麺」と違って辛さのレベルは特に聞かれませんでした。

 券売機はなく、後払い。半ライスサービス付き。もっとも店主がうっかり失念していて、1/3くらい食べたところで「ランチは半ライスが付きます」と言い出す始末。

 店内は手前にカウンター6席。奥に4人掛けテーブル席が2卓。相変わらず店内に豚骨臭がほんのり漂っています。

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 浅い皿で出てきて少々意表を突かれました。茶色いひも状のものはコーンフレークに似た軽くサクサクとした食感がしましたが正体不明。

 「担々麺」と称していますがあまり辛くはなく、むしろ酸味が全体を支配しています。具が鶏ささみ、キュウリ、かいわれが主体ということもあって、「担々麺」というより「ゴマだれを効かせ、ピリ辛に仕上げた冷やし中華」といったほうが実態に近いと思います。ただ食べている最中はさほど辛くないものの、食後に舌にヒリヒリ感が残り、その辺が「担々麺」なのかも。

 冷え冷えの麺は細目のほぼストレート。韓国冷麺ほど極端でありませんが、弾力性があって噛み切るのに少々力を要します。

 クオリティーはまずまずな上に、近隣の「雲林坊」より安いのが何より気に入っています。

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2018.09.07

ぼう@広島・五日市 ~ お好み焼き・肉玉そば

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 広島の郊外、山陽線五日市駅近くの店でお好み焼きを賞味。先客6、後客ゾロゾロ。退店時には店内で待ち客が発生し、さらに店の様子を覗いて諦めて帰ってゆく方も出るなど、地元ではなかなかの人気店のようです。

 観光客向けの店ではないのでメニューもシンプル。最も標準的と思しき「肉玉そば(750円)」を注文。

 店内は4人卓×2、2人卓×2と割とこじんまり。カウンターも6席ありますが、オッサン二人がかりでテイクアウトも含めて鉄板を目一杯使ってフル操業中のせいか、一人客もカウンターには案内していませんでした。

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 テイクアウト向けに作っていたのを一つこちらに回してくれたのか、びっくりするくらいの速さで登場。

 ここのお好み焼きの最大の特徴は麺がパリパリなこと。おまけに麺が玉子の薄皮に包まれておらず、ただの焼きそばのようにも見えるルックスも特徴でしょう(単にカットが雑になっただけじゃないのかという気もしますが)。

 個人的には皿うどんの堅麺が苦手で、焼きそばでも「日田焼きそば」のような堅く焼き上げるタイプは苦手なのでちょっと失敗したかな?と思ったのですが、ここのは全く問題なし。頬に突き刺さるみたいな堅さではなく、表面はパリッとしているけれども中はもっちり感を残しているのが良いところなのかな?

 またただパリパリなだけだと単調になりがちなところ、ふっくら柔らかなキャベツが良い緩衝材となって上手く救っているのかもしれません。ソースが若干甘めでしつこくないのも好印象。

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2018.09.06

とり天とだんご汁の定食@やよい軒

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 大分名物「とり天」と「だんご汁」をセットにした定食をやよい軒が2018.9.4から期間限定で提供。好評のためか、期間限定ながらも毎年秋の訪れとともに売り出されているようです。いつまであるのかは不明。また「ふるさとに、うまいものあり」と銘打たれた郷土料理っぽい定食が他にあるのかどうかも不明。あー、そういえば宮崎の「冷汁」を出していたような気も。

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 とり天は上々の出来。唐揚げと比べるとあっさりしていて大好き。ポン酢をつけて良し、唐辛子をちょっとつけても良し。ゆず胡椒は本来だんこ汁用だと思いますが、とり天にちょこっとつけるのもまた良し。

 だんご汁のほうはちょっと具が少ないかなぁ・・・ごぼう、こんにゃく、にんじん、きのこ、豚肉等々一通りのものは入っているけれどもおかずとしてはちょっと力不足。以前はさといもやかぶも入っていたような記憶がありますが、値上げを回避するためにカットされちゃったのかなぁ・・・ また「だんご」ならぬ麺も厚みに欠ける気がしますが、全体のバランスを考えればこんなもんかも。

