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2019.02.28

コムギの夢@戸田 ~ 中華そば大盛

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 埼京線戸田公園駅の北。本町通り沿い、戸田第一小近く。3年半ぶりの再訪。先客ゼロ、後客4。

 メニュー先頭の「中華そば(600円)」を注文。前回往訪時は並だと120gしかなく、中盛(180g)まで同値段でしたが、しばらく来ないうりに並で140g、大盛はその1.5倍で+100円に変わっていました。並だとちょっと少ないので大盛にしてもらいました。

 メニューは他に塩そば、つけそばなど。また往訪時には限定の「味噌ラーメン」も。自家製麺がウリの店なのにまぜそばをやっていないのは珍しい気も。

 店内はL字型カウンター11席。水セルフ。卓上には酢、醤油、ラー油、ミル入りミックスペッパー。店は店主と女性アシスタントで切り盛り。

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 スープは判りやすい動物魚介系で魚介系がやや強めに出ている感じ。魚粉が丼の淵にうっすらと付いていますが、ざらざら感はありません。昔のウンチク書きには「大山地鶏を100%使い、あっさりながらも深みのある旨みたっぷりのスープと、煮干し・さば・うるめ・宗田節・本節のコクと昆布の甘みたっぷりの魚ダシスープの2種類をブレンド」とありましたが、その頃と基本的には変わっていないのかな? 

 脂がやや多いせいか、見た目よりこってりした印象。それでもかえしを含めて全体のバランスが良く、滅茶苦茶凝った風の作りでもないのにスープをついつい飲み進んでしまいました。

 麺は自家製の並太ストレート。つるつるした食感で噛み応えもまずまず。スープをケチっているわけではないのですが、大盛だとさすがにちょっと玉になって食べにくいところも。

 チャーシューは超淡白な鶏と旨味がしっかりした豚の2枚。他にメンマ、なると、かいわれ、刻みネギ。

 特に目新しさはありませんが、この値段でこの出来なら天晴れと言っていいでしょう

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2019.02.27

スンドゥブ風ピリ辛鍋焼きうどん@山田うどん

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 山田うどんが最近「鍋焼きうどん」を始めたと聞いて早速試食へ。山田うどんは埼玉県を中心に店舗展開しており、「埼玉県民のソウルフード」と評する向きもあるようですが、ほとんどの店舗が郊外のロードサイドにあるため、個人的には全くと言っていいほど縁がありません。往訪した川口弥平店は足立区も近い工業団地のど真ん中にあり、しかもすぐ近くに「ワークマン」が建っている辺りに山田うどんの主要顧客層が浮かび上がってきます。

 「鍋焼きうどん」を始めたといっても店外に大々的に広告を出しているわけではなく、店内も壁に貼られた広告やカウンター卓上のメニューをよく見るとその存在に気づくといった程度。

 メニューを見ると鍋焼きうどんは「五目鍋焼きうどん」「スンドゥブ風ピリ辛鍋焼きうどん」「鶏塩だしの鍋焼きうどん」の3種類があり、厳冬期に一番ふさわしい「スンドゥブ風ピリ辛鍋焼きうどん(780円)」を注文。オバハンに「ご飯要りますか?」と聞かれたのでつい反射的に「はい!!」と応えましたが、ご飯は無料サービスではなく有料(100円)と気づくも後の祭り。「ゆかり」の要否も聞かれましたが、シソが好きじゃないので謝絶。オバハン達の話を聞いていると、往訪日はとりわけ寒かったせいか、朝から朝定食ではなく鍋焼きうどんが良く出ていたとのこと。

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 なぜか後客が頼んだ「五目鍋焼きうどん」に抜かされて、ようやく登場。「スンドゥブ風ピリ辛鍋焼きうどん」は豆腐をメインに豚肉、たまご、長ねぎ、ニラ、キムチとなかなかの具沢山。おまけに「ピリ辛」という形容ではちょっとマイルドすぎるくらいそこそこ辛く、結果的にご飯を付けて正解でした。うどんだけだと個人的には辛すぎてきつかったかも。

 スンドゥブ風にするためのピリ辛レシピが大手外食産業的に確立しているせいか、うどんのはずなのに出汁の味わいが日高屋の「チゲ味噌」とたいして違わない気がするのは半ばご愛敬。それはともかく、山田うどんの最大の難点はうどん(笑) コシが弱くて、なんかスーパーで30円くらいで売っている茹で麺みたいな感じなのがなんともいただけません。これでも以前よりはマシになったのかもしれませんが・・・

 山田うどん再訪のきっかけとなった埼玉新聞の記事によると、讃岐うどんチェーンで土鍋料理の提供がない点に着目して鍋焼きうどんの提供を始めたとのこと。また鍋焼きうどんは山田うどんにしてはかなり高いが、よそで食べるよりは安いという絶妙の価格設定もミソなんだとか。

 でも往々にして立地がかなりアレな山田うどんに「(午後5時以降)ファミリー層が来店し、母親ら女性の大半が(鍋焼きうどんを)注文する」ってホンマかいな???

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2019.02.26

しおの風@竹ノ塚 ~ 塩らーめん

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 竹ノ塚駅東口から北へ。イトーヨーカドーやドンキホーテが建つ竹ノ塚センター通りを北へ。商店街からやや外れたところに店を構えています。なんと9年ぶりの再訪。先客ゼロ、後客4。なぜか暖簾が裏返しですが、気にしない方向で。

 屋号通り塩らーめんが売り物で、基本の「塩らーめん(750円)」を注文。またランチタイムは大盛無料サービスをやっているので大盛で。大盛だと50~60g増えると注釈が付いていますが、デフォルトの量は不明。さらにサービス券を利用して豚チャーシューを付けてもらいました。以前は脂の量を聞かれましたが、今回は聞かれず。

 メニューは他に熟成塩らーめん、煮干し塩らーめん、塩担々麺、塩つけめん、塩まぜそば等々塩に拘ったメニューがずらずら並んでいますが、一応正油や味噌も用意。

 店内はL字型11席。卓上には練り梅、ガーリックチップ、ゆず胡椒、胡椒、パルメザンチーズ。店は店主と女性アシスタントの二人で切り盛り。

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 Web上の店コメントによると「博多、浜菱の天日塩、石垣の塩等をオリジナルブレンドした塩ラーメンです。だしも、サバ、カツオ、煮干し、干しエビ、シイタケ等9種類からだしを取っております。国産鶏がらを使用しておりあっさりの中にもこくがある、しおの風の自信作です。」とのことですが、味わいの上ではほぼ鶏がらベース。 

 塩ダレが飲む気を阻害するほどきつくはないものの、出汁の旨味に引き寄せられてついつちぐいぐいと飲み進んでしまうほどの吸引力もなし。コクを加えるために「鶏のテール油を香味野菜と一緒に弱火でじっくり煮込んだ油」を使っているそうですが、その量がやや多いせいか、塩らーめんの割にはあっさりにはほど遠く、むしろこってりした印象を受けました。

 麺は心持ち細目のストレート。つるつるした口当たりで、もっちりというよりは幾分歯ごたえ強め。スープとの相性、絡みぐあいも申し分なし。大盛だとさすがに途中で飽きるので、途中でゆず胡椒を投入。微量だと塩の尖りがマイルドになってぐっと食べやすくなります。

 豚チャーシューは脂身が多くて崩れやすいタイプ。らーめんが思いのほかこってりした印象を受けたのはこのせいかも。また茎わかめがやたら目立ちます。他に水菜、穂先メンマ、麩、刻みネギ、そして真っ赤なクコの実が彩を添えています。

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2019.02.25

Mr.シェフ@西川口 ~ Bランチ

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 西川口駅西口から西川口陸橋のほうへ。近くに担々麺の「永吉」あり。中華を中心にアジア系の料理店が多い西川口には珍しい「街の洋食屋さん」です。ほぼ2年ぶりの再訪。開店直後の入店でしたが先客3、後客ゾロゾロと退店時には満席近く、相変わらず賑わっています。

 定番の各種ランチメニューに加えて、日替わりの「Aランチ(650円)」と週替わりの「Bランチ(830円)」があり、Bランチを注文。この日は「スペシャルハンバーグ(ビーフ100%)とエビフライ」でした。ランチメニューにはライスとスープが付き、しかもライスは大盛り無料サービス。ちなみにAランチは「ポークカツ+ミートオムレツ+カレースパ」。注文はAのほうがやや多いかな?

 落ち着きのある店内は入口側に4人掛けテーブル3卓、店奥に2人掛け2卓。さらに厨房に向かってカウンター4卓。御夫婦で切り盛りしている感じ。川口の洋食屋さんには珍しいことに箸が置いてありません。個人的にはちょっと残念。

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 人気メニューである程度作り置きしてあるのか、あっという間に登場。ハンバーグはファミレスっぽい柔らかタイプ。「バターを伸ばして食べてください」とのことでしたが、うーんこのバターがイマイチなのか、ちょっと味が濃すぎるというかしつこいというか・・・ フツーにさらっとソースをかけてくれたほうがいいのに。というか、ミックスベジタブルもそうだけど、この店って前から味濃いめだったっけ?

