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2019.01.31

角煮ちゃんぽん@リンガーハット

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 リンガーハットから2019年1月15日より期間限定で発売中の「角煮ちゃんぽん(890円+税=961円)」を試食。「角煮ちゃんぽん」のベースとなっている「醤油ちゃんぽん」との同時発売ですが、「角煮ちゃんぽん」は数量限定とのこと。共に2月20日まで販売予定。

 往訪したのは国道122号沿いの川口末広店。丸亀製麺のように期間限定メニューの広告とか幟とかを店の内外に目立つように配してはおらず、通常メニューの中に埋もれています。なおここの店は番号札を渡されて席で待っていると、注文品を席まで持ってきてくれるシステムでした。

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 角煮ちゃんぽんは醤油ちゃんぽんに豚の角煮を乗せたもので、角煮は「豚の三枚肉を手作業でじっくり煮込んで調理し、長崎らしい甘い味付けに仕上げました」というのがリンガーハットのウリ文句。確かにリンガーハットにしては結構な値段を取るだけのことはあり、トロトロの角煮は嫌みにならない程度、飽きがこない程度にぷるぷると脂が乗り、かつ全体に甘い仕上がりになっています。

 ただ角煮ちゃんぽんが結構いけると思ったのは角煮以上にベースとなっている醤油ちゃんぽんのほう。「5種類の削り節(うるめ節、いわし煮干、かつお節、さば節、宗田かつお節)をブレンドしたオイルと、みじんぎりのしょうがをアクセントに加えた、香り豊かな醤油スープ」というのがリンガーハットのウリ文句ですが、リンガーハット標準の豚骨&鶏ガラスープに慣れきっているせいか、この醤油スープの味わいが実に新鮮。

 節系の出汁が強めに出た、そして角煮効果のためか、あるいは九州らしい醤油ゆえか、ちょっと甘目のスープでいただくちゃんぽんもまた面白い。基本の「長崎ちゃんぽん」と違って、途中で味変アイテムを投入したくなるような「飽き」は全く訪れず、一気に完食。もっとも塩分が多いのでスープはかなり残しましたが。

 具は基本の長崎ちゃんぽんと大差なく、ニンジン、キャベツ、モヤシ、青ネギ、豚肉、キクラゲ、かまぼこ、ちくわ、コーンといったところでしょうか。麺もたぶんデフォルトどおり。

 手間がかかり過ぎる「角煮」が期間限定&数量限定でも仕方ないと思いますが、「醤油」はレギュラーに格上げしてほしいところ。

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2019.01.30

肉そば@日高屋

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 先日日高屋の冬の定番「チゲ味噌ラーメン」を食べた際に、同じく期間限定商品「肉そば(610円)」を売り出しているのに気づいて別の日に試食。サービス券を利用して大盛で注文。肉そばの販売は2018/12/21からだったようですが、いつまであるのか不明。なお単に「肉そば」といえば肉乗せの日本蕎麦を指すほうが普通だと思いますが、そこは日高屋ゆえ日本蕎麦ではなくラーメンです。

 うーん、大盛にして丼のサイズが大きくなったのが裏目に出たか、看板の写真みたいに肉を始めとする具材が丼を覆っている風からはほど遠く、ビジュアルは甚だ貧相。

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 具は豚バラ肉、タマネギを主体に半熟卵1個、刻みネギ少々といったところでしょうか。豚バラ肉&タマネギの組み合わせなので生姜焼き風とか醤油ダレで煮込むとか何か軽く味付けしたものを乗せたのかな?と思ったのですが、豚はほぼ軽く茹でただけみたい。よく言えば豚の旨味を存分に生かした仕上がりになっています。ビジュアルはともかく、肉のボリュームは案外多め。

 半熟卵自体は悪くないのですが、後乗せで冷え切ったものを冬季に食べると味わい半減なような・・・これに代えて炒め野菜にバリエーションをつけたほうがはるかに良いような気がします。

 スープはタマネギ効果で少々甘くなっているものの、デフォルトがしょっぱすぎて全く飲む気にならず。麺はいつものしょぼい細目の縮れ麺。

 日高屋のラーメンに多くを期待しても仕方ないのですが、日高屋の至宝「チゲ味噌ラーメン」と同時期にわざわざ別種の期間限定ラーメンを出す意味があるのかなぁ・・・

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2019.01.29

【閉店】昭和歌謡ショー@庚申塚 ~ 白タンメン

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 都電庚申塚電停から南へ。庚申塚交差点そば。約2年半ぶりの再訪で先客1、後客4。相変わらず店先に「わ」の看板が掛かっていますが何かの判じ物なんでしょう。

 前回は「中華そば」を注文したので、今回は「白タンメン(910円)」を注文。えらく高いな!と思って過去の記録を見たところ、中華そばも2年半の間に800円から880円へと大きく値上がりしていました。ランチサービス無し。

 メニューは他に白醤油そば、地球の塩、(限定)女のニンニクラーメンなど。後払い。

 店内はI字型カウンター5席のみと狭小で、カウンター裏のスペースもあまりありません。卓上に調味料なし。

 厨房はオヤジ一人が奮闘。BGMとしてこれまた相変わらず屋号通り昭和の歌謡曲が流れています。「昭和」を売り物にする店って30年代をイメージするところが多いのですが、この店は50年代が基調の様子。30年代みたいな貧乏臭さがない昭和は実に良い!

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 「白タンメン」が面白いのは塩味ではなく白醤油を使っていること。当然ながら塩味のタンメンにありがちな塩の尖りは一切なし。鶏ベースのようですが、むしろ野菜から来ると思しき甘みが終盤になると急速に強くなってきます。無化調が売りものですが、無化調にありがちな物足りなさは一切感じられず、むしろ味はやや濃い目なくらい。また野菜をせっせと中華鍋で炒めているのが良く見えますが、その割には意外なくらい脂っ気が全然ありません。

 麺は細麺ストレートでつるつるとした口当たり。細麺ながらそこそこ噛み応えがあり、スープの絡み具合、相性、共に文句なし。

 野菜はキャベツともやしが主体でニンジンとニラがわずかに確認できる程度。さらに角切りのチャーシューをおまけしてくれたようですが、八角(?)みたいな中華系のスパイスが感じられてちょっと苦手。

 「トナリ」みたいなやたらギトギトしたタンメンが増殖する中で、伝統的なタンメンを幾分今風に昇華させたような一杯です。美味いことは美味いけれども、この値段になっちゃうと一回で良いかなぁ・・・ というか、年寄りだらけのこのエリアでマニア向けにシフトして店が持つのかなぁ・・・

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2019.01.28

【閉店】スパットミート@アリオ川口 ~ プレミアムソース

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 アリオ川口フードコート内。昨年のアリオ川口の大規模リニューアルに伴い開店したもの。

 ミートソース専門店という大胆にメニューを絞り込んだ店ですが、ソースはオリジナルソースと新発売のプレミアムソースのどちらかが選べます。オリジナルソースだとなんと350円、プレミアムソースでも500円と激安。大盛(Lサイズ)もできるので、「プレミアムソース・Lサイズ(650円)」を注文しました。

 注文を受けると店員が茹で置きと思しきパスタを鍋でちゃちゃっと炒め上げて、あっという間に登場。番号札を渡されて待たされるということなんてないみたいで。甘さの程度を調整できるようですが、店員からは特に何も聞いて来ませんでした。その代わりにチーズとかパセリとかはかけて良いかどうか逐一聞いてきます。

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 驚いたことに皿ではなく、テイクアウト弁当を入れるような紙容器入りで登場!! 皿を洗う手間を省くためだと思いますが、店頭の写真とはまるで違うので詐欺同然やん・・・ しかも添付のフォークがふにゃふにゃで食べにくくて仕方ないので、途中で箸に切り替えました(調味料置き場に設置)。会計もセルフレジで、いろんなところに省力化努力が見て取れます。

 ミートソースだから当然と言えば当然ですが、値段の割にはひき肉たっぷり。ただひき肉は豚ではなく、もちろん牛でもなく、どうも鶏のようで、こんなところにも安値の秘訣が・・・「プレミアムソース」は「玉ねぎまるごと1個分」がウリで、そのせいかデフォルトでもかなり甘目。トマトに起因するような酸味は一切ありません。

 Lサイズだと量は十二分すぎるくらいで、帰り際には胃にずっしり。ひき肉が鶏じゃなかったら重すぎたかも。

 なんか味がサイゼリヤにそっくりやなと思ったのですが、何のことはないこの店はザイゼリヤの関連店みたいで。でも極端にメニュー&サービスを絞り込んだパスタ店にそんなにニーズあるのかなあ・・・この感じだとそれこそ近所のサイゼリヤに行ったほうが満足度高そう。「パンチョ」みたいな爆食系のパスタ店が川口のSCでは成り立たないのは実証済みですが。

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2019.01.27

さわ@中板橋 ~ 中華そば

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 中板橋駅北口と石神井川に挟まれた商店街の一角。対面にセブンイレブンあり。開店直前に到着したところ既に先客3。開店と同時に満席となり、後客8。退店時には外待ちが3名出来ていました。結構な人気店のようです。

