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2018.10.25

【TV観戦記】18年天皇杯準々決勝 浦和 2-0 鳥栖 ~ 「今日はこれぐらいにしといたるわ」かなぁ・・・

・浦和はリーグ戦の3位入りの可能性が出てきたとはいえ、今年残された唯一のタイトルであり、かつACLストレートインへ向けて天皇杯はリーグ戦よりはるかに重要。一方鳥栖は残留争いにどっぷり首まで浸かってしまっており、先日マッシモ・フィッカデンティ監督を更迭して金明輝コーチを内部昇格させたばかりで、天皇杯の位置づけは非常に難しい立場。終わってみれば、この試合は両チームの置かれた状況&天皇杯への取り組み姿勢の差がモロに表れたような気がしました。

・浦和は鹿島戦に続いて橋岡&荻原がU-19アジア選手権で離脱中。さらに天皇杯は4回戦までに他クラブで出場した選手は登録外となるレギュレーションらしく、今年山形で天皇杯出場済みの茂木は浦和では出場できずという状況下で、鹿島戦と全く同じスタメンを組成。鹿島戦から中3日ですが、この試合の後は11/3まで試合間隔が開くので特に問題はないとオリヴェイラ監督は判断したのでしょう。

・一方鳥栖はFW金崎が茂木と同じ理由で鳥栖では天皇杯に出られず、FW田川がU-19アジア選手権で離脱中。またFWイバルボが長期離脱中な上に、どうもFW豊田も故障した模様でベンチ外。

・監督が代わったばかりなので相手の出方が判りづらく、何がベストメンバーなのか判然としないものの、FWがかなり薄いと見られる状況下、金明輝監督は先週末のリーグ戦から右SB小林→吉田、CBオマリ→キム・ミンヒョク、CH高橋秀→原川、FW金崎→SH安在と4人入れ替え。鳥栖の内部事情はさっぱり判りませんが、監督交代直後の連戦でわざわざ最終ラインを2枚も入れ替えたのは不可思議で、鳥栖にとって天皇杯は選手のテストっぽい位置づけだったのかも。

・鳥栖の試合の入りが超積極的だったのにはびっくり。フィッカデンティ監督は布陣こそ多少の変動はあれ、自陣に堅固な守備ブロックを作って相手にガツガツ当たりながらしぶとく守り、浦和相手なら引き分け上等、あわよくばセットプレーで1点もぎ取って逃げ切りという実にいやらしいスタイルを旨としていました。それだけに立ち上がり鳥栖がかなり前から攻めかかってきたのは浦和にとって超意外だったと思います。

・しかし、浦和は鳥栖の奇襲(?)を受けて押し込まれながらもシュート1本を許しただけで、逆に5分岩波縦ポン→興梠裏抜け&シュートで反撃開始。鳥栖は最終ラインのミスからショートカウンターを食らいかかる場面が2度あり、さらに11分宇賀神縦パス→興梠左サイドで裏抜け&クロスという好機を作られてしまったせいか、このあたりから鳥栖の積極姿勢は失せ始めて、浦和が時折サイドチェンジを交えながら敵陣内でボールを動かし続けててチャンスを伺うありがちな展開に。

・16分の先制点は左サイドで興梠からのボールを受けた宇賀神が安在と対峙しながらちょっとカットイン&いきなりシュートを放ったもの。どうも吉田に当たって軌道がわずかに変わり、GK権田が逆を突かれる運も多分に作用。

・その後も戦況は全く変わらず。鳥栖はフィッカデンティ監督時代ほど守備ブロックがタイトな感じはせず、浦和のパス回しに対して終始後手を踏んでいる印象。しかも球際も概して浦和優勢で、かつてのようなガツガツ&しつこいとした感じはすっかり影を潜めてしまいました。

・そんな鳥栖に対して浦和は早くも楽勝気分が漂い出したのか、どうも手数をかけてきれいに崩そうとするような傾向が強くなり、しかもラストパスがわずかに合わずにシュートで終われないという「ミシャっぽい場面」が続きました。鹿島とのビッグマッチを制したばかりで、そのまま緊張を保つのは難しいと思いますが、あえて個人名を出せば柏木と武藤の出来が芳しくなかったかと。