 またご飯もちょっと堅めというか、パサつき加減。うーん、たまたまの下ぶれなのかもしれませんが、久々に来たら聊か残念な感じになっていました。

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2019.02.24

【観戦記】19年第1節:仙台 0-0 浦和 ~ 寒風が一層身に沁みたお寒い試合(双方とも)

・今年の開幕戦は仙台でのアウェーゲーム。一時は雪の可能性すら報じられましたが、日を追うごとに天気予報は好転して、試合当日は見事に晴れ。ただ気温が低くて風が冷たい上にメインスタンドはずっと日陰。おまけに双方ほとんど点が入る感じがせず、双方を通じて決定機らしい決定機は57分関口クロス→長沢ヘッドの一回こっきり。両監督ともスコアレスドローで満足しているかのような、興行的には実にお寒い試合でした。

・浦和のスタメンは試合前日にオリヴェイラ監督が公言した通り、ゼロックス杯のスタメンから橋岡に代えて山中を起用し、山中左WB、宇賀神右WBという布陣。一方仙台はオフに主力選手が大量流出し、おまけに試合直前に椎橋が故障したため、天皇杯決勝から引き続きスタメン起用されているメンバーは石原・大岩・平岡・シュミットの4人しかいないという惨状でした。

・浦和の出来はゼロックス杯よりはかなりマシでしたが、依然として攻撃時のコンビネーションに難があり、とうとう最後までGKシュミットを脅かすようなシュートは撃てず。一方仙台は選手の大幅な入れ替えが祟ってか、こちらも単調な攻撃に終始し、決定機らしい決定機は先述の1回と、せいぜい27分蜂須賀クロス→長沢ヘッド(わずかに枠外)くらいで、浦和よりは若干マシとはいえこちらもたいして攻め手なし。

・最近の仙台戦といえば、「仙台が支配しているがただそれだけで決定機は作れない」という試合展開になりがちでしたが、この試合はその真逆。浦和がボールを支配しているがただそれだけという展開になってしまいました。DAZNのスタッツだと浦和のボール試合率は62%。しかしシュートはたった6本。枠内シュートは13分エヴェルトンクロス→興梠力なくヘッドだけかな?

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・仙台は大幅にメンバーが代わった影響で難しいことができないのか、単に浦和の前からの圧力を交わしきれないためか、いつもとは芸風が変わって長沢やハモンロペスを目掛けてのロングボールがかなり多いように見受けられました(特に前半)。しかし、そこはマウリシオや槙野が難なく対応して相手のボールコントロールを許さず。仙台があまりにも簡単にボールを失うため、自然に浦和がボールを支配する展開になったと言ってもいいでしょう。

・ところが仙台の攻守の切り替えは実に速く、浦和は常に仙台の守備ブロックが整った状態での攻めを余儀なくされました。仙台は5-4-1というよりは5-2-3に近いような形で浦和3バックに圧力をかけるような高めの位置に守備ブロックを敷いていましたが、浦和はとうとう最後まで仙台の守備に穴を開けられずじまい。ゼロックス杯よりはマシとはいえ攻撃面での連携不足は著しく、緩急をつけられず同じようなテンポで相手の守備ブロックの前でぐるぐるボールを回すだけで試合を終えてしまいました。

・試合を通じて気になったのはサイドチェンジがほとんどないこと。岩波やマウリシオから直接高い位置にいるWBへボールを振る場面もなければ、右サイドに相手選手を集めて置いてから一気に左サイドへ振って山中に一対一を作られるような場面もなし。相手の守備ブロックを揺さぶるような仕掛けがあまり見受けられませんでした。

・興梠はガチガチにマークされているので、それを逆手にとって杉本がゴールに向かえばいいものを、杉本は良く言えばチームプレーに徹して頻繁に中盤に下がってボールを受け、守備にも奔走して90分を終えた印象が強く残りました。悪く言えば「全く怖くないFW」の典型。山中がクロスを上げてもその先に杉本はいない。杉本自身まだ遠慮があるのかもしれませんが、チーム内で杉本の活かし方を会得しきれないまま武藤復帰を迎えそうな気が。

・柏木も厳しいマークに遭って容易に前を向かせてもらえないので、代わって前に出る機会が多くなったのがエヴェルトン。59分のカウンターのチャンスで山中からの折り返しをボックス内で受ける好機がありましたが、シュートはバーの上。やはり高めの位置にいてナンボ、IHが本職と感じさせるプレーが随所に見られた反面、アンカーの位置で大きくボールを捌くようなプレーは見られず。また長沢の執拗なプレスバック(往々にしてただのラフプレーですが)に苦しめられる場面も。

・山中も杉本同様、使い方がよくわからないまま90分を終えた感じ。ボールが欲しいタイミングでボールが出てこない、クロスを上げた先には飛び込む枚数が少ない。前半終了間際の山中クロスなんて、山中にボールを出しているのが中盤に下がっている杉本だという惨状。しかも後半はほとんど消えてしまいました。

・橋岡に代わって右WBに回った宇賀神も良いところなし。山中と違ってもともと一対一で何かするタイプではないので致し方ありませんが、周囲との連携に難がある状態では全く活きませんでした。昨年秋に橋岡が完勝した関口に宇賀神は終始苦戦し、57分には関口の切り返しを食らって高精度のクロスを許す始末。うーん、これでは橋岡にスタメンを奪回されても仕方ないかも。

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・ボールは支配するもののこれといった決定機を作れないまま時間が徒過する中でオリヴェイラ監督が73分に放った一手はなんと長澤→マルティノス!! ゼロックス杯でオリヴェイラ監督はIHマルティノスに何がしか手応えを得たのでしょう。残念ながら長澤との交代ゆえマルティノスは右サイドに寄り勝ちで盟友山中との連携プレーは多くはなく、即効性はありませんでしたが、カウンターを食らいそうになった場面でマルティノスがいち早く自陣に駆け戻ってクリアする「改心劇」があり、今年のマルティノスは何かやってくれそうな気配ムンムンです。

・なにぶんシーズン序盤は連携不足で流れの中で点が入る気がしないのはオリヴェイラ監督も半ば容認していたでしょうから、セットプレー一発での局面打開を期待しましたが、これも完全に不発。GKシュミットは飛び出し判断に難があって珍プレー連発系のはずですが、そんなGKに楽々キャッチホンだらけというのにはがっかり。81分柏木FKからの流れで仙台のクリアボールをボックス内で興梠がフリーで拾う場面がありましたが、シュートはバーの上。

・浦和の攻撃に見るべきものはありませんでしたが、仙台も似たり寄ったり。ボールを保持しながらサイド高い位置からのクロスという昨年までの得意な形はほとんどできず、単調なロングボール攻撃に頼る場面が目立ちました。攻撃面が低調だった浦和も守備はほぼ破綻なく、易々とカウンターを食らう場面はほとんどありませんでした。唯一57分の場面だけは長沢をフリーにしてしまいましたが。

・また唯一得点の可能性があった長沢をなぜか78分に下げてしまう渡邉監督の迷采配。ジャーメインがJ1レベルにないのは天皇杯決勝で実証済みなのに。ハモンロペスはやたらミドルシュートを放っていましたが、いずれも枠外。それ以前にお疲れ気味のベテラン兵藤に代わって入るのがさらに高齢の梁だというのもなんだかなぁ・・・

・仙台は悪く言えば攻撃を犠牲にして守備を固めたような感じでしたが、それでも大幅にメンバーが入れ替わったにも関わらず守備だけはなんとか形に仕上げてきた渡邉監督の手腕は侮れません。ただ試合開始早々岩波を削るなど、伝統的にラフプレーが多いのはなんとかなりませんかねぇ・・・

・オリヴェイラ監督自身、一年間トータルでの闘いであることを重視してあえてスロースタートで入ったことを半ば公言している以上、リーグ開幕戦&アウェーゲームは勝ち点1でもなんら構わないと達観していると思います。川崎に比べて仙台の実力が格段に落ちる点は割り引く必要がありますが、この試合はゼロックス杯よりは出来が良かったのも確かで、この前進を次節ホーム開幕戦で勝ち点3に繋げてほしいものです。

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---興梠--杉本---
---柏木--長澤---
山中--エヴェル---宇賀神
-槙野--マウリシオ--岩波-
-----西川-----

(交代)
73分 長澤→マルティノス
83分 興梠→ナバウト

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-----長沢-----
--石原---ハモンロペス--
関口-兵藤-富田-蜂須賀
-永戸--大岩--平岡-
-----シュミット-----

(交代)
65分 兵藤→梁
78分 長沢→ジャーメイン

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2019.02.23

大味@蕨 ~ エビチャーハン

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 蕨駅東口から中央分離帯に植え込みがある通りを産業道路方面へ。約2年ぶりの再訪。先客ゼロ、後客10と相変わらずの人気店。屋号は「タイミー」と読みます。

 外観通り何でもありの町の中華料理屋さん。とにかく盛りが多いことで有名で、近所の湊部屋に所属する逸ノ城関が来店した時の写真(もっともまだ髷が結えなかったころですが)が飾ってあります。下手にセット物なんて頼もうものなら爆死するのは確実なので、無難そうな「エビチャーハン(780円)」を注文。

