台湾カレー@千種
台湾まぜそばで有名な「麺屋はなび」が、台湾まぜそば派生のカレーを出していると聞いて試食に出かけました。往訪したのは名古屋の千種店。JR中央線千種駅の目の前を走る通りを渡ってすぐ。駅からも黄黒の看板が目につきます。先客5、後客ゾロゾロ。結構人気があるようで退店時には店内に待ち客発生。
券売機はタッチパネル式、しかもトッピングだの辛さだの、あれこれ階層深く選ばせる方式みたいで一見さんにはものすごくハードルが高くて難儀なタイプですが、基本と思しき「台湾カレー(790円)」をトッピングなしで注文。ニンニクの要否を聞かれたので「あり」でお願いしました。
店内は縦長カウンター10席くらいかな? 卓上には一味、ソース、昆布酢などの味変アイテムを用意してある他、キムチがあるのが目につきました。
台湾まぜそばに似た卵黄が印象的なビジュアル。そしてカレーの上にたっぷりの台湾ミンチと青ネギ。
カレールウは「十数種類の香辛料と、ミキサーにかけたニンジンと玉ねぎ、ジャガイモが入った野菜たっぷり系。」「野菜の甘みを生かしたマイルドな仕上がりです。」との触れ込みで、とろみが強くて旨味&コク重視型。デフォルトでも中辛といった程度。
カレー自体はカレー専門店に勝るとも劣らない素晴らしい出来だと思いましたが、出来の良さが曲者でカレーの味わい・旨味がとにかく卓越しすぎて台湾ミンチのピリ辛感、さらにニンニクも含めたスタミナ感をかき消しているような気がしました。おまけに青ネギはともかく卵黄までカレーにすっかり埋没して存在感なし。
よってデフォルトだと「やたらひき肉が多いカレー」という感じしかしませんでした、また台湾ミンチがちょっと炒めすぎてパサパサ、カサカサっぽくなっているのもマイナス材料。これでは何かトッピングを付けたくなるのもよく判ります。
繁盛していますが個人的にはイマイチ。これならフツーに台湾まぜそばを食べるか、あるいはフツーにカツカレーでも食べたほうがはるかに満足度が高く、コラボとしてはあまり成功していない気がしました。
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