 店内の券売機ボタンを見て「中華そば(650円)」を注文。メニューは他に「塩中華そば」があるだけというシンプルな構成。ランチサービスなし。

 店内は厨房前縦長カウンター6席のみ。全体にやや手狭で、特に席背後のスペースが狭小。卓上には、酢、黒胡椒、一味。さらにヘアゴムあり。

 店は店主一人で切り盛りしていてただでさえテンパリ気味なのに、先客がおぶっていた赤ん坊が何かの拍子でラーメンをひっくり返してしまう大惨事が発生。やけどしたかもしれない赤ん坊を心配して氷水を用意したりしているうちに店主のテンパリが加速したせいか、後客の注文を間違える事態も発生。もっともこういうトラブルがなくても、あまり回転は良くなさそう。

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 スープは動物系(鶏ベース?)主体の魚介混じりといった風ですが、どれ一つ突出した感じはせず、全体にまろやかかつ旨味に溢れた優れもの。また濃い色合いの見た目と違ってかえしも必要以上にでしゃばることなく、これまた出汁とのバランスが絶妙。表面の脂がやや多めなものの、コクを増すのに一役買っていて、あまりの美味さについつい惹きこまれて完飲してしまいました。

 麺はやや細目のストレート。若干柔らかめで、水気が少なそうな麺をわざわざ採用している割には意外な仕上がりな感じがしました。

 チャーシューはしっとりかつ柔らかで、それでいて弾力性のあるタイプ。メンマはやや大ぶりながらもサクッとした歯ごたえが楽しい出来。他に刻み青ねぎ。

 この値段でこのクォリティーなら、これといったラーメン屋がない中板橋界隈で人気が出るのは当然でしょう。ちょっと凝った風のものを作れば高値でもOKと勘違いも甚だしい凡百のラーメン屋に見習ってほしいものです。店主のテンパリ具合だけは些か心配でしたが。

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2019.01.26

チゲ味噌ラーメン@日高屋

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 日高屋の冬の定番、そして日高屋の麺類では傑作中の傑作「チゲ味噌ラーメン(610円)」。サービス券を利用して大盛で注文。

 一応期間限定との位置付けですが、なんだかんだと冬場を挟んで半年近く売り出しているような気がします。また「チゲ」は本来鍋料理の意味なのに、鍋の要素が一切ないこの一品をなぜ「チゲ味噌」と呼ぶのかは謎です。

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 昔よりかなりマシになったとはいえ麺がしょぼいとか、出汁の薄さを調味料(辛味噌)で思いっきしゴマカシしているとか、日高屋の麺類に共通する難点は拭えないものの、610円という値段を考えれば具の充実ぶりが半端ない!!

 白菜を主体にニラと豚肉をたっぷりの卵で閉じたみたいな感じ。キムチもそこそこ入っていますが、漬物のキムチと比較すると酸味はほとんどなく、ただの白菜とあまり変わりありません。そして見た目通り結構辛い!! といっても麺を食べる分にはその辛さがさして苦にはならず、スープは塩分高過ぎでハナから飲む気がしないので辛くても一向に差し支えありません。

 年々微妙に値上げしているような気がしますが、それでもなおコストパフォーマンスは抜群。ラーメン専門店と称する何かでこれに相当するものを頼んだら今時900円くらい取られそう・・・

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2019.01.25

カイミーオ@大塚 ~ 醤油RAMENネオクラッシック

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 山手線大塚駅の北西。飲食店や東横インなどが連なる通りを進んで、空蝉橋通北交差点を過ぎたさらに先にあり、都電巣鴨新田電停のほうが近いくらい。「K's Garden」の跡地。先客ゼロ、後客1。

 店内の券売機ボタン先頭は「醤油RAMENカイミーオ」でしたが、その下の「醤油RAMENネオクラシック(750円)」を注文。メニューは「塩RAMEN UMI]との3本立て。ランチタイムには半ライスの無料サービスをやっていましたが、店からは積極的に勧めてきませんでした。

 店内はL字型カウンター11席と店奥に2人卓×3。卓上にはミル入ミックスペッパーのみ。店は若い店主とホール係のオッサンで切り盛り。外観は前店そのまんまですが内装は大改装されており、夜はワインバーとして営業しているせいか、客席とカウンターにいるオッサンとの距離がやたら近いのが気になりました。

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 スープは鶏ガラベース。かえしが控えめで良く言えば見た目通りのあっさり&優しい味わいですが、かえし控えめを補えるほど出汁の旨味が強いとは言い難く、無化調をウリにする店が陥りがちな物足りなさを感じずにはいられませんでした。

 麺は「多加水・平打ち手揉み風麺」との触れ込みですが、あまり手揉みっぽくはなく、ごく普通の並太緩い縮れ入りといったところ。つるつるした口当たり、もっちりした食感は悪くありません。量がやや少な目な感じなので半ライスサービスはありがたいのですが、ライスに合うようなタイプのラーメンではないという皮肉さ・・・

 薄いチャーシューはスープに合わせて淡白な仕上がり。他に刻み青ネギ、メンマ、海苔。海苔は「たそがれ」という有明海の養殖海苔を使っているそうですが、そんなところに凝る以前の問題のような・・・

 無化調なのにやたらしょっぱかった前店とは正反対の出来ですが、場所にそぐわない妙な気どりが感じられる点は前店とそっくりでちょっと嫌な予感。

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2019.01.24

チャーシュー弁当@木更津・としまや 新宿店

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 「ケンミンショー」で紹介された木更津の「チャーシュー弁当(略称:チャー弁)」に興味をもって早速往訪。

 往訪したのは「としまや 新宿店」。木更津駅西口から徒歩15分くらい。空洞化を通り越してもはや死に体と化した商店街も尽き、夕暮れ時には氣志團がわらわらやってきそうなヤバ目のエリアにぽつんと建っています。

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 なぜか緑のカバがキャラクターの「としまや」は市原~君津エリアを中心に店舗展開しているお弁当屋さんですが、新宿店は「ほっかほっか亭」や「オリジン弁当」のような純然たる弁当屋ではなく、ちょっとした飲食物を売っているしょぼいコンビニ兼業みたいな感じでした。元々は本屋も兼ねていたようですが、そちらは閉店。

 早速「チャーシュー弁当(698円)」を注文。出来立てを売ってくれるものだと信じ込んでいたところ、棚に陳列された出来合いのものを渡されてちょっとがっかり。でもランチタイムだから仕方ないか・・・ ここはイートインコーナーがあるので、店内でチン。弁当を買うと味噌汁がサービスで付いてくるのはローカル店ならでは。

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 とにかく見た目に難!!わずかに漬物のピンクが彩を添えているだけで、あとは全面まっ茶色(笑) 甘しょっぱい醤油ダレにどっぷり浸かったチャーシューを五枚ご飯の上に乗せただけの超シンプルな弁当です。しかもご飯が進むようにかなり濃い目の味付け。チャーシュー自体の旨味を活かすなんて微塵も考えず、タレで全部塗りつぶしてしまう潔さ(苦笑)。

 チャーシューだけだとちょっと味が濃すぎると思いますが、ご飯と一緒なら何の問題もなく、これはこれで一興。この出来なら木更津駅で駅弁代わりに売っててもおかしくないと思いますが、もう内房線には駅弁を売るに値するような特急はほとんど走っていないと・・・(つД`)

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2019.01.23

松戸富田麺業@千葉 ~ ラーメン

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 超久しぶりに千葉駅を利用した際に、松戸の有名店「とみ田」がエキナカ出店していることに気がついて往訪。往訪したのは夕方でしたが、外待ち3。但し、店内には空席が見えて片付け&清掃が終わるとすぐに席に案内されました。退店時には外待ち無し。

 店外の券売機ボタンを見ると「濃厚つけ麺」が推しのようですが、「ラーメン・並(800円)」を注文。他に「つけざる」と券売機のボタン数の割にはシンプルなメニュー構成です。

 店内は横長カウンター20数席のみ。卓上にはダブルペッパー、一味、酢、ラー油、醤油。

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 スープは見た目通りのあっさり味。動物系主体のほんのり魚介混じりといったところでしょうか。しかもかえしが妙に自己主張せず、出汁を活かしきっているのがなにより気に入りました。

 麺は平たい並太ストレート。券売機には「多加水中太麺あっさり手打ち風」との注釈がありましたが、よくある強い縮れ入りのピロピロ系ではなく、口当たりこそつるつるしているものの、意外に噛み応えがあってモッチリ系でもないという面白い仕上がりでした。

 麺量は並でも180gとやや多めなので、途中で卓上の胡椒をかけたところ、中身がドバッと(´・ω・`)ショボーン

 チャーシューはタイプを違えて2枚。共にやや硬めながら旨味はしっかり。メンマはやや大ぶりながらも筋っぽくはならずにサクッとした噛み応えを維持していました。他に刻みネギ。

 内容からすればやや高いと思いますが、エキナカでこのクォリティーなら許容範囲でしょう。

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2019.01.22

ときわ亭@浦和 ~ 中華そば

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 浦和駅から中山道(国道17号)へ出て、浦和警察署の先を右入る。約4年ぶりの再訪。先客ゼロ、後客6。

