紫金飯店 原宿店@北参道 ~ 玉子炒飯
東京メトロ副都心線北参道駅から明治通りを南へ。千駄谷小学校交差点角。近所にある将棋会館から棋士を含む関係者からの出前が多いことで知られる店の一つです。
結構な人気店と聞いていましたが、開店早々の往訪だったためか先客、後客ともゼロ。しかし、電話注文がひっきりなしに入っているため客はいないのに厨房は朝から大忙し。宅配のバイクも頻繁に店を出入りと、店内の客よりも専ら出前で店を成り立たせているような感じがしました。
屋号&外観通り、実態は典型的な街の中華料理屋さんで、卓上のメニューから看板メニューの「玉子炒飯(900円)」を注文。もう一つの看板メニューは酸辣湯麺でした。
店は大きくはなく厨房に向かって縦長カウンター7席と4人卓×3、3人卓×1。椅子も年季が入っています。壁に仕切りがペタペタ貼ってありますが、意外なことに将棋関係者の色紙は目につかず、神宮球場が近いせいか野球選手の色紙のほうが目立ちました。
外見はどう見てもふわとろ系のオムレツ。しかもなんかパンツを履いた赤ん坊の尻みたいなパツンパツン感のあるオムレツです。
でも割ってみると確かにチャーハン。具は超細切れのチャーシューとハム、そして中にも玉子。後はほんのわずかに刻みネギが認められるだけのシンプルなつくりながら、ふわとろの玉子皮と混然一体となってなかなかにいい塩梅。チャーハンは若干しっとり目の仕上がり。
またチャーハン自体は割と薄味で飽きがこないように仕上げているのでしょうが、如何せん量がめちゃくちゃ多い!! 何を頼んでも量が多い「珍来」のチャーハンよりも明らかに多く、一般的な中華料理店の大盛りより多い気がします。従って薄味とはいえ、最後のほうはレンゲが止まり勝ちになってしまいました。
客のニーズに合わせているうちにこのボリュームになったのでしょうが、そのかわり「チャーハン」も「やきそば」も850円と街の中華料理屋さんにしてはやや高め。まぁ近所の方には重宝されているのでしょうけれど、それ以上の店ではないかと。
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