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2019.03.31

【観戦記】19年第5節:浦和 1-1 FC東京 ~ 4バック始めました(冷やし中華か!)

・心配された雨こそ降らなかったものの、典型的な花曇りの天気。陽射しが全く射さなかったせいか気温16.3度(=公式記録)もあったとは信じがたいほど寒く、長居に続いてやや厳しい環境下での試合観戦と相成りました。

・そして試合内容もシュート数9対7というスタッツに象徴されるようにスタジアムが沸き立つ場面は少なく、当然ながら共に決定機は僅少。あまりにも見せ場がないものだから、試合終了後のダイジェストでは87分山中のFKがバーを叩いた場面を何度もリプレイする始末(苦笑)。こういう試合を「双方実力が拮抗した締まった好ゲーム」と見る方もいらっしゃるかと思いますが、個人的には「双方手詰まり感が漂う塩試合」だと思いました。特に前半は。

・ただ後半頭からのマルティノス投入から試合の流れは僅かながらFC東京(以下「瓦斯」)優位に傾き、案の定75分マルティノスのミスが契機となって瓦斯が当初からの狙い通りにカウンターで先制。浦和はセットプレーを含めて全くと言っていいほど攻め手がありませんでしたから、前節C大阪戦以上に敗色が濃厚な試合でした。

・ところがC大阪戦に続いてまたしても山中投入が大当たり。さらになぜか瓦斯サポの執拗なブーイングを浴び続けた森脇が、埼スタでの超々々々久しぶりの勝利を目前に浮かれに浮かれていたであろう瓦斯サポを背後から袈裟懸けに切り倒すような「会心の一撃」を浴びせてなんとか勝ち点1をゲット。毎年毎年「浦和への勝ち点6配給マシン」でしかない瓦斯から勝ち点を取りこぼしたのは甚だ残念ですが、この日の試合内容からすれば勝ち点1は妥当な結果でしょう。

・ところが、意外にもオリヴェイラ監督は「レッズの、今季のベストゲームだったと思います。勝利を収めることはできませんでしたけど、相手にチャンスを与えることがなかったと思います。相手が私たちのゴールに迫る場面がほとんどなかった試合です。本日の試合は、ディフェンスが苦しい場面があまりなかったと感じています。」とこの試合を高評価。

・4-4-2の相手に対して従前の3-5-2ではどうにも上手く守備が嵌まらない場合が出てくる(北京国安戦で右SBワン・ガンを捕まえられずにボコボコにやられかかったのがその典型)。そこで相手に応じて4バックを採用して守備の安定を試み、その試みが上手く行った以上この試合はベストゲームだとのがオリヴェイラ監督の評価なのかも。

・さらにいえば「守備が安定してロースコアのまま終盤まで試合をもつれこませさえできれば、終盤の手駒の質の差で勝負を決することができる」とのオリヴェイラ監督のグランドデザイン通りに試合が進んでいたからこそ、この試合を高く評価しているのかもしれません。

・とはいえ「ほとんど点が入る気がしない」という症状は今年の開幕戦からほとんど改善しておらず、試合内容は塩また塩。オリヴェイラ監督に「塩は塩でも、今日のは伯方の塩だった!!」と力強く言われても、こちらとしては「はぁそうですか・・・」と力なく答えるしかありませんが、辛抱強く勝ち点を拾いながら試合を積み重ねてゆくうちにいつの間にか攻撃面も活性化するんでしょうなぁ、たぶん。

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・故障で出遅れていた武藤&青木がついにスタメンに復帰したのも一つの契機となったのか、浦和は代表ウィーク明けのこの一戦から4-3-1-2の新フォーメーションを採用。守備時は柏木が下がって4-4-2となる判りやすいスタイルで前半はほぼ一方的に瓦斯を自陣深くに押し込み続けました。瓦斯はいつもほど2トップやSHが前からプレッシャーをかけてこなかったせいか、青木が最終ラインに落ちるようなこともなく、2バック状態でボールを回していたと思います。

・ただボールを支配していたからといって試合をコントロールしていたとまでは言えない、むしろ浦和がボールを持たされていたに近い状態だったかと。再三森脇を高い位置に押し出して右サイド奥深くまでボールを運ぶところまではスムーズですが、そこから先が恐ろしいほど何も起こらない。瓦斯の守備ブロックに阻まれてボックス内には全く侵入できず、森脇が思い出したようにクロスを入れたところで瓦斯の両CBに簡単に弾き返されてジ・エンド。攻撃は常に各駅停車で、ボールの出し先を指差し確認&発車オーライの連続。

・深い位置でのFKやCKも結構もらいましたが、これまた43分武藤CK→エヴェルトンヘッドが惜しかった程度。

・瓦斯も瓦斯でロングボールで2トップを走らせるだけの単調極まりない攻撃に終始。浦和もそんなミエミエの手でやられるほど弱くはなく、リスクをしっかり管理してバランスを崩さない。前半の瓦斯の見せ場は20分永井が単騎突破を図った場面くらい。

・ところがオリヴェイラ監督は後半頭から柏木に代えてマルティノスを投入。CKを武藤が蹴っていたので柏木に何かトラブルがあったことは現地でも想像が付きましたが、どうやら40分に東と交錯した際の打撲だったようで。とはいえ、この不意の交代で浦和の中盤の守備強度が落ちたためか前半よりはやや試合に動意が出てきました。

・とはいえ、瓦斯は49分東→室屋裏抜け→折り返しをボックス内から永井シュート(しかし仕様通りバーの上)。逆に浦和は53分に武藤ミドルがポストを直撃した見せ場があったくらいで双方依然決め手なし。そこで試合を大きく動かしたのが62分の久保投入。この試合、瓦斯が勝っていれば「マルティノスと久保の出来の差が勝敗を分けた」と評されて然るべきでしょう。

・ピッチにコロコロ転がり、審判に無意味な文句をいい、ボールを失っても全然取返しに行かない等々かつての悪癖こそ影を潜めたものの、さして効果的ではないどころかパスミスで悪目立ちしていたマルティノスがとうとう75分左サイドから仕掛けて崩せずに瓦斯のカウンターを発動させる契機に。跳ね返りが運悪く久保に渡ってしまい、久保は単騎ドリブル突進。

・青木やマルティノスにファウルで久保を潰す機会があったのですが、「子供相手に大人げない」と心にふと魔が差したのかそのまま久保に自由にやらせてしまったのが大失策。浦和守備陣が「人が足りている中でもファウルで止めるところは止めた方がいいのか」と試合後に語り合うのは道理。あとは東もフリーならD・オリヴェイラもフリーという目も当てられない状態で失点。ずっとカウンターを狙い続けていた瓦斯がその思惑通りの形で数少ない好機を活かした。勝っていれば瓦斯の今季ベストゲームだったでしょうなぁ、勝っていれば。

・オリヴェイラ監督が終盤に山中&杉本投入で固いゲームを勝ちに行くのは算段通りだったでしょうが、ビハインドになってしまったのは大誤算。投入直後の山中FKが激しくバーを叩いて真下にボールが落下し(当然ゴールはなし)、スタジアムは大いにざわめいたものの、浦和の猛攻がGK林をびびらせることはないままAT突入。家路につく方々も目立ち始めた時間帯にドラマは待っていました。

・試合終了直前のまさにラストプレー、右サイド深い位置でのスローインから武藤→エヴェルトン→山中と右から左へ大きく振って瓦斯の守備ブロックをずらし、山中ゴロパス→逆サイドから森脇突っ込んできて仕上げという見事な崩し!! 2003年以来の瓦斯の埼スタでの勝利という夢(笑)を打ち砕く劇的なゴールでした。

・オリヴェイラ監督が手ごたえを感じた新システムの真価が発揮されるのは、相手がボールを支配してくるであろう次節横浜M戦でしょう。ひと叩きしてからの浦和の変わり身に期待します。

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---興梠--武藤---
-----柏木-----
-エヴェル--青木--長澤-
宇賀神-槙野-マウリシオ-森脇
-----西川-----

(得点)
90+4分 森脇

(交代)
HT 柏木→マルティノス(マルが左SH、エヴェルトンがトップ下へ)
82分 青木→杉本(4-3-3気味に)
82分 宇賀神→山中

・武藤&青木がスタメン復帰した他、前節C大阪戦ではベンチ外だったマウリシオもスタメンに復帰したので、杉本・岩波がベンチスタートになり、橋岡はベンチ外。

・橋岡はAFC・U-23選手権@タイからの遠征帰りであることも考慮されたかもしれません(久保@瓦斯がベンチスタートなのも同じ理由)が、この試合のような展開なら森脇の攻撃力が輝くだけに、代表でちょろちょろ抜けているうちにチーム内での序列が落ちてしまう可能性は無きにしも非ず。ただ橋岡がいないと西川がゴールキックを蹴るターゲットがいないというのもまた一目瞭然なわけで・・・

・左SHに回ったエヴェルトンはやはり良いところがなく、むしろ瓦斯のボールの奪いどころとして狙われていた感も。後半柏木に代わって入ったトップ下が一番やり易そうに見えましたが、そうなると柏木との併用が難しい柏木の下位互換的な選手という補強としては甚だ寂しい結果に。

・オリヴェイラ監督の魔改造が奏功したせいか、武藤復帰後もナバウトを抜いてベンチ入りを確保したマルティノスですが、やはり45分使うのは無理があったというか、依然として山中とセットで使用しないと所期機能を発揮しないというか・・・マルティノスの取説は未だに山中しか持っておらず、山中はなぜコピーしてチームメイトに配らないのか不思議でなりません。

・マルティノス投入失敗を受けて柴戸の順位がまたちょっと上がったかも。

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---永井--ディエゴ--
東---------大森
---高萩--橋本---
小川-森重--チャン--室屋
-----林------

(得点)
75分 D・オリヴェイラ

(交代)
62分 永井→久保

・瓦斯は守備は堅いがただそれだけで、大崩れもないがタイトルもないという、いつもの瓦斯らしい順位で終わりそうな試合内容。夏にはいなくなるのがほぼ確実な選手をキーマンにしていると、また下半期大失速なんやろうな、というのが今日の瓦斯の感想でした。

・交代枠を二つも余して、最後の最後で勝利を逃したことで長谷川監督は盛大に叩かれるでしょうが、ラストプレーまで瓦斯の守備は全く破綻してないから選手を代えるほうが難しいだろうなぁ、たぶん。

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2019.03.30

鮭はらこめし@仙台・ウェルネス伯養軒

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 宮城県南部にある亘理町の郷土料理「はらこ飯」を駅弁で再現した、仙台駅の定番中の定番といって差し支えない伝統ある駅弁「鮭はらこめし(1100円)」。しかし、意外なことに夕方にこれを入手するのが結構難儀でした。

 仙台駅2Fコンコースには「駅弁屋 祭」や「駅弁屋 旨囲門」といった大きな駅弁屋があるものの、東日本中心とする各地の駅弁を揃えているのがある意味仇となって、地元仙台の駅弁の影が薄いのなんの。米沢の「牛肉どまん中」がやたら目立ちます。

 しかも仙台の駅弁も今は「牛タン」を中心とする肉系が人気のようで、目当ての「鮭はらこめし」はなかなか見つからず、新幹線11・12番ホーム売店でようやく最後の一個をゲット。売店の方に聞くと入荷が少ないとのことでした・・・

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 プチプチのいくらと肉厚の鮭の身のコラボ。いうなれば「海の親子丼」。いくらも鮭も濃い目に味付けられていることもあって冷えて固まりがちなご飯であってもそれなりに美味く、酒のアテにもなる優れもの。ちょこっとだけ添えられた味噌がこれまたアテに良い。

 製造元の伯養軒は一度潰れたためか、駅弁業者としてライバルであり、かつ仙台駅で大箱の駅弁屋を展開しているNREに対する立場が非常に弱くなっているのかなぁ・・・

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2019.03.29

ひまわり温泉 ゆ・ら・ら@羽前長崎 から 板そば@庄司屋 へ

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 山形市中心部の観光スポットは見尽くした感があるので、昼食後は郊外の公営日帰り温泉施設でまったり。JR左沢線羽前長崎駅から北へ徒歩10分ほど、スポーツ施設群のはずれに建っていますが、駅からの案内板が充実しているので迷いようがありません。

 大浴場には大きな湯舟が二つ。加水&塩素系薬剤で消毒しているものの循環ろ過式ではなくかけ流しなのがウリもの。2号源泉を使用する「ひまわりの湯」がぬるめ、3号源泉を使用する「いずみの湯」があつめと表示されていましたが、前者ですら個人的はちょっと熱いくらいだったので後者には入らずじまい。地元の方もそうなのか、「いずみの湯」は終始がらがらでした。また塩化物泉のせいか、湯上り後もしばらく体がポカポカ。冬季には嬉しいものです。

 大広間は有料だったので、湯上り後はTVが置いてあるエリアのソファーでしばしゴロゴロ。自販機にビールが見当たらなかったのは残念至極。

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【温 泉 名】ひまわり温泉
【施 設 名】ひまわり温泉 ゆ・ら・ら
【入浴料金】300円
【交通手段】JR左沢線羽前長崎駅から徒歩10分
【源 泉 名】中山町2号源泉/中山町3号源泉
【泉  質】ナトリウム・カルシウム-塩化物温泉/ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩温泉
【泉  温】源泉48.3度→使用45.7度/源泉53.1度 → 使用44.6度
【備  考】加水・塩素系薬剤で消毒

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 温泉を十二分に堪能した後は山形駅南にある老舗「庄司屋」で板そばを賞味。心持ち太目で若干硬めの田舎蕎麦をカツオ節と昆布を効かせたやや甘目のツユでひたすら食いまくる!!これぞ、板そばの醍醐味。下手に天ぷらを付けず、ただただ蕎麦と格闘また格闘。当然ながら食後は腹パンパン&冬なのに蕎麦がキンキンに冷えているので背中が寒くなりました(苦笑)。

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 夕方の蕎麦屋は空いていて、しかも蕎麦湯はトロトロ。うーーん、極楽極楽。

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2019.03.28

佐藤屋@山形 ~ 芋煮そば

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 山形駅東口から北へ線路沿いに歩いて10分ほど。繁華街や官公庁街から外れた住宅地内にポツンと建っています。先客ゼロ、後客1。

