遊@西川口 ~ (期間限定)手打ち煮干そば
西川口駅西口からドンキホーテのある交差点を右折。ソープ街も尽きて少々寂しくなった通りの一角に店を構えています。西川口駅が最寄ですが住所は蕨市内。約1年4ヶ月ぶりの再訪。先客2、後客3。
店先に案内が出ていた期間限定の「手打ち煮干そば(900円)」を注文。ランチサービスなし。
昔は「煮干しそば」「肉煮干しそば」しかなかったような記憶がありますが、メニューが次第に増え、「動物零煮干そば」「背脂煮干醤油らーめん」「煮干しつけそば」「煮干しまぜそば」など。また「昔ながらの中華そば」にご飯ものを付けたランチメニューも出すようになっていました。
店内はL字型カウンターが9席のみ。厨房内には相変わらず店主のみ。店内には煮干しの香りがほんのり漂っていますが、カウンターと厨房の間の仕切りが万里の長城のように聳え立っているので、厨房の中の様子は窺えず。麦茶セルフ。卓上にはブラックペッパー、ホワイトペッパー、一味、ごましお。
限定商品ですが、単に「肉煮干しそば」の麺を変えただけではなさそうで、外観がちょっと華やかになっていました。またもともとこの店はスープをケチりがちなのが難点で、並盛を頼んでも麺のかなりの部分がスープの上に顔を出していましたが、その難点がすっかり解消されていました。
煮干しがウリの店とは言え動物系出汁を合わせているせいか、濃厚煮干しを売り物にする店と比べると煮干しの効かせ具合は万人受けする範囲内に留まっており、魚臭くなったり、あるいは旨味過多に陥ったりする愚を回避しています。以前は無化調なのが悪いほうに作用してか、物足りなさを感じたものですが、その弊もすっかり解消。
麺はいかにも手打ちらしい並太の平たい縮れ入り。それは良いのですが、どういうわけかかなり堅めで参りました。ゆえにスープの絡みもイマイチ。食べ進んでも麺がしっとりすることはなく、最後まで似たような食感でした。なお普通盛だと200gあるとのこと。
チャーシューは柔らかしっとり系と硬めのと。他に海苔、かいわれ、刻みネギ。
高いのが難点ですが、クォリティーは西川口では近隣の「有彩」と双璧を成すのは確か。
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