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2018.12.23

岡本拓也選手、湘南へ完全移籍 & 武富孝介選手、湘南へ期限付き移籍

・本日岡本拓也選手及び武富孝介選手が共に湘南へ移籍することが公式発表されました。岡本は浦和との契約満了に伴う完全移籍で、武富は浦和との契約が残っているせいかレンタル移籍です。

・岡本は2016年から丸3年湘南へレンタル。昨オフに浦和から復帰要請を受けたものの、既に右WBを主戦場に湘南の主力となっていた岡本は引き続き湘南で闘う道を選び、契約切れの今年はとうとう湘南への完全移籍の運びとなってしまいました。

・昨オフ時は浦和自体が揺らぎの過程にあり、岡本にとって先行き極めて不透明な浦和に戻るメリットは皆無に等しかったと思います。しかし今オフは浦和での岡本の起用法(右WB)もはっきりしており、満を持しての浦和復帰の可能性もあると思っていましたが、残念ながら岡本は来年も湘南に活躍の場を求めることとなりました。湘南の主力として久しぶりのタイトル獲得に大きく貢献したのも岡本の心が湘南へ傾く一助になったことでしょう。

・岡本も既に26歳と中堅世代に入っており、もはや育成の時期を過ぎた選手をだらだらと3年も同一クラブへレンタルしているとやがてはこうなってしまう。レンタルバックで戦力にもならず、おまけに移籍金も取れない。浦和としては最悪の結果になってしまいました。岡本の事例は強化サイドの失態といって差し支えないでしょう。もっともこの失態はシュータンのせいとは思いませんが。

・岡本のレンタルバックに失敗し、駒井も同じ道を辿ると噂されるされる中で現状浦和最大の穴と目される右WBをどうするのか。シュータンの力量が問われます。

・武富は昨オフに完全移籍で獲得したばかりの選手をわずか1年でレンタルに出す羽目になるという、本人にとってもクラブにとってもなんだかなぁとしか言いようがない事例。タナボタ的に急遽ACL出場が決まった柏の主力選手がなんで今年ACLがない、一介の中位チームでしかない浦和へ来る気になったのか謎としか言いようがありませんが、残念ながら武富にとって不幸な移籍になってしまいました。

・また浦和がそもそも武富獲得に至った経緯・動機も不明。大雑把に言えば梅崎に似たタイプで、梅崎の慰留に失敗してその代わりを探した結果武富獲得に至ったような気がしますが、梅崎よりはずっとIH向きで典型的なサイドアタッカーではありません。しかも堀体制ですら当初は後半途中からの出場で、リーグ戦でスタメン起用されたのは第4節・第5節のみ。しかも起用されたポジションがWGだったり、IHだったり、4-4-2の2トップの一角だったりと一定せず。

・堀体制の終焉で基本フォーメーションが3バックベースになると武富はベンチに入るのもままならなくなり、超久しぶりの出場機会となった第33節アウェー湘南戦ではスタメンにも関わらずさしたる見せ場なく、後半早々にお役御免。こうなるとオリヴェイラ体制継続が決まった以上出場機会を求めて移籍の道を探るのは本人にとっては当然です。また浦和もレンタルといった中途半端な形ではなく売却の道を探るべきだと思いますが・・・

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