 屋号に「芋子煮そば処」が冠せられている通り、ここの売り物は「芋煮そば」ないし「芋煮らーめん」。メニュー先頭は中華そば、ついで芋煮らーめんでしたが、「当店のおすすめ」とある「芋煮そば(950円)」を注文。

 店内は4人卓×5と小上がりに4人卓×2。全席禁煙なのは嬉しい限り。爺さん婆さんの二人で切り盛りしているようですが、接客にあたる婆さんも注文を取るとすぐに店奥に引っ込んでしまい、あんまり商売っ気なさげ。蕎麦屋なのに事実上お茶セルフ。

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 意外にも蕎麦にしてはやたら広口の丼で登場。本格的な山形の芋煮を食べたことはありませんが、「芋煮そば」の具はかなりシンプル。里芋にやたら存在感がある他は牛肉、かまぼこ、刻みねぎ、ゼンマイといったところ。

 ただツユはかつお節が主張せず、総じてやや甘いくらいで普通の蕎麦ツユとそんなに変わりないような・・・具の牛肉は旨味が抜けきったような感じになっている割に、牛肉の甘み、旨味がツユにうつってる感じがしないのが不思議でした。といっても悪いわけではなく、あっさり目の味わいで美味しくいただけましたが。

 麺は若干ざらつきがあり、ぶつぶつとキレやすい平たい田舎蕎麦ながら啜り心地は良くてまずまず。

 まぁ美味いことは美味いけれども、この感じだと一回で十分かな。やっぱり一度は本格的な芋煮を賞味したいものです。

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2019.03.27

ムタヒロ 錦糸町店@錦糸町 ~ 煮干そば

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 錦糸町駅南口にある「WINS錦糸町」の1ブロック南。「ムタヒロ」は国分寺の本店を中心に多店舗展開していますが、意外にも23区内の店舗はここ錦糸町店しかないせいか、本店どころかこの系列の店を往訪するのは初めて。往訪時は入居しているビルが改修工事中。先客ゼロ、後客8。平日の昼だとこの辺りもデンジャラスな雰囲気には程遠く、近所で働いていると思しき方々が作業着姿のままで三々五々やってきます。

 店内の券売機で基本と思しき「煮干そば(780円)」を注文。塩と醤油が選べるので「醤油」で。さらに背脂の量を聞かれるので「普通」で。
メニューは他に鶏そば、煮干つけ麺など。

 厨房前に奥に長い真っ直ぐなカウンター6席、2人卓×4。卓上にはブラックペッパーと煮干酢、一味。水セルフ。厨房内にはオッサンが二人。

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 店外まで煮干しの香りが漂ってくるので想像はつきましたが、スープは動物系出汁を下支えに煮干しをがっつり効かせたもの。と言っても苦みやえぐみは全くなく、この手のスープにしては辛うじて食べ手を選ばない域に留まっていると思います。

 背脂も「普通」だとさほどの量はなくて脂っぽい感じには程遠く、こってり感を強める程度。多めに添えられた刻みタマネギが良い仕事をして食べやすくなっているのでしょう。醤油も終盤にややしょっぱさを感じる程度で、全体のバランスが非常に良く取れています。

 麺は太麺&強い縮れ入り。つるつるした食感ながら堅めの仕上がりで、相当歯応え強め。スープも良く絡み、大いに気に入りました。「凪」の名物「いったんも麺」が添えられていますが、これも「凪」みたいにピロピロしたワンタンみたいな食感ではなく、心持ち厚みがあって個人的にはこちらのほうが好み。

 穂先メンマに微量ながらブラックペッパーが振りかけてあるのは蛇足。また岩海苔がしけって(?)固まっているのも困ったもの。具は他に豚チャーシュー、鶏チャーシュー、ナルト、三つ葉。

 「凪」の影響を強く受けながら、燕三条風にだいぶ寄せたような一杯。この出来なら他のメニューを試してみる価値あり。

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2019.03.26

舎鈴 池袋南口店@池袋 ~ つけ麺・並

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 池袋駅西口、ルミネの南。地下道で南池袋交差点へと抜ける大きな道路沿いという、繁華街から外れた妙なところに立地。「トナリ」→「林檎舎」と長持ちしなかった場所ですが、「舎鈴」にリニューアル後すっかり落ち着いた模様。往訪時はほぼ満席でしたが、それがピークだったようで、退店時には7割くらいの客入りに。

 店内のタッチパネル式券売機で基本と思しき「つけ麺・並(730円)」を注文。並盛が300gで、100g増える毎に100円アップ。なおここはつけ麺専門店ではなく、中華そばや油そばも用意。

 店内は壁際及び厨房に向かって縦長カウンターのみ20席強。案内された席は椅子が高い上にやたらぐらついて参りました。卓上にはラー油、酢、ゆず粉、焙煎七味、ホワイトペッパー。焙煎七味の補充が追い付かずに中身はスッカラカンでした(´・ω・`)ショボーン 水セルフ。

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 繁盛しているので茹で置きの麺がさっと出てくるのかと思いきや、客足に麺茹でが追いつかないのか、それなりに待たされてました。

 つけ汁は粘度があまりない「魚介出汁を軸にして、豚・鶏の動物スープの旨味を重ねた」もので魚粉のざらつきは皆無。この手のつけ汁にしては割とあっさり目で、麺にもさっと絡む程度ですが、それでも最後まで味が薄まることなく楽しめました。甘目なのが個人的にはちょっと苦手ですが甘酸っぱいタイプよりははるかにマシ。

 麺は太めのストレートでコシがしっかりしており、つるつるした食感もまずまず。

 具はそこそこ厚みがあるチャーシューが1枚とメンマ、ナルト、刻みネギ、海苔。スープ割は卓上のポットから。

 SCや駅近・駅ナカ、さらにはオフィスビル内にまで多店舗展開している「舎鈴」。今時のつけ麺にしては安いほうで、しかもそこそこ美味いのですから客入りが良いのは当たり前。マニア受けなんて捨てて、「毎日食べられる美味しいつけめん」を目指した結果は大正解。実に無難な一杯に仕上がっています。

 

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2019.03.25

田中そば店 秋葉原店@末広町 ~ 中華そば

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 銀座線末広町駅から蔵前橋通りを西へ3ブロックほど進んで、「わいず」のある角を南へ。向かいに「肉汁麺ススム」。足立区の本店には何度も通っていますが、秋葉原店にはなんと5年ぶりの再訪。 先客ゼロ、後客8~9。

 店外の券売機で基本の「中華そば(750円)」を注文。「こってり出来ます」との貼り紙に釣られて「こってり」を頼みましたが、驚いたことに後客も大半が「こってり」を注文。ランチサービスなし。

 メニューは他に「肉そば」「山形辛味噌」など。夏期は「冷やかけ中華そば」というのを出している模様。秋葉原店にはスパムおにぎりはないのかな?なお「山形赤味噌」を注文している後客はいませんでした。

 店内はコの字型16席。水セルフなのはともかく、卓上に水ボトルがなく、入口近く及び店奥にある冷水機まで汲みに行かないといけないのはチト面倒。卓上にはブラックペッパーと唐華。

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 やや小さめの丼にスープがたっぷり。受け皿付きで出てきました。

 ”喜多方らーめんをベースに「気軽に食べる田舎のラーメン」をテーマに作った一杯”との店の謳い文句ですが、「こってり」だと表面に背脂がびっしり浮いているので、謳い文句の形容からはだいぶ外れてきます。ただ見た目と違って脂っこくはなく、豚骨ベースと思しき出汁の味わいは十二分に楽しめます。

 ただ「こってり」にしたのとは無関係だと思いますが、以前よりは塩気が強くなった気がしました。よって飲む気が起こらないどころか、飽きが来るのも早くなったような・・・ ここで活躍するのが卓上の「唐華」。スプーン一杯だけで十分ピリ辛をやや通り越すレベルに昇華します。

 麺は並太平打ち麺で、つるつるもっちりした食感。やや柔らかめの仕上がりでしたがスープに負けてはおらず、スープの絡みも申し分ありません。

 ばら肉チャーシューが数枚入っていますが、程よく醤油ダレに浸かっており、脂のノリ加減も過不足なく、肉の旨味もしっかり味わえる優れもの。他にメンマ、刻みネギ。

 この値段でこのクオリティー!毎度のことながら恐れ入ります。

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2019.03.24

厨ボーです。くまヰ@川口

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 川口本町通りを挟んで川口郵便局の向かい辺り。通りからは少し引っ込んだところにあるので、歩道に案内板が出ています。見た目そのまんま、熊井さんが自宅を改装してランチ営業しているもので、玄関で靴を脱いでスリッパに履き替えてから入店。オバチャンが作ってくれる昼食を台所脇で下宿人が食っているような昭和感満点の店です。先客ゼロ、後客1。

 限定20食で提供している「本日のサービスランチ」のうち、明らかに格安の「生姜焼き定食(730円→600円)」を注文。「オカンが作る昼飯」なのでメニューは鍋焼きうどん、鯖味噌、カツカレー、オムライス、ナポリタンと家庭料理っぽいものならなんでもありで、強いて言えば中華系がないくらい。

 店内は4人卓×4、2人卓×1。ほぼオバチャン一人で切り盛りしていて、あんまり接客業に向いてなさそうなオヤジは配膳を手伝っているだけなのかな?と思っていたところ、後からヘルプのオバチャンが一人やってきて、代わりにオヤジは何処へか出かけてゆきました。

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 キャベツのサラダとお新香、おから、そしてお味噌汁付きで登場。生姜焼きはちょっと濃い目の味付けで、生姜ががっつり効いています。対照的に味噌汁は薄味でした。オヤジからご飯のお代わりを勧められましたが、生姜焼きを食べ終わった頃に言われてもなぁ・・・

 営業形態が変わっているのが最大の特徴で、料理自体は可もなく不可もなし。川口の定食屋の中では若干安めなのが取り柄かも。

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2019.03.23

【閉店】超大吉@御徒町 ~ (豚骨醤油)らーめん

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 御徒町駅北口から昭和通より一本手前の路地を北へ。向かいに「武蔵武骨」あり。ほぼ5年ぶりの再訪。先客ゼロ、後客6。

 店内の券売機で「ラーメン(780円)」を注文。並盛・大盛同料金なので大盛にしてもらいました。メニューは「つけめん」との二本立て。また季節限定で「濃厚味噌らーめん」を売り出していました。場所柄メニュー等中国語表記が目立ちます。

 店内はL字型カウンター10席のみ。席間がめちゃ窮屈。卓上にはホワイトペッパー、酢、一味、おろしニンニク。若い兄ちゃん一人で切り盛りはきつかろうと思っていたら、さすがに後からねーちゃんが一人登場。

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 「天然豚骨醤油」とでかでかと掲げている通り、店内の豚骨臭は結構強烈。当然ながらスープも豚骨を前面に押し出しています。昔は昆布を大量に混入して強い粘り気を出していましたが、とろみは大幅に後退。ただかえしが強すぎてしょっぱすぎるのは相変わらずで、スープは全く飲む気が起こらず。麺を絡める分には問題ないかと思いきや、終盤はしょっぱさが急激に気になってきました。

 麺は手もみ風の平打ちに近い縮れ麺。つるつるした食感 & やたら濃いスープに負けないしっかりした歯ごたえがあってこれはなかなかの出来。麺量の表示が見当たりませんでしたが、大盛でもさほど多くは感じず。

 ばら肉チャーシューは小さめのが2枚。他にメンマ、刻みネギ、海苔。

 麺がまずまずなので「つけめん」ならなんとか食えるかもしれませんが、「ラーメン」なら向かいの武蔵武骨のほうがだいぶマシかと。

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2019.03.22

肉うどん@丸亀製麺

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 「丸亀製麺」が2019年3月12 日から「牛すき釜玉」「肉うどん」を販売する“春のがっつり牛肉祭り”を開催しています。共に定番化した商品ですが、「牛すき釜玉」のほうは以前試食した限りでは、かなり甘ったるくて濃い味付けなのが苦手な上に、麺と牛すきの一体感が乏しい感じがしたので、今回は「肉うどん」の「大(690円)」を注文してみました。いつもの期間限定メニュー通り、先にうどんだけ盛って、後からレジ横で焼いた肉などをうどんに乗せるオペレーションです。

 ”たっぷりの牛肉と玉ねぎを、ご注文を受けてから焼くため、熱々、やわらか。人気定番商品「かけうどん」にトッピングしたスタミナ
たっぷりの商品です。丸亀製麺特製の肉うどん用割下で、牛肉と玉ねぎの旨みをグッと引きだしています。柔らかな牛肉の旨味と
玉ねぎの優しい甘みをお楽しみください。”というのが丸亀製麺のウリ文句。

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 予想通り「牛すき釜玉」よりも「肉うどん」のほうがはるかに好み。シンプルに食べてもそこそこ美味いものにゴテゴテのせるとかえって不味くなるというのは「寺田の鉄則」。少々甘目の味付けとはいえ、「牛すき釜玉」のようにうどん出汁の旨味を損なうほどではなく、むしろデフォルトの出汁の美味さに微妙に甘み、そして牛肉の旨味が加わることで味に深みを与えているような気がしました。

 牛肉&玉ねぎは焼き立てなので柔らかいだけではなく旨味もしっかり保たれており、立ち食いそば屋で出てくる「肉うどん」とは見た目は似ていても味は段違い。この出来なら大満足!!