 店内は4人掛けテーブル2卓、6人掛け1卓、2人掛け2卓。大きくはない店内に目一杯テーブルを詰め込んだ感じ。混んでくるとすぐに相席になります。

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 何度か往訪済みの店ですが、相変わらずバカでかい。フツーのチャーハンの倍以上あるでしょう、これ・・・・これの大盛りなんて、それこそ関取じゃないと無理じゃろう・・・ おまけに付いてきたわかめスープまでやたらでかいし・・・

 チャーハンなのでそれなりに脂っぽいのはやむを得ないのですが、「餃子の王将」のチャーハンみたいな濃い目の味付けではなく、どちらかといえば薄味。ただ混ぜ込んであるのはほぼ卵のみで、あとはニラがわずかに認められるだけ。また海老もエビチリにありがちなプリプリ系ではなく、軽く揚げてある感じ。

 従って薄めの味付けとはいっても味わいが単調なのは否めず、半分食べた辺りから急激に食のピッチが落ち、最後はレンゲが止まり勝ちに。

 「カニチャーハン」を頼んでいた後客が「小」にしてもらっていましたが、たぶんそれが正解。でも特に美味いというわけではなく、とにかく量が多いという店で「小」を頼むというのはなんだかなぁという気も。もうこの手の店は卒業かなぁ・・・

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2019.02.22

食べラー・メンマ牛丼@すき家

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 「すき家」が2019年1月30日より期間限定販売中の「食べラー・メンマ牛丼・並(500円)」を試食。同牛丼は新発売ではなく、2010年に販売された商品の復活なんだとか。当時人気だった割には復活まで随分と間があるのが不思議でなりません。桃屋の「辛そうで辛くない少し辛いラー油」が突如大ブームになり、スーパーで超品薄になった時期もありましたが、あのブームとは何だったのか・・・というか、ブームとはだいたいそういうものですが。

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 「シャキシャキメンマにピリッと辛いザクザク食感の"食べるラー油"、青ネギをトッピングした牛丼です。」「 "食べるラー油"は、ごま油、フライドガーリックとドライオニオン、唐辛子でザクザク食感と香ばしい香りが特徴です。」というのがすき家のウリ文句。写真ではラー油がちょっとしかかかっていないように見えますが、大半が青ネギの裏に隠れています。

 ただ残念ながらこのラー油がたいして辛くなくて「ピリッと辛い」には程遠い感じでした。それはまだしも困ったのがメンマ。後乗せのメンマが冷え切っていて、せっかくの牛丼の熱を奪うだけに終わっているように思えてなりませんでした。また普段そこそこ美味いラーメン屋のメンマに慣れているせいか、メンマ自体のクォリティーにも少々難が・・・

 これだと「食べラー・メンマ牛丼」の復活に長い年月を要したのは、単に「あまり美味くないから」と結論付けざるを得ない出来。牛丼をピリ辛にして楽しみたいならレギュラーメニューの「キムチ牛丼」のほうがはるかにマシだと感じました。

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2019.02.21

むさし坊@武蔵浦和 ~ 八丁味噌らーめん

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 武蔵浦和駅・埼京線の西側。図書館の北にある高層マンションの1F。半年ぶりの再訪。先客3、後客5。

 今回は期間限定の「八丁味噌らーめん(850円)」を注文。といっても、冬の定番になっているのかな?通年販売の「むさし坊ラーメン」麺では太麺/細麺が選べたのですが、今回は何も聞かれず。ただ麺の堅さを聞いてきたので、堅めでお願いしました。

 店内はL字型カウンター13席。マンションに同居した店舗にしてはびっくりするくらい天井が高いのが特徴。卓上にはミックスペッパーと塩昆布。さらに八丁味噌らーめん用に別に一味が出てきます。

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 名古屋名物味噌煮込みうどんを意識したような浅い丼で登場。以前食べた時は味噌煮込みうどんとは違ってスープは必要以上に味噌味が支配的ではないという印象でしたが、今回久しぶりに食べてきたところ思い切り八丁味噌の味わいが全面支配。当然濃厚な味わいになりますが、それでいて塩加減は許容範囲内で、味噌らーめんには珍しいことに旨さにひかれてついついスープを飲み進んでしまいました。

 味噌は「八丁味噌・信州味噌・京都の米味噌」のブレンド。香ばしさは焦がし味噌にしているところから来る模様。ベースは「むさし坊」同様鶏白湯かな?

 麺は平打ちっぽい縮れ麺。スープとの相性を考えれば「堅め」で大正解。スープとの相性を考えれば太麺でも良さそうですが、この麺でも辛うじてスープとのバランスが保たれていて、スープに負けている感じはせず。

 チャーシューは味噌漬け炙りで、適度に崩れゆく様が面白い逸品。太いきんぴらごぼうといい、もやしといい、それぞれに歯応えが楽しく、良い箸休めになります。他に刻み青ネギ、にんじん、糸唐辛子。さらに底のほうに揚げネギや揚げにんにく(?)が隠れていて、それらが自然と味変アイテムとして作用。

 なお八丁味噌らーめんは2月一杯までとのこと。「むさし坊」は期間限定商品に力を入れている割にはSNSでの情報発信をしていないので、行ってみないと何が出ているのか判らないのが難。

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2019.02.20

BUONO@草加 ~ 洋食ラーメンホワイト

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 草加駅東口、マルイの北に続く駅前一番通り商店街内。イタリア料理店「italian NAHOH」が日曜昼のみラーメンを提供。「tokyo hoajao style IKEDA」の跡地ですが、外壁を塗りなおしただけかな? 先客ゼロ、後客5。

 券売機は無く後会計制。卓上のメニュー先頭の「洋食ラーメンホワイト(800円)」を注文。メニューは他に「洋食ラーメンブラック」のみ。ホワイトは塩で、ブラックは醤油とのこと。ランチサービスはなく、「洋食屋の肉丼」を注文する後客が目立ちました。

 店内は厨房に向かってL字型カウンター8席、店奥に4人卓×2が見えましたが、使っているのかどうか不明。卓上には調味料類無し。水セルフ。店主と、いかにも入店したばかりっぽい若い兄ちゃんとで切り盛り。着席するとおしぼりサービスあり。

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 メニューに「仔牛と名古屋コーチン」と添え書きがあるところから、スープはそれらがベースなのでしょう。ただ最初はスパイス類がちょっと邪魔。慣れるに従って出汁のまろやなか旨味がぐんぐんと迫ってきて、いかにも「洋風」という顔立ちを見せてくれますが、終盤になると今度は塩ダレが気になりだしました。もうちょっと塩気控えめのほうが好み。

 麺は細目のストレートタイプ。心持ちざらつきがあるせいか、日本蕎麦っぽい食感ですが啜り心地は良く、案外噛み応えもあり、かつスープの絡みも申し分なし。

 具は低温調理の豚・鶏チャーシュー。共に淡白な味付けで肉の旨味を存分に生かしていて気に入りました。干からびたキノコは乾燥させた本しめじとのこと。「風味が強いので、後でいただいて下さい」とのアナウンスが食前にありました。

 いかにも実験的な一杯ですが、これなら上々の出来といっていいでしょう。

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2019.02.19

初代にぼ助@御茶ノ水 ~ にぼ助らーめん

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 御茶ノ水駅前の「丸善」の裏、駿台予備校1号館の横あたり。ラーメン屋らしくない、どちらかと言えばオフィス向きのビルの一角に店を構えています。先客3、後客4。

 店内の券売機ボタン先頭の「にぼ助らーめん(800円)」を注文。普通盛(160g)・中盛(190g)・大盛(220g)同料金なので中盛にしました。メニューは他に魚介らーめん、つけ麺等。往訪時はつけ麺のボタンにに×印が付いていて不思議に思ったのですが、つけ麺は17時から販売とのこと。

 店内は厨房を囲むコ型カウンター10数席と壁に向かってカウンター4席。卓上にはフルーツ酢、胡椒、黒七味。

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 店内のウンチク書きに「豚骨ベースのスープに厳選煮干しをたっぷり使用し」とある通り、屋号に「厳選煮干しらーめん」と冠している割には食べ手を選ぶくらい煮干しをがっつり効かせたタイプではなく、豚骨とのバランスを取って万人受けする範囲内に仕上げています。表面に背脂が目立ちますが、その割には脂こてこてという感じはしません。

 それどころかちょこんと乗せられた生姜を溶かし込んでゆくとむしろあっさりすっきりした味わいにすら感じられるくらい。この味わいの変化が劇的なので中盛でも全く飽きは来ませんでした。かえしが妙にでしゃばらないのも好印象で、背脂プカプカの割には飲む気を損なわれないあたりはたいしたもの。

 自家製の麺は太目の強い縮れ入り。つるつるした口当たり、かつやや硬めの仕上がりで噛み応え抜群。それでいてスープに対して強すぎるという感じもせず。またスープをケチらず、中盛でもスープとの量的バランスはちゃんと保たれていました。

 チャーシューはバラ肉と肩ロースの2種類。崩れがちなバラ肉のほうはなかなかの出来。他にメンマ、刻み玉ねぎ、青ネギ、ナルト。

 クォリティー的には大満足でしたが、普通盛~大盛同料金にしたのが却ってよくないのか、この値段だと隣の駿台生には高いだろうなぁ・・・ 御茶ノ水は割とその辺シビアなのでちょっと気になりました。