 しばらく来ないうちにメニュー構成はがらっと変わっていて、券売機ボタン先頭の「中華そば(750円)」を注文。なんでも煮干しの安定供給が難しくなったことから、従来の「煮干しそば」を「中華そば」に変更したとのこと。前回あった「濃厚煮干しそば」はなくなってしまいました。なお「中華そば」は極細麺もあり。

 またライス一杯(小・中・大)が無料で付くようになったので「小」をお願いしました。メニューは他に「台湾まぜそば」「辛台湾まぜそば」「台湾らーめん」など。ブームはとっくに過ぎた台湾まぜそば推しっぽい店になっていますが、注文は皆「中華そば」だったような。

 店内はL字型カウンター10席。水セルフ。卓上には一味、胡椒、醤油ダレ、酢、おろしニンニク。店は店主とねーちゃんで切り盛り。

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 「煮干し」を看板メニューから降ろしたものの煮干しを止めたわけではなさそうで、スープは動物魚介の煮干し強め風といったところ。といっても魚粉が目立つアレではありません。表面の脂層が目立ちますが、こってりというほどでもなく程よくコクを加える程度。そしてカエシとのバランスがぐっと良くなりました。前回往訪時はかなりしょっぱめで参っただけに。

 麺は三河屋製麺のやや細めのストレート。いかにも麺の密度が高そうで、かつやや水気が少な目なせいか、固ゆでではないのに噛み応えがある麺で大いに気に入りました。

 チャーシューは脂が多くてとろけやすいというか崩れやすいタイプ。見た目通り濃い目の煮込み加減なので、ラーメンの具としてよりもご飯に乗せてチャーシュー丼にしたほうが合います。他に岩海苔。青菜、刻みネギ。

 「ニボラー」志向を止めてより一般向けに切り替えたようですが、これは大正解。平日の昼しかやっていない店ですが、この出来なら近所の官公庁のランチ需要だけで十分やっていけそうです。ライスサービスも付いてぐっと割安感も出てきましたし。

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2019.01.21

【閉店】喜多方食堂 麺や玄@十条 ~ 醤油らーめん

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 埼京線十条駅南側の踏切がある大通りを東へ。約2年9ヶ月ぶりの再訪。かつては「朝ラー」をやっていましたが、高齢化が進む住宅地という立地での「朝ラー」は無理があったようで、今はランチタイムからの営業、しかも実態は11時半からの開店になっていました。先客ゼロ、後客1。

 店内の券売機先頭の「醤油らーめん(650円)」を注文。ランチサービスなし。稲荷町店では「すっきり」と「まったり」の別がありましたが、こちらはその別はないようです。また以前は背脂や玉ねぎを無料で入れられたはずですが、それもなくなっていました。

 メニューは他に「塩」と「味噌」、さらに夏季限定で「醤油つけ麺」と「辛つけ麺」を提供しはじめたようです。以前は月替わりで提供していた「限定麺」はなくなっていました。なお「醤油・塩・味噌」から一つと「ねぎとろ丼orちゃーしゅー丼」から一つを選べる「ランチメニュー(900円)」が用意されています。

 店内はカウンター8+3席をL字型に配置。但し店主一人で営業しているためか、厨房から配膳しづらい奥2席は使わないように仕切られていました。卓上にはホワイトペッパー、一味、醤油。券売機横にすりごま、酢、ラー油、フライドガーリック。水セルフ。

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 スープは動物系ベースといった感で、煮干等魚介系はあまり感じられず。かえしも控えめ。背脂は完全になくなってしまい、少々脂の層が目だつものの割とあっさり味。要するに「すっきり」に一本化したみたい。出汁が強いとは言い難く、やや平板な味わいなので、途中で白胡椒を投入。

 麺は強い縮れ入りの太麺で、噛み応えといい、つるつるした食感といい、スープの絡み加減といい、これは大のお気に入り。

 薄めのばら肉チャーシューはあっさり目のスープをぶち壊さない程度の控えめの味付けで、これもまずまず。他にメンマ、刻みネギ。

 麺は相変わらず旨いのですが、スープが前回往訪時より劣化したように感じられ、この出来なら近隣の坂内系チェーン店「小法師」で十分な気がしました。店もすっかり元気がなくなったように見受けられましたし。

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2019.01.20

【閉店】銀鈴@足立区加賀 ~ 赤味噌らーめん

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 花の枝橋で芝川を渡り、高速川口線をくぐってすぐ。東川口よりは明らかに川口市っぽいところですが、住所は足立区加賀。近隣に西友あり。日暮里舎人ライナー谷在家駅が最寄ですが駅から近いとはいえず。1年半ぶりの再訪。先客ゼロ、後客1。

 

 前回は券売機ボタン左端の「白味噌らーめん」を注文したので、今回はその隣の「赤味噌らーめん(780円)」を注文。また系列店でもらったサービス券を利用して大盛にしてもらいました。スープはこってりの濃厚豚骨とあっさりの魚介豚骨を選べるとのことだったので濃厚豚骨を選択。ランチサービスなし。

 

 メニューは他に塩とんこつ、正油とんこつ、煮干し正油とんこつ等々。他に各種まぜそばやつけめんなど。正直何が推しなのか良くわからない、ラーメン専門店らしくなくなんでもあり状態の店です。

 

 店内はL字型カウンターが12席と2人掛けテーブル1卓。卓上にはガーリックチップ、カレー粉、魚粉、ニンニク油、サバ油、ブラックペッパー、一味など。

 

 厨房にはオッサンとねーちゃんの二人体制で、ねーちゃんはホール係兼仕込み係という働きぶりでしたが、会話を聞く限りではどうもねーちゃんのほうが先輩格のようで、病院のベテラン婦長さんと新米ドクターみたいな関係かも(苦笑)

 

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 赤味噌と称していますが、見た目はともかく味わいはさほど辛いわけでもしょっぱいわけでもなく、むしろ甘目といっても差し支えないくらい。前回白味噌を食べた際には非常にしょっぱくて参りましたが、あれはたまたまの下ブレだったのかなぁ??

 

 店内の案内によるとスープは「18時間かけて煮込んだゲンコツ・豚ガラ・豚頭の豚骨スープとモミジ・鶏ガラで仕込む鶏白湯」にロース脂をそれぞれブレンドしたものだそうですが、この出来も上々。ついつい飲み進んでしまいそうになりましたが、さすがに塩分を考えて途中でストップ。「サバ油をお好みで」との貼り紙があったので途中で投入したところ、味噌臭さが緩和されて味わいが一段とマイルドに。

 

 麺は若干平たく心持ち太めのごく緩い縮れ麺。つるつる、もっちりとした歯ざわりで濃厚スープにも負けず、しっかりしたコシを最後まで保っていました。大盛にしてもらったはずですが、量はさほど多いようには感じられず。

 

 中華鍋でスープを炒め合わせる札幌スタイルのようですが炒め物がモヤシしかなく、むしろ具は乗せモノが多いせいか、さほど札幌っぽさは感じられず。

 

 チャーシューは小さめ。上にパブリカや三つ葉が載っていますが、見た目が綺麗なだけで味わいにはほとんど影響なし。他に白髪ねぎ、海苔、揚げネギ、メンマ。

 

 可も不可もなく、万人受けする一杯で遠くからわざわざ食べにくるようなものではありませんが、近隣には博多ラーメンの「いっき」くらいしかこれといったラーメン屋がないエリアなので、近隣の方々に支持されて長続きしているのでしょう。

 

 

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2019.01.19

ニュータンタンメン 蕨店@蕨 ~ ニュータンタンメン

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 京浜東北線蕨駅西口を出て、駅前ロータリー「ラ・テラス大作」のある角を南へ。セブンイレブンの手前の路地に立地。先客ゼロ、後客1。川崎や城南地区に多いニュータンタンメンの店が川口に続いて蕨にも進出。川口店同様、横浜の「中華タンタンメン本舗きんけ」からのれん分けとのこと。川口店は開店当初夜しか営業していなくて行きづらかったのですが、蕨店はハナからランチ営業あり。

 券売機はなく、卓上のメニュー先頭の「ニュータンタンメン(750円)」を注文。辛さは「なし」から「メチャ辛」の5段階、にんにくの量も選べ、さは3段階目の「中辛」で「にんにくあり」で注文。またランチはご飯1杯を無料サービス。

 昼と夜とでメニューを変えており、昼は他に味噌タンタンメンや醤油ラーメンなど。後払い。

 店は縦長L字型カウンター10席のみ。卓上には醤油、ラー油、酢、ホワイトペッパー。

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 やたらでかい丼、でかいレンゲで登場。溶き卵とひき肉が丼の表面を覆っていますが、ニラがデフォルトでは入らない(有料トッピング扱い)のでビジュアルはちょっと寂しげ。

 辛さを調節できることから、その辛さがウリなのかな?と思ったのですが、唐辛子からくるストレートな辛さで「中辛」でも辛さの程度はたいしたことありません。逆ににんにくは「普通」でもそこそこ効いていました。

