麻婆あんかけうどん@はなまるうどん
「はなまるうどん」が2018年11月5日より期間限定で販売中の「麻婆あんかけうどん・中(600円)」を試食。辛さの段階指定は特にありません。せっかく期間限定商品を開発したのに、それをなぜか店頭にデカデカと貼りださないのがはなまるうどん。
往訪したのは川口駅東口CASTY裏の川口駅前店。以前吉野家系列のカレーうどん店「せんきち名代」のあったところですが、いつ見てもガラガラだったのでとうとう諦めて、同系列の「はなまるうどん」にリニューアルしたものと目されます。なお川口におけるはなまるうどんは「アリオ川口」に久しぶりに出店したと思ったらフードコートリニューアルにより撤退を余儀なくされ、その後釜がよりによって丸亀製麺だったという悲しい過去を背負っています。
「麻婆あんかけうどん」は、”本格的な味に仕上げた麻婆豆腐を、はなまる自慢の麺に絡めたもので、味付けには本場四川省の調味料を使用しており、辛さと甘さを持ち合わせている「ピーシェン豆板醤」と、八丁味噌のような味の深みとコクが特徴の「豆鼓醤」で、甘さとコクの絶妙なバランスをお楽しみいただけます。””味のアクセントとして、ピリッとした辛さと果物のような風味のある「花椒」を加えることにより、爽やかで芳醇な香りが食欲をそそります。”というのがはなまるうどんのウリ文句。
口上は少々長ったらしいのですが、要するにむやみにラー油に頼らずに調味料なり香辛料なりにちょっと凝ってみましたということでしょう。麻婆が絡む前のスープの味を確かめようとしたところ、既にあんかけなりラー油なりがスープの表面をすっかり覆ってしまって確認できず。
で、問題はそのあんかけ。せっかく調味料や香辛料に凝ってみたのに、麻婆とあんのバランスが良くないような気がしました。要するに辛くないどころか、むしろ妙に甘ったるくて麻婆らしくありません。無論痺れは全くなし。食べている最中は辛くなくても、後から体が火照ってくるというケースが良くありますが、どうもそういうわけでもなさそう・・・ これで「四川風」を冠するのはないんじゃないかなぁ・・・
麺を食べ終わってもなおひき肉なり豆腐なりが大量に丼に残ります。これはこれでサルベージのし甲斐があるので、うどんを「小」にしてご飯単品を頼めば良かったと後悔するも時すでに遅し。
昨年はなまるうどんが「四川風坦々うどんフェア」というのをやっていて、その第一弾「痺れ汁なしうどん」を試食した際もハズレだと思いましたが、またしてもはなまるうどんの新商品開発力は丸亀製麺に遠く及ばないことを確認した次第。
なお本商品は12月下旬まで販売予定。
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