源九@九段下 ~ 丸鶏醤油
東西線九段下駅を北側へ出て、この界隈では一際目立つ住友不動産「ベルサール九段」ビルの南辺り。近隣に「八咫烏」あり。先客2、後客3。
店内の券売機ボタンを見て無難そうな「丸鶏醤油(750円)」を注文。他に貝だし塩、煮干し塩、煮干し醤油。但し、曜日によって提供メニューを変えているようで、火曜~土曜は 貝だし塩・丸鶏醤油、日曜・月曜は煮干(塩・醤油)を提供。さらに往訪時は限定10食で「宮崎冷汁風つけ麺」を出していました。
店内はL字形カウンター9席と2人卓×1。卓上には胡椒のみ。ランチサービスは明記されていませんが、先着何名かには小さい炊き込みご飯のお握りをサービスしているようです。
スープは「国産丸鶏100%でとっただしに、大山鶏、美桜鶏、総州古白鶏からとったチー油を使用している」そうですが、このチー油が曲者。正直無駄にチー油量が多く、油が蓋をしてスープが熱々なのはともかく、少々油臭ささえ漂うのはどうかと思います。
またその油が出汁の旨味をマスクした結果なのかどうか判りませんが、出汁自体も弱い気が。かといって醤油でなんとかするわけでもなく・・・無添加、無化調を売り物にしていますが、それが悪いほうに転んでいる典型じゃないかと。
麺は自家製の中細ごく緩い縮れ入りで若干柔らかめの仕上がり。半透明に近いようなしなやかな麺で、つるつるした口当たり。麺自体は悪くありませんが、如何せんスープが弱すぎて麺に絡めるとどうにもなりません。
チャーシューは薄くて柔らかく淡白な味付け。他に白髪ネギ、青ネギ、三つ葉。
ぶっちぎりで旨かったのが貝混じりで、炊き込みご飯にしては味付けが濃く感じるミニおにぎりだったというのが、いやはやなんとも・・・ここはボタン先頭の「貝だし塩」のほうが良いのかもと思い直すも時すでに遅し。
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