 やよい軒にしてはボリューム不足で、またやよい軒にしては全体に薄味。そのため「ごはんお替り自由をいいことに、ついつい食べ過ぎる」という「やよい軒の罠」に落ちる心配がないのがこの定食の良いところ(苦笑)。

 大分トリニータが2014年に降格して以来大分遠征はご無沙汰。一時はJ3にまで落ち、今年も昇格できるかどうか微妙な位置にいますが、ぼちぼち大分へも行きたいなぁ・・・ともはや他人の心配をしている場合ではない赤者であった(´・ω・`)ショボーン

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2018.09.05

【閉店】味噌道場@戸田 ~ 濃厚味噌ラーメン

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 戸田市役所の北。最寄り駅は埼京線戸田駅ですがやや距離があります。「三七三」の跡地。先客、後客ともゼロ。

 店内の券売機ボタン周りの色遣いが派手すぎて目がチカチカしますが、基本的に「濃厚味噌」と「辛味噌」があるだけのようで、基本と思しき「濃厚味噌ラーメン(750円)」を注文。ランチサービスはありませんが、+100円でライス&生玉子食べ放題を売り物にしています。

 店内は縦長カウンター8席のみ。水セルフ。椅子が真っ黄色なのをはじめ、外観・内装ともやたら派手でクラクラします。卓上にはあらびき胡椒、七味、おろしニンニク。厨房内には店主と、いかにも入ったばかりのバイト君。店内にはニンニク臭が充満。

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 意外なことにこの手のラーメンとしてはスープが甘め。野菜等の炒め物にスープを炒め合わせる札幌スタイルのようですが、必要以上に脂っぽいわけでもなく、食べ手を選ばないように仕上げています。ただいかにも塩分過多なので飲むのは自粛。

 麺は並太の緩い縮れ麺でつるつるした食感。スープとの相性を考えれば、もうちょい固ゆでのほうが好み。

 炒め物はほぼもやしだけのようで、しかもその量は少なく、後乗せのほぐしチャーシュー、刻み青ネギ、刻み玉ねぎのほうが目立ちます。刻み玉ねぎは麺に絡みにくく、底に沈みがちなので、スープを飲む気にならないこの手のラーメンにはあまり意味がないと思います。

 前店も二郎系に加えてかなり味噌を推ししていたはずですが結局長続きしませんでした。味噌しかないこの店はどうなんでしょう?

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2018.09.04

【閉店】つよし@西川口 ~ とりそば

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 京浜東北線西川口駅西口から徒歩10分弱。済生会川口総合病院の斜向かい。約8ヶ月ぶりの再訪。先客1、後客1。

 卓上のメニューを見て、前回は最もシンプルな「鶏醤油ラーメン(600円)」だったので、今回はしお味の「とりそば(780円)」を注文。いつの間にか小ライス無料のランチサービスを始めていましたが、その旨は入り口に小さく掲げられているだけでメニューには表示されておらず、店からも積極的に勧めてきませんでした。

 券売機はなく後払い。メニューは醤油系と塩系があり、共に煮干しを加えたものを用意。さらにつけ麺も。往訪時は季節限定で「冷し中華」もやっていました。

 店内は2人卓×4、4人卓×1、さらに小上がりに4人卓。卓上には胡椒、七味、ラー油、酢、醤油。

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 表面の鶏油がちょっとビジュアルを損ねていますが、判りやすい鶏がらベースの塩ラーメン。表に貼りだされたウンチク書きによると「親鶏、老鶏、銘柄鶏の生ガラなどを5種の鶏から、それの異なる部位を使用」とのこと。表面の鶏油が程よくコクを加えており、また塩ダレもいたずらに自己主張せず、鶏出汁の旨味が堪能できて全体のバランスがいい一品に仕上がっています。

 麺は若干細めのごく緩い縮れ入りで、つるつるした食感。堅くはありませんが案外噛み応えがあり、ややスープに対しては強すぎる印象。またちょっと量が少な目かも?

