茅根@戸田公園 ~ つけめん
戸田公園西口から駅前の通りを西へ。なんと10年ぶりの再訪。先客ゼロ、後客9。開店してすぐの往訪でしたが、入店後にぞろぞろ客がやってきて、退店時には店内に待ち客1と相変わらず人気を保っている模様。なお屋号は「かやね」ではなく「ちのね」と読みます。
店内の券売機で基本と思しき「つけめん(730円)」を注文。大(400g)・中(300g)・小(200g)同値段なので「中盛」にしてもらいました。後客の大半は大盛を注文。
つけ麺専業の店と思って長らく放置していましたが、しばらく来ないうちにメニューが増えていて「らーめん」「辛味噌らーめん」「汁なしタンタン麺(小ライス付き)」なども用意。実際ラーメンを注文している客もいました。逆に「まぜそば」がないのが気になりました。
店内はL字型カウンター9席と店奥に4人卓×2。卓上にはブラックペッパー、酢、ラー油、醤油。厨房とカウンターの仕切りが高くて中の様子は伺えませんでしたが、店主ご夫妻とホール係のオバハンで切り盛りしている様子でした。
つけ汁は判りやすい動物魚介ベース(店内の案内によると「豚骨、鶏がらを10時間以上煮込み、ウルメイワシ、カツオ節、昆布などを合わせ」とのこと)ながら粘り気は全くなく、かつ魚粉は目立つもののざらつきを感じるほどでもないので、いわゆる「またお前か」とは若干違った印象。脂分少なめ、かつ魚介系独特の癖も抑え目のあっさり風で、食べ進むにつれて酸味も強くなってきましたが、大勝軒のような甘酸っぱいタイプではないので許容範囲内。ただスープ割にするとかなり甘さが際立ってきます。
麺は自家製の太麺ストレート。つるつるとした食感でもっちりとした仕上がりですが、個人的にはもうちょっと噛み応えがあるほうが好み。この仕上がりだとつけ麺ならまだしも「汁なしタンタン麺」にはちょっと弱く感じるかも。
つけダレに入っているチャーシューは細切りで、なぜか焦げが目立ちました。他にメンマ、海苔、刻みネギ。
これといった面白みはないものの、極めて無難な出来で、長く人気を保っているのも納得。
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