 スープは鶏ガラベースのようですが、辛いというよりややしょっぱくかつ単調で、飲み進みたくなる誘因が全然ないのでちょっと飲んでおしまい。

 麺は太目の緩い縮れ入り。そこそこ噛み応えがしっかりしていて悪くはありません。丼が大きい割には麺の量はさほどでもなくあっという間に食べ終わってしまいます。

 ここで活躍するのが小ライスどころか茶碗に目一杯盛られて登場する無料のご飯。丼には溶き卵とひき肉が大量にあまっており、店はご飯を丼にぶちこんで食べるのを推奨していましたが、あまり進んで飲みたくなるようなスープではないので、ひき肉等をサルベージして楽しみました。使い道に困る巨大なレンゲではなく、穴あきレンゲがあるといいのですが・・・

 川口店で食べた時よりははるかに好印象(特に麺)でしたが、川口店と違って非常に目立たないところにあるのが難点。

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2019.01.18

焼麦(しゃおまい)@鳥栖・中央軒

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 居酒屋のぞみでのアテとして博多駅構内の「駅弁当」で購入しましたが、いうまでもなく鳥栖「中央軒」の誇る名物駅弁「焼麦弁当」のご飯無しバージョンです。

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 さほどお腹が空いていなかったのでご飯なし版を買ったつもりでしたが、シュウマイがなんと15個も箱の中にぎっしり!! 最近シュウマイから姿を消しつつあると言われるグリンピースもしっかり顔をのぞかせています。

 サイズは崎陽軒のシウマイよりは心持ち大きいかな?といった感じ。しかも味自体は比較的あっさり目な反面、豚肉がみっちり詰められていてかなり肉々しく、噛めば噛むほど旨味が増す感じ。また崎陽軒のシウマイに比べると、独特の香りはやや弱め。

 またからしに加えて酢醤油が付いてくるのも面白いところ。当然ながら酢醤油をぶっかけ、からしも付けていただきましたが、パッケージをよく見ると何もつけずに食べることを推奨していてなんちゅう罠やねん!!!

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2019.01.17

ちくわサラダ@熊本「おべんとうのヒライ」

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 熊本ローカルの謎過ぎるお惣菜「ちくわサラダ」。ちくわにポテトサラダを詰め込み、天ぷらにしただけという、食材はローカル色が全く無いにも関わらず、なぜか熊本名物と化しているのが「ちくわサラダ」。

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 「ちくわサラダ」を開発(!)したのは熊本県を中心に大規模に店舗展開しているお惣菜屋の「ヒライ」。嬉しいことに熊本駅「肥後よかもん市場」内にも店があるので、酒のつまみとして買ってみました。旅行客だらけという場所柄か、ちくわサラダを一本ないし二本だけ詰めたものが棚にびっしり。ちくわ丸々一本だと食べにくくて仕方ないので、半分切りされたもの(172円+税=185円)を購入。

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 ぱっと見でも一目瞭然ですが、ちくわがやたらでかい!! 「ちくわサラダ」と称しているものの所詮揚げ物なのでサラダ感皆無。ただ穴に詰められたポテトサラダが意外に合う。ポテトサラダはマヨネーズをやたら利かせたタイプではなく、割とプレーンな味わいですが、これが揚げ物特有の油臭さを緩和しているせいかもしれません。途中で微妙に明太子味がするのに気づきましたが、これはちくわを単にカットしたものではなく、プレーンタイプと明太タイプの詰め合わせだったのかも。

 ビールのつまみには文句なしの出来。「ちくわサラダ」さえあればホテルで一人反省会も一気にグレードアップ!! ただ見た目通り思いのほかでかいので一本で十分。二本も食べると揚げ物の悲しい性が浮き彫りになって胃もたれしそう。その辺は鳥栖の名物「ミンチ天」と似ている気がしました。

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2019.01.16

天外天@熊本・水道町電停 ~ ラーメン

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 熊本の老舗デパート「鶴屋」の裏あたり。ソープランド街が隣接したエリアにありますが、客はオッサンだらけというわけではなく、どう見てもプロ筋ではないお嬢さんもやってきます。先客7、後客5。

 熊本屈指の人気店ですが夜しか営業していないのが難点。また手狭なのも難点で、カウンターの背後にはほとんど余裕がないので、席の背後の引き戸から適宜出入り。但し、基本的に店手前から詰めて座らせているようでした。

 券売機はなく、着席してメニュー先頭の「ラーメン(700円)」を注文。後払い。メニューは他に「辛口ラーメン」。

 店内は縦長L字型カウンター12席。卓上には紅ショウガ、ラーメンのタレ、胡椒の他、「ニンニクの醤油漬け」というのが目を惹きました。

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 「天外天」の最大の特徴はスープにこれでもかこれでもかと振りかけられた焦がしニンニク。香りといい、味わいといい焦がしニンニクのパワーが圧倒的すぎます。ややとろみがかったスープは豚&鶏ガラベースのようですが、見た目ほどこってりした印象は受けず、旨味十分。ただ飲み進むには味が濃すぎるかと。にも関わらず、隣のオッサンはせっせと「ニンニクの醤油漬け」を投入してパワーアップを図っていました(@_@)

 麺は細麺ストレートながら、スープに負けない程度の硬さ。量が少ないので替玉もありますが、この日は自粛。

 バラ肉チャーシューは程よく脂が差したとろける旨さ。他にキクラゲ、青ネギ、海苔。

 とにかくニンニクが強烈な一杯で、その余波は翌朝までしっかり残ります。場所柄スッキリした方が訪れるのならともかく、飲んだ後にこれはきついんじゃないかなぁ・・・勢いで入って翌日後悔コースのような・・・

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【雑感】2019年浦和所信表明

・昨日(1/25)、浦和から「ファン・サポーターのみなさまへ」と称する今年の所信表明らしきものが公表されました。立花次期社長の意向を受けてか、所信表明は例年よりやや長め(体裁はほぼ昨年のものを踏襲)になっていますが、ボケ防止を兼ねてそれに関する雑感をまとめておきます。

(1)強化体制の整備

・「昨年11月には、強化部内の育成機能とスカウト機能をそれぞれ部として独立し、責任者を置く体制変更を行いました。」っていつの間に??というのが正直なところ。しかもどなたが担当しているのか気になります。また「レディースチームについても組織体制を見直し、明確な責任体制のもと」とは具体的にどういうことなのかなぁ? 今のレディースは蔑ろにされていると言われても仕方がない状況ですが。

(2)神様、仏様、ポンテ様!

・「海外のOB選手を活用したスカウト網の整備」「育成を含めた海外クラブとの連携」ってまさか全てポンテに丸投げじゃないでしょうなぁ(苦笑) まぁJリーグで実績のある外国人選手を契約切れを狙って拾ってくるしか能がなかった時期よりは一歩どころか大きな前進ですが・・・

(3)淵田社長の光 - 収入減は小幅に留まる

・ACL優勝効果が剥落する昨年の営業収入は当然大幅減になるものと見込まれましたが、なんと2017年に比べて5億円の減少(80→74億円)に留まり、2016年(66億円)よりも多くなりました。後述のように総入場者数は昨年比大幅に減少しているので、営業収入の落ち込みが小幅に留まったのは相当スポンサー営業を頑張った成果と思われます。そしてこれは淵田社長最大の功績といって差し支えないでしょう。

(4)淵田社長の陰 - 観客減の底打ち感は出せず

・一方、昨年ACLはなく、ルヴァンもR16で敗退してホームゲーム試合数が減ったため、総入場者数は80万→68万人と大幅に減少しました。平均観客数も約3.2万人とほぼ横ばい。リーグ戦平均観客数こそ昨年比2000人増(約3.5万人)となりましたが、2015~16年の3.8万人強という水準には遠く及ばず。これでは淵田社長の繰り出した策はことごとく空振りに終わり、むしろ客離れを加速しただけに終わったと評されても仕方ありません。そのせいかどうか判りませんが、今年の所信表明における「REX CLUB」の位置づけがダウンしているようにも伺えます(苦笑)。

(5)「熱さ」への再着目

・スローガンの項に「私たちは、昨シーズン、天皇杯の準決勝、決勝を戦ったとき、ファン・サポーターのみなさまとの距離が縮まり、強い一体感を持つことができたと感じました。そして、あらためて、そのときにこそ、大きな力が生み出せることを経験しました。」とありますが、やはりあの日の大原からスタジアムにかけて出来事はクラブ関係者に大きな影響を与えたようです。

・昨年までは「浦和レッズの強みである、スタジアムの熱気ある雰囲気を維持するため」とはいうものの、どちらかといえば「熱く応援したい人」に水をぶっかけるとまでは言わないまでも、距離を置いた感が否めなかったフロントの姿勢が徐々に再転換しつつあるような雰囲気が今年の所信表明から感じました。

・席割の変更はシーチケ案内時に公表されているので天皇杯準決勝&決勝の出来事とは無関係ですが、スタジアムの熱さとご新規さん獲得のバランスをなんとかとろうと苦心している姿が浮かび上がってきます。