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2019.02.18

田乃井@大師前 ~ 比内地鶏中華そば

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 西新井大師の北参道沿い。先客5、後客1。暖簾がかかっていないので営業しているのかどうか判り辛いのが難。

 券売機はなく、店内のメニューを見て基本と思しき「比内地鶏中華そば・中(650円)」を注文。他に味噌中華そば、塩中華そばなど。夜はちょっとしたおつまみも揃えてちょい飲み屋になる感じの店です。

 店内は厨房前に縦長カウンタ6席のみ。卓上にはテーブルコショー、ラー油、醤油、酢、辛味噌、おろしニンニク、おろしショウガ。さらに好みに応じて比内地鶏の鶏油(にんにく風味orしょうが風味)も足してくれるようです。

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 なんだか日本蕎麦みたいなルックス。しかし、かえしが弱く、その代わりに出汁でぐいぐい押してくるのかと思いきや、出汁もそんなに強くなくて非常に物足りないというのが正直なところ。比内地鶏を掲げていますが、それを活かしきっているとは言い難いような・・・ たまらず卓上のおろしショウガを投入。

 脂っ気が全くないのも悪い風に作用している感じなので、ここは是非とも鶏油を入れてもらうべきでしょう。

 麺は並太ストレート中太タイプでつるつるした口当たり。若干柔らかめ。麺のほうがずっと蕎麦っぽい感じ。

 チャーシューは淡白な味わいなのはともかく、かなり堅くて難儀。他にメンマ、刻みネギ、かわいれ。

 「伊藤」系統と比較するとだいぶ落ちるかなぁ・・・ 安いのはありがたいのですが。

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2019.02.17

極王焼そば@餃子の王将

 餃子の王将が2019年2月1日から期間限定で「極王焼そば(630円+税=680円)」を売り出しているのに気づいて早速試食。「極王シリーズ」は過去炒飯や天津飯でも実例があり、焼きそばも今回のがリニューアル版のようですが、いずれも未食。というか、「餃子の王将」に入るといつも餃子ライスで済ませてしまうし、せいぜいチャーハンを食べるくらいだからなぁ・・・ 王将で麺類を食べること自体極めて異例。

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 従ってレギュラーメニューの焼そばとどう違うのかは全く判りませんが、「極王焼そば」は個人的には十分満足が行く出来でした。なんと言っても具沢山。キャベツ&タマネギ主体ながら、他にピーマン、白菜、小エビ、豚肉。そして豚肉のボリューム不足を補うかのように多めに添えられたふわふわの炒り玉子が良い仕事をしています。

 麺は並太でやや柔らかめの仕上がり。「コクと旨味が凝縮された特製XO醤と白醤油の風味を加えた」というのが王将のウリ文句ですが、王将にしては割とあっさり目の味付けで、焼きそばの宿命=油まみれの割にはしつこさは感じられず。

 ボリューム的には小ライス(税別150円)をつけてちょうど良いくらい。具沢山なので野菜炒め定食のようにも楽しめますが、前述のようにご飯がないと食べづらいほど味が濃い、しつこいわけではないのでその辺は好みに応じて。

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【観戦記】XEROX杯:川崎 1-0 浦和 ~ 仕上がり状態の差が如実に出たスコア以上の完敗

・シュート数12対1というスタッツが示す通り、スコア以上に試合内容に大差がありました。浦和はまさに手も足も出なかった完敗。53000人弱もの大入りとなったこともあって、AT突入を待たずに家路につく観客が目立ちましたが、それもやむを得ないと思えるほど先制された浦和が同点に追いつく可能性は微塵も感じられませんでした。

・ただ試合内容に大差があったのは単純に両者の実力差ではなく、そもそも両者にこの試合の位置づけ、さらにいえばこの試合に至るまでの取り組み姿勢、トレーニングプロセスにかなりの差があり、それがそのまんま試合内容の差となって表れただけと見るのがより妥当でしょう。

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・浦和は沖縄キャンプをほぼ体力づくりに費やして練習試合はわずか1試合のみ。ゆえにこの試合はぶっつけ本番も同然。一方川崎はこれまでカップ戦に実績がないことを気に病んでか、「一発勝負に勝つ」ことを重要視してこの試合までに練習試合を積み重ねてきたようです。

・おまけに川崎は完全無欠のフルメンバーだったのに対し、浦和はファブリシオが依然長期離脱中の上に武藤&青木が故障。特に青木の穴埋めに苦労している状態。

・浦和の攻撃は全く体をなさず、セットプレーに全てを賭けるしかない状態でしたが、そのセットプレーですらこんな試合で手の内を明かすわけにはいかないという、二重三重に縛りがあるような試合でした。

・従って試合内容にウノゼロ以上の大差が生じたのは当たり前で、オリヴェイラ監督も敗戦自体は特に気に病んではいないでしょう。むしろ急仕上げ気味の川崎とほぼぶっつけ本番の浦和が闘ってもウノゼロにしかならなかったと前向きに考えているかもしれません。

・ただオリヴェイラ監督も認めるように昨年ダブルを達成した川崎戦を再現するには武藤&青木の不在はかなりでかく、その穴を埋める新戦力のフィットにはまだまだ時間がかかる感じだったのも明らか。連携難からカウンターを上手く発動できずに逆にカウンターを食らって負けたならともかく、結局のところ守備ブロックをきっちり崩されての敗戦だったのを重く受け止めているかもしれません。

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・両チームの差が最も顕著に表れたと感じたのはボールを失ってからの切り替えの速さ。ボールを失った後の川崎のボール奪回へ向けての切り替えの速さ&迫力はとにかく凄まじく、試合勘のない浦和はそれを交わしきれずに試合を終えた印象が強く残りました。よって浦和の攻撃はほとんど形にならず、ナバウト投入後シンプルな裏狙いを試みるもこれまた不発。

・川崎は浦和WBにボールが入った時点で圧力を強めて、苦しい体勢でパス出しを余儀なくされたところでボールを刈り取る狙いをもっていたようで、25分橋岡→長澤ロスト、77分山中→柏木ロストと同じような形でボールを奪って決定機に結びつけています。

・この川崎の策によってモロに標的となった感のあったのが橋岡。右サイドでボールを失って家長にボールが渡ってしまうとなかなかボールを奪い返せず、かといって無理に奪いにいくと自陣深い位置でファウルを犯すのがオチ。

・また新外国人CFレアンドロ・ダミアンの出来は圧巻でした。猛然と浦和最終ライン&GKにプレッシャーをかけるわ、足元への楔のパスは確実に収めるわ、空中戦に強いわ、3人に囲まれてもなんら苦にせずパスを出せるわ、おまけに決定機を一発で決めるわと、どう見てもJリーグでは突き抜けているレベル。ただ勢い余って相手を怪我させかねないプレーも散見され、そんなところだけ早々と川崎風味なのが残念です。

・52分の失点は家長どフリーでふんわりクロス→ボックス内でダミアンどフリーで折り返し→中村はボールコントロールできなかったもののマウリシオのクリアが運悪く橋岡に当たる→こぼれ玉をダミアン!! という格好。自陣深い位置で家長どフリーというのもあんまりなら、ボックス内で槙野がダミアンを見失っているというのもあんまり。失点場面には直接関係ありませんが、マウリシオがダミアンに簡単にポストプレーやらせすぎという気も少々。

・今シーズン序盤は如何せん試合勘のなさ&連携難ゆえにオリヴェイラ監督就任当初と似た「負けにくい試合」を志向せざるを得ないでしょう。セットプレー一発で勝ち点をもぎ取りに行く堅い試合の連続になろうかと思います。ゼロックス杯の様子を見る限り、アンカー青木復帰までは3-3-2-2に拘らず、2ボランチの3-4-2-1に戻すのが「負けない」ためには得策に思えてなりません。どちらにしてもたいして点が入る気がしないでしょうが、エヴェルトンのアンカーは現状ちょっと心もとない印象を受けましたので。

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---興梠--杉本---
---柏木--長澤---
宇賀神--エヴェル---橋岡
-槙野--マウリシオ--岩波-
-----西川-----

(交代)

HT エヴェルトン→阿部
HT 杉本→ナバウト
66分 長澤→山中(山中が左WB、宇賀神が右WBへ)
66分 橋岡→柴戸(柴戸がIH)
81分 柏木→マルティノス

・選手交代人数5名。各チーム交代数3回まで(ハーフタイム除く)という練習試合っぽいレギュレーションなので、オリヴェイラ監督も割り切って試合の流れとは何の関係もなく、予定通り的かつお試し風味の強い選手交代を連発。

・この試合でもっとも可能性を感じたのは最後に投入されたマルティノス。昨年の惨状からすればベンチ入りしただけでも驚きで、かつ柏木に代わってIHに投入されたのも驚きでしたが、山中との連携による左サイド攻撃には刮目すべきものがありました。山中が中へ、マルティノスが外に出てサイドを崩す場面もあり、ひょっとすると山中が1年遅れでマルティノスの取り扱い説明書をもって現れたのかも。