・そんな状況下での31分の追加点はこれまた意外な形。柏木の縦パスを受けた興梠がエリア内で粘り、珍しくバイタルエリアにいた槙野へ戻したところで槙野が巧くゴールマウス右隅を狙ったミドルシュートで追加点。

・早い時間帯に2点リードした浦和は、両SBを加えたサイド攻撃を盛んに仕掛ける鳥栖に対して、5-4-1の守備ブロックを作って淡々とクロスを跳ね返し、中央を割られそうになっても粘り強く最終ラインでシュートブロックして文字通り鳥栖に何もさせず。マウリシオもある意味暢久系の「相手なりにプレーするタイプ」なのか、F・トーレスに対していつも以上に厳しく対応していた模様(苦笑)。

・ほとんど良いところがなく前半を終えたためか、金明輝監督は後半頭から安在→高橋秀、福田→チョ・ドンゴンと2枚替えを敢行し、かつ4-3-3気味に前がかりに。この策がある程度奏功したのかもしれませんが、それ以上に2点リードの浦和はすっかり弛緩してしまったようで、無駄に鳥栖の攻勢を受ける羽目に。46分原川FKで大外のキム・ミンヒョクがどフリーになったのはその象徴でしょう。

・トーレスが足元でそれなりにボールが収まるようになったのも効いて、鳥栖は52分小野、54分チョ・ドンゴンに決定機を作り、いつ1点返してもおかしくない状況まで盛り返しましたが、その上り調子をぶち壊したのがCBキム・ミンヒョクの退場。47分のイエローは森脇を後方からがっつり削っているので当然のイエローですが、57分のイエローは謎。中継では「暴言」といってましたが、つい暴言を吐いてしまうような場面なんてその前後になかったからなぁ・・・

・それでも鳥栖は59分小野クロス→高橋義ヘッド、63分ロングカウンターから小野が独力でシュートを攻勢をかけましたが、さすがに後半頭から飛ばし気味かつ一人少ない鳥栖の攻勢はここまで。浦和はスカスカになった鳥栖の中盤をいいように使ってカウンター気味にアホほどいい形を作ったものの、ラストパスの精度・タイミングがずれまくりなのは相変わらず。

・それでも68分森脇クロス→エリア内でどフリーで受けた興梠シュート、70分柏木縦パス→武藤左サイドを抜けだしてクロス→岩波シュート、74分ショートカウンターから青木→武藤→興梠どフリーでシュート(→こぼれを青木が詰めるもオフサイド)、83分権田のクリアが小さくなったところを拾った興梠が独力でシュート、AT+4分興梠の縦パスを受けた途中出場のナバウトが高橋秀を交わしてシュートと決定機の山を築きながらも後半はとうとう一点も取れず。

・終盤小野が傷んで鳥栖は9人になったにも関わらず一点も取れなかったのは得失点差が重要になるリーグ戦なら監督激怒モノだと思いますが、どんな内容であれ「勝てばよかろう」のカップ戦ですし、後半締まりがなかったとはいえ負ける要素はほとんどありませんでしたから、さほど目くじらを立てるほどでもないかと。

---武藤--興梠---
---柏木--長澤---
宇賀神--青木---森脇
-槙野--マウリシオ--岩波-
-----西川-----

(得点)
16分 宇賀神
31分 槙野

(交代)

73分 柏木→柴戸
81分 森脇→ナバウト(ナバウトがFW、武藤が右WBへ)
88分 宇賀神→マルティノス

・試合後のコメントによると、菊池の故障&橋岡・荻原がちょろちょろ代表に呼ばれがちなことを踏まえて、オリヴェイラ監督はマルティノスをWBで再生を図りたい意向みたいで。でもあのムラっ気ムンムンな性癖を矯正して気を抜かずに守備をやらせるのは時間がかかるだろうなぁ・・・

---小野--トーレス---
福田--------安在
---原川--高橋義--
三丸-ミンヒョク-高橋祐-吉田
-----権田-----

(交代)
HT 安在→趙東建
HT 福田→高橋秀
76分 トーレス→河野

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