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【観戦記】19年第1節:浦和L 2-1 長野 ~ 新生浦和、上々の船出

・ここ数年ボランチの主力流出が相次ぎ、さらに昨年は左SBでスタメン争いをしていた北川と木崎が共に流出。おまけに高畑・白木と昨年コンスタントにベンチに入っていた選手も流出。悪いことに加藤が開幕前に大怪我。長期離脱中の乗松は依然復帰が見込めないのか・・・

・全員健在でも22名とすっかり寂しくなってしまった浦和の陣容。まぁ女子は如何せん試合数が少なく、やたら人数を抱えていても試合に出られない選手が続出するだけなので少数精鋭でも特に構わないと思いますが、浦和の場合なにせ選手構成のバランスが悪い。

・選手構成のアンバランスを現場が必死に繕った結果なのかどうかは判りませんが、この試合のスタメン&基本ポジションは珍現象がゾロゾロ。最大のサプライズは清家が右SBにコンバートされたこと!! また2015年からずっと浦和の特別指定選手だったものの出場どころかベンチ入りさえ少ない「幽霊部員」と化していたはずの水谷が突如スタメンに抜擢されただけでなく、えらく前目で起用されているのにも驚きました。他は佐々木が昨年終盤に続いて左SBを穴埋め。そして昨年右SBに入っていた栗島が本職のボランチに復帰。

・試合はシュート数14対4というスタッツに象徴されるように浦和が終始優勢。ただこの日は風がとんでもなく強くて高精度のハイボール、ロングボールが繰り出しづらいどころか、ボールコントロールすらままならないのか自陣深い位置でのゴロパスですら精度・強さを欠いてヒヤリとする場面が見受けられました。

・そんな悪条件の中で、森監督の下で新たにチーム作りを始めることになった浦和は選手間の距離がかなり近い中でのショートパス主体のサッカーを展開。選手間の距離が近いだけでなく、中盤+水谷の位置がかなり流動的なのが特徴で、水谷が頻繁に降りてくる一方、柴田がかなり前に出る(特に前半)ので、基本フォーメーションは4-1-4-1にも見えました。

・また両SHがかなり中へ絞ったポジションを取る一方、SBが高い位置を取るのも特徴。ショートパスでの狭い局面の打開を基本としながらも、時折逆サイドでフリーになっているSBへ大きく展開してサイド攻撃を試みるあたりは昨年の残り香のような。スペースがあれば清家が活きます。

・ポゼッションを重視するあまり全然ゴールに向かわない、シュートを撃たない弊に陥る例も少なくありませんが、この日の浦和は決定機の数も案外多くて内容は上々だったと思います。

・40分の先制点は浦和が長野を自陣深く押し込み、吉良のループシュート→GKが弾いたところを菅澤が詰めたもの。55分の追加点は長船のロングフィードを最前線で水谷が受け、アーク付近からいきなりループ気味のシュートを決めたもの。GKの位置をよく見て、かつ多少強風にも恵まれてのゴールでしたが、水谷は吉良へのヒールパスが先制点の契機となっており、FW起用が大当たり。水谷の温泉賞も納得の出来。

・また53分南縦パス→佐々木→水谷左サイドで裏抜け&クロス→菅澤ヘッドはバー直撃とか、65分栗島自陣で素早いリスタート→安藤→清家アーリークロス→菅澤シュートとか、76分敵陣深い位置からの佐々木スローイン→菅澤ポスト→佐々木左サイド深く抉る→ボックス内で安藤枠内シュートと先制点以外の決定機はいずれもポゼッション志向とはあんまり関係がない、シンプルで速い攻撃から生じているのが気になりました。

・中盤がやたら流動的で、しかもSBの位置が高いためボールの奪われ方が悪い&高い位置でのボール奪回に失敗するとカウンターで易々と失点しそうな、バランスの悪さが気になりましたが、この日はスピードがあるFW横山を擁する長野相手にやらずもがなの1失点で済みました。森監督は南&長船のCBコンビに相当信頼を置いているようです。

・長野は最終ラインを押し上げ、やや荒っぽいプレーを含めて前から&コンパクトなエリアでも厳しくプレッシャーをかけてきましたが、浦和は細かい足技&体で上手くボールを隠しながらなんとか長野のプレッシャーを交わし、逆に浦和もコンパクトな陣形の中で長野の攻撃を潰し続けて最終ライン背後へのパス出しを許さず。

・それだけに79分の栗島ボールロストからの失点は残念無念。2点リードしての終盤なのでリスクをかける必要は全くないにも関わらず、栗島が自陣深い位置で無理に前を向いてパスを出そうとしたところでボールロスト。たちまち2対3という絶望的なカウンターを食らってしまいました。この失点パターンは手強い相手には何度でも発生しそうなだけに、森監督がどう修正するかが見もの。

・1点差に迫られたあとは、運動量が落ちたことも相まって浦和は安全運転に転換。昨年FWでの交代出場が多かった高橋が90分清家に代わって右SBに入ったものの、交代枠を余らせての試合終了は守備が計算できる駒がベンチにいないことの表れなのかどうか・・・

---菅澤--水谷---
吉良--------安藤
---栗島--柴田---
佐々木-南--長船-清家
-----松本-----

(得点) 40分 菅澤、55分 水谷、79分 巴月(長野)
(交代)
69分 吉良→遠藤
90分 清家→高橋

・スタートポジションは安藤が左、吉良が右SHでしたが20分くらいに左右を入れ替え、試合終了までそのまま。

ゆずほは何処行ったんや・・・

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2019.03.21

ひろと@与野 ~ 支那そば

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 京浜東北線与野駅西口を南へ出て、大阪王将がある角を西へ。駅から徒歩5分程度の住宅街の中に忽然と建つ店で、しかも外観も地味なので地元の方じゃないと判りにくいと思います。先客ゼロ、後客3。

 ランチメニューはかなり絞り込まれていて麻婆豆腐定食。支那そば、担担麺の3種類しかありません。無難そうな「支那そば(660円)」を注文。チャーシューはロースorバラから選べるみたいで、ロースにしました。券売機はなく後払い制。ラーメン専門店ではなく、夜がメインの中華料理屋さんなのかも。

 店内は厨房に向かって縦長カウンター8席と、4人卓×3、2人卓×1。卓上には酢、醤油、ラー油、ホワイトペッパー。壁にかかったカレンダーから赤者の店である可能性大。

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 スープは鶏ベースかな? 表面の脂がやや多めですが、これが巧く作用して実にまろやかな味わい。醤油ダレも終盤ちょっとうるさく感じる程度で全体のバランスがよく、ついつい飲み進んでしまいました。ただ食後の渇水感から化学調味料もそこそこ使っているかも。

 麺は細目の軽い縮れ入り。つるつるした口当たりでしなやかな食感。啜り心地&スープの絡みも良好。

 チャーシューは肉の旨味をしっかり保った優れもの。他にメンマ、ほうれん草、刻みネギ。

 平成も終わろうとする時期に「中華そば」ではなく「支那そば」と銘打つのは珍しい気がしますが、単なる「昔懐かしい味わい」というわけではなく、それでいてシンプルかつ飽きない味に仕上げられた一品。「安くてそこそこ美味い」という王道を歩む店なので地元の方に地味に定着するのは間違いないと思います。昼はさすがにサイドメニューも含めてメニュー少なすぎただろうと思いますが。

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2019.03.20

野菜煮込みラーメン@餃子の王将

 チェーン店の中では餃子が圧倒的に美味く(個人的な感想です)、また一品料理やご飯ものが充実している「餃子の王将」で麺類を頼むことなんてまずないのですが、3月限定で「野菜煮込みラーメン(630円)」というのを売り出していたので試食してみました。

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 いやぁ、餃子と違って王将のラーメンってあっという間に出てくるんですなぁ、なんか知らんけど。「春キャベツがシャキシャキ!! 6種類の新鮮野菜がたっぷり。」というのが王将のウリ文句で、キャベツを主体に玉ねぎ・ニンジン・もやし及びほんの少し豚肉を加えた炒め物、及び後乗せの刻み青ネギは確認できました。ただ「ボリューム満点!!」と王将がいうほど量が多くありません。

 麺は若干細めのストレート麺。スープは全くと言っていいほどコクの深みが感じられない、めっちゃ平板な味わい。同業の「日高屋」と比べると麺は王将に分がある代わりにスープで負けている気が。

 もっとも「日高屋」でも冬の定番&エース格「チゲ味噌」しか食べないので、一般論的に両者を比較論評するのはかなり無理がありますが、いずれにしてもチェーン店でこの価格帯の麺類なら「リンガーハット」が無敵であることに間違いなさげ。言い換えればやはり「餃子の王将」は麺類を食べるべきところではないことを再確認した次第。

 なお具材に全く地方色がないのに「被災地復興応援メニュー」と銘打たれているのが不思議でしたが、代金の内30円があしなが育英会「あしなが東日本大震災遺児支援募金」に寄付されるようです。

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2019.03.19

チキンカツとから揚げの合盛り定食@かつや

 「かつや」で3月1日から発売されている「チキンカツとから揚げの合盛り定食(745円)」を試食。これは新商品ではなく、昨年3月に発売されていたものと全く同じかな? 普段試食には「定食」ではなく、豚汁なしの「丼」のほうを頼むのですが、店頭の写真を見るとチキンカツとから揚げが丼の上にてんこ盛りになっていて非常に食べにくそうだったので、今回は「定食」にしました。

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 チキンカツにかっているのは、ソースではなくたまり醤油だれ。ソース派の方も多いかもしれませんが、唐揚げとのコンビネーションを考えれば醤油だれでしょう、ここは。タレもさっとかかっている程度なので、カツのサクサク感も損なわれず、しょっぱくもならず、実に良い感じ。

 一方から揚げのほうはちょっと油がべちょっとしている感じでイマイチ。競合する「からやま」と比べてちょっと劣るかも。食べ初めはともかく、全体のボリュームが多いので最後のワンピースの重いのなんの・・・

 それでも一応完食できはしましたが、食後の胃もたれ感はハンパありませんでした。これはもう卒業かなぁ・・・ 当然晩飯は食えず。

 

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【観戦記】19年第4節:C大阪 1-2 浦和 ~ 見たか!これが4億円の力や!!(苦笑)

・ゲームは90分間C大阪がボールを支配する展開。前半こそC大阪に決定機らしい決定機はなく、浦和はそれ以上に何もないというシオシオな内容でしたが、後半に入ってC大阪が浦和右サイドを立て続けに攻略して次々に決定機。そして森脇が自陣深い位置でファウルを犯して得たFKを64分ソウザが角度のないところから見事に決めてC大阪先制。

・北京遠征から中3日の浦和は疲労困憊で体も頭も動かないのか、守るのが精一杯で攻撃がほとんど成り立っていない状態だったので、先制された時点でこの試合は負けたと思いました。しかし、どこからどう見ても敗色濃厚な試合をひっくり返したのがオリヴェイラ監督の選手交代。山中&マルティノスと共に獲得に2億円を費やしたと噂される選手を同時に投入し、しかもその両名が共に得点に絡むという、もう監督冥利に尽きるとしか言いようがない形で浦和が見事に逆転勝ち。

・シュート数15対7というスタッツに象徴されるように試合内容はどう見てもC大阪が優勢で、ロティーナ監督が「いいプレーをして、チャンスもつくれましたが、ただゴールが奪えませんでした。勝つべき試合だったと思います。」と負け惜しみをぶつのは道理でしょう。

・ただ個人的にはミシャの下で内容で相手を優に凌駕しながらも勝てない試合(しかも肝心な試合に!)をアホほど見てメンタルがズタボロになっているせいか、「ボールを持ってチャンスをつくっていくことができたことには満足しています。」というロティーナのコメントは、これが浦和の監督だったらさぞかしブチ切れていたかも。逆転されてからのロティーナの選手交代はオリヴェイラとは対照的にさしたる効果はなく、試合終了直前にメンデスのシュートがポストを叩いたくらい。この監督もミシャ型で、試合前の練習が全てで試合中はイマイチなのかも(何かを思い出して遠い目・・・)

C001
・浦和のスタメンはは北京戦から中3日にも関わらずナバウト→杉本、マウリシオ→森脇と2名入れ替えただけ。GK西川はともかく、興梠・柏木・長澤・宇賀神・槙野とフィールドプレーヤーを5人もスタメンで使い詰めにするあたりがオリヴェイラ流。

・C大阪もルヴァン杯から中3日ですが、こちらはルヴァン杯で大きくメンバーを入れ替えており、コンディション面ではC大阪がかなり有利でした。C大阪のスタメンをリーグ戦前節広島戦と比較すると奥埜→都倉の入れ替えのみ。ただ都倉が1トップに入ったため柿谷とソウザの位置が一列下がった格好に。

・前述のように、立ち上がりからC大阪がボールを支配。浦和はお疲れのせいか、さほど前からボールを奪いには行かずに自陣高めの位置で5-3-2の守備ブロックを作って防戦する道を選んだ模様。そんな浦和に対してC大阪はボールを支配するものの、ロングスローやCKからチャンスになりかかるくらいでさして決定機は作れず。29分ソウザ縦パス→丸橋カットイン→都倉のショートカウンターが多少惜しかったくらい(シュートは枠外)。

・浦和の攻撃はC大阪以上に悲惨。浦和のボールを奪う位置が低いためもあって、浦和のカウンターは全く成り立ちませんでした。3ボランチがフィルターとしてほとんど機能していないせいかボールを奪う位置がそもそも低く、また身体も頭も疲れているのかボールを奪っても出しどころを逐一指差し確認しながらボールを出している状況(しかもパス精度が劣悪!)という状態だったので、カウンターの成り立ちようがなく、浦和がまごまごしているうちにC大阪はさっさと帰陣。遅攻を強いられると浦和はなおさらビルドアップに苦しんでFWまでボールを運べる気配無し。

・よって前半は両チームとも何事も起こしそうにないシオシオな状態で終了。長居は朝から雨、午後になっても天気は不安定で時折ざっと強い雨が降る中、文字通りのお寒い観戦と相成りました。

008
・しかし後半に入るとゲームに動意が。52分清武の縦パスで後方から駆け上がって来た丸橋が浦和右サイドで裏を取り、丸橋クロス→ファーで柿谷ヘッドの決定機(槙野がクリア)。56分には松田→都倉ポスト&左へ展開→丸橋クロスの良い形。

・そして63分清武の縦パスで都倉に裏を取られた森脇が背後から都倉を倒してイエロー。64分ソウザのFKは角度がなかったものの、それに反応して飛びこんだ都倉が邪魔になったのか、西川も飛び出せずにFKが直接ゴールへ。昨年の埼スタでの対戦でもソウザのFKで敗れており、ソウザは浦和にとって天敵であり続けるのか! そう思わざるを得ない見事なゴールでした。

・その後も浦和右サイドは炎上しつづけ、69分左サイドでソウザためる→後方から清武駆け上がってボックス内突入&クロス→都倉ヘッドの決定機(付いてきた槙野が気になったのがヘッドは枠外)。後半浦和は何度も後方から走りこんでくる選手を捕まえられずに右サイドからフリーでクロスを上げられ続けました。ここまではロティーナ監督の思惑通りだったでしょう。ただ1点しか取れなかったという現実を除いては。

