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2018.09.24

【観戦記】18年第27節:浦和 4-0 神戸 ~ 真っ赤な埼スタを前にイニエスタも尻込み(笑)

・前日の試合で降格圏に沈むG大阪&長崎が共に連勝し、下位に沈む柏・鳥栖も勝ち点1を積み上げたために第27節にして残留ラインが30を超えることが確定。一方、3位のFC東京が案の定というかなんというかW杯中断明け後長い停滞期に入っているために3位争いも混戦模様。

・ゆえに前日9位にいた浦和は「この試合に勝てば3位争い参入がほんのり見えてくる一方、敗れればまたまた残留争いに巻き込まれかねない」という情勢下での一戦となりました。なお勝ち点で浦和を一つ上回るだけの神戸もほぼ同じ状況です。

・またこの試合はそんな中位争いとは無関係に「イニエスタが埼スタにやってくる!!」という意味で注目を集めました。チケットは久しぶりにソールドアウト。試合前には「イニエスタがどんなに凄いかも知らずに、やれクソッタレ!だの、やれワッハッハ!だのとヤジを飛ばす赤者の何と多いことか!(森田美由紀アナ風)」と意識の高いネット番長(死語?)も散見されたようですが、ふたを開けてみればなんとイニエスタはコンディション不良でベンチにも入らず。

・もっともイニエスタ欠場が判明したのは試合直前になってのことだったので、「急に行けなくなくなりました!チケットお譲りします!!」という方もほとんどいなかった模様で、この試合の入場者数はなんと55,689人と久しぶりの大入り。ダメージを被ったのは浦和美園駅周辺のダフ屋くらいでした(苦笑)

・で、そのイニエスタ欠場が響いたのかどうか判りませんが、神戸の出来は悲惨としか言いようがありませんでした。60%以上ボールを支配しているものの、神戸のシュートはたった4本。しかもそのほとんどがセットプレー。守っては至るところで自爆ボタンを連打しまくりで、あれよあれよという間に4失点。浦和の出来が良かったというより神戸の出来が酷すぎて終わってみれば思わぬ大差がつきました。

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・神戸は成績不振の吉田監督を一週間前(17日)に更迭し、スペイン出身のリージョ監督を招聘したばかり。但し、同氏の就労環境が整うまで、林アシスタントコーチが暫定監督として指揮を執るという変則体制。神戸といえば「あの業界」の本場なので、林暫定監督は大槻コーチばりに何かコスプレを仕掛けてくると思ったのですが、なんとただのジャージ姿で「つまんねー奴だなぁ・・・(チコちゃん風)」

・しかし今季残り試合をすべて捨てたかのようなこの暫定体制が良くないのか、神戸は不可解なことにこれまでやったことがないであろう布陣で浦和戦に臨んで見事に玉砕。浦和にとっては相手の出方がまるで判らなくて難儀でしたが、神戸も新布陣を練習する時間がほとんどないせいか、神戸自身が難儀したまま試合を終えた印象を受けました。

・具体的には、神戸の布陣はいつもの4-1-2-3ではなく、どこからどう見ても3バック。ポドルスキーがしょっちゅう低い位置までズルズル下がってくるので基本フォーメーションが判りにくいのですが、本来は攻撃時3-1-4-2、守備時5-3-2なのでしょう。そしてこの新布陣が全く機能しませんでした。

・浦和もいつもとは布陣を若干変えて、前ははっきりとした2トップ。中盤が青木アンカーの3ボランチ気味で、こちらも攻撃時3-1-4-2、守備時5-3-2。結果的に「意図せざるミラーゲーム」となり、序盤は共にビルドアップに苦しんでただの中盤でのどつきあいに終始しました。

・浦和は現状下手にボールを持たされても困るだけなので「中盤でのどつきあい」は許容範囲内でしょうが、ボールを握りたい神戸はミスパス連発ではリズムに乗れません。特になぜか左WBに起用された三田が、対面の橋岡相手に何もできないどころか、往々にして逆にぶち抜かれてしまうのは大誤算だったと思います。14分に峻希クロス→ウェリントンヘッド→長沢ヘッド(但しオフサイド)という場面があり、この形を神戸は狙っていたように伺えましたが、形になったのは結局これだけ。

・浦和も19分柏木FK→槙野どフリーでヘッドという絶好機があっただけで流れの中からは何も起きそうになく、曲がりなりにも形がある分神戸のほうがマシかな?と思いながら見ていたところで先制したのは浦和。23分柏木クロス→橋本クリアが小さくて長澤が回収→より体勢の良い青木に繋いでバイタルエリアからズドン!GKキム・スンギュは前の選手がブラインドになって反応が遅れたのかと思いきや、青木がGKの動きを見て逆に蹴っているという技ありゴールでした!って青木はそんな技術持ってたのか!!!

