ひろと@与野 ~ 支那そば
京浜東北線与野駅西口を南へ出て、大阪王将がある角を西へ。駅から徒歩5分程度の住宅街の中に忽然と建つ店で、しかも外観も地味なので地元の方じゃないと判りにくいと思います。先客ゼロ、後客3。
ランチメニューはかなり絞り込まれていて麻婆豆腐定食。支那そば、担担麺の3種類しかありません。無難そうな「支那そば(660円)」を注文。チャーシューはロースorバラから選べるみたいで、ロースにしました。券売機はなく後払い制。ラーメン専門店ではなく、夜がメインの中華料理屋さんなのかも。
店内は厨房に向かって縦長カウンター8席と、4人卓×3、2人卓×1。卓上には酢、醤油、ラー油、ホワイトペッパー。壁にかかったカレンダーから赤者の店である可能性大。
スープは鶏ベースかな? 表面の脂がやや多めですが、これが巧く作用して実にまろやかな味わい。醤油ダレも終盤ちょっとうるさく感じる程度で全体のバランスがよく、ついつい飲み進んでしまいました。ただ食後の渇水感から化学調味料もそこそこ使っているかも。
麺は細目の軽い縮れ入り。つるつるした口当たりでしなやかな食感。啜り心地&スープの絡みも良好。
チャーシューは肉の旨味をしっかり保った優れもの。他にメンマ、ほうれん草、刻みネギ。
平成も終わろうとする時期に「中華そば」ではなく「支那そば」と銘打つのは珍しい気がしますが、単なる「昔懐かしい味わい」というわけではなく、それでいてシンプルかつ飽きない味に仕上げられた一品。「安くてそこそこ美味い」という王道を歩む店なので地元の方に地味に定着するのは間違いないと思います。昼はさすがにサイドメニューも含めてメニュー少なすぎただろうと思いますが。
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