・オリヴェイラ監督は前半から攻守にわたって何かと面倒な存在だったソウザを消すために54分という早い時間帯に長澤に代えて柴戸を投入しましたが、残念ながら柴戸を入れてエヴェルトンをIHに上げたところで中盤の守備が弱いままなのはどうにもならず、右サイドは炎上し続けました。

・何処からどう見ても敗色濃厚、いつ追加点を取られても不思議はない不利な戦局をひっくり返すために、76分にオリヴェイラが放った一手はなんと山中&マルティノスという攻め駒2枚の同時投入。守れそうにないので、どつきあいに活路を見出す!!と言わんばかりの選手交代ですが、これが共に見事に嵌まったのですから、さぞかしオリヴェイラも笑いが止まらないでしょう。

・76分、投入されたばかりの山中FKはかなり距離がありましたが、ライナー状の山中のボールを興梠が木本のマークを外してヘッドで同点。この日柏木のふんわり系のボールは簡単にジンヒョンにキャッチし続けられていただけに、球質が全然違う山中のFKがゴールに直結したのは今後の浦和にとって極めて明るい材料です。

・続いて大仕事をしたのがマルティノス。80分橋岡スローインから杉本がマルティノスへ展開。C大阪はなぜか右サイドがぽっかり空いており、マルティノスは無人の野を駆け上がってスピードに乗り、そのまま対面の片山をぶっちぎってボックス内突入。片山はたまらずボックス内でマルティノスを倒してしまい、山本主審は迷うことなくPKを宣告。実に判りやすい2億円マルティノスの使い方で、山中が持ってきたこれまた2億円の取説に書いてある通り。

・しかも、そのPKを決めたのが杉本。浦和はPKキッカーが予め決まっていないようなので、現地では古巣への惜別を込めて、そして浦和での活路を切り開くべく杉本が率先して蹴りに行ったものだと思ってしましたが、何のことはない実際は興梠から予め「もしPKがあったら蹴っていい」と言われていたそうで。

・ただそうであってもアホほど練習してきたであろう古巣のジンヒョン相手にPKを蹴るのはさぞかしプレッシャーがかかったことでしょう。しかし杉本はジンヒョンの逆を突いてPK成功。興梠ですら浦和加入後の最初のPKは失敗しているのに、杉本は見事難しい状況下でPKを決めてくれました。

・優勢だった戦局をわずか5分強で逆転されたロティーナ監督は85分になってメンデス&高木を一気に投入して布陣を4-4-2に変更。それはともかく、まだ時間がAT含めて10分弱も残っているのになぜかC大阪は放り込み主体のパワープレー紛いに展開。マル&山中というおよそ守れそうにない浦和左サイドを攻めれば良いのに何故?と、傍目にはC大阪の戦術転換が不思議でなりませんでした。

・こういう単調な相手には浦和の守備陣は強い。C大阪のロングボールを守備陣が淡々と弾き返して、マルティノスにカウンターを窺わせる。しかもカウンターに失敗したらマルティノスが前からプレッシャーをかけて相手に簡単には蹴らせないという単純作業の繰り返しで残り時間を凌ぎに凌ぎ、試合終了直前にメンデスのボックス内のシュートがポストを叩いた場面があっただけで試合終了。

004
・浦和は開幕からリーグ戦2勝1敗1分、ACLは1勝1分と共に五分五分以上の成績でいったん中断期間入り。浦和はキャンプを丸々フィジカル強化に費やして実戦練習をやらなかった上に、武藤&青木と昨年の主力であり、かつキーマンを欠いた状態で開幕を迎えたので、序盤は苦戦を強いられるのはオリヴェイラ監督も覚悟していたでしょうから、この結果は期待以上、出来過ぎと捉えているかもしれません。

・ブリーラム戦を除けば試合内容はお粗末極まりなく、リーグ戦は得点わずか3。しかもPK、FK、PKというクソサッカーの見本みたいな恰好。しかし3点しか取っていないのに勝ち点7ですから、クソサッカーもまんざら捨てたものではありません(苦笑)。

・札幌戦でボコボコにやられたのが良い薬になったのか、今の浦和は相当守備に意識行ってる様子。だから攻撃時はどうしても後ろ髪引かれ隊で安全運転、指差し確認だらけ。これではセットプレーとPKでしか点が入らないのは当然でしょう。ゆえにリーグ戦序盤は最悪引き分けの連続でもいいと割りきって、とにかく守備重視でロースコアの試合に持ち込み、あとはセットプレーでわずかに勝機を見出し、引き分けになりそうな試合を辛うじて勝ちに持ってゆく。オリヴェイラ監督の算段はそんな感じなのでしょう。

・メンバーが揃わない、連戦連戦でコンディションが整わない、戦術的な練習時間が取れない等々、難しい状況に置かれて思い描くようなサッカーが出来ない際に「クソサッカー」で勝ち点を拾うのはタイトル奪取には極めて重要なこと。しかし「クソサッカー」の連続で勝ち点を伸ばし続けられるほど甘い世界ではなく、一歩間違えれば「ドロー沼」に陥ってしまいがち。

・オリヴェイラ監督がこの状況を打開するには武藤&青木の復帰、さらにはファブリシオの復帰を待つしかないというのであれば少々寂しい気がします。中断明け後の浦和の変わり身に期待したものです。

C007
---興梠--杉本---
---柏木--長澤---
宇賀神--エヴェル---橋岡
-槙野--岩波--森脇-
-----西川-----
(得点)
76分 興梠
82分 杉本(PK)
(交代)
54分 長澤→柴戸(柴戸がアンカー、エヴェルトンがIHへ)
76分 宇賀神→山中
76分 柏木→マルティノス

・守備に走り回るマルティノス、ボールを追って前線へ飛び出した山中の穴を埋めているマルティノス。こけても痛がらない、無駄に抗議しないマルティノス。どんだけ魔改造されたんや、マルティノス!!

C011
-----都倉-----
--清武----柿谷--
丸橋-ソウザ-デサバト-松田
-木本--ヨニッチ--片山-
-----ジンヒョン----
(得点)
64分 ソウザ
(交代)
80分 デサバト→奥埜(故障による交代)
85分 柿谷→メンデス
85分 松田→高木(4-4-2へシフト)

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2019.03.18

U.F.O.ソースで作ったソバメシにU.F.O.ソースの餡をかけた天津飯がマジで旨かった!@大阪王将

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 京都王将(=「餃子の王将」)原理主義者なので、個人的には大阪王将は案外縁遠い存在ですが、たまたま日清焼そばとのタイアップ商品を出しているのが目に留まったので、早速試食に出かけました。

 タイアップ商品の正式名称は「U.F.O.ソースで作ったソバメシにU.F.O.ソースの餡をかけた天津飯がマジで旨かった!(640円)」とむやみに長い!! なんかひと昔前の2時間サスペンスドラマとかAVビデオのタイトル名みたいな感じ。でも帰りにレシートを見たら「U.F.O天津飯」と書かれていたので、たぶん店内ではこう呼ばれているのでしょう。

 なおこの商品は期間限定・数量限定での販売。比較的近場にある「ビーンズ赤羽店」で提供されているのを確認の上で出かけましたが、店先にはこの商品の宣伝らしきものは見当たりませんでした。

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 普段天津飯なんてまず食べないので、一般的な天津飯と比較して云々するのも少々気が引けますが、「U.F.O天津飯」はふわとろ卵を白米ではなく、チャーハンでもなく、ソバメシにかけたというのが最大のポイント。「炒飯と刻んだモチモチ太麺で作ったソバメシ」は完全にそれだけで独立した食いもんなので、その時点で完全に天津飯ではないような気がします。どちらかというと「オムそばめし」のふわとろ系じゃないかと(苦笑)

 ただソースの味わいは確かに「日清焼そばU.F.O.」っぽい微妙にスパイシーな、なんか懐かしい味わい・・・ もっとも近所のスーパーでは「一平ちゃん」と違って「日清焼そばU.F.O.」はあまり安売りされていないせいか、すっかりご無沙汰になってしまいましたが・・・

 ふわとろ卵には「大阪王将秘伝のたれに”日清焼そばU.F.O.”のソースをブレンドした餡」がかかっており(もちろん東京風の甘酸っぱいアレではない!!)、ソバメシとの一体感も文句なし。ただ繰り返しになりますが、ソバメシだけで十分独立した食いもんなので、ふわとろ卵は別になくてもいいというのが正直なところ。

 そして食べている最中は全く気にならず、レンゲも止まることなく一気に完食できたものの、帰りの胃もたれ感はハンパありませんでした。ただでさえ脂まみれのソバメシの上に、さらに飴たっぷりだからなぁ(苦笑)

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2019.03.17

ぶれん@竹ノ塚 ~ 特製濃厚豚そば

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 竹ノ塚駅北側の踏み切りを東へ直進。「武藤製麺所」を通り過ぎて、竹ノ塚神社の手前。4年半ぶりの往訪。先客ゼロ、後客5。

 店内の券売機でボタン先頭の「特製濃厚豚そば(750円)」を注文。「かけ濃厚豚そば(600円)」もありますが、値段的にちょっと多くを期待できそうにありませんし。ランチタイムは小ライスのサービス付き。他に「まぜそば」「辛みそ魚豚そば」「みそポタ濃厚豚そば」「濃厚つけ豚そば」など。なお券売機ボタンでは「豚そば」なのに、卓上のメニューは「ポタそば」と表記されていて統一感がないのが不思議。

 店内はL字型カウンター5席と4人掛けテーブルが2卓。正面が全面ガラス張りなのでかなり明るく感じます。水セルフ。卓上には一味と胡椒のみ。店はオッサン店主とオバハンで切り盛り。

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 券売機に「じゃがいものポタージュ」と大きな貼り紙があり、実際スープはわずかにとろみがあり、かつそれらしいざらつきを感じますが、良くも悪くもベジポタにありがちな青臭さは一切なく、どちらかといえば往年の「またお前か」的な豚骨+魚粉混入タイプに近いような。丼の淵にうっすら魚粉が付いています。

 また昔はかえしが強すぎてしょっぱいのが難でしたが、高齢化著しいこのエリアの好みに合わせたのか、しょっぱさは幾分後退して食べやすくなりました。といっても飲むのを躊躇するレベルには変わりありませんが。

 麺心持ち太目かなといったストレート麺。表面にざらつきがあって、かつやや堅めで若干ごわごわっとした感じですが、スープとの相性はまずまず。細麺の替玉ができるようですが、このスープに細麺はちょっと無理があるかも。

 チャーシューは適度に脂が差してとろけやすいタイプ。玉ねぎはもうちょっと細かく刻んでほしいもの。現状では刺激強すぎ。キクラゲが多めに入っているのが目を惹きました。他に青ネギ、海苔。

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2019.03.16

THANK@大門 ~ ラーメン・ぽてり

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 浜松町駅から第一京浜を渡って「芝大門」交差点の1つ手前、吉野家のある角を左へ。小川町の店には何度も往訪していますが、こちらは約7年ぶりの再訪。開店直前に往訪したところ先客ゼロ、後客ゾロゾロ。入店後さほど時間を置かずに満席近くになり、退店時外待ち2となかなかの繁盛ぶり。

 メニュー構成はシンプルですが、ラーメンのスープの濃さが「さらり」「とろり」「ぽてり」の三段階あって券売機のボタンを分けています。「ラーメン・ぽてり(750円)」を注文。量が少な目なのも判っているので「ライス・豆(50円)」も。以前は食券を渡すと麺の堅さを聞かれたましたが、今回は何も聞いて来ませんでした。

 メニューは他に「つけめん」や「鶏ポタンタン麺」「トリポターナ」など。

 店内は2人卓×2、4人卓×2と、壁に向かってカウンターが7席+3席。相変わらず接客態度は申し分ありません。卓上に荷は黒胡椒、白ゴマ、カレー粉、もみじおろし。

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 「風味豊かな大山鶏と9種類の野菜をじっくり煮込んで作るポタージュスープは化学調味料不使用」というのがこの店のウリ文句。この言葉に寸分も違いはなく、スープは鶏白湯に野菜類を合わせた判りやすい鶏ポタタイプ。

 「ぼてり」の名にふさわしく鶏出汁ががっつり効きまくっている割には鶏臭さが抑えられおり、また鶏ポタ系にありがちな野菜の青臭さもほとんどしないので癖がなくて、おまけに塩気もさほど強くないので非常に飲みやすく味わいやすい出来。

 麺は細いストレート麺。スープの絡み具合、相性も申し分なし。量が少な目なので替え玉を注文している客も目立ちましたが、優しい味わいのスープゆえ替え玉はあまり向いていないような・・・ また店では豆ライスを余ったスープに投入してリゾット風に食べることを推奨しており、その際塩気が足りないのを懸念してか別ボトルでタレを出してくれましたが、ここのスープはそのままで味わいのが一番なので、フツーにご飯として頂きました。

 鶏チャーシューはローストチキン風で、そのままおつまみになりそうな出色の出来。ラーメンの鶏チャーシューって味わいが淡白すぎる例が多いだけに、ここの美味さは格別。他に穂先メンマ、海苔、刻みネギ。

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2019.03.15

Morris@大山 ~ 中華そば

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 東武東上線大山駅から「遊座大山」の商店街を東へ歩くこと5分強。約3年3カ月ぶりの再訪。先客1、後客4。ラーメン屋離れしたカフェっぽい外観・内装が特徴。

 久しぶりの来訪なのでメニュー先頭の「中華そば(730円)」を注文。ランチサービスなし。この店はなぜかサイドメニューに普通のライスがなく、「節子味噌ごはん」や「チャーシュー丼」を置いています。そして「節子」が何に由来するのかがいつも気になります。

 従来は他に「つけそば」しかなかったはずですが、しばらく来ないうちにメニューが増えていて「塩中華そば」や「油そば」も。

 店内はL字型カウンターのみ11席。店内はカウンター、椅子とも明るめの木で統一。椅子がやや高め。卓上には胡椒と七味のみ。夫婦で切り盛りしているようですが、奥さんが節子なのかな?