(6)チャレンジするクラブ

・神戸が極端な例ですが、単に潤沢すぎる親会社のマネーにモノを言わせてビッグネームを買い漁るだけでなく、選手獲得&育成、選手売買ビジネス、さらには営業戦略等々フロントの視線がグローバル化しているクラブが目立つようになってきました。

・もちろん浦和フロントもその流れに気づいており、だからこそ選手のフローについて「ポンテ様頼み」なのかもしれませんが、営業面ではさいたまローカル企業だらけのスポンサー集めってそれでいいのか?という気も。毎年ACLに真面目に取り組んでいる甲斐があって浦和はアジアでの知名度は高いのに、なんかブランド力を全く活かせていないというかなんというか・・・

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2019.01.15

玉龍@熊本・玉名 ~ ラーメン

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 池袋にかつて期間限定で「熊本玉名ラーメン」をウリにした店が出ていたことがあり、そこで興味をもったので現地へ。往訪したのは玉名市役所の川向うにある「玉龍」。JR鹿児島本線玉名駅から徒歩20分程度と歩けないでもない距離ですが、残念ながら往訪時はあいにくの雨だったのでバスで玉名市役所まで出ました。和食店「松月」との合築のせいか、外観はラーメン屋らしくないどころか、うっかり見落としそうな感じ。

 非常に困ったことにネット情報では11時開店とあり、かつ店内の掲示板にも11時開店と記されているのですが、実態は11時半開店の模様で雨の中長時間待つ羽目に。開店を見計らったかのように後客がゾロゾロやってきたところを見ると、たまたまこの日の開店が遅れたわけでもなさそう。先客ゼロ、後客7。

 券売機はなく、メニュー先頭の「ラーメン(600円)」を注文。後払い。 メニューは他に「味噌」があるくらい。

 店内は昭和然とした年季が入りすぎたラーメン屋そのもので、4人卓×3、2人卓×3。卓上に胡椒、塩の他にゆで卵が置いてありますが、これはサービスではなく有料(50円)なので注意。

 配膳時に店員が「ニンニク入れますか?」と聞いてきますが、ニンニクチップは玉名ラーメンの一大特徴なのでもちろん「あり」で。

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 スープは豚骨出汁の旨みを前面に出した優れもの。大砲ラーメンほどではありませんが、ニンニクチップの効果もあってか一般的な博多ラーメンよりは心持ち重めで、濃厚な味わいでありながらしょっぱさを感じさせることなく、くどくもなく、実に美味い。

 麺は並太ストレート。玉名では珍しい卵麺を使っているようですが、これがやわやわ、ゆるゆるの仕上がりでどうにもいけません。池袋で食べた時もやや柔らかめでしたが、これが玉名ラーメンの標準仕様なのかなぁ・・・「麺硬め」といった注文をつけている客はいませんでしたし。また量が多くはないので「大盛」を頼んでいる客がちらほら。

 具はバラ肉チャーシュー、キクラゲ、海苔、青ネギ。

 スープは美味いのに麺が好みから遠すぎました。長時間待たされたのが心証を悪くしているのかもしれませんが。

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2019.01.14

大砲ラーメン 本店@西鉄

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 西鉄久留米駅から北東へ徒歩10分弱。五穀神社のそばにありますが、幹線道路から少し外れたところにあり、幹線道路から店の灯りは見えるのに店への行き方が判りづらいのが難。天神の支店には直近2度行ったことがありますが、本店は8年ぶり。久留米どころか福岡県屈指の人気店ですが、平日の夜ともなると田舎町らしく店は落ち着いており、先客20くらい、後客パラパラといったところ。

 着席してメニュー先頭の「昔ラーメン(680円)」を注文。麺の硬さを聞かれたので「硬め」でお願いしました。なお、「昔ラーメン」とは別に「ラーメン」もありますが、メニューには「昔」がこってり、「ラーメン」がまろやかとあるくらいで、メニューからは両者の違いがあまり読み取れません。

 店内はL字型カウンター15席と小上がりに4人卓×5。店内は結構豚骨臭くて衣類に沁みつきそう。卓上には辛子ニンニク、おろしニンニク、洋コショウ、紅ショウガ、白ゴマ、ぎょうざのたれ、ラー油など。

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 一般的な博多ラーメンと比べるとスープがかなり重いのが大砲ラーメンの特徴。くどい感じはしませんがずっしりと腹にたまります。言い換えれば飲んだ後に食べるには明らかに不向き。重ためのスープでもしょっぱくはないのが幸い。豚骨の旨味に惹かれてついついぐいぐいと飲み進んでしまいました。

 麺は細麺ストレートでざらつきのあるタイプ。指定通り「カタ」で出てましたが、なにせスープが重いのでなおさら「カタ」が合います。量は多くないので替え玉を頼む客が目立ちました。

 具に白っぽいシナチクと豚脂の揚げ玉が入っているのも「ラーメン」との差異みたいで。他に薄切りの茹でタマゴ、ペラペラのチャーシュー、海苔、青ネギ。

 久しぶりにパンチの効いた一杯。遠征した甲斐がありました。

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2019.01.13

めんちゃんこ亭@天神 ~ 元祖めんちゃんこ

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 福岡にちゃんこ鍋に麺をぶっこんだような「めんちゃんこ」なる料理があると聞いて早速往訪。訪れたのは「めんちゃんこ亭 天神店」。西鉄福岡駅南口を出て、駅前の国体道路を西へ。警固神社の先にあります。

 夕方の中途半端な時間に往訪したためか店内は終始がらがらで、昼休みなく通しで営業しているのが不思議なくらい。店手前が大きなカウンター、奥がボックス席という構成でしたが結構な大箱で、どちらかといえば居酒屋に近い位置づけなのかな?

 メニューを一瞥して基本と思しき「元祖めんちゃんこ」を「餅抜き(640円+税=691円」で注文。餅ってあんまり好きではなく、力うどんは好んでは食べませんし、お雑煮も餅を抜いてもらいますし・・・ スープをカレーやチゲ味噌にしたり、麺をこんにゃく麺に変えたりとメニューは多彩。またラーメンも用意。

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 小作@甲府の「ほうとう」にそっくりな鉄鍋で登場。もう見た目通り麺入りのちゃんこ鍋。スープは醤油仕立てで脂はめだたず、あっさり目の味わい。出汁は「十種類以上の素材を使い」と公称していますが、動物系は少なく魚介&野菜が主体のような気がしました。具はキャベツ、豚肉、モヤシ、豆腐、油揚げ、ニラ、梅を模したナルトといったところ。

 麺は平たい並太ストレート。つるつるした口当たりですがコシがしっかりしていて、しかもやや硬めの仕上がり。煮込んでもへたらないようにとの配慮でしょう。天敵「博多うどん」みたいなやわやわ、でろでろの麺が出てきたら即死でしたが、その心配は杞憂に終わりました。ただ餅抜きにしたためか、見た目と違って量は特に多いわけではなさそう。これならぎょうざを付けた格安のランチメニューが用意されているのも納得。

 飽きてきたところで、卓上のゆず胡椒を投入。これが思った以上に辛いので注意。

 博多ラーメンは首都圏でもハイレベルなものが食べられる今となっては、博多ではこんなローカルB級グルメのほうが面白そう。

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【祝】エヴェルトン選手、FCポルトから移籍加入内定

・昨日(1/12)、エヴェルトン選手のFCポルトからの期限付き移籍加入が内定したと公式発表されました。エヴェルトン獲得の報は1/11になって急浮上したもので、またしてもほぼ獲得が確実になるまでシュータンは情報統制に成功した(というか、確実になった時点で懇意のスポーツ紙にリークしている可能性大)ことになります。

・なおFCポルトからの移籍というタイトルになっていますが、エヴェルトンは昨年夏にポルティモネンセからポルトに完全移籍したものの、ポルトでは監督の信頼を勝ち取れずにポルティモネンセに期限付き移籍されているので、形式的にはレンタル先の変更で、実質的にはポルティモネンセからの移籍。ポルトとの契約は2022年6月末まで残っているようなので、金額的に買い取りは困難ゆえレンタルとなったものと思われます。

・エヴェルトンはマウリシオ、ファブリシオに続く「信頼と実績のポンテルート」での選手獲得。Jリーグで実績のある選手(しかも往々にして浦和では期待外れに終わる!)を取るしか能がなかった頃に比べれば浦和のフロントもそれなりに進歩していると評価していいでしょう。

・ポルトガル語圏で移籍を繰り返してきたエヴェルトンにとっては極東のクラブへの移籍にも拘らずポルティモネンセでの昔の同僚がいるというのは心強いでしょうし、それ以前に「ポンテさん」があれこれ浦和の良い話を吹きこみ、面倒を見てくれているようです。日本語での新加入挨拶まで仕込んでいる用意周到ぶりにはさすがに笑いましたがw

・なにせ見たことがない選手なのでカタログ性能とか噂レベルの話を受け売りすることしかできませんが、エヴェルトンはトップ下やボランチでのプレーがメイン。ただアンカータイプではなく、どちかといえば前目のIHタイプらしいとのこと。浦和の既存選手でいえばどちらかと青木の代わりではなく、柏木ないし長澤の代わりという感じでしょうか。

・昨年柏木にしても青木にしても長期には至らないもののちょろちょろ欠場しがちな中で、阿部は衰えが著しく、柴戸はリーグ終盤になってようやく台頭してきたばかり。CHの人材が案外薄く、柏木が欠場すると攻撃面、青木が欠場すると守備面に穴が開きがちでした。その穴埋めを模索した結果がエヴェルトンだったのかもしれません。もっともそもそも今季の浦和の基本フォーメーションが判らないのでエヴェルトンの使い道を妄想してもあまり意味がないのですが。

・なお、個人的にはエヴェルトンの愛称はどう考えても「エヴェっさん」。エヴェっさんがゴールした暁にはもちろん「エビスビール」で乾杯!!