・またあえて「良かった探し」をすれば、柴戸が投入直後に強烈にプレッシャーをかけて谷口のイエローカードを誘発したのも良かった。ただ柴戸もアンカーではなくIHのほうが適性ありげ、端的には長澤の代替っぽくて青木の代わりにはなりそうにないのが悩ましい。

・槙野&ナバウトとアジアカップ組はやはりコンディションが良くなさそう。槙野は猛追してくるダミアンを持て余し気味で、ボールとは無関係な位置で進路妨害によるつまらないイエローをもらう始末。

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-----ダミアン-----
家長---中村---小林
---大島--守田---
車屋-谷口-奈良-マギーニョ
-----ソンリョン-----

(得点)
52分 ダミアン

(交代)

70分 中村→齋藤
70分 マギーニョ→馬渡
79分 ダミアン→知念
79分 守田→田中
88分 小林→阿部

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2019.02.16

ビーフシチューハンバーグ定食@Sガスト

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 川口駅東口のペデストリアンデッキ下には吉野家・松のや・Sガスト・松屋と似たような低価格外食チェーンが並んでいて、個人的には「川口デフレ通り」と呼んでいますが、案外客層が被らないのか出来た時から店が入れ替わることもなく続いています。

 Sガストといえば主力商品がハンバーグ・竜田揚げ・カレーの3本柱で、あとはそれらの順列組み合わせでメニューの数を増やしているに過ぎず、あまり新商品開発には熱心ではないという印象を持っていましたが、たまたま店先で見かけた「ビーフシチューハンバーグ定食(630円)」が美味そうだったので超久しぶりに入店。

 ビーフシチューハンバーグ定食は2/7からの期間限定販売で、2/20までライス大盛無料サービス中。なんか見覚えがあると思ったので調べたところ、昨年同時期に期間限定販売されていました。

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 ハンバーグはいかにもつなぎが多そうなパン粉臭いタイプ。松屋のハンバーグと比べると肉々しさに欠けるような気がします。うーん、Sガストのハンバーグって以前はもうちょっとマシで、低価格のファミレス並みだったような気が・・・

 また「ビーフゴロゴロ」がウリ文句ですが、一応細角切りの牛肉が2片半ほど認められるくらいで「ゴロゴロ」というのはどう考えても誇大表示ですが、値段も値段なのでそこを論うのは大人げないかと。むしろ大きくはけれどもビーフが味わいに変化をもたらして飽きが来ないように工夫していると前向きに考えても良いでしょう。

 シチューと言うよりはたっぷりとかかったソースといったほうが正鵠を射ている気もしますが、ハンバーグよりもこれが美味い。ハンバーグの至らなさをデミグラス風のソースでなんとかしているみたいな。定食にはサラダが付いてくるので、ソースが少々濃くてもサラダが箸休めになって全く飽きません。正直味噌汁は要らないと思いますが。

 隣の松屋が鶏ベースでしょっちゅうハズレ商品を量産するので、そんな時はSガストを覗いてみるのもいいかも。

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2019.02.15

麻婆チキンカツ丼@かつや

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 「かつや」が2019年2月8日から期間限定で販売中の「麻婆チキンカツ(590円+税=637円)」を試食。「かつや」は昨年10月に「タレカツ丼」を試食して以来、期間限定メニューに面白そうなものがなくて、なんと5カ月ぶりの往訪。かつや伝家の宝刀(?)「100円割引券」に使用期限が明記されていなかったのは幸い。

 「唐辛子と花椒を利かせた本格麻婆豆腐にチキンを合わせた逸品です!」「寒い時期にぴったりなシビ辛に仕上がっております」というのがかつやのウリ文句。そしてポスターには「ほとばしる辛さ」「ダレがこんなに辛くしろと!?」と大書されていますが、出来はそのウリ文句通り。

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 丼が運ばれてきた瞬間に鼻がムズムズするくらい大量に振りかけられた花椒!! とにかくこれが強烈でした。汁なし担々麺でも花椒がこんなにかかっているのはいるのは見たことありません(あんまり辛いのを頼まないせいでしょうが)。従って、辛いよりもむしろ痺れが強烈。堪えきれず店員に水を頼んだら、店員はいっぺんに水を2杯持ってきました(苦笑)。

 花椒についで襲ってくるのは大量の唐辛子の群れ。麻婆は豆腐が小さいだけで挽き肉もそれなりあって思いのほか旨辛に仕上がっていましたが、その旨味を痺れと辛さがかき消しているような気も。揚げたてでサクサクっと軽い歯応え&淡白な味わいのチキンカツが箸休めと思えるくらい痺れ&辛さが強烈で、チキンカツを食べてほっとした瞬間に麻婆の美味さが遅れて伝わってくる感じ。

 「麻婆チキンカツ定食」にはキャベツがあり、「丼」にはキャベツがありません。何か箸休めとなるものがあるとなお良いのは確かですが、麻婆に合わせるべきものがキャベツなのかどうか。

 間違いなく翌日ケツに深刻なダメージが来そうな一品でしたが、なんだかんだと飽きずに一気に完食。もっとも食後しばらく卓上の割干大根づけを齧りながら休んでしまいました(^-^;

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2019.02.14

万世麺店@有楽町 ~ 排骨拉麺

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 有楽町駅日比谷口目の前の有楽町ビルB1F。約6年半ぶりの再訪。日比谷は休日のランチタイムは営業していない店が多いせいか、早い時間帯から賑わっています。

 店先のタッチパネル式券売機で基本メニューの「排骨拉麺(パーコーメン:850円)」を注文。大盛無料サービスをやっていたので大盛でお願いしました。

 店内は横長カウンター席がずらずらっと伸びていてテーブル席皆無。卓上にはラー油、酢、テーブルコショー、粗挽きブラックペッパー。

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 大盛らしく大き目の丼で登場。ただレンゲまでやたらでかいのが不思議。

 スープは本業の食肉業で毎日出てくる大量の豚や鶏のガラがベースの模様。あっさりでもこってりでもなく、万人受けするバランスが良い出来ですが、なんか昭和然とした味わいなのも確かで、なんだか物足りずに早々とコショウをぶっかけたくなります。

 麺は太めのごく緩い縮れ入り。つるつるもっちりしたし食感は悪くありませんが、スープに対して少々強すぎるように感じました。並太麺で良さそうなものですが・・・

 排骨(パーコー)とは薄めの衣をつけて揚げた豚のスペアリブ。万世のウリだけあって、これは傑出して美味い。ラーメンに浸かっていても衣はべちょっとしませんし、からっとした揚げ具合といい、豚の味わいといい、文句の付けようがない出来。さすが本業は肉料理屋。

 ラーメン自体は可もなく不可もなしといった感じですが、とにかく排骨は美味い。排骨&ライスの「排骨定食」があると一番いいのですが(苦笑)

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2019.02.13

【閉店】十六夜@大山 ~ 煮干し中華そば・醤油

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 東武東上線大山駅から「遊座大山」の商店街を東へ。"Morris"の先で商店街の東端近く。「善龍」の跡地。先客ゼロ、後客1。

 店内の券売機ボタンを眺めて、基本と思しき「煮干し中華そば(750円)」を注文。醤油と塩が選べるので「醤油」で。ランチサービスなし。

 メニューは他に濃厚煮干し中華そば(醤油・塩)、濃厚煮干しつけめん、濃厚煮干し辛つけめん、さらに期間限定で煮干しまぜそばを売り出していました。

 店内はL字型カウンター8席のみ。水セルフ。卓上には醤油、ホワイトペッパー、ブラックペッパー、煮干し粉。さらに頼めばおろしニンニク、ラーメンのタレ、煮干し油、自家製辛味を出すとのこと。厨房内には若い店主一人のみ。

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 店先のウンチク書きによれば「国産片口煮干しと3種類の節(さば・うるめ・いわし))を大量に使い炊いた極上煮干し出汁を鶏ガラスープと合わせ」とありましたが、味わいはかなり煮干し寄り。それでいて食べ手を選ぶようなやり過ぎ感が出ない程度に煮干しの効きを抑えています。魚粉等のざらつきは一切なく、表面の脂もやや多めながら気になるほどではありません。惜しむらくはかえしがややきつくて、飲み進む意欲を削がれました。

 麺は細目のほぼストレート。煮干し系ラーメンにありがちな、水気少なめで噛み応えがしっかりした麺ですが、食感がざらざら、ごわごわするほどではなく、この手の麺にしては啜り心地良好。ただちょっと量が少な目かなぁ・・・

 ばら肉チャーシューは三元豚を自家製タレに漬け込んで云々とのウンチク書きがある割には、全然手間をかけたようなようには見えず、むしろチープな味わい。他にキクラゲ、タマネギ、海苔、青ネギ。

 悪くはありませんが、ありがちな一杯であることもまた事実。この立地&この内容だとランチタイムは小ライスくらい付けないとなぁ・・・

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2019.02.12

湧@蕨 ~ (期間限定)汁なし辛ボナーラ

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 国道17号線沿い。旧中仙道が交わる錦町3丁目交差点の北。蕨駅と北戸田駅のほぼ中間にあり、いずれの駅からもかなり距離があります。ほぼ2年半ぶりの再訪。先客2、後客4。近所にこれといったラーメン屋のないエリアのせいか、作業服姿のオッサンが入れ替わり立ち替わりやってきます。