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 スープはわかりやすい動物魚介系ですが、この手のスープにしては優しい味わいなのが特徴。旨味過多でしつこいとか、味が濃すぎるとかしょっぱいとか、そんなありがちな弊を見事に回避し、それでいて物足りなさも全く感じないという絶妙なバランス感覚に拍手!食べ進んでも全く飽きが来ません。

 自家製の麺は並太ストレート。なつるつる&もっちりした仕上がりですが、やや柔らか目で好みから少しハズレ。スープに合わせるとこんなもんかもしれませんが。

 チャーシューは見た目と違って柔らかくて裂けやすい反面、若干旨味が抜け気味。他にメンマ、海苔、ほうれん草。

 いつでも安心して食べられる一杯で、ラーメン屋の入れ替わりが激しい大山で長続きしているのがよく判ります。

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2019.03.14

鯖みそ定食@吉野家

 吉野家が2019年3月7日から期間限定で発売中の「鯖みそ定食(590円)」を試食。「鯖みそ定食」は新商品ではなく、2018年10月に新商品として販売されており、なんでも2か月間の販売予定が僅か10日間で完売してしまうほどの人気だったんだとか。

 ただその割には店外・店内には同時に発売を開始した「牛丼 超特盛」の広告ばかりが目立ち、「鯖みそ定食」の広告はどこにも見当たりませんでした。よって現状は知る人ぞ知るみたいな扱い。

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 「メインのおかずとなる鯖みそ煮は、脂ののった鯖を骨ごと食べられるまで加熱処理し、あっさりした白味噌ベースに赤味噌のコクを加えた甘めの味付けに仕上げています。」というのが吉野家のウリ文句ですが、この「甘め」というのが曲者で、とんでもなく甘い!!! こりゃダメだ・・・これなら自宅で「サバ味噌煮缶」を食べたほうがはるかにマシなような・・・

 また昨今サバ缶人気沸騰のあおりで安価なサバの確保が難しくなっているのか、なんかサバの身がえらく薄いような・・・ よってみそ煮はやたら味が濃くて超甘ったるいにも関わらずご飯が余ってしまい、漬物の助けを借りる羽目に。

 前回販売時に早々に売り切れたり、今回積極的に宣伝してなかったりするのは、単に採算に乗る仕入れ値でたっぷりサバを確保するのが難しくなっているだけじゃないのかという気が・・・ 「鰻丼」もそうですが、仕入れに難がある商品を無理に出さなくてもいいんじゃないかという気がしてなりません。

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【TV観戦記】ACL2019・GS第2節:北京 0-0 浦和 ~ ボコボコにされても倒れずにアウェーで勝ち点1を奪取

・シュート数20対ゼロ、CK8対1、北京のボール支配率66.4%というスタッツに象徴されるように90分にわたって浦和は一方的に殴られ続け、試合内容は目を覆いたくなるほど惨めなものでしたが、それでも浦和はGS勝ち抜けの上で必須であるアウェーでの勝ち点1を獲得。ボクシングでボコボコに打たれて顔面腫れ上がって、目もほとんど見えてなさそうなのに、それでも倒れずに立っている奴って相手は嫌やろうなあ・・・

・なにぶんACLは短期決戦。「良い試合だったが勝ち点ゼロに終わった」よりは「クソミソにやられたが勝ち点1をもぎ取った」ほうがはるかにマシなことは赤者の誰もが骨身に沁みており、選手&スタッフ、そして北京にまで駆け付けた赤者には最大限の賛辞を捧げたいと思います。

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・浦和は松本戦から中3日かつ長距離遠征付きでしたが、スタメンの入替は柴戸→エヴェルトン、森脇→マウリシオの2名のみ。エヴェルトン&マウリシオは共に内転筋に痛みがあって大事を取ってアウェー松本戦には帯同しなかったので、この入れ替えは予想の範囲内。森脇は一転してベンチ外に。

・浦和のゲームの入りは悪くなく、Jリーグ同様前から最終ラインを押し上げてプレッシャーを掛けに行きましたが、当初様子見に徹していた風の北京攻撃陣が前半半ばを待たずに咆哮。18分槙野がバカンプに倒されて裏抜けを許したのを皮切りに浦和は大ピンチの連続に陥ってしまいました。

・スピードがあるFWバカンプは浦和守備陣もある程度情報があり、対応策も考えていたでしょうが、案外難儀だったのが右SBの38番(ワン・ガン)。これまたスピードがあり、19分槙野が安直にタックルに行って交わされたのを皮切りに完全に浦和左サイドを制圧。スピードで劣る宇賀神は終始きりきり舞いさせられました。いわんや柏木をや。

・また24分自陣でのスローインを奪われてそのままボールを繋がれてボックス内に侵入されてしまった場面を見ると、浦和の3ボランチというかエヴェルトンのアンカーシステムが全く中盤のフィルターとして機能していないのは明らか。これではバカンプに裏を取られるのを嫌って最終ラインを下げて守備ブロックを敷いたところで、ドリブルなりパス回しなりでバイタルエリアを自由に使われてしまうのは当然でしょう。

・ただ浦和にとって幸いだったのは北京のシュート精度が低いこと。20本もシュートを放ちながら枠内はたった4本。バカンプはスピードがあるだけでしぶとく付いてくるDFを交わすだけの能力はなく、慌ててシュートを放つのが関の山。これに95億円ってどんだけ金余ってんねん・・・ さらに酷いのが9番のFW(ジャン・ユーニン)。好機に放つシュートは悉く枠外。スコアレスドローに終わった主犯として三角帽子被らされて市中引き回しじゃないのか、彼は・・・

・さらに浦和にとって幸運だったのは29分ボックス内から放ったビエラのシュートが後方に広げている槙野の手に当たった場面で、主審がハンドを取らなかったこと。先日のアジアカップ基準なら間違いなくPKだと思いますが、ACLはVARがないのが浦和には幸いしました。

・とはいえ、浦和はとにかくボールを奪う位置が低いのでロングカウンターも一苦労。橋岡を高い位置に押し出してそこを基点に攻めようにも、橋岡から前線へのクロス精度が低くてシュートすら撃てず。それどころか50分には橋岡のボールロストからカウンターを浴びてビエラの一発でヒヤリ。

・オリヴェイラ監督は63分になってようやく長澤に代えて柴戸を投入。しかもエヴェルトンをIHに上げる定番の策ではなく、柴戸を2ボランチの一角に据えて5-4-1で専守防衛に徹したのが効いて、ようやく北京の攻勢も鎮静化。前半あれだけ猛威を振るったバカンプもすっかり消えてしまいました。

・しかし浦和はボールを奪ってもアバウトに縦にボールを蹴りだすだけ、しかも前線にボールが収まらないので、相変わらず攻撃は全く成り立たず。しっかりボールを繋いで浦和の時間を作れない、作ろうともしないのが少々残念でした。

・そこでオリヴェイラ監督は72分ナバウト→杉本の勝負手。前線でボールをキープし、他の選手の攻め上がりを待って攻撃を活性化させる算段だったようで、確かにそれらしい場面も見受けられましたが、それでもシュートには持ってゆけず。

・オリヴェイラ監督はとうとう勝ち点3を完全に諦め、81分柏木→阿部で判りやすい引き分け狙いに転じましたが、その意図を杉本だけが判っていなかった風だったのが甚だ残念。カウンターの好機でボールが自分のところまで来なかったことを嘆いて天を仰いでいる場合じゃないだろう、切り替て前から追えよ!! 

・杉本投入で前からの守備が緩くなったのが遠因となったのか、ATにはボックス内に侵入したビエラのシュートがポストを直撃。その直後ショートコーナーからのビエラ→バカンプのゴールかと思われた場面はバカンプがわずかにオフサイドという判定で救われて、ほうほうの体ながらもなんとかスコアレスドローで試合を終えることができました。

・MOM&青島ビール賞が西川になったのは当然でしょう。中国での試合なのでフォトショットには青島ねーちゃん達も付いてきてニッコリ。枠内シュートが少ないので西川のビッグセーブ連発で凌ぎに凌いだというわけではなく、ポジション取りで相手のシュートコースを限定し、セットプレーでは無難なセーブ&無難なパンチングの連続という地味ながらも重要な仕事の積み重ねで無失点で凌いだといった感じでした。リーグ戦では飛び出しの判断に疑問符がつく場面が散見されましたが、この日の出来はパーフェクトでした。

---興梠--ナバウト---
---柏木--長澤---
宇賀神--エヴェル---橋岡
-槙野--マウリシオ--岩波-
-----西川-----

(交代)
63分 長澤→柴戸(柴戸が2ボランチの一角に入り、5-4-1へシフト。最初は興梠、続いてナバウトが1トップに)
72分 ナバウト→杉本
81分 柏木→阿部

・72分杉本投入時に、実況はなぜか杉本&汰木の2枚投入と連呼。しかし、どうもピッチサイドに水を飲みに来た橋岡と汰木を取り違えただったようで、またしてもエア汰木。松本戦といい、北京戦といい、守るのに精一杯の展開で守備に難がある汰木を入れるわけがないということになぜ実況は気づかないのか・・・しかも杉本と同時投入って、そんなんやるのは攻めだるまのミシャぐらいだろうに・・・

・この試合での消耗は酷く、特に連戦を強いられた興梠・柏木・宇賀神はさすがに中3日で迎えるC大阪戦での起用は難しいのではないかと。従って杉本が古巣相手にスタメン起用される可能性は高いと思いますが、この日の出来ではなんでナバウトにポジションを奪回されたのか杉本は全然判っていないような気がしてなりませんでした。

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2019.03.13

初代 葱寅@新御茶ノ水 ~ しお蕎麦

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 駿河台で一際目立つ三井住友海上火災本社ビルの南に並ぶ飲食店の一つ。並びにファミマあり。先客1、後客3。

 店内の券売機ボタン上段には高額商品ばかりが並んでいますが、よく目を凝らして基本と思しき「しお蕎麦(800円)」を注文。ランチサービスなし。またメニューをよく見ると葱増し無料とあり、実際後客で一人葱増しを頼んでいましたが、店から積極的に勧めてこないというか「葱増し無料」をあまり目立たないように記してあるみたいでなんだかなぁ。メニューは基本「しお」と「しょうゆ」の2本立て。サイドメニューに肉饅頭が置いてあるのが特徴。

 店内は厨房前に縦長カウンター7席のみ。硬い木の椅子かつ座席背後がやや手狭で、おまけに店はがらがらなのに奥から詰めて座らされるのが鬱。卓上にはあらびき胡椒と七味(?)。厨房にはスタッフ3人。

004

 卓上のウンチク書きによると出汁は利尻昆布、広島産牡蠣、鯛煮干、国産牛アキレスがベース。また塩ダレは高知産の天然塩など4種類をブレンドとのことですが、スープの味わいは牛が全面支配。牛骨をウリものにしている店と大差なく、カキとかタイとかは全く判りません。ただ無化調にありがちな物足りなさは微塵も感じられず、また塩ダレも妙な尖りとか妙な自己主張が一切ないので非常に飲みやすくて気に入りました。

 麺は極細ストレート。極細ですがやわやわではなく、啜り心地も良好。スープにもよく合っています。

 チャーシューはかろうじてぐだぐだに崩れない程度にまでしっかり煮込まれていてトロトロ。それでいてしつこくもしょっぱくもないという絶妙の仕上がり。他に他に穂先メンマ、刻みネギ。

 別皿でカット柚子が付いてきて、「途中で絞って下さい」とのこと。一段とスープの味わいがマイルドになったかな?という気もしましたが、もともとのスープの出来が良く、飽きて味変を要する性格のものではないので、別に入れなくても良さげ。

 この出来なら「しょうゆ」で再訪しても良いと思いましたが、安くはないこの一杯が御茶ノ水という場所柄に合うかどうかだけが気になりました。

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2019.03.12

味噌屋八郎商店@新宿 ~ 味噌らーめん

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 新宿駅西口から小滝橋通りを北へ。「新宿都税事務所」交差点そば。隣に「ラーメン二郎」、近所に「武蔵」があるのみならず、そこら中ラーメン屋だらけの超激戦地ですが、さすが「なんつっ亭」のセカンドブランドだけあってか長続きしています。9年ぶりの再訪。先客ゼロ、後客9。

 超久しぶりなのでオーソドックスに「味噌らーめん(780円)」を注文。普通盛(150g)・大盛(225g)同料金なので大盛にしてもらいました。

 メニューは他に辛味噌、トマト味噌、カレー味噌、味噌つけ麺など。

 店内はL字型カウンター12席。卓上には一味、ブラックペッパー、酢、醤油、ラー油、おろしニンニク。水はなぜか小さめのヤカン入り。うっかり中華鍋のある調理場の近くに座ってしまったので、脂臭くて参りました。厨房内にはオッサンが2人。

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 スープに黒々としたマー油が浮かんでいるのが特徴ですが、味噌という強烈な個性の前にその存在はやや霞みがちで、特にその香りはかき消された格好。味噌自体は若干辛目。しかも、ただでさえ炒め物の脂が多い上にスープに背脂さえ浮いており、脂が多すぎて豚骨出汁の旨味や味噌&マー油の味わい・香りを削いでいるような気さえします。

 麺は太麺ごく緩い縮れ入りで、相当噛み応えがありました。超こってりスープに合わせたつもりなのでしょが、食べ始めは麺の存在感がありすぎで難儀。小麦のざらつきさえ感じられるような塩梅で、硬いというよりは単に茹で不足という印象。

 炒め物はもやしだけのようで玉ねぎやニラ、キャベツ等は確認できず。チャーシューはやや固めながらまずまずの味わい。他に青ネギ。

 長続きしているだけあって悪くはありませんが、味噌ラーメンを売り物にしたチェーン店のレベルが急激に上がった今となっては先頭集団にいる一杯でもなんでもないような・・・

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2019.03.11

福籠@浅草橋 ~ 味噌らーめん

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 浅草橋駅東口から江戸通りを渡って南へ。江戸通りより一本東側の路地に面しています。ほぼ3年半ぶりの往訪。先客2、後客3。

 売り物の「味噌(720円)」を注文。他に醤油、塩など。また夜限定で「昔風らーめん」というのも。ランチタイムはライスor麺大盛りの無料サービス付きでライスにしました。なお昼と夜とで券売機のボタンを使い分けているようで、昼は上半分がマスクされ、食券を買ってから味噌/醤油/塩を伝える形。客の注文はほぼ味噌で、塩が一人だけ。