 具は薄くて淡白な味わいのチャーシューが3枚とメンマ、海苔、白髪ネギ、青ネギ、半熟玉子半個。

 前回の「鶏醤油ラーメン」同様、何の変哲もないといってしまえばそれまでですが、普段使いする分には何の不足もない、飽きがこない一品だと思います。ただ往訪時は若い兄ちゃん一人だけで営業していたのが気になりました。

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2018.09.03

【移転】いとう@西川口 ~ (鶏&魚介系)中華そば

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 西川口駅西口、済生会病院の北、ザ・プライスの斜向かい辺り。しかも表通りから東側へちょっと引込んだ団地の一階にあり、駅から近くはありません。約2年ぶりの再訪。先客3.後客4。帰りしなに気付いたことですが、開店時間が平日のみ11時に繰り上がっていました(土日祝は11時半から)。近隣にできた「つよし」が11時開店なのを意識したのかな?

 今回も「中華そば(780円)」を注文。レギュラーメニューは他に「鶏そば・塩」「濃厚鶏そば」「つけめん」「みそつけめん」「油そば」など。さらに往訪時は季節限定メニューとして「冷やし白ゴマ担々麺」を用意。ランチタイムサービスは餃子3個と小ライスがつく「ランチセット(200円)」があるだけ。

 店内はテーブル席主体。4人掛けが6卓と6人掛けが1卓。そして厨房に向かってカウンター5席。一人客が多いのにカウンター席が小さく、しかも積極的にカウンターに案内しない方針のせいか一人でテーブルを占拠してしまうことが多く、混んでくると不合理さが目立ちます。卓上には酢、醤油、ラー油、ブラックペッパー、白ごま。

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 スープは「鶏白湯と、煮干し&鰹節のWスープ」だそうですが、”九十九里産の白口煮干しをたっぷりと使用した”との触れ込みの煮干しの味わいがかなり前に出ています。ただ飲み進むにはちょっと味が濃すぎかな? また表面の脂が分厚く層をなしている見た目通りに、かなり脂っぽいのも難。

 麺は並太ストレートで、口当たりのざらつきこそありませんが、水気が少なそうな心持ちぼそぼそした食感で、しかもやや硬めの仕上がり。スープの絡み具合はいたって良好。量は150gとのこと。

 チャーシューは分厚い角煮風のものがごろっと添えられていますが、トロトロというよりちょっと脂が差し過ぎて苦手。でもこれをおかずに小ライスは良さげ。他にメンマ、水菜、海苔。

 若干スープが重ための方向へ走りつつあるのが残念ですが、そこそこ美味くて、行列が出来ない程度に混んでいて、メニューが豊富でローテーションが効く。実に使い勝手の良い地元の名店だと思います。開店時間が繰り上がって行きやすくなったので、他のメニューも試してみます。

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2018.09.02

【観戦記】18年第25節:浦和 1-2 C大阪 ~ ソウザ100%勇気(´・ω・`)ショボーン

・試合開始早々ファブリシオが故障するアクシデントに見舞われながらも、12分鮮やかなカウンターが決まって先制。ここまでは良かったのですが、29分セットプレーの流れから同点に追いつかれてしまった後は攻守とも良いところなし。53分ソウザの豪快なミドルシュートを浴びて逆転された後は引いて守るC大阪の前に為すすべなく敗戦。キックオフ30分繰り下げを余儀なくされるほどの強烈な雷雨に見舞われたこともあって、帰路の足取りが非常に重い、しょっぱすぎる敗戦でした。

・この試合は杉本が好機を一つも決められなかったのが幸いして僅差のスコアで済んだようなもので、内容は大敗に近かったと思います。

・またオリヴェイラ監督は名古屋戦後の暴言が祟って2試合出場停止処分を食らったので、この試合は大槻ヘッドコーチが指揮を執りましたが、オリヴェイラ監督に遠慮してか背広姿の「組長スタイル」ではなかったのが良くなかったのかもしれません。