 前回は「白味噌らーめん」を注文したので、今回は期間限定の「汁なし辛ボナーラ(850円)」を注文。さらに当店のTwitterを見せて、「プチチャーシュー丼」をサービスしてもらいました。

 しばらく来ないうちにメニューが増えていて「佐野ラーメン」「中華そば」「濃厚つけ麺」「まぜそば」等。毎月26日は二郎系のラーメンも出す模様。さらにまたどういうわけか「唐揚げ弁当」を作っていて、実際電話注文を受けていました。

 店内は厨房に向かって横長カウンター5席、右奥に4人卓×1、2人卓×1。厨房内には店主と女性アシスタントといった構成。

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 麺の上に卵黄、青ネギ、チャーシュー、そして大量のコーンと見た目はなかなか華やか。天地をひっくり返しながらひとしきりまぜまぜしましたが、麺にからまっているタレというかソースが結構重い。カルボナーラなので当たり前といえば当たり前ですが、思った以上にチーズ臭いというか乳臭くて参りました。

 「辛」はカルボナーラにありがちな黒胡椒も目につくけど、それ以上に唐辛子的な刺すような辛さを感じました。青ネギの横の黒いのが辛味の正体かな?辛さのレベルはピリ辛程度。まぜそばなのでチャーシューは細かくカットしてほしいところ。

 麺は極太と形容していいくらい。ごく緩い縮れ入り。極太ですが硬くはなく、程よい噛み応えで気に入りました。前回往訪時は平打ち縮れ麺の印象が良くなかったのですが、麺の種類によって出来にばらつきがあるのかどうか。麺の量はそこそこ多くて、重いタレが胃にずっしり。

 プチチャーシュー丼はラーメンと一緒に食べることを前提としているせいか、明らかにタレ不足で単体で食べるのはチトしんどい。汁のないまぜそばには不向きでした。

 個人的には好みから外れていましたが、麺が美味いことが判ったので他のメニューで再訪します。

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2019.02.11

旨辛味噌煮込みロースかつ鍋@松のや

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 松屋系列の「松のや/松乃家」が2019年2月6日より発売中の「旨辛味噌煮込みロースかつ鍋(650円)」を試食。往訪したのは松のや川口店。

 「松のや/松乃家」は昨年の同時期にわずか57店舗限定で「味噌煮込みロースかつ鍋膳(630円)」を売り出しており、そこそこ手ごたえがあったのか、今年はそれをマイナーチェンジして全店で売り出したようです。同時にちょこっと値上げしています。昨年と違って「膳」を省いた理由はよく判りません。

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 鍋で出てくるだけあって、味噌まみれのロースかつをうっかり噛むとやけどしそうな熱さで登場。「サクサクジューシーな熟成チルドポークを合わせ味噌の風味とピリッした辛さがアクセントの松のや特製旨辛ダレで煮込んだ身体のあたたまる逸品です。」というのが松のやのウリ文句。昨年のメニューに「旨辛」を冠して「ピリッした辛さ」を加えたのが最大の違いですが、「ピリッ」と形容するのはどう考えても過少表記で案外辛い。旨辛の「辛」のほうにかなりベクトルを振った感じです。

 また味噌ダレは「味噌ロースかつ定食」の味噌と同じようで、八丁味噌風味の甘ったるい味わい。「味噌ロースかつ」のようにカツの上にべっとりつくだけならそれはそれで一興なのですが、味噌ダレにどっぷり浸かった上に煮込んでしまうとかなりしつこいというかくどいというか・・・ ご飯がめっちゃ進む超濃厚な味付けなのでご飯普通盛りだとご飯が足らなくなるというかロースかつが余るというか・・・ご飯大盛でちょうどいいくらい。

 「玉子を絡めますとまろやかなお味もお楽しみいただけます。」とも謳っていますが、半熟気味の玉子にその役目を担わせるのは酷。味噌まみれになったネギは箸をつける気すらおこらず。

 熱々で出てくるので厳冬期には嬉しい一品ですが、とにかく味が濃すぎてしかも終盤は箸休めになるものがないのが辛く、「松のや」なら正直キャベツの千切りが付いてくるてレギュラーメニュー「味噌ロースかつ定食(630円)」のほうがバランス的には良いように思います。若干安いですし(苦笑)。

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2019.02.10

きんいろ@水道橋 ~ 焼きあごだし醤油ラーメン

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 総武線水道橋駅西口を出て南へ。「品川甚作商店」や「ひらさわ」のある通りの南端近くの飲食店の多い一角に位置。この辺りは斜めに交差する道が多くて、何度来ても迷います。先客ゼロ、後客5。

 店外の券売機ボタン先頭の「焼きあごだし醤油ラーメン(800円)」を注文。ランチサービスなし。メニューは他に「特濃焼きあごだしラーメン」「鰤白湯ラーメン」「焼きあごだし塩ラーメン」「特濃焼きあごだしつけ麺」など。

 店内は壁に向かったカウンター4席、窓際にカウンター2席、さらに2人卓×4。卓上にはラー油、醤油、胡椒の他、「上越かんずり」「和歌山ぶどう山椒」という変わった味変アイテムも用意。

 厨房は店奥にあって様子はうかがえず。ホール係が水を出してくれるのは良いのですが、店内に給水器も水ポットもないので、水のお代わりを店員に頼まないといけないのはチト面倒。

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 スープは「焼きあご」の名前を前面に押し出していますが、実際はに丸鶏から取ったスープとのWスープで、しかも丸鶏のほうが強いといった印象。焼きあごらしい甘みも感じられますが、それでも焼きあごを掲げていないと、よくありがちな魚粉を多用した動物魚介と思ったかも。

 表面の脂層が目立つものの脂っぽく感じるほどではないのは良いのですが、残念ながら醤油がややきついせいか味が濃すぎて、それゆえに少々しつこい、くどいという気も。もともとの味が濃すぎるので、味変アイテムの存在はすっかり失念レストラン。

 麺は村上朝日のやや細目ストレート。全粒粉入りらしい若干ざらつきのある口あたりで、歯応えもまずまず。スープも良く絡んで結構気に入りました。

 具はチャーシュー2枚と穂先メンマ、海苔、刻み玉ねぎ。超細い茎のようなものは正体不明。

 総じて悪くはないのですが、ランチサービスがないので競合店がアホほどあるこの場所だと少々割高という感は否めず、先々どうかなぁ・・・

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2019.02.09

【雑感】沖縄キャンプを終えての浦和2019年展望

・浦和は昨日延べ2週間強の沖縄キャンプを終えました。キャンプ最終日の沖縄SVとの練習試合、及びキャンプ終了後に公開されたオリヴェイラ監督の「トレーニングキャンプ総括」から垣間見える浦和の現状を自分なりに妄想込みで備忘録代わりにまとめておきます。

(1)体力強化に明け暮れた沖縄キャンプ

・1次キャンプはもちろんのこと、2次キャンプに入っても練習試合はキャンプ最終日の沖縄SVとの練習試合が1試合組まれただけ。紅白戦も11人vs11人は1試合あっただけのようで、今年の沖縄キャンプはほぼ体力強化に全日程を費やした模様。選手が飽きないように練習メニューも手を変え品を変えて連日2部練習。

・準備期間の長短に差があるので単純には比較しづらいのですが、ミシャや堀監督の時はキャンプ中に数多く練習試合が組まれていたのと好対照。さらに言えばフィンケやゼリコの時は有料のPSMが組まれていた(そして往々にして不安を掻き立てるだけに終わる)のが懐かしい思い出に。

・オリヴェイラが昨年浦和監督就任時に浦和の選手たちのあんまりな体力不足(=試合終盤に大失速)に愕然として、長い中断期間をひたすらフィジカル強化に充てたのをなぞったようなキャンプで「シーズンの途中で消耗してしまわないように、まずここでしっかり蓄えを作」ることに力点を置きまくったようです。

(2)3バック継続は確実

・沖縄キャンプでは体力強化に明け暮れてチームで戦術的な練習はしてないも同然。しかも今週末のXEROX杯まで練習試合は全く予定されていないので、シーズン序盤は昨年同様3バックベースで闘うのはほぼ確実です。

・キャンプ入り前のインタビューでもオリヴェイラ監督はシーズン中の4バック移行の可能性を残しつつも「継続性は持たせます。昨年行ってきたことがベースになります」と明言しており、実際沖縄SVとの練習試合も昨年終盤同様3-1-4-2の布陣だった模様。

(3)天皇杯優勝の代償=レギュラークラスに怪我人

・武藤は昨年終盤の湘南戦で小破したにも関わらず、天皇杯準決勝&決勝で無理使いしたのが思いのほか祟ってキャンプ中は完全に別メニュー。同じく天皇杯で骨折が判明した青木も依然練習試合に出られるような状態ではないようで、昨年のレギュラー陣ではこの両名がXEROX杯に間に合わないのは確実。

・このため沖縄SVとの練習試合、昨年のレギュラー陣主体で臨んだ1本目では武藤→杉本、青木→エヴェルトンという布陣だった模様。

・槙野はアジアカップ終了後も休みなく、いきなり沖縄キャンプに合流していましたが、ウズベキスタン戦でのちぎられぶりを見ると昨年ほとんど休みがなかった影響でコンディションが良くないように思えてなりません。XEROX杯では槙野に代えて鈴木がスタメンでもなんら不思議はないかと。

・長期離脱中のファブリシオはキャンプに帯同していたものの、同然ながら別メニュー。ACLグループリーグの終盤に間に合えば御の字かな?