 店内は厨房に向かってカウンター8席と壁際に2人掛けテーブル5卓。換気があまり良くないのか、炒め物の脂やニンニク臭が店内にこもっています。店は2人で切り盛りしていますが、このキャパで2人だと混雑時には待たされそう。卓上には酢、胡椒、一味。

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 やや浅めの丼で登場。というか、大盛を前提とした丼なのか、量が少なく見えます。スープの表面は厚めのラード層で覆われていて熱々。見た目と違ってさほどどろどろした感じではありませんが、しょっぱくて飲み進む気は起らず。

 生姜はチャーシューの上に乗せられての登場。にんにくも結構効いています。まぁ味わいは見た目通りなんですが、類例よりは食べやすいと見るか、やはりやたら脂っぽくてしつこいと見るかは微妙なところ。

 麺は札幌風の味噌には珍しく浅草開花楼の並太縮れ麺。やや固めな仕上げなのはともかく、水気も少なそうなちょっとごわついた麺で好みからはやや外れていました。

 炒め物はほぼもやしだけかな? チャーシューは薄くて小さくて崩れやすいのが一枚。他に後乗せのメンマ、刻みネギ。値段相応といってしまえばそれまでですが、ライスをつけるには聊か具が少ない。でもスープのしょっぱさを思えば大盛よりはライス付きのほうが美味しく食べられそう・・・

 クォリティーはだんだん残念な感じになってきたような気がしてなりませんが、ランチサービス付きだと依然として割安感があるのは確か。

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2019.03.10

【DAZN観戦記】19年第3節:松本 0-1 浦和 ~ 内容は二の次で勝ち点をもぎ取りにゆくオリヴェイラの面目躍如

・アルウィンはガチガチに固めているはずの槙野の髪が乱れてしまうほどのとんでもない強風。おまけにピッチ状態も良くなかった模様。おまけに浦和はACLブリーラム戦から中2日という厳しいコンディションでの試合だったためか試合内容はシオシオ(シュート数はなんと松本6・浦和4!)。松本との試合はいつも「サッカーをやった気がしない」感じになりがちですが、この試合もご多分に漏れず。

・だがそんな状況下では「自分たちのサッカー」(今の浦和にそんなものがあるのかどうかはさておき)に一切拘らず、現実的に勝ち点をもぎ取りに行くのがオリヴェイラ監督の真骨頂。また試合後のインタビューを見ると「内容は二の次で、結果に拘る」という想いは監督だけでなく選手にもしっかり共有されていたようです。

・そして両チームとも決定機をほとんど掴めないまま時間が徒過し、勝ち点1という最低限の結果で甘受せざるを得ない気配が漂いまくる試合でしたが、PK一つをもぎ取ってそのまま逃げ切り勝ち。同時にこれが今季待望のリーグ戦初勝利となりました。長いリーグ戦ゆえ序盤の勝ち負けであまり一喜一憂しても仕方がありませんが、一つも勝てないまま推移するというのはやはり気持ち悪いもの。どんな内容であれ、一つ勝って肩の荷を下ろしたのは率直に喜んで然るべきでしょう。

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・浦和はブリーラム戦から中2日にも関わらず、スタメンはマウリシオ→岩波、エヴェルトン→柴戸と2名入れ替えたのみ。しかもマウリシオもエヴェルトンもベンチにも入りませんでしたが、この入れ替えは中3日で続く北京国安を睨んでの単なるローテーションではなく、共に内転筋のところに痛みを感じていたことが試合後判明。また阿部がベンチに復帰したものの、武藤は依然ベンチ入りできず。

・松本のスタメンは前2節と同じ。こちらもルヴァン杯から中2日ですが、ルヴァン杯ではスタメンを総入れ替えしているので、コンディション面では大差がありました。

・コイントスに勝った浦和は強風を考慮してか風上を選択し、当然ながらシンプルに縦パスで松本最終ラインの裏を狙う攻めが目立ちました。しかし縦に急ぎ過ぎて精度を欠き、縦パスはことごとく流れてしまい、誰にも合わず。

・また松本のプレッシャー(特に前3人&ボランチ藤田)が予想以上にきついせいか、浦和はボール回しに四苦八苦。ピッチコンディションにも苦しめられたようで、浦和はパスミスだらけでボール保持すらままならず。23分に前田&永井の猛プレスを受けて槙野どころか西川さえもボールコントロールできずにCKを取られた場面がその最たるもの。

・前半唯一の決定機は9分のナバウト。興梠のプレッシャーがGK守田のミスを誘い、ボールを拾ったナバウトが単騎ボックス内に突入しましたが、角度がなくてシュートは守田が楽々ブロック。

・浦和があまりにも簡単にボールを失う場面が多いせいか、前半は松本がボールを奪って縦に早い攻めを仕掛ける場面が目立ちました。浦和は槙野がスピードがある前田をなんとか封じているためもあってか流れの中からはやられる気配はありませんでしたが、34分岩上CK→ファーのエドゥアルドに対する岩波のマークが外れていてヒヤリ(折り返した先にいたパウリーニョに繋がる寸前に興梠がクリア!)

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・風下に回った浦和は前半よりはしっかりボールを繋げるようになり、多少精度をもって裏狙い攻撃を仕掛けられるようになったものの、依然として決定機を掴むどころかシュートすら撃てず、相変わらず松本のカウンターを浴びがちに。しかし松本もなんだかんだと強風に苦しめられて流れの中からは決定機を作れず、得点はCKやロングスロー頼み。

・ところがオリヴェイラ監督は松本のセットプレーをかなり研究していたのか、後半は松本の必殺技を完全に封殺。60分に松本のCKを興梠が立て続けにクリアしている辺りが研究の成果の表れなのかも。

・試合が動いたのは70分過ぎ。藤田からの興梠のボール奪取に始まった浦和のショートカウンターで敵陣深くに侵入した長澤のクロスが橋内のエリア内ハンドを誘発して見事PKゲット。西村主審も目を瞑りようがない明らかなハンドですが、序盤からラフプレーを連発していた橋内に対する当然の報いなのかも(笑)

・そして興梠がPKを落ち着いて決めて浦和先制。ブリーラム戦では決定機を外しに外してドツボ状態の興梠ゆえ、PKすら外してしまうのではないかとヒヤヒヤしましたが、見事にGKの動きを読み切り&シュートコースも完璧で一安心。なんでもGK守田とは何度かPKで対峙していて、2016年ホーム新潟戦ではPKを外していたそうで。

・反町監督は失点直後にどういうわけか永井&前田に代えて高崎&町田を投入して反撃を試みましたが、ボールを持たされる羽目になるとどうにもいけません。高崎にロングボールを入れたところで強風の影響もあってかボールは著しく精度を欠き、またCBを背負った高崎は何もできず。おまけにセカンドボールすら浦和に拾われ続けて反撃らしい反撃もできないまま試合終了。

・永井も前田も攻守に精力的に走り回るせいか、肝心なところで力が残っておらずボールコントロールに失敗し続けているようにも見受けられましたが、それでも厄介な存在だったのは確か。やや消え気味だったとはいえ面倒だった両選手を下げて、何の役にも立たない選手に代えてくれたのは浦和にとってラッキーでした。

004

---興梠--ナバウト---
---柏木--長澤---
宇賀神--柴戸---橋岡
-槙野--岩波--森脇-
-----西川-----

(得点)
72分 興梠

(交代)
82分 長澤→阿部(阿部がアンカー、柴戸がIHへ)
85分 森脇→鈴木
89分 柏木→マルティノス

・マウリシオに代わって3バック中央に入ったのはブリーラム戦でベンチ外だった岩波。橋岡もそうですが、昨年のレギュラー格だった選手が今の浦和でベンチからも外されるというのは選手にとって結構ショックであり、反省を促すきっかけになっている模様。オリヴェイラ監督はあまりスタメンを弄らないタイプであることが選手も判っているためでしょうが、この試合はやややられ気味だった右サイドのカバーに奮戦し、最近ミスが目立つマウリシオを十分脅かしうることを見事実証しました。

・この試合最大の収穫は柴戸が90分出場したこと。昨年最終節でのフル出場はほぼ消化試合という気楽な立場だったので、この試合が事実上真剣勝負で初のフル出場。松本の強烈なプレッシャーに怯むことなくボールを回し、最終ラインからのビルドアップを助け、一転して相手にもプレッシャーをかけ続け、最後はIHに転じてガンガン走り回りました。今日の環境下でパス出しまで求めるのは酷でしょう。この日の出来をもって青木不在時のアンカー代役としてエヴェルトンを凌げるかどうか。

・今日もナバウトはゴールがないだけで、中2日にも関わらず前線で大激走でした。特に先制後は相手にロングボールを簡単に蹴らせないよう、ナバウトの激走が効いていました。杉本はこれをやらないとなかなか出番が回って来ないかもしれません。今のオリヴェイラ監督はリーグ戦ではひとまず「負けないサッカー」で勝ち点を稼ぐ腹づもりっぽいですし・・・

・浦和ってPKキッカーをはっきりと決めていないんですなぁ・・・ まぁ柏木不在時のプレースキッカーを決めないものだから、試合中に選手がマゴマゴ、オロオロしていたミシャとは理由が違うのでしょうけど(苦笑)

・82分の阿部投入の直前、ピッチリポーター(?)が「汰木が呼ばれました」と発言したものの、カメラが捉えた交代選手の姿はどう見ても阿部。そして案の定投入されたのは阿部でしたが、西岡アナも水沼解説もしばらくそれに気づかないというのはいくらなんでも酷すぎないか?? 辛うじて先制したに過ぎない試合で長澤に代わって守備に難がある汰木が入るわけがないだろう、そもそも・・・ 衝撃のデビュー戦で二人ともすっかりユルキストになってしまったのか???

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-----永井-----
--セルジーニョ--前田---
高橋-パウリーニョ-藤田-岩上
-エドゥアルド-橋内-服部-
-----守田-----

(交代)
75分 永井→高崎
75分 前田→町田
85分 藤田→安東

※写真は試合とは一切関係がありません

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2019.03.09

あそ路@川口 ~  熊本らーめん

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 川口駅東口から川口本町大通りを南へ。約6年半ぶりの再訪。先客1、後客8。熊本郷土料理がウリ物の居酒屋が片手間にラーメンを出しているものという評価から長年放置していましたが、案外長続きしていることに気づいて超久しぶりに再訪。

 店内が居酒屋然としているのは相変わらずですが券売機はなくなっていて、卓上のメニュー先頭の「熊本らーめん(680円)」を「中盛(+100円)」で注文。麺の硬さを聞かれたので「かため」でお願いしました。さらにライスが無料とのことなのでライスもつけてもらいましたが、ライスサービスがあることはメニューには見当たらず。またクーポンを利用して味玉をつけてもらいました。

 メニューは多彩で、他に味噌、塩とんこつ、担々麺、ちゃんぽん、黒川醤油、牛骨わんたん麺など。

 店内は中央に島式カウンター8席と壁際に4人掛けテーブル2卓、2人掛け1卓。店は女性店主とオバハンの二人で切り盛り。

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 かなり深めの丼で登場。マー油をたっぷり垂らして熊本ラーメンらしさを演出。ウンチク書きには「豚頭骨・げんこつ・背油・豚足を毎日15時間以上炊き出し、植物性は一切使用していない純豚骨スープ」とありますが、見た目と違ってややあっさり目の味わいで、出汁の旨味についつい惹きこまれてしまうような要素は感じられず。無化調を謳っていますが、それが物足りなさに拍車をかけているような気も。また厳冬期ゆえか、スープがやや温いのも気になりました。

 麺は細目のストレート。ざらざらした口当たりで、注文通り心持ちごわついた食感。ただ中盛の割には量が多いような感じはせず。

 ばら肉チャーシューはちょっと硬くてイマイチ。他に揚げネギ、キクラゲ、刻みネギ、海苔。半熟玉子半個+1個。

 以前は食べ終わった頃に杏仁豆腐が出てきましたが、さすがにそれは止めちゃったみたいで。

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2019.03.08

焼肉 一歩@川口上青木

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 青木町公園の東、中央道路「青木中央」交差点の北。隣に吉野家あり。最寄り駅は西川口になりますが、駅からはかなり距離があります。焼肉屋のランチ営業で、先客ゼロ、後客5。

 ランチタイムは卓上のランチメニュー4種しかないのか?と思っていたら別のメニューも渡され、その中から「スジチゲ定食(730円)」を注文。明らかに別メニューのほうがそそる品が多く、後客もそちらからの注文がほとんどでしたが、なんでこちらのメニューを予め各テーブルに置かないのだろう?? スジ肉がウリものなのか、スジオムライスやスジナポリといった焼肉屋らしくないメニューも。

 店内は4人卓×4、6人卓×1、壁に向かってカウンター5席。昼間はご夫婦だけで切り盛りしている感じ。

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 まっ赤っ赤な鍋がぐつぐつ煮えたぎった状態で登場。唐辛子が大量に投入されてるため辛さは相当なものですが、甘いスジ肉がたっぷり入っているため、スープはストレートに辛いというより甘辛いという形容がぴったり。また豆腐も案外多い他、小さめながら生卵も入っていて辛さの緩和&旨味アップに一役。キムチチゲではないのでキムチは見当たらず、野菜はネギが少々といったところ。

 ご飯はデフォルトでどんぶり飯。後客の注文したスジオムライスを見ると他のメニューもボリューム多めみたいで。

 焼肉屋のランチ営業にしてはメニュー構成が変わっていますし、川口らしい安めの価格設定なので再訪必至です。

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2019.03.07

プレミアム牛とじ丼@松屋

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 2019年3月5日より販売中の「プレミアム牛とじ丼(560円)」を試食。これは新商品ではなく、2016年9月にも試食経験があり、その時から10円値上がり。またピリ辛キムチがのった「プレミアムキムチ牛とじ丼」も併売中。

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 ”柔らかく煮た牛肉を特製タレとふわふわの卵でとじたやさしい味わいがお楽しみ頂ける逸品”との触れ込みですが、端的に言えば「プレミアム牛丼」の卵とじ版。 

 既存の商品を極力転用して追加的な原材料は最小限に留め、現場のオペレーションにも多大な負担がかからないように配慮された、いかにも松屋らしい商品。それでいて単価はプレミアム牛丼の380円から560円とぐっと上がりますから、売れれば松屋としては笑いが止まらないでしょう。

