ターバンカレー 本店@金沢・香林坊 ~ Lセット・中
金沢カレーの有名店のうち「ゴーゴーカレー」と「カレーのチャンピオン」は試食済みなので、今回は「ターバンカレー」を試してみました。もっとも金沢カレーが本命ではなく、予定していた回転寿司がまさかの中休みで致し方なく転進した次第ですが(苦笑)。
往訪したのは香林坊・石川四高記念文化交流館の向かいに建つ「ターバンカレー本店」。本店といってもカウンターが10席、2人卓が3つある程度のこじんまりした店で、家族で経営してるっぽい感じ。先客ゼロ、後客1。
店内のメニューを見て、一番人気の「Lセット・中(880円)」を注文。「Lセット」とはハンバーグ・ウインナー・ロースカツの3点盛で、いかにも学生向きの一品です。この店はライスの量が小・中・大・特大の4段階あり、それにプレーンな「ターバンカレー」から順にトッピングを加えてナンボという形。「ココイチ」と比べるとやや安めでしょうか。
注文を受けてからロースカツを揚げていたので、出来上がりには時間がかかり、ターバンカレーを注文した後客に追いつかれてようやく登場。
・ルーは黒色濃厚でドロッとしている。
・ステンレスの皿に盛られている。
・付け合わせとしてキャベツの千切りが載っている。
といった辺りは、他の金沢カレーと全く同じ。
「20種類以上のスパイスと地元の食材を積極的に地産地消し、毎日丁寧に仕込んだ旨味とコクを凝縮させた秘伝のこだわりカレー。黒色・濃厚・中辛で、こってりとしたコクのある金沢名物の味。」というのが店のウリ文句ですが、ルーは全然辛くないし、スパイシー感ももうひとつ。旨味で押すタイプで酸味もやや強めといったところでしょうか。ただ何かトッピングを付けないと物足りないのは明らか。
またロースカツがあるにも関わらずフォークは付いて来ず、「先割れスプーン」で食べるというのは慣れないと結構違和感があります。ロースカツは薄いものの、それなりに柔らかくてカレーのトッピングとしてはこんなもんかといったところ。「中」だとご飯自体はさほど多くありませんが、ハンバーグ・ウインナー・ロースカツと油モノ3連続攻撃の威力は凄まじくて、終盤はスプーンが止まりがちに。
そこで箸休めにキャベツが活躍。でもそのキャベツの量が多いわけではないせいか、卓上には別途福神漬も置いてありました。
金沢カレーも一通り食べてそれなりに満足。どれを食べても可もなく不可もなしという印象ゆえ、もうわざわざ金沢に来てまで食べることはないだろうなぁ。「ゴーゴーカレー」なら川口でも食える時代ですし(笑)
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