(4)青木の代わりは?

・練習試合の様子を見る限り、武藤の代わりに杉本がシーズン序盤スタメンを確保するのはあまり心配なさそうですが、問題は青木の代わりのエヴェルトン。

・オリヴェイラ監督は「(エヴェルトンは)中盤であれば3つのポジションどこでも対応できると思います。」と語っていますが、どちらからといえばIH向きの選手というのが世評。蓋を開けてみればその世評通りアンカーとしてはイマイチということになると、あとは衰えが著しい阿部か、まだまだ経験不足な柴戸か・・・

(5)右WB問題

・今年難儀なのは、昨年ユース卒の新人なのに一躍右WBのレギュラーに定着した橋岡がU-20W杯で離脱するのが確実なこと(それに加えて五輪代表にも呼ばれると迷惑極まりないのですが・・・)。

・にも関わらず、オフに右WB/SBの即戦力を補強しなかったのが不可解で、大卒新人の岩武をよほど買っているのかな?と思ったのですが、オリヴェイラ監督は「山中が左、宇賀神が右というオプション」を考えていることが今般のインタビューから判明。言い換えれば右WBとしての森脇の評価はあまり高くないかも。

(6)コパアメリカの影響

・6月に開催されるコパアメリカに日本代表が招待されたものの、日程上リーグ戦&ACL・R-16が丸被り。従って槙野を筆頭に主力選手がA代表に招集されて、リーグ戦やACLに不在となる可能性がありますが、それについてオリヴェイラ監督は「私としてはより多くの選手が招集されたらと思っています。」「コパ・アメリカは非常に重要な試合ですので、槙野以外の選手が行くことも望んでいます。」とその可能性は織り込み済みなことを明言。

・もっとも「FIFAマッチデーで組んだ親善試合に行くことによって、こちらの重要な試合に出られないという状況とは違いますので、親善試合に行くのと、重要な試合に行くのとでは選手たちが得るものも違うと思います。」と、さすがにただの親善試合に呼ばれることは快く思っていないみたいですが。

(7)11月を見据えたチームづくり=最後に笑えばええんや!!

・オリヴェイラ監督は練習試合で故障するリスクをも加味して、キャンプで練習試合をほとんど組まなかった一方、「1年で70試合プレーできますので、90分の練習試合はやらなくてもいいと思っています」とこなさなければならない公式戦の多さを逆用して、公式戦を通じてチームを作り上げるようなことを示唆しています。もっともこれは昨年ある程度ベースがあるがゆえに出来ることでしょう。

・そしてオリヴェイラ監督は早めに仕上げてくるチームに対して序盤苦戦して勝ち点を落とすようなことがあっても、キャンプ&期中のトレーニングで鍛え上げた体力をベースに終盤まくりにまくって「ACL決勝&リーグ戦最終盤の11月に笑えばええ」と割り切っているのでしょう。

・もっともリーグ戦スロースタート気味なのは一向に構わないのですが、ACLグループリーグは5月までのわずか6試合での短期決戦。ここで終わってしまうお話になりません。オリヴェイラ監督もACLは初めてではないので、その辺の匙加減は承知の上と思いますが・・・

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2019.02.08

バジルチキンライス@日高屋

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 日高屋が2019年2月1日から期間限定で販売中の「バジルチキンライス(650円)」を試食。メニューに「辛」と明記され、注文時にも「辛いですが大丈夫ですか?」と念を押されました。大盛不可なのでいつものサービス券は空振りに。

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 広告なりメニューの写真なりを見れば一目瞭然ですが、バジルチキンライスは「バジル・チキンライス」ではなく「バジルチキン・ライス」なのでチキンライス的な要素は一切ありません。わざわざバジルを使っているのでイタリアン風なのかと思いきや、見た目も味わいも完全に中華。端的にしまえば「粗挽きの鶏挽き肉たっぷりあんかけご飯」といったところでしょうか。バジルは味わい・香りとも全然主張せず、これならただの青菜でも良かった気が。

 甘辛いというよりはかなりしょっぱめに振った味わいなのでご飯が進み、大盛がないのが惜しまれます。散りばめられた唐辛子が効いて辛さもそれなり。別皿でついてくる温泉玉子で味わいを多少マイルドにしたつもりなのでしょうが、さしたる効果はなさげ。

 日高屋は餃子の王将や珍来と比べるとご飯ものメニューにあまり力を入れておらず、その実力のなさが新メニューで露呈したような感じがしました。ハズレではありませんが、現状では定例化にはほど遠いと思います。

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2019.02.07

鴨すきうどん@丸亀製麺

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 丸亀製麺冬季定番メニューと化しつつある「鴨ねぎうどん」。その売れ行きに気を良くしたのか、今年は「鴨ねぎうどん」に「鴨すきうどん」「鴨つけうどん」を加えたラインナップで「鴨うどん祭り」を始めました。

 早速近所の川口店へ出かけて「鴨すきうどん・大(790円)」を注文。「鴨すきうどん」と「鴨つけうどん」は主に全国のロードサイド店舗で提供されると注意書きがあり、川口店はロードサイド店舗に当たるのかどうか微妙な店ですが、店先に幟が揺れていて一安心。後客の注文を見ていると「鴨すき」は全然出ておらず、「鴨ねぎ」が目立ちました。

 入口近くで麺を受け取って、レジ近くで焼いた鴨肉や野菜類を乗せてもらうという季節限定商品にありがちなオペレーションですが、現場は少々混乱気味。生卵は最初別皿で出てきたのですが、配膳時に丼の中へドボン(´・ω・`)ショボーン

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 「ロース肉ともも肉、食感と旨みの違う柔らかい2種類の鴨肉をすき焼きに。鶏油で焼き目をつけてから特製割り下で味つけ。鴨の旨みをまるごと一杯に閉じこめました。」というのが丸亀製麺のウリ文句。春菊、白ねぎ、えのきを添えてすき焼きっぽいビジュアルになっています。

 鴨肉は「鴨ねぎ」で十二分に実績を積んでいるせいか、相変わらず上々の出来。ともすれば硬くなってしまいがちな鴨肉は柔らかく、かつ弾力性を残した仕上りになっており、いかにも鴨肉らしい甘めの味わいも堪能できます。白ネギもこれまた甘みたっぷり。

 ただ割り下で味付けしてすき焼き風にしたのが災いして全体にちょっと甘すぎるというか、しつこくなってしまった気も。それゆえ生卵を別皿にして、卵をつけながら食べたほうが旨いような気がしてなりませんが、その卵を丼にドボンはないなぁ・・・ 当然ながら汁も辛くなって飲むのはちょっと躊躇。

 悪くはないけれども「鴨すき」は「過ぎたるはなお及ばざるがごとし」という感じで、個人的には基本の「鴨ねぎ」のほうが好みでした。

 「鴨うどん祭り」は1月29日から3月11日までの予定。

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2019.02.06

ごまや@東浦和 ~ こだわり担々麺

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 国道463号線新見沼大橋の手前、「芝原1丁目」交差点近く。一応武蔵野線東浦和駅が最寄り駅になりますが、駅からもかなり距離があります。先客9、後客4。到着時には既に満席で中待ち1。但し、正規の開店時刻(11時45分)よりも早くから店を開けていたようで、早々と食べ終わって席を立つ客もいました。

 券売機はなく、卓上のメニュー先頭の「こだわり担々麺(800円)」を注文。ランチサービスはなく、半ライスすら100円もします。後払い。ここは担々麺専門店で、他のメニューは辛口担々麺、香酢たんたんめん、ミルクたんたんめん、(6-9月限定)冷やし担々麺など。今時の担々麺専門店には珍しく汁なし担々麺がありません。

 店内はL字カウンター8席のみ。卓上には麻辣醤があるのみ。水セルフ。店は夫婦で切り盛りしているのかな?