 デフォルトでスプーンが付いて来ますが、ふわふわとろとろ仕上げの卵とじゆえ自然体でも卵と出汁とで「汁だく」状態になるので、確かにスプーンのほうが食いやすいかと。ただちょっと甘くてくどい嫌いがなくはないので、途中で卓上の七味を投入。以前は「松屋黒胡麻焙煎七味」が付いてきましたが、それは止めちゃったようです。

 もともとそこそこ美味いと判っている「プレミアム牛丼」をちょっと弄っただけの、良く言えば非常に無難な、悪く言えば冒険心のかけらもない商品ゆえハズレようがありません。今後新商品の開発アイデアに行き詰まる度に投入されそうな予感がします。

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【観戦記】ACL2019・GS第1節:浦和 3-0 ブリーラム ~ ドン底札幌戦から明らかに内容は前進して今季初勝利

・悪い意味で浦和史上に残りかねないクソまみれの大失態を演じた札幌戦からわずか中3日。その後さらに中2日でアウェー松本戦が控えているためオリヴェイラ監督もさぞかしスタメン構成に悩んだことでしょう。そしてその結果は札幌戦から杉本→ナバウト、岩波→森脇、山中→橋岡と3人入れ替え。札幌戦で前半だけでお役御免になった杉本がスタメン落ちし、また札幌戦はベンチにも入らなかった橋岡がここでスタメン入りするのは予想通りでしたが、森脇をいきなりスタメン起用したのには心底驚きました。

・入れ替えがたった3人だけだったので、オリヴェイラ監督は中2日で迎えるアウェー松本戦でのスタメン構成にも頭を悩ませることでしょうが、リーグ戦は目先多少勝ち点を落とそうともまだまだ挽回が効くのに対し、ACLグループステージはたった6試合の短期決戦。初戦かつホームゲームで、このグループ最弱と目されるブリーラムから勝ち点を取りこぼすといきなり勝ち抜けが怪しくなります。よってオリヴェイラ監督はこの1戦を重視して現在のベストメンバーに近いスタメンを組んだのでしょう。

・そしてその結果は大当たり。自陣深くに5-3-2の守備ブロックを敷くブリーラムを攻め倦んだ前半の出来に不満な向きも少なくないようですが、個人的にはこれでも十分満足。同じように自陣で守備を固めた仙台には決定機どころかシュートさえほとんど撃てないまま試合を終えましたし、札幌戦に至ってはあの大惨事。この2戦ですっかり目線が下がり、期待値が著しく下がってしまったせいか、個人的には前半の出来ですらさほど悪いとは思えませんでした。明らかに前2戦より内容は前進している。今はそれだけで十分だと思いました。

・後半はいきなり「伝家の宝刀(?)」セットプレーで先制。その直後にプリーラムのセットプレーでヒヤリとしたり、ペドロ・ジュニオールの裏抜けを許したりとドタバタする場面がありましたが、それを凌いだ後は一方的な浦和ペース。攻撃面での寄与にとかく難癖をつけられがちな橋岡が2得点を挙げる「椿事」もあって、結果はケチのつけようがない大勝。浦和は今季ようやく初勝利を挙げ、監督・スタッフ・選手共ちょっと肩の荷が下りたかもしれません。

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・先述のように、この試合では右サイドに森脇&橋岡とリーグ戦では出番が無かった選手を並べましたが、これがオリヴェイラ監督がプリーラム戦用に温めていた秘策だったようです。左は宇賀神&槙野と長年組みなれたコンビに戻したことと相まって、この2試合非常に少なかったサイドチェンジでピッチを広く使う攻撃、CB&WBの連携によるサイド攻撃、あるいは槙野からの縦パスで宇賀神が裏抜けを狙う攻撃というものが前半から見られました。個人的にはこれだけでも大満足。

・相対的には右サイドからの手数が多め。必然的に高い位置を取りがち&スピードがない森脇の裏はブリーラムに露骨に狙われており、実際スピ森脇が対応に苦慮する場面も見受けられましたが、浦和は攻→守の切り替えが早くて前半はプリーラムにシュートを撃たせず。唯一24分柏木→森脇へのパスをカットされて19番(スパチョック)に森脇の裏を突かれるピンチがありましたが、槙野が駆け戻って無事消火。

・とはいえ、浦和の決定機も僅少。9分柏木クロス→ナバウトと、23分森脇縦パス→興梠反転シュートに可能性があったくらい。プリーラムが早々と5-3-2でリトリート主体に守備を固める道を選択したので、浦和は札幌戦のようにビルドアップに苦しむことはなく、前半は80%近くボールを支配しましたが、プリーラムの守備ブロックはなんら揺らぐことなく前半終了。浦和はサイド奥深くにボールを運べてもその後は足元から足元へ繋ぐだけで、後は中央へ折り返してミドルシュートを狙うのが関の山。

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・ところが後半に入ってゲームは一気に動きます。47分11番(コラコット)のFKがポストを叩いてヒヤリとさせられましたが、その直後の50分柏木CK→槙野ヘッドでついに浦和先制。槙野にはもともと19番(スパチョック)がマークに付いていたはずですが、槙野がどうやってマークを振り切ってどフリーになったのか、リプレイ画面では肝心なところが映っていませんでしたが(苦笑)、オリヴェイラ監督がキャンプで仕込みに仕込んでいたはずのセットプレーがようやく結実。

・これでブリーラムが前に出てこざるを得なくなったことで戦局は一時流動化。52分ブリーラムのCKでブリーラムの選手が大勢ゴールライン付近に張り付くという奇怪な戦術を披露し、その流れからのクロスをあろうことか西川が被ってしまう失態も手伝って5番(アンドレス)のヘッドがバーを直撃。さらに54分ガタガタの最終ラインゆえスルーパス一発でペドロ・ジュニオールの裏抜けを許してしまう一幕もありましたが、ここは西川の好守に救われました。

・酷くオープンな展開になってしまったこの時間帯は反省が必要でしょうが、前に出てこざるを得なくなったブリーラムの布陣がすっかりスカスカになったために浦和のカウンターがより有効に。57分柏木縦パスで興梠が裏抜け&独走しながらもシュートを撃てず、66分右サイドから長澤クロス→興梠ヘッドはGKの好守に阻まれ、そのこぼれ玉を撃つもまさかの枠外と好機を逃しに逃しながらも浦和は左右から可能性の感じられるクロスがバンバン入り始めて追加点の予兆は十二分に充満していたと思います。

・そして75分橋岡が待望の追加点をゲット。エヴェルトンの縦パスをカットされたこぼれ玉をバイタルエリアから長澤がどフリーで強襲。GKが弾いたところをボックス内にいた橋岡が詰めたものでした。橋岡がボックス内にいたのが不思議でしたが、森脇が右サイド高い位置にいる代わりに橋岡が中へ入ってエヴェルトンの縦パスを受けようとしてた結果みたいで。

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・追加点が入ってちょっと肩の荷が下りたオリヴェイラ監督は77分札幌戦で有効性が実証済みの柴戸アンカー、エヴェルトンIHの布陣に移行。さらに88分汰木を2トップの一角に投入。オリヴェイラ監督は割と気楽な状況で汰木に浦和で、かつACLでの初舞台を踏ませ、経験を積ませるくらいの意図だったと思いますが、その汰木が監督も予期しなかったであろう衝撃的なデビュー戦を飾りました。

・汰木に対峙した相手が汰木に何の情報もなかったせいもあろうかと思いますが、汰木はいきなり左サイドをドリブルでヌルヌルとしたスタイルで駆け抜け、対面の相手を楽々交わしてクロス。ファーに橋岡が飛び込んで浦和は決定的な3点目を挙げました。

・汰木のドリブル自体は個人的には山形で何度か見ていたので驚きはありませんが、浦和デビュー&ACLデビュー戦でいきなりぶちかます辺りはただものではありません。最初のチャンスをいきなり掴む。前目の選手に絶対に必要な運みたいなもんを汰木は持っていました。いやはやこれには恐れ入りました。イケメンなので浦和でコンスタントに活躍すればおいおい写真集が出ることでしょう!!

・またこの得点は汰木以上に、汰木からクロスが来ると信じてファーサイドに詰めた橋岡を褒めるべきかもしれません。MOMが2得点の橋岡に決まったのは当然。19歳でまだ酒が飲めない橋岡に青島ビール(苦笑)

・先制されたブリーラムは途中で大柄なFW25番(マイガ)を入れてきましたが、特にボールの収まりが良い訳でなさそうで、槙野もマウリシオも楽々対応。浦和は54分の大ピンチのようにフリーでペドロ・ジュニオールへの縦パスを許さなければ良いので、前線でのナバウトの献身的なチェーシングも効いて、終盤は相手に何もさせず。

・終わってみればACL初戦はブリーラムにアウェーゴールを許さない大勝。ACLは総得失点差はあまり重要ではありませんが、勝ち点差が並んだ際には直接対戦の結果が重要になるので、ブリーラムに直接対戦の結果をひっくり返される可能性が非常に低くなったことは十分に評価できる結果だと思います。

・相手の状態がどうであれ、公式戦で一つ勝って自信を取り戻すのは非常に重要。中2日でのアウェーゲーム、しかもまたまた自陣で守備を固めてくるであろう相手と厳しい闘いが続きますが、札幌戦で地に堕ちた浦和がこの勝利で何かを取り戻したようなような気がします。ようやくエンジンがかかって来た浦和の逆襲に大いに期待しましょう!!

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---興梠--ナバウト---
---柏木--長澤---
宇賀神--エヴェル---橋岡
-槙野--マウリシオ--森脇-
-----西川-----

(得点)
50分 槙野 智章
75分 橋岡 大樹
88分 橋岡 大樹

(交代)
77分 長澤→柴戸(柴戸がアンカー、エヴェルトンがIHへ)
84分 興梠→汰木
90+3分 森脇→鈴木

・札幌戦でベンチ外だった阿部がこの試合でもベンチ外だったのは予想外。青木不在の中で阿部まで故障だとすれば一大事ですが、松本戦に向けて温存したと信じたいところ。武藤も依然ベンチ外。岩波が完全休養。

・WBは宇賀神左、橋岡右が依然ベターなことが実証されてしまったような試合で、山中が一気に辛い立場に。WBとCBの縦関係のコンビネーションプレーなんてこの2試合全然出来なかったからなぁ。また高い位置にいるWBへの大きな展開も急に増えました。そして何よりハイボールに競り勝てる橋岡は実に頼もしい。

・興梠はインフルエンザ等で事実上地獄の沖縄キャンプを回避したようなものですし、さらにローストチキン屋の開店準備に忙しくて(笑)コンディションがイマイチなのかも。今日も信じがたい外しっぷりでした。

・西川の飛び出しの判断がなんかえらく不安定のような・・・

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2019.03.06

北京 昭和町店@安城 ~ 北京飯

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 愛知県安城市に「北京飯」なるご当地メシがあると聞いて早速試食に出かけました。往訪したのは東海道本線安城駅から北へ徒歩5分程度のところにある「北京 昭和町店」。三河安城駅の近くに「北京本店」がありますが、三河安城駅は新幹線は止まるけれども快速が止まらないので、旅行者としてはチト面倒なところなので、こちらを選択した次第。先客ゼロ、後客4。

 なおネット情報では11時開店とありますが、実際は11時15分開店で、その旨店先に貼りだされてありました。

 入店して早速「北京飯・並(600円)」を注文。メニューには「北京飯」関連のメニューがズラズラっと並んでいて、「DANDAN」とか「デラックス」とかデフォルトの北京飯とどう違うのか謎は深まるばかり。

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 うーん、端的に言ってしまえば北京飯とは玉子丼に豚肉の唐揚げを乗せたものみたい。豚肉の唐揚げは軽め&柔らかい仕上がりで気に入りました。

 玉子はふわふわトロトロに仕上がってビジュアルはなかなか豪華。しかも甘辛かつ中京圏らしい濃い目の味付け。ただふわふわトロトロだけれどもご飯に染み渡るには至らず、ご飯との一体感はもう一つ二つといったところかなぁ。また玉子丼にしてはかなり脂がきつい気がしました。それは単に豚の唐揚げを乗せたからだけではないような・・・ 野菜類が一切ないことも相まってか、量の割には食後胃にずっしり。

 なおこの店の最大の特徴は某アイドルグループの某嬢をガチ押ししていること。店内にはそれ関係の貼り紙がびっしり。

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2019.03.05

大正庵釜春@岡崎公園前 ~ もろこしうどん

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 以前「ケンミンショー」で紹介されていた「もろこしうどん」を試食しに岡崎へ。往訪したのは名鉄名古屋本線岡崎公園前駅の真ん前にある「大正庵釜春」。「釜揚げうどん」が有名なお店で、2年ほど前にも「八丁味噌まぜめん」の試食で来たことがあります。

 15時頃に中途半端な時間帯だったせいか店はがらがらで、席も選び放題。着席して早速「もろこしうどん(890円)」を注文しましたが、メニューでは「もろこしうどん」をガチ押ししているわけではなく、他のうどんメニューの中に埋もれています。ただ「もろこしうどん」を頼む後客もちらほらいましたので、それなりに人気があることも確か。注文後すぐにおしぼりと共に刻みネギを出すのは相変わらず。

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 丼の表面は溶き卵と大量のとうもろこしだらけで「黄金色に輝く」という形容も大げさではないくらい。そしてそれらを包み込むあんかけ層が実に分厚い!! 必然的にうどんをこの分厚いあんの中から穿り出すような恰好で食べることになります。麺はつるつるもっちりした食感。硬くはないが弾力性が強いタイプで気に入りました。さすが「釜揚げ」をウリにするだけのことはあります。

 あんに包まれている割には丼からかつお節っぽい香りが強く漂ってきますが、汁は和風だしが強く自己主張。少々旨味過多の嫌いは否めず、あまり飲み進む気にはなれず。そこで大活躍するのが穴あきスプーン。大量のとうもろこしを口一杯に頬張ってその甘さを噛みしめるなんて、札幌大通公園名物「とうきびワゴン」以来かも(苦笑) 

 あんかけのため当然ながらうどんは最初から最後まで超熱々。厳冬期に食べてナンボの逸品ゆえ、アウェー名古屋戦のついでに食べてもどうかな?という気がしないでもありませんが、一度食べる価値は十分にあります。