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2019.01.12

短編小説「走れシュータン」名場面集

移籍期間終了までにはまだ間がある。私を待っている人があるのだ。少しも疑わず静かに期待してくれている人があるのだ。私は信じられている。私の命なぞは問題ではない。死んでお詫び、などと気のいい事は言って居られぬ。私は信頼に報いなければならぬ。いまはただその一事だ。走れ!シュータン。

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ああ浦和、浦和のために私は、いまこんなに走っているのだ。浦和を死なせてはならない。急げ、シュータン。おくれてはならぬ。愛と誠と金の力を、いまこそ知らせてやるがよい。風態なんかは、どうでもいい。シュータンは、いまは、ほとんど全裸体であった(*'▽')

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信じられているから走るのだ。間に合う、間に合わぬは問題でないのだ。WBの頭数も問題でないのだ。私は、なんだか、もっと恐ろしく大きいものの為に走っているのだ。ついて来い!立花新社長。

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シュータン、私を殴れ。同じくらい音高く私の頬を殴れ。私は正月三が日の間、たった一度だけ、ちらと君を疑った。生れて、はじめて君を疑った。君が私を殴ってくれなければ、私は君と抱擁できない。

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串匠@博多 ~ 串揚げ定食

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 博多駅筑紫口、AMUESTの南端出口を出てすぐ。結構な人気店と聞いて開店10分前に並びましたが、開店までに後続2。その後10名くらいでした。しかも客がサラリーマンだらけではなく、むしろ買い物帰りっぽい女性客が目立ったのも意外でした。

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 ランチタイムにほとんどの客が注文するのが「串揚げ定食(900円)」。カウンターには既にサラダ・大根おろし・おから・湯呑がセットされており、定食を頼むとご飯と味噌汁がさっと出てきます。なおご飯と味噌汁はお替り自由。そのためかふりかけが3種類も置いてあります。

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 あとは板さんが揚げたての串揚げを次々と配膳。串揚げは7種類あって、往訪時はえび、うずら、かぼちゃ、白身魚、シュウマイ&ミンチボール、豚肉の茄子詰め、ねぎまといったラインアップでした。調味料は塩orソースといたってシンプル。

 ご飯はデフォルトだと少し足りないので、半分くらいお替り。もちろん卓上のふりかけも活躍。

 「天婦羅処ひらお」の串揚げ版といってもいいような感じですが、「ひらお」よりはずっとかしこまった雰囲気。でも、このクオリティーでこの値段という意味では「ひらお」同様十分に満足できる名店だと思います。

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2019.01.11

四川風麻婆鍋膳@松屋

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 松屋が2019年1月8日より発売中の「四川風麻婆鍋膳(590円)」を試食。「牛鍋膳」→「豆腐キムチチゲ鍋膳」→「チーズタッカルビ鍋膳」に続く今冬の松鍋シリーズ第4弾とのこと。「牛鍋膳」がそのまま冬の定番メニューに昇格した一方、昨年までの人気商品「豆腐キムチチゲ鍋膳」は臨時列車みたいな扱いに格下げになったようで。

 「たっぷりの粗挽き肉と豆腐、茄子が入り、豆板醤や豆鼓醤などの様々な調味料を使用した本格的な四川風麻婆豆腐で、深い旨みと辛みがクセになる、ごはんがすすむ逸品です。」というのが松屋のウリ文句。

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 「麻婆豆腐鍋」ではなく「麻婆鍋」だというのがポイントで、ぱっと見豆腐が目立つものの、茄子やニンニクの芽を加えることでぐっと味わいが多彩に。そしてウリ文句通り粗挽き肉も思いのほかたっぷり。また「四川風」を謳うだけあって辛さ・痺れともそこそこきつめ。ゆえにご飯が進みに進み、並盛だとご飯が少なく思えるくらい。松屋は従前から麻婆関連商品を間歇的に売り出していて、今回はそれを「鍋膳」に仕立て上げただけなので完成度が高いのは当然といえば当然でしょう。

 また値段を590円と松屋らしい価格帯に抑えたのも評価できます。このところなぜか松屋は「分不相応」としか思えない800円近い新商品を続々と投入して、大戸屋の失敗を繰り返すのではないかと案じていただけに。もっとも中華系定食だと590円でも特に安くはないというのが、川口の恐ろしいところですが(苦笑)

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2019.01.10

【祝】山中亮輔選手、横浜Mから完全移籍加入

・本日、山中亮輔選手が横浜Mから完全移籍加入することが公式発表されました。山中の移籍話は今朝になって突然スポーツ紙上に浮上したもの。山中の浦和公式サイトへのコメントが酷く素っ気ないのを見ると、文字通り急転直下の移籍劇だったことが推察されます。車屋獲得に失敗した後にシュータンが慌てて探した結果が山中だったのかもしれません。

・今オフの浦和の移籍話は暮れ(12/22)に汰木の加入が報じられて以降、出る選手の話ばかりで一向に加入の話は噂にすらならず、「シュータンはいつまで正月休みを満喫しているのか!!」と憤る赤者も少なくなかったかと思いますが、さすが剛腕シュータン、だらだらと惰眠を貪っていたわけではなかったようです。しかも2億円超と言われる違約金を気前よくバァーーーン!!と払ってしまうあたりがいかにもシュータン。

・山中は基本左SBで、柏の下部組織育ち。但し柏在籍時は輪湖のサブに回る場合が多く、その評価は必ずしも高くなかったようです。山中が俄然注目を浴びるようになったのは2017年に横浜M移籍後、特に昨年ポステコグルー監督が就任後の話。同監督のもとで山中の持つ攻撃センスがついに開花し、11月には日本代表にも選出されました。また昨夏にはトルコのクラブから完全移籍のオファーもあったようです。

・「偽SB」がどうしたこうしたと戦術家の方々のウケはすこぶる良いようですが(ミシャスタイルで森脇が同じようなタスクをしているので目新しくもなんともないような・・・)、基本的にポゼッション志向のチームでこそ活きるタイプで守備はあまり多くを期待できないような気も。

・菊池移籍により浦和の左WB/SBをそれなりのレベルでこなせる選手は宇賀神しかいなくなっていただけに、山中の獲得はまさに的を射えたもの。しかも山中はまだ25歳なので宇賀神の後を継ぐ世代交代という観点からも有意義な補強で、オリヴェイラ監督が山中をどう使うのかは見ものです。山中の適性は宇賀神よりはずっとSB寄りなので、これを機にオリヴェイラ監督が4バックベースに転換するかもしれませんし。

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2019.01.09

たかせん@南浦和 ~ ふんわり親子丼

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 南浦和駅西口を出て南側に広がるしょぼい飲食店街の一角。先客6、後客ゾロゾロ。比内地鶏がウリものの居酒屋さんのランチ営業ですが結構人気があるようで、退店時には店内ほぼ満席に。予定していたラーメン店の開店が大幅に遅れていたのでこちらへ転進した次第。

 ランチメニューの中からメニュー先頭の「ふんわり親子丼(750円+税=810円)」を注文。もっともほとんどの客はサラダ・味噌汁・漬物がついた「ふんわり親子丼セット(850円+税=918円)」を注文していました。メニューは他に炭焼き丼、とろとろ丼、地鶏丼、唐揚げ定食と全部鶏関係。

 店内はくの字型カウンター10席強と4人卓×3。ランチ営業でも元来居酒屋ですし、実際昼間からジョッキでビールを飲んでいる客がいるような店なので喫煙可なのはやむなし。

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 卵が黄金色にキラキラと輝く派手なビジュアルで登場!! 「ふんわり」との形容は大げさではなく、あるべき親子丼の姿を見事に体現しています。そして肝心の鶏肉も硬くならない程度に火が通されていて、しかも旨味十分。この辺はさすが鶏料理に強い店の技を感じさせます。味は個人的な好みよりも若干甘目な感じですが、味が濃すぎてしまいに飽きてしまう弊に陥ることはなく、最後まで美味しくいただけました。

