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2018.10.14

愛心@京成町屋 ~ 麻婆麺

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 京成町屋駅を東へ出て、ガード沿いに南へ下ってすぐ。都電電停のある西側とは対照的に東側はかなり寂しく、その中に飲食店が数軒並んでいます。直近テレビで紹介されたせいか、11時の開店10分前に到着したところ既に先客3、開店までに後客2。開店後8人。退店時には店外に待ち客2となかなかの繁盛ぶり。店内の案内によると、2015年に新潟市で創業した店が東京に進出してきたものだそうで。

 店内の券売機ボタン先頭の「麻婆麺(1000円)」を注文。小ライスサービス付き。さらに紙エプロンもサービス。

 メニューは他に香辣麻婆麺、海老寿久担々麺、金色中華そば、背脂ジョニーなど。

 店内は厨房前に縦長カウンター10席のみ。背後がかなり狭くて鬱。卓上には酢、ラー油、胡椒、山椒。レンゲはノーマルと穴あきが置いてありましたが、穴あきは箸立てに2、3本しかありません。水セルフ。

 厨房ではねーちゃんが一人でせっせと仕事している一方、オッチャンはホール係に専念していて厨房を手伝う風ではないので、混んでいるとちょっと待たされそう。

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 困ったことになぜか天敵大葉が刻みネギの上にちょこんと鎮座しているので、まず初めに大葉を慎重に除去。そして麻婆のかかっていないところからスープを試飲してみると、これが実に美味い。煮干しをベースに宗田節や昆布で味を調えたものだそうですが、麻婆の下支え役で終わらせるにはもったいなさげ。

 一方麻婆豆腐のほうは見た目に反して全くと言っていいほど辛さも痺れもなく、むしろ甘いといって良いくらいでかなり拍子抜け。「仕上げの四川花椒」なんてどこ行ったんやろ??? しかもこの麻婆豆腐のとろみが強くて、味わいはともかく物理的に重い。食べ進むにつれて麻婆とスープが溶け合い、一体化するのでますます重くなります。物理的に重みを増す一方、旨味も増してくるのが面白いといえば面白いのですが。

 麻婆は豆腐がほとんどで、あとはキクラゲが目立つ程度。ニラやしいたけはわずかに確認できる程度。ひき肉も少ないのかなと思ったら、底に結構沈殿していました。

 麺は三河屋製麺製のストレート細麺。もうちょっと太い麺でも良さそうなものですが、この麺でもスープに負けてはいません。ただ麻婆の底に沈んでいる麺を引きずり出しながら食べているうちに、麻婆が麺にべっとりと絡みついて自然体でどんどんなくなってゆくわけではないので、食後は必然的に麻婆だけが大量に余りがち。

 そこで大活躍するのがサービスの小ライス。実質的に麻婆麺と麻婆丼を頼んでいるようなものですなぁ・・・言い方を変えれば、小ライスをつけないと麻婆麺自体はものすごくバランスが悪いと思います。、

 この手のラーメンだとどうしても「中本」との比較になってしまいますが、味わいは「中本」と全く被っておらず、これはこれでありだと思います。ただ問題は値段。この場所でこの値段じゃ再訪はないでしょうなぁ。

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