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・C大阪は最近になって4-4-2から3-4-2-1に布陣を変えたため、浦和とはミラーゲームに。さらに山口と丸橋が浦和戦直前になって故障し、急遽左WBに片山、CBに山下を起用してオスマルをボランチに上げる策を打たざるを得なくなったためり、連携に難があると思われました。鮮やかすぎる先制点はその辺が多少影響したかも。

・自陣深い位置での柏木ボール奪取からのロングカウンター。柏木縦パス→興梠ポストで折り返し→青木→どフリーの武藤が狭いところをスルーパス→宇賀神左サイドを全力疾走→相手に囲まれながら李が左足を振りぬいてゴール!!という、多くの選手が関与しているという意味ではミシャ式の残り香っぽい素晴らしいゴールでした。しょーもない試合でしたが、このゴールだけでもうお腹一杯。

・もっとも終わってみればこの「ミシャ式の残り香」みたいなものによって自縄自縛に陥ってしまったような感もあり、こんなゴールは見納めになるような気もします。

・前半はお互い最終ラインを高く押し上げて、狭い陣形の中での潰しあい。ミラーゲームゆえフリーの選手なんてほとんどおらず、基本ボールを持ったもの負け、カウンターで好機を伺うような展開になりましたが、勝敗を分けたのがセットプレー。この日の村上主審はちょっとした接触・交錯でも簡単にファウルを取る傾向にあり、名古屋戦に続いて浦和が自陣で与えたFKが命取りになってしまいました。

・29分の失点はソウザFK→片山クロスをファーで折り返され、エリア内で杉本がどフリーでシュート→中でオスマルが合わせてゴール。折り返しを許したのはマウリシオかなぁ・・・ 失点場面以外にも23分にはソウザFKが枠を掠めたのはまだしも、47分ソウザFKからヘディングシュートがポストを叩く場面がありました。お疲れで集中力を欠いているのか、頭では判っていてもあと一歩が出ないのか、とにかく浦和のセットプレーの守備の緩さが目立ちました。

・あっさり同点に追いつかれたことで多少気落ちしたのか、その後はC大阪ペースに。久しぶりに週央に試合がない週でしたが、ちょっと休んだだけでは浦和レギュラー陣のの疲労感は拭い難く、時間の経過とともに球際での競り負けが目立ち始めました。最も疲労の色が濃いのは興梠で、もはやボールキープもままならず。ファブリシオが故障し、李を早々と投入せざるを得なくなったので興梠を下げたくても下げられないのが非常に辛い。

・40分柿谷→松田→杉本(直前で岩波がカット)、42分木本→清武→杉本(宇宙開発)、45分松田→杉本(西川セーブ)といずれも左サイドから決定機を作られた辺りで浦和はもうアップアップだったかなぁ?

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・53分の逆転弾はソウザを褒めるしかないかなぁ?でもオスマル→杉本のロングフィードに対して槙野がこれまた疲労困憊なのか、杉本に楽々キープを許してしまったのが少々残念。さらに青木もマウリシオもソウザにあっさり交わされてシュートコースががら空きに。

・逆転に成功したC大阪は引き気味に構えてカウンター狙い。こうなると浦和は実に惨めなもの。サイド攻撃、特に右サイドが極端に弱いのでC大阪は中さえ固めておけば無問題、中も興梠さえ自由にやらせなければ無問題。タスクは実に単純なので急造守備陣だろうがなんだろうか微動だにしませんでした。浦和の決定機は56分宇賀神クロス→興梠の1回こっきり。

・浦和は久しぶりにKLMが揃い踏みしているのが災いして、C大阪が固めている中央を細かいパス回しでなんとか打開しようとしてボールを失った挙句カウンターを浴びるの繰り返し。興梠が引いた位置でなぜかフリックを繰り出してボールロストした場面がこの日の浦和のダメっぷりを象徴しているような気も。ファブリシオ不在のためミドルシュートで引いた相手をぶち破れないのがなんとももどかしい。