 丼は広口で底がやや浅めのタイプなのでぱっと見ほど量はありませんが、物足りなくなるほどでもなく、ランチでも十分かと。

 南浦和駅周辺はラーメン屋も含めてこれといったランチ向きの店が少ないので、非常に貴重な存在。駅員さんもやってくる理由がよく判りました。

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2019.01.08

茅根@戸田公園 ~ つけめん

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 戸田公園西口から駅前の通りを西へ。なんと10年ぶりの再訪。先客ゼロ、後客9。開店してすぐの往訪でしたが、入店後にぞろぞろ客がやってきて、退店時には店内に待ち客1と相変わらず人気を保っている模様。なお屋号は「かやね」ではなく「ちのね」と読みます。
 
 店内の券売機で基本と思しき「つけめん(730円)」を注文。大(400g)・中(300g)・小(200g)同値段なので「中盛」にしてもらいました。後客の大半は大盛を注文。

 つけ麺専業の店と思って長らく放置していましたが、しばらく来ないうちにメニューが増えていて「らーめん」「辛味噌らーめん」「汁なしタンタン麺(小ライス付き)」なども用意。実際ラーメンを注文している客もいました。逆に「まぜそば」がないのが気になりました。

 店内はL字型カウンター9席と店奥に4人卓×2。卓上にはブラックペッパー、酢、ラー油、醤油。厨房とカウンターの仕切りが高くて中の様子は伺えませんでしたが、店主ご夫妻とホール係のオバハンで切り盛りしている様子でした。

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 つけ汁は判りやすい動物魚介ベース(店内の案内によると「豚骨、鶏がらを10時間以上煮込み、ウルメイワシ、カツオ節、昆布などを合わせ」とのこと)ながら粘り気は全くなく、かつ魚粉は目立つもののざらつきを感じるほどでもないので、いわゆる「またお前か」とは若干違った印象。脂分少なめ、かつ魚介系独特の癖も抑え目のあっさり風で、食べ進むにつれて酸味も強くなってきましたが、大勝軒のような甘酸っぱいタイプではないので許容範囲内。ただスープ割にするとかなり甘さが際立ってきます。

 麺は自家製の太麺ストレート。つるつるとした食感でもっちりとした仕上がりですが、個人的にはもうちょっと噛み応えがあるほうが好み。この仕上がりだとつけ麺ならまだしも「汁なしタンタン麺」にはちょっと弱く感じるかも。

 つけダレに入っているチャーシューは細切りで、なぜか焦げが目立ちました。他にメンマ、海苔、刻みネギ。

 これといった面白みはないものの、極めて無難な出来で、長く人気を保っているのも納得。

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2019.01.07

遊@西川口 ~ (期間限定)手打ち煮干そば

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 西川口駅西口からドンキホーテのある交差点を右折。ソープ街も尽きて少々寂しくなった通りの一角に店を構えています。西川口駅が最寄ですが住所は蕨市内。約1年4ヶ月ぶりの再訪。先客2、後客3。

 店先に案内が出ていた期間限定の「手打ち煮干そば(900円)」を注文。ランチサービスなし。

 昔は「煮干しそば」「肉煮干しそば」しかなかったような記憶がありますが、メニューが次第に増え、「動物零煮干そば」「背脂煮干醤油らーめん」「煮干しつけそば」「煮干しまぜそば」など。また「昔ながらの中華そば」にご飯ものを付けたランチメニューも出すようになっていました。

 店内はL字型カウンターが9席のみ。厨房内には相変わらず店主のみ。店内には煮干しの香りがほんのり漂っていますが、カウンターと厨房の間の仕切りが万里の長城のように聳え立っているので、厨房の中の様子は窺えず。麦茶セルフ。卓上にはブラックペッパー、ホワイトペッパー、一味、ごましお。

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 限定商品ですが、単に「肉煮干しそば」の麺を変えただけではなさそうで、外観がちょっと華やかになっていました。またもともとこの店はスープをケチりがちなのが難点で、並盛を頼んでも麺のかなりの部分がスープの上に顔を出していましたが、その難点がすっかり解消されていました。

 煮干しがウリの店とは言え動物系出汁を合わせているせいか、濃厚煮干しを売り物にする店と比べると煮干しの効かせ具合は万人受けする範囲内に留まっており、魚臭くなったり、あるいは旨味過多に陥ったりする愚を回避しています。以前は無化調なのが悪いほうに作用してか、物足りなさを感じたものですが、その弊もすっかり解消。

 麺はいかにも手打ちらしい並太の平たい縮れ入り。それは良いのですが、どういうわけかかなり堅めで参りました。ゆえにスープの絡みもイマイチ。食べ進んでも麺がしっとりすることはなく、最後まで似たような食感でした。なお普通盛だと200gあるとのこと。

 チャーシューは柔らかしっとり系と硬めのと。他に海苔、かいわれ、刻みネギ。

 高いのが難点ですが、クォリティーは西川口では近隣の「有彩」と双璧を成すのは確か。

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2019.01.06

菊池大介選手、柏へ完全移籍

・昨日(1/5)菊池大介選手の柏への完全移籍が公式発表されました。

・菊池は2017年に湘南から完全移籍で浦和加入。しかし昨年はリーグ戦出場わずか486分、今年は故障もあって出番はさらに減り444分と期待を大きく裏切る結果となってしまいました。

・菊池はミシャ→堀→大槻→オリヴェイラと4人の監督の下で主に3-4-2-1の左WBとして起用されましたが、堀体制発足当初の4試合、及び大槻体制発足当初の3試合(但し宇賀神故障の余波)にスタメンで連続出場したのが目立つくらいで、あとはターンオーバー要員として出番が回ってくるのがやっと。ベンチ入りしても途中投入されることはほとんどありませんでした。

・菊池は湘南仕込みの組めども尽きぬ豊富な運動量をウリものにしていましたが、残念ながら浦和ではそのウリを効果的に活かしているようには見えませんでした。ポジショニングが良くないのか、守っては非常に裏を取られやすく、攻めては武藤などIHとうまく連携しながらボールを前に運ぶでもなし。なんだかんだと結局安易にバックパスという場面も目立ち、悪い意味で目立ちやすい選手だったように感じました。

・オリヴェイラ監督の下では第23節清水戦でスタメン起用されたものの、やはり良いところはなくて79分にお役御免。その後は故障もあってか出番なし。

・従って今季出番が少なかった菊池は早くから湘南復帰が噂されていました。しかし、なんだかんだと噂の域を出るものはないまま越年したのでサイドの選手層が極端に薄い浦和に残留する目が出てきたのかな?と思っていた矢先、年明け早々柏への完全移籍の話が飛び込んできました。柏は以前から菊池を狙っていたようで、その割に移籍話がまとまるのに時間がかかったのは移籍条件を巡っての調整が長引いたのかもしれません。

・浦和はズラタン・李・武富・榎本と昨年出番が少なかった選手をドライに出すことにしたようで、菊池移籍もその線に沿ったもの。特に不思議でもなんでもありません。ただACLに備えて即戦力を充実させるべき年なのに出る話が先行し、おまけに駒井&岡本のレンタルバックに失敗したこともあって、どうしても不安感が漂うのは否めません。

・左WBはとうとう宇賀神の控えが皆無になってしまいました(汰木や荻原WBでは守れないでしょう)し、世代交代の観点からも菊池が浦和で活躍できなかったのはフロントサイドからすれば大きな誤算でしょう。

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2019.01.05

金字塔@赤羽 ~ しおそば

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 赤羽東口から線路沿いに北へ。駅に近い「ゆうひ屋」や「夏海」と同じ通り沿いですが、赤羽の商店街・飲み屋街も尽きようとする北外れで、赤羽岩淵駅のほうが近いくらい。約7年ぶり再訪。先客4、後客8。

 超久しぶりなので基本メニューと思しき「しおそば(780円)」を注文。ランチタイムは大盛サービスをやっていたので大盛にしてもらいました。なおラーメンは並盛で150g、大盛225gと量は標準的。

 メニューは他に「熟成しおそば」「赤味噌そば」「辛味噌そば」「辛味しおそば」、さらにつけそば各種。メニューのバリエーションがつけそばのほうが多いくらい。

 店内は縦長L字型カウンター10席と壁沿いに2人掛けテーブルが3卓。さらに店奥にも客席があるようで、ベビーカーを押した家族連れがそちらへ案内されていました。卓上にはゆず胡椒、ガーリックチップ、白ごま、胡椒、七味。

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 表面の脂がやや多めのせいか、どんよりと曇った「しおそば」らしくないルックス。鶏ガラ・もみじ・げんこつ及び香味野菜をベースに白トリュフを加えたそうですが、妙に塩が尖っていないのが幸いして出汁の旨味を存分に楽しめて上々の出来。

 麺は三河屋製麺の細麺ほぼストレート。スープの量が特に少ないわけではないものの、細麺でボリュームを出すことに無理があるのか、大盛だとちょっと玉になりがち。それでもスープの絡みは良好で、つるつるとした食感、啜りごちも悪くありません。

 半分ほど食べた時点で店自慢の「コーヒー油」を投入。スープが一段とマイルドになってこれはこれで一興ですが、もともと食べやすい一品なのでかえって物足りなさが加速したような気も。たまらずゆず胡椒を投入。