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 ややとろみがかったスープは屋号通り「ごまダレ」に拘りがあるようで、担々麺といっても全然辛くなく、もちろん痺れもなく、めっちゃごまダレを利かせているいるのが特徴。ごまダレは濃い目orあっさり目という調整が効く半面、辛さの程度に注文を付ける客はいないようで、その辺は卓上の麻辣醤で自分で調整してくれというスタンスみたい。

 また「当店の担々麺は、ごまの風味を大事にするためにごま温度となっております」という意味不明の能書きがメニューに記されていますが、スープが若干ぬるめなのはそのためかも。

 麺は緩い縮れ入りの細麺。あっという間に出てきたのはそのためか・・・ またこれなら汁なし担々麺がないのも納得。それでもスープに対して弱すぎるということはなく、むしろ肉味噌や水菜が麺に絡みまくって、スープからサルベージする必要があまりないのを評価してもいいくらい。

 なぜかザーサイが入っていますが、肉味噌共々ごまダレにどっぷり浸かっているせいか、何もかも甘く感じます。

 これはこれで悪くはありませんが、このような全く辛くないタイプを担々麺と認めない方もいても不思議はないかと。また周囲にこれといったラーメン屋が全くなくて競争が働かないためか、内容の割に少々高いと感じました。

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2019.02.05

竜葵@川口 ~ 味噌らーめん

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 川口駅東口、コモディイイダ前にある「満開屋」と「珍来」の間の小路を横へ入る。屋号は「ほおずき」と読みます。季節限定メニューながら冬季好例となっている「味噌らーめん(880円)」が登場したと聞いてほぼ半年ぶりの再訪。先客1、後客2。

 店内は縦長L字型カウンター10席。水セルフ。前回往訪時は店主は食材の仕入れ(?)で終始店を出入りしていて、店はほぼ若いねーちゃん一人で切り盛りして店の運営体制に不安を覚えました(=急激な店舗展開に伴う既存店の劣化)が、今回はすっかり落ち着いたみたいで。

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 スープは「八丁味噌をメインに数種類の味噌やスパイスを絶妙な加減でブレンドした特製味噌ダレ。豚と鶏、香味野菜を煮込んだ濃厚スープ」とのこと。八丁味噌の味わいが強めながら、スパイスのピリ辛が良いアクセントになっているだけではなく、概して自己主張が強すぎて、何を食っても同じような味になってしまう八丁味噌の通弊を巧く打破しているように思えました。ゆえにピリ辛であって、しかも八丁味噌ベースにしては思いの外マイルドな味わい。しょっぱい、辛いとは感じませんでした。

 自家製の麺は並太縮れ麺でつるつるした食感。しかも硬くはないのにスープに負けることのないしっかりした噛み応え。量はやや多めな気が。

 チャーシュー自体は硬め。寒さで冷え切ったチャーシューを後乗せしたためか、その周辺のスープがぬるくなってしまうのは困りもの。また刻みネギが青臭くて苦手。他にやや大ぶりのメンマ、茹でもやし、コーン、糸唐辛子。

 細かい難点があるものの、相変わらず上々の出来で季節限定なのが惜しまれます。ただ具のバリエーションを増やしたせいか、値段が昨年から850円→880円と値上がりして、気軽に食べられるレンジを抜けてしまったのは残念です。

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2019.02.04

Lunch&Beer SUN@岡山 ~ えびめし

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 食材には全くローカル色がなく、どこにでもありそうな一品なのに、なぜかその地域にしかない「B級グルメ」。岡山では「デミカツ丼」が有名ですが、それと双璧を成すのが「えびめし」。

「えびめしや」という専門店チェーンもあるようですが、残念ながら田舎にありがちな車がないと行きづらい店だらけ。岡山駅付近で「えびめし」を出しているところを探したところ、駅の商業エリア「サンフェスタ岡山1F」にある「Lunch&Beer SUN」に辿り着きました。

 本来列車の待ち合わせ時間に軽く飲食を楽しむことを目的としたような店ですが、店先には「えびめし」の幟が高々と掲げられています。「えびめし(770円)」はスープ付き。

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 やたら早く出てくるあたり「作り置きをチンしただけじゃないのか?」と一抹の不安を感じましたが、「えびめし」はそのネーミングに反して焼き飯ないしチャーハン寄りではなく、明らかにピラフ寄りの味わい。黒々とした見た目に反して割と薄味で、ソースの自己主張が強い「そばめし」とは全く違い、わずかにスパイシー&ほんのり辛めといった程度。薄味ゆえに脂っぽさだけが突出しているようにも感じました。

 海老は小さいながらも案外ぷりぷりでなかなか美味。ただ具が他に刻み玉ねぎくらいしかないのが残念なところ。三つ葉や錦糸卵は彩りを添えるだけで具としてはあまり意味がありませんし。
 
 「そばめし」のように冷凍食品化されていればまた食べてもいいかなと思いますが、まぁそこまでかなぁ・・・一度食べる分には悪くないでしょうけど。

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2019.02.03

はしご 本店@有楽町 ~ 担々麺

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 東急プラザ銀座の裏を走る数寄屋橋通り沿い。すぐ近くに「朧月」あり。先客6、後客6。「はしご」は潰れてしまった谷中店に8年前に行って以来。銀座となるとそれより昔に銀座阪急の地下にあった店に行ったきり。

 腹具合からウリものの排骨とか太肉とかを食べる気になれなかったので、シンプルに「担々麺(800円)」を注文。「はしご」ではなぜか「だんだんめん」と読みます。券売機はなく後払い。

 昔は辛さを「マイルド→普通辛→中辛→大辛」で調節可能だったのですが、先方からは何も聞いて来ませんでした。小ライスの無料サービス付き。

 店内は縦長L字型カウンター20席ほど。卓上にはラー油、酢、醤油、胡椒、そして細切のたくあん。

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 店内にはゴマの香りが強く漂っていますが、スープはごまダレを強く効かせたタイプではなく、むしろ酸味が目立つ感じ。辛さは控えめで痺れは全く感じませんでした。それはともかくラー油の質が良くないのか、脂臭さが鼻に付くのは困りもの。

 麺は細麺ストレートでしっとりと柔らか。あまり好みのタイプではありません。しかも量はちょっと少な目かな?

 チャーシューは脂身多めでトロトロととろけやすいタイプ。他にチンゲン菜。麺の量が少ない分をご飯で補おうにも、シンプルな担々麺だとおかずに困ります。

 担々麺がウリものの店が激増した今となっては、単に老舗なだけという感じの一杯になってしまったような。

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2019.02.02

湯の里 おかだ@箱根湯本

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 久しぶりに箱根湯本で日帰り温泉。往訪したのは「ホテルおかだ」に付設した「湯の里」。「ホテルおかだ」のロビーから8階までエレベーターで上がり、長いエスカレーターでもう1階上がり、さらに戸外に出てちょっと坂を登ったところに立地。なんか旧館を日帰り温泉客向けに転用したような感じのロケーションですが、「ホテルおかだ」の宿泊客も利用可能。

 タオルも浴衣も付いてこないのに1450円(クーポン利用で100円引き有り)もするのはいかにも箱根価格。

 ただその代わりに「自家源泉5本使用」が自慢のお風呂はご立派。露天風呂主体で、しかもすっぽり屋根で風呂を覆ってしまうようなただの「戸外風呂」ではなく、敷地面積が広いので開放感も相応にあり、チ○チ○ブラブラさせながら数種類のお風呂がはしごできます。もっとも湯は無色透明&無味無臭のアルカリ性単純温泉で、これといった特色はありません。

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 休憩スペースもそこそこ広く、かつ照明を落として畳で寝られるゾーンと明るいゾーンがあるのも好印象。すぐ近くに「かよい湯治 一休」がありますが、あちらは湯質が良さげな反面休憩スペースが全くないのが最大の難点。トータルではこちらのほうが気に入りました。

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 箱根湯本では「塩辛コロッケ」や「ピリ辛ごぼう」を買い食い。「塩辛コロッケ」は揚げたてをいただけるものの思いのほか小さく、逆に「ピリ辛ごぼう」は練り物で思った以上にでかく、でもいずれも大満足。

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 帰りは小田急GSEを試乗、というかこれがこの旅の主眼でした(苦笑)

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2019.02.01

しゃがら 新潟駅店@新潟 ~ 醤油らーめん

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 新潟駅在来線東口改札の目の前。新幹線改札口も近いという好立地。先客7、後客ゾロゾロ。「しゃがら」は新潟県内で複数ブランドでラーメン店を展開しているようです。

 店外の券売機ボタン先頭の「醤油らーめん(680円)」を注文。ランチサービスなし。メニューは他ににぼしらーめん、味噌らーめん、つけ麺など。

 店内は縦長カウンター4+5席と4人卓×5、2人卓×2。駅内店舗らしくやや手狭なのはともかく、場所柄か、あるいはランチタイムのせいか一人客が圧倒的に多くてカウンター席はいつも混みあっているのにテーブルはガラガラという不合理さが気になりました。卓上にはホワイトペッパー、ブラックペッパー、酢、醤油、ラー油。

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 背脂がびっしり浮いているのでぱっと見「燕三条系かな?」と思いましたが、内実は全然違って煮干しなど魚介系出汁はないも同然で、ベースはほぼ豚骨の模様。残念ながら出汁よりも醤油が効きすぎていて、飲み進む気は起らず。

 麺は自家製の太目縮れ麺。心持ちざらつきのある口当たりで、噛み応えはしっかり。濃いスープによく合っています。量は180gとやや多めなので、「安くてそこそこ腹持ちするコストパフォーマンスの良い店」という評価もできましょう。

 茹でもやしのシャキシャキ感が秀逸で、麺に絡めながら食べるとスープのしょっぱさが緩和されてなかなかいい感じに。その反面メンマがかなりチープ。他にばら肉チャーシュー、刻みネギ、ナルト、海苔、糸唐辛子。

 好立地ゆえか、店外に行列が出来ているのをよく見かけますが、基本的にお忙しい方が移動の合間にサクサクっと食べるのに向いている店で、それ以上でもそれ以下でもないと思います。

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