・このゴールを機にやや前がかりになった神戸がボールを支配し、浦和は自陣で5-3-2の守備ブロックを作りながらカウンターで反撃機会を伺うという戦前予想通りの展開に。

・神戸は頻りにポドルスキーが低い位置にまで下がって「大久保現象」を巻き起こしながらゲームメークしようとするものの、ただボールを回しているだけでポドルスキーが下がったスペースを上手く使うわけでもなく、WBを高い位置に押し上げられないのも相変わらずで、なんら浦和の急所にボールを入れられずに時間が徒過。

・逆に浦和は36分、40分と2度カウンターの形を作り、42分橋岡→バイタルエリアでなぜかどフリーの柏木縦パス→興梠がCB渡部の裏を取って難しい体勢からゴール!! そして興梠の動き出しを信じて縦パスを出した柏木にも恐れ入りました。

・こんな難しいのを決めるより、他の試合でイージーなアレとかコレとか決めてたら浦和はもうちょっと勝ち点積めてただろう!!という批判は興梠本人も多少気にしている風ですが、得意の仙台戦へ向けて興梠が復調してきたのは吉報です。神戸両CBが試合を通じて興梠に自由にポストプレーをやらせすぎで、半ば以上興梠の復調を手助けしているようなものでしたが。

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・そして大爆笑だったのは53分の峻希の失態。エリア内で武藤に絡まれた峻希がまさかのボールロスト。おそらく渡部へのパスが極端に短くなったのでしょう。運よくボールを回収した武藤がループ気味のシュートを放ち、GKが中途半端に弾いたのがかえって良くなかったのかボールはネットに転がり込みました。武藤は2試合連続のゴールで、長らく深刻な不況に苦しんださいたま寿司業界の業績もV字回復!!!

・3点ビハインドに陥ってから林暫定監督は遅まきながら長沢に代えて古橋を投入し、布陣もいつもの4-2-1-3ないし4-2-3-1に変更。しかし一向にサイド深い位置にいい形でボールを運べないので「ウェリボール」も発動できず、チャンスはセットプレーのみ。それも悉く枠外。

・浦和も3点目以降は中盤の運動量が落ちてほとんど好機を作れないまま時間が経過しましたが、76分にダメ押しの4点目をゲット。武藤→長澤の縦パスはいったん神戸DFにクリアされたものの、高く上がったボールに柏木がいち早く反応。柏木はエリア内で2人に囲まれながらファーへクロス→長澤がどフリーでヘッド!! 柏木への対応が緩すぎると思ったら、そのうちの一人は橋本でした(つД`)

・これで試合は事実上終わってしまい、試合終了を待たずに「ビジター(神戸サポかどうかは知らん)」はゾロゾロ帰宅し始め、試合終了時には半分も残っていませんでした。そんなところだけプレミアリーグっぽい匂いを出さなくてもいいのに(苦笑)

・一方浦和はなんら集中を切らすことなく阿部を投入して試合を締めにかかり、かつ柴戸も試運転。最後は武藤を左SHに配して5-4-1っぽくなる念の入れようでクリーンシートに固執。しかも見事その課題を達成してケチのつけようがない形で試合を締めくくりました。

・浦和は勝ち点を38まで積み上げて残留争いグループからひとまず脱出。3位FC東京との勝ち点差は5に縮まり、ようやく残留ラインよりACL圏のほうが近いゾーンに入りましたが、この試合はとにかく神戸が酷すぎて浦和の大勝を額面通り評価しにくいのも確か。次の柏、そして仙台に勝ってやっとACL圏入りが見えてくるかどうかという感じだと思います。

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---武藤--興梠---
---柏木--長澤---
宇賀神--青木---橋岡
-槙野--マウリシオ--岩波-
-----西川-----

(得点)
23分 青木
42分 興梠
53分 武藤
76分 長澤

(交代)
77分 長澤→阿部
81分 柏木→柴戸
84分 興梠→李

・この試合である意味驚きだったのはとうとうマルティノスがベンチ外になったこと。布陣を変更したのでいよいよマルティノスの使い道がなくなったのではなく、横浜M戦の醜態でとうとうオリヴェイラ監督に見切りを付けられたのではないかと思います。

・逆に2試合連続のベンチ入りで、今節ついに出場機会を掴んだのが柴戸。柴戸は与えられたチャンスを目いっぱい生かそうという姿勢が見られたのが何より良かったと思います。84分カウンターを食らった際に古橋からボールを奪回したのがこの日最大の見せ場。逆にATにカウンターの基点になってイエローもらったのは余計でしたが、大差が付いてるんだから限られた出場機会なのに失敗を恐れて無難に終わるよりははるかに良かったかと。

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--ウエリントン--長沢---
--ポドルスキ--郷家---
三田---藤田---高橋
-橋本--渡部--大崎-
-----キムスンギュ----

(交代)
54分 長沢→古橋
73分 高橋→藤谷
89分 三田→三原

・峻希はすっかり出番が減って試合勘がなかったのかな? 今の浦和はサイドの人材が極端に不足しているので峻希の浦和帰還もなくはないと思いますが、その期待もむなしくあの大失態のみならず全くいいところがありませんでした。

。試合終了後しばらく経ってから那須がスタジアムを周回しながら挨拶。どんな形になるか判りませんが、那須は浦和へ帰る気マンマンのように伺えました。

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