 チャーシューの代わりに自家製ベーコンを使っているのは面白い変化球。他に鶏つみれ、白髪ネギ、メンマ、ほうれん草、糸唐辛子。

 赤羽で長持ちしているだけあって店の雰囲気・接客態度も妙な気どりがなくなってすっかり丸くなり、ラーメンのクォリティーもそこそこのレベルを維持している模様。また他のメニューを試してみます。

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2019.01.04

庵悟@南浦和 ~ (限定)味噌ラーメン

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 南浦和駅の南西、南陸橋通り沿いに位置。約3年半ぶり再訪。先客7、後客10。退店時外待ち1となかなかの繁盛ぶり。予定していた店の開店が1時間遅れになると知って、こちらへ転進した次第。

 基本メニューの「つけめん」「中華そば」は試食済みで、往訪時に限定で提供されていた「味噌ラーメン(800円)」を注文。ランチサービスなし。もともと「つけめん」がウリの店でしたが、先客・後客ともほとんどが中華そばを注文していました。

 店内は横長カウンター8席と2人卓×1。卓上にはブラックペッパー、一味、おろしニンニク。厨房内には相変わらず店長とオバハンのみ。水セルフですが、券売機横に給水器が置いてあるだけなのでチト面倒。

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 ベースとなる「中華そば」のスープは非常に判りやすいひと昔前の「またお前か」的な濃厚動物魚介系で粘度はそこそこですが、魚粉を多用しすぎてざらつき感大。このベースが強烈過ぎるせいかあまり味噌らしさは感じられません。強いて言えば味噌を加えることで味わいが幾分マイルドになって、食べやすくなった気が。ただそれは多分に気のせいであって、味を重ねに重ねて塩分マシマシなのは疑いがないのでスープはあらかた残しました。

 麺は太目の緩い縮れ入り。スープに負けないように心持ち堅めの茹で上がりで、つるつるとした口当たりも良く、噛み応えもそれなり。スープとの相性はまずまず。量は200gとやや多め。

 茹でもやしはややくたり加減。他にバラ肉チャーシュー、メンマ、刻みネギ、ナルト、海苔。

 無難といえば無難な一品ですが、具のしょぼさからすれば「中華そば(750円)」ならともかく味噌はどう考えても割高。それでも南浦和駅の西側ってこれといったラーメン屋は無いに等しいので、長年人気を維持しているのでしょう。

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2019.01.03

紫金飯店 原宿店@北参道 ~ 玉子炒飯

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 東京メトロ副都心線北参道駅から明治通りを南へ。千駄谷小学校交差点角。近所にある将棋会館から棋士を含む関係者からの出前が多いことで知られる店の一つです。

 結構な人気店と聞いていましたが、開店早々の往訪だったためか先客、後客ともゼロ。しかし、電話注文がひっきりなしに入っているため客はいないのに厨房は朝から大忙し。宅配のバイクも頻繁に店を出入りと、店内の客よりも専ら出前で店を成り立たせているような感じがしました。

 屋号&外観通り、実態は典型的な街の中華料理屋さんで、卓上のメニューから看板メニューの「玉子炒飯(900円)」を注文。もう一つの看板メニューは酸辣湯麺でした。

 店は大きくはなく厨房に向かって縦長カウンター7席と4人卓×3、3人卓×1。椅子も年季が入っています。壁に仕切りがペタペタ貼ってありますが、意外なことに将棋関係者の色紙は目につかず、神宮球場が近いせいか野球選手の色紙のほうが目立ちました。

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 外見はどう見てもふわとろ系のオムレツ。しかもなんかパンツを履いた赤ん坊の尻みたいなパツンパツン感のあるオムレツです。

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 でも割ってみると確かにチャーハン。具は超細切れのチャーシューとハム、そして中にも玉子。後はほんのわずかに刻みネギが認められるだけのシンプルなつくりながら、ふわとろの玉子皮と混然一体となってなかなかにいい塩梅。チャーハンは若干しっとり目の仕上がり。

 またチャーハン自体は割と薄味で飽きがこないように仕上げているのでしょうが、如何せん量がめちゃくちゃ多い!! 何を頼んでも量が多い「珍来」のチャーハンよりも明らかに多く、一般的な中華料理店の大盛りより多い気がします。従って薄味とはいえ、最後のほうはレンゲが止まり勝ちになってしまいました。

 客のニーズに合わせているうちにこのボリュームになったのでしょうが、そのかわり「チャーハン」も「やきそば」も850円と街の中華料理屋さんにしてはやや高め。まぁ近所の方には重宝されているのでしょうけれど、それ以上の店ではないかと。

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2019.01.02

唐そば@渋谷

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 渋谷ヒカリエの南隣、首都高を挟んだ向かいが渋谷警察署。渋谷駅及びその周辺は工事中だらけで、久しぶりにやってくると何が何だか訳が分かりませんが、この店の周辺だけは特に変わりはなさげ。屋号は「とうそば」と読みます。大昔の超人気店という認識でしたが、祝日の昼でも先客10名強、後客6と今でもそこそこ賑わっていました。

 券売機はなく後払い制で、卓上のメニュー先頭の「ラーメン(700円)」を注文。他につけ麺、カレーつけ麺、そして限定商品として肉そば、鴨葱そば。つけ麺を頼む客が多いのには驚きました。

 店内は縦長カウンター7+5席と4人卓×3、さらに入口近くに小上がり2人卓×1。卓上には胡椒と一味、さらに50円のゆで卵と、それ用の塩を用意。

 また往訪時は「茹でもやしの小鉢」を無料サービスしていましたが、あまり出したくないのか店からは積極的に要不要を聞いてきませんし、また注文後も催促しないと出てきませんでした。

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 スープはライトな豚骨ベースといったところ。豚骨と地鶏のガラ、香味野菜、そして隠し味に和出汁を使用しているそうですが、久留米ラーメンのような濃厚豚骨スープとは対極的な味わいなのはもちろん、少々甘みが強いせいか「あっさり系」といっても長浜ラーメンの「あっさり」とも随分違う気がします。マイルドというより、単に物足りない気が。

 麺は自家製の細いストレート系。つるつるした口当たりなのはともかく、柔らかめの仕上がりなのには意表を突かれました。スープがライトなのに合わせているのかもしれませんが、個人的には好みから遠く外れていました。「麺硬め」等の注文を受け付けているのかどうか不明。またデフォルトだと量が少なめのラーメンなのに替え玉がない代わり、大盛があるのも目を惹きました。

 チャーシューは小さいのが2枚。他にきくらげ、もやし、刻み青ネギ。無料サービスの茹でもやしは、一風堂などによくある「辛味もやし」ほどしっかりした味付けがなされておらず、店では麺に入れて食べるのを推奨していましたが、ただでさえライトなスープが薄くなるだけで逆効果のような気が。

 今となっては本場福岡仕込みがウリの癖が強い本格派でもなければ、安くて量を食わせる店でもなく、いろんな意味で中途半端な感じのラーメン屋になってしまいましたが、相変わらず繁盛していているところを見ると、その中途半端さが万人受けという良い面に出ているのかもしれません。

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2019.01.01

天理スタミナラーメン@近鉄奈良 ~ スタミナラーメン

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 近鉄奈良駅西口の南側、「小西さくら通り」を南へ入ってすぐ。先客1、後客6。奈良県を中心に近畿圏一円に店舗展開しているチェーンです。

 店内の券売機は「唐揚げセット」を筆頭にセット物のボタンが一際大きい上に、ラーメン単品のメニューも豊富でクラクラしますが、基本と思しき「スタミナラーメン(700円)」を注文。ランチタイムは、セット物についてはライス一杯おかわり無料サービスがあるものの、ラーメン単品には何もありませんでした。ラーメン類は他に「みそスタミナ」「みそ」「夜鳴き」「豚塩」など。

 店内は縦長カウンター6席と店奥に6人掛けテーブル1卓。2Fへ階段が通じていますが、2Fの様子は不明。卓上にはラー油、塩、餃子のタレ、胡椒、ソース。また頼めばニンニクや豆板醤を出してくれるようです。場所柄外国人観光客もやってきますが、対応は実に手慣れたもの。

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 白菜、豚肉、ニラ、ニンジンなどの炒め物がどっさり乗って登場。豚骨ベースのスープは見た目通りのピリ辛仕上げで、野菜の旨味、甘みと相まって必要以上に辛すぎないのは気に入りました。ただ見た目と違ってとろみはありません。また背脂を加えているものの、具の大半が白菜のためか、あるいはニンニクをがっつり利かせているわけでもないせいか、「スタミナ」を冠する割にはこってり感は全く感じませんでした。スープの旨味にぐいぐいと引き込まれるような感じもせず。

 麺は細めのごく緩い縮れ麺。やや堅めの仕上がりで、水気の少なそうなちょっとチープな食感。スープに合わせるとこんなものかもしれませんが・・・ 量もやや少なめか、店がセットメニューを推しているのもなんとなく判ります。

 日高屋が毎年冬季限定で販売する「チゲ味噌」に位置づけが似ているような気がしますが、残念ながら値段といい、クォリティーといい、日高屋チゲ味噌に完敗でしょう。「天スタ」が高田馬場に進出したものの、長持ちしなかったのは道理かと。

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