・71分サイド攻撃を強化すべく、宇賀神に代えて荻原を投入したものの、その直後に松田→オスマル→杉本の裏抜けを許す大ピンチ(シュートはサイドネット)。

・苦笑を禁じえなかったのは山のようにもらったCKから決定機を作れないどころか、往々にしてC大阪のカウンターチャンスになってしまうこと。柏木がコンディションが良くない状態で無理に出場しているためキックの精度がさっぱりなのが主因だと思いますが、それにしても悪い意味でミシャ時代を思い出させる惨状でした。

・中断期間中フィジカル強化に努めたのが奏功し、中断明け後は広島・川崎を撃破するというロケットスタートを見せたものの、猛暑下の連戦また連戦でレギュラー陣のコンディションが落ちるに伴って戦績低迷。9位をキープしているものの、15位柏までわずか勝ち点3差の間にひしめいており、ACL圏入りを伺うどころか再び残留争いに巻き込まれかねない位置に舞い戻ってしまいました。

・ファブリシオの故障が重いようであれば、浦和はまたしても攻守両面にわたってやり方の見直しを迫られることになるでしょう。この試合の後半の出来を見ると、少なくとも「思い出のミシャ式」を見ることはないと思います。

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-----興梠-----
-ファブリシオ----武藤--
宇賀神-青木-柏木-橋岡
-槙野--マウリシオ--岩波-
-----西川-----

(得点)
12分 李

(交代)
8分  ファブリシオ→李(故障による交代。武藤が左シャドー、李が右シャドーへ)
71分 宇賀神→荻原
78分 岩波→阿部(マウリシオが3バックの右、阿部が中央へ)

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-----杉本-----
--柿谷----清武--
片山-オスマル--ソウザ-松田
-山下--ヨニッチ--木本-
-----ジンヒョン----

(得点)
29分 オスマル
53分 ソウザ

(交代)
HT 柿谷→高木
84分 木本→山村

・柿谷を前半だけで下げたのは戦術的なものではなく、単に柿谷が故障明けだったのを考慮しただけの模様。

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2018.09.01

時茂@西川口 ~ 鶏白湯醤油

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 西川口駅東口を出て線路沿いに北へ進んですぐ。"The Terrace"という飲食店集合施設の最奥部に店を構えており、入口に看板が出ていますが、他の店は昼間営業していないので奥で営業していること自体判りにくいかと。草加の人気店の支店で、約2年ぶりの再訪。先客1、後客1。

 店内の券売機で「鶏白湯醤油(850円)」を注文。ランチサービスなし。前回往訪時は「鶏白湯塩」と「鶏白湯塩つけ麺」だけでしたが、いつの間にかメニューが増え、他に「鶏白湯醤油つけ麺」「担々麺」「坦々まぜそば」など。また往訪時には「鴨煮干し醤油」「あっさり煮干し醤油」には×が点灯していました。

 店内は縦長L字型カウンター9席。水セルフ。厨房内には店主とアシスタントといった風。卓上には一味、おろしニンニク、ブラックペッパー。

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 塩と醤油で丼を変えているようで、塩は口が窄まり気味の白い丼だったのに対し、醤油はごく普通の丼で登場。

 白ゴマが浮いたスープはとろみが強くて味も濃い目。鶏の旨みがぎゅっと凝縮されてはいますが、かえしも結構きつくて飲み進む気にはなれず。

 麺は小櫻製麺の細めの縮れ入りでつるつるした食感。硬めの仕上がりなので濃厚スープに全然負けていません。

 チャーシューは豚と鶏の2種。いずれも薄いのはともかく、あっさりした味わいゆえ濃厚スープの中であまり存在感を見いだせず。提供前に店主がせっせとチャーシューを炙っていましたが、あんまり意味があるとも思えず。

 ご飯のように見えるのは超細かく刻まれた、ペースト状の玉ねぎ。他に半熟玉子、ほうれん草。デフォルトでも具沢山な割にスープが少ないので、具沢山ゆえスープが温くなってしまう副作用が強く出ているように思いました。特に刻み玉ねぎが。また玉子をオプションにして値下げするのが最善かと。

 この感じだと個人的には「塩」のほうが好みかな。

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