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2019.03.04

アジフライ定食@松のや

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 「松のや」が2019年2月20日より新発売の「アジフライ定食(680円)」を試食。”旨みが凝縮された熟成チルドポークをサッくりと揚げたロースかつがのった「ロースかつ&アジフライ定食」”と”プリっとした海老の食感とサクッと食べた瞬間にとろりとミルキーな牡蠣の旨味を味わいいただける「海鮮盛合せ定食」”も同時発売。

「松のや」ってロースかつがウリもので、海鮮系のフライを出すのって珍しいと思ったのですが、メニューをよく見るとカキフライや海老フライがレギュラーメニューにあるんですな。

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 アジフライ定食自体は別に目新しくもなんともなく、「ときわ食堂」のような古典的な大衆食堂の看板メニューだったり、居酒屋のランチ営業でごく当たり前に出てきたりするもの。ただ「松のや」のような大規模チェーン店での提供は案外ありそうで無く、やよい軒・大戸屋・宮本むなしのメニューにはないようです。「松のや」は面白いところに目をつけました。

 ただ表に貼りだされたポスターはアジフライを強調せず、むしろ「豚汁半額」を強く打ち出しているところを見ると、アジフライは「一発屋」で終わってしまうかも。

 アジフライは思いのほか巨大&厚みがあり、2枚も食べるともうおかずには十分すぎるくらい。最初に付属のタルタルソースを試してみましたが、悪くはないもののちょっと味がきつすぎて飽きが来るのが早そう。よって、レモン汁をぶっかけて醤油であっさりと頂くのを基本とし、たまにタルタルソースを付けてみるみたいな感じで完食。「松のや」はウスターソースを置いてないので、関西っぽい食べ方が出来ないのが残念至極。

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2019.03.03

【観戦記】19年第2節:浦和 0-2 札幌 ~ 準備不足で昔の自分にボコボコにされるの巻

・いやぁ、ぐうの音も出ない完敗。もうちょっと点差がついてもおかしくないくらい、浦和はボコボコにやられ続けました。特に前半。プレスが全く嵌まらずに自由にパスを繋がれてしまう。特に札幌の素早いダイレクトパスの連続に浦和守備陣は全くついてゆけずに後手に回りに回ってしまうのには参りました。まるでかつての自分に翻弄されているかのように。

・オリヴェイラ監督が一年に及ぶ長丁場を見据えてキャンプを体力づくりに費やす一方、ミシャはキャンプでは練習試合を数多くこなして戦術仕込みに精力を傾けるタイプ。トレーニングの重点があまりにも対照的で、競馬で言えば早熟馬と超晩成馬の対戦みたいなようなもの。オリヴェイラ監督のアプローチでは基本的に早仕上げのミシャには苦戦するだろうなと思っていましたが、ふたを開けてみれば両者の成熟度が違い過ぎて話になりませんでした。仙台戦は相手も成熟度が低かったので、クソつまらない凡戦で済みましたが、札幌は今の浦和には荷が重すぎました。

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・浦和のスタメンは仙台戦と全く同じ。一方、札幌は湘南戦からジェイ→鈴木、早坂→L・フェルナンデスと2枚入れ替え。連戦でもないのにジェイをスタメンから外したのには驚きましたが、鈴木のスタメン起用は大当たり。しかもそれ以上に当たったのは布陣の微調整=チャナティップをトップ下、A・ロペスを前に出して鈴木と2トップ気味に据えたことでした。

・湘南戦では札幌の攻撃は左サイド、特に福森からジェイ目掛けてのクロス攻撃に偏重しがちで、オリヴェイラ監督もその対策は考えていたでしょうが、この日の札幌の攻撃は札幌風に魔改造された「ミシャ改」ではなく、浦和時代に先祖返りしたかのような地上戦主体の「ミシャ初号機」でした。

・これを浦和は全く予期していなかったようで、試合開始早々菅→A・ロペス→鈴木のパス交換で岩波が鈴木に簡単に裏を取られていきなり失点。これが「プレスが全く嵌まらず、自由にパスを回され続ける」という前半の惨状の序曲でした。

・また埼スタで浦和をボコボコにして超ご機嫌なミシャが饒舌に語るように、チャナティップをエヴェルトンにつけ、浦和最終ラインのビルドアップもFW2人で牽制ずることで、浦和のビルドアップは見事に窒息死。浦和のボールは結局サイドに追いやられて簡単に刈り取られ続けました。オリヴェイラ監督も「今日のゲームでは、立ち上がりはエヴェルトンにいろいろなものがのしかかるような試合になってしまったように見えました。」と布陣の微調整効果が絶大だったと認めるところ。

・マウリシオの縦パスをカットされたところから食らった27分のチャナティップ→鈴木のカウンターは、そもそも浦和のビルドアップが酷く窮屈になっているところから生じたもので、ある程度必然的だったと言って差し支えないのかも。

・浦和は浦和で無策というか傷口を自ら広げたようなもの。前節杉本がズルズル中盤に下がってきてビルドアップを助けるものの、肝心な時に前にいないのでフィニッシュに絡めなかったことを反省してか、この日は杉本が興梠と共に常に前残り気味。しかし、浦和のビルドアップが壊滅しているのでFWまで全然ボールが行かず、2人とも最前線に取り残されるありさまでした。

・オリヴェイラ監督は「相手のプレーを前の選手がどんどん制限して止めていかないといけないと思います。しかし、本日の試合ではチームがコンパクトにならず、前線の選手がやるべきことが実行できていない」と怒りを露わにしていて、哀れにも杉本は前半でお役御免。FW2人の前残りは監督の本意でなかったようですが、前半のうちに修正しようともしなかったのは少々不可解で、杉本だけやり玉に挙げられてもなぁという気も少々。

・とはいえ、前目の守備はないも同然 & スピードのある鈴木を嫌ってか最終ラインは上げるに上げられずに布陣が間延びして中盤はスカスカとなっては札幌にいいようにパスを回されてしまうのは道理。39分には右サイドからカットインしてきたL・フェルナンデス→A・ロペス→L・フェルナンデス→鈴木といとも簡単にダイレクトパスの連続で崩され(なぜか鈴木は無人のゴールに流し込めずにシュートはバーの上)、52分にはA・ロペス→チャナティップ→荒野→A・ロペスと見事な中央突破を許す始末(シュートは枠外)。

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・浦和の反撃体勢が整ったのは60分柴戸を投入してアンカーに据え、エヴェルトンをIHに上げてから。後半杉本に代わって投入されたナバウトが例によって空回り気味ながらも必死に前線から追いかけまわしてくれるのも多少奏功し、かつ札幌の運動量が落ちたことも手伝ってようやく試合は五分五分に。

・前半札幌守備陣に縦への突破が消されるどころかボールの奪いどころになっていた感すらあった山中が柴戸投入後左サイドから裏抜け&クロスという持ち味を出し始めて、61分柴戸→山中クロス→興梠というこの日一番の決定機を演出。これがこの試合の数少ない「良かった探し」。また76分には宇賀神クロス→ナバウトどフリーで飛び出すも撃ち切れずという場面も。

・札幌の運動量が終盤落ちるのは湘南戦でも垣間見られ、終盤に2失点を喫する一因になっていたので、試合が終盤までもつれていれば不出来な浦和にもワンチャンスあったかもしれませんが、残念ながら前半の2失点で事実上試合終了。今の浦和には2点も取る力はありませんでした。ATどころか80分過ぎには帰路に向かう方も少なくなく、それも道理と思える試合内容でした。

・監督がスロースタートを自認している以上、シーズン序盤は引き分けの連続でも仕方ないと思っていましたが、2戦目にしてまさかの惨敗。しかも「点が入る気はしないが、守備はそれなりに機能している」状態での負けならともかく、守備網をズタズタにされての敗戦はさすがに堪えました。現状前から行くのか、後ろに守備ブロックを作って耐え忍ぶのかすらはっきりせず、武藤&青木の不在を嘆く以前の問題のような気も。

・超晩成馬ゆえのんびり構えているうちに、3歳になっても一勝もできずにコンビーフ行きというのもあるからなぁ・・・ リーグ戦と違って短期決戦のACL初戦を中3日後に控えて不安が募る残念な試合でした。

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---興梠--杉本---
---柏木--長澤---
山中---エヴェル--宇賀神
-槙野--マウリシオ--岩波-
-----西川-----

(交代)
HT 杉本→ナバウト
60分 長澤→柴戸(柴戸がアンカー、エヴェルトンがIHへ)
79分 柏木→マルティノス

・中3日後にACL初戦があることを考慮してか、阿部と橋岡はベンチにも入らず、代わって森脇&汰木がベンチ入り。故障が癒えてベンチ入りの可能性さえ報じられた武藤がベンチ入りしなかったのもACLを睨んでのことでしょう。

・開幕から宇賀神が右WBに転用されていますが、現状攻撃面でたいして役に立たない点では橋岡と大差なく、むしろ西川のゴールキックのターゲットがいなくなってしょっちゅう相手ボールになりがちという意味で、橋岡不在が響いているような気も。

・ナバウトはいつも空回り気味とはいえ、とにかく一生懸命やっているのがよく判る。それだけに早く結果が欲しいもの。

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---鈴木--ロペス---
----チャナティップ----
菅--深井--荒野-ルーカス
-福森--宮澤--進藤-
-----クソンユン-----

(得点)
2分  鈴木
27分 鈴木

(交代)
81分 L・フェルナンデス→早坂
81分 A・ロペス→ジェイ
90+4分 菅→石川

・開幕戦では全く良いところがなかったA・ロペスを浦和守備陣は甘く見過ぎたかなぁ・・・ チャナティップが怖いのは予期していたでしょうけど。それにしても鈴木共々ミシャ式に馴染むのが早いこと!

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2019.03.02

萬珍軒@名古屋・中村区役所前 ~ 玉子とじラーメン

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 名古屋・桜通線中村区役所前駅4番出口から西へ歩いて5分ほど。「玉子とじラーメン」で有名な店ですが、夜しか営業していないのが難点で今回念願かなって初往訪。屋号や外観から推察される通りラーメン専門店ではなく、チャーハンや餃子、麻婆豆腐なども揃えた中華料理で、開店してまもない時間帯にも関わらず、早くから店は賑わっていました。

 テーブル席のほうが多い大箱店ですが、カウンター席に案内されて、早速「玉子とじラーメン(730円)」を注文。卓上にはラー油。替え玉用のタレ、餃子のタレ、酢。胡椒。

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 おおっ!! スープ全体が溶き卵に覆われた、なんともユニークなビジュアルで登場。「玉子とじ」というネーミングですが「とじ」の要素は一切ありません。

「厳選した豚骨と名古屋コーチンの鶏ガラを長時間煮込だスープに玉子を混ぜて、美味しさを閉じ込めた独特のスープです。」というのが店のウリ文句ですが、玉子効果なのか、一口・二口目は甘みを強く感じました。しかし、飲み進むにつれてベースとなる鶏ガラ&豚骨の旨味が徐々に正面に出てきます。甘目なのに全然飽きがこず、旨味に釣られてついつい飲み進んでしまいました。

 麺は極細ほぼストレート。ゆえにあっという間に出てきます。このスープなら並太麺でも十分な気がしますが、極細麺でもスープに負けている感じはしません。特に量が少ない感じもしませんでしたが、替え玉を頼んでいる後客がいました。

 チャーシューはちょっと旨味が抜けちゃったような感じ。他に刻みネギと海苔。

 海苔の上にデフォルトでホワイトペッパーが乗っているのは明らかに蛇足ですが、それ以外は大満足の一杯でした。

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2019.03.01

キッチンマツヤ@名古屋・伏見 ~ トンテキ

 豚肉のステーキ、俗称「トンテキ」。全く地方色がなさそうな一品ながら、どういうわけか三重県の四日市がその発祥の地として「とんてき」をガン推ししており、

・濃い味の黒っぽいソースが絡められていること
・厚切りの豚ロース肉を使用していること
・ニンニクが添えられていること
・千切りキャベツの付け合わせがあること

などを主な特徴として挙げています。

 ところが人気が出たのがある意味却って災いしたか、トンテキは早々に名古屋進出を果たしていて、観光色に乏しい工業都市四日市にまでわざわざ出かけなくても良いことが判明。名古屋でトンテキを出している店の中から洋食屋「キッチンマツヤ」を往訪してみました。

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 店は東山線伏見駅8番出口を出てすぐ。ただ店は居酒屋「酒天童子」の店内にある階段を上った2階にあって、なんとも判りにくいのが難。しかも一番混みあう時間帯に来てしまったようで、階段に待ち客6人。回転は良さげですが、小さなカウンターに案内されたり、なかなか注文を取りに来なかったと厳しいアウェーの洗礼が待っていました。

 店は特にトンテキをウリものにしているわけではなく、味噌カツ・ハンバーグ・エビフライ・若鶏の唐揚げ等々ありふれたメニューが並ぶ洋食店です。ランチタイムは700~1000円くらいのランチメニューが充実しているせいか、店は近隣のサラリーマンだらけ。名古屋駅周辺の店と違って大荷物を持った旅行者や出張族らしき方は見当たりません。早速「プレミアムランチメニュー」の中から「特上トンテキ(1390円)」を注文。定食はキャベツサラダともやしのお浸し、ご飯、赤だし付き。

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 豚は国内産の豚肉を使用。初めから角材状に切って出てきますが、しっかり焼き上げられている割には堅くも筋っぽくもなく、食感は柔らかめ。

 豚肉自体は上々で気に入りましたが、問題はタレ。名古屋なのに意外にも味噌ダレではありません。「ウスターソースにワインビネガーやバルサミコ酢を調合」したものだそうですが、甘酸っぱいというよりは酸味の自己主張が強め。酢豚よりはずっと酸味が強め。そして名古屋らしく濃い味付けなのでこれは好き嫌いが分かれそう。個人的には許容範囲内。また肉の底にニンニクチップが少々隠れていましたが、ランチタイム&客層を考えてか、「ニンニクがっつり」という感じはしませんでした。

 ただ「ステーキ」にしては量が少ないかなぁ・・・ これならランチメニューにある「ぷちとんテキランチ(890円)」で十分やったなぁと思うも後の祭り。

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