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2019.07.21

月見里@大山 ~ 肉つけうどん

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 東武東上線大山駅から東へ続く「遊座大山商店街」の東端で、もはや都営三田線板橋区役所前駅のほうがはるかに近そう。屋号は「やまなし」と読みます。麺がとんでもなく硬いことで知られる「吉田うどん」が都内、しかも比較的近場で食べられることを知って往訪。先客ゼロ、後客5。

 メニューは温かい麺&温かい汁の「かけうどん」、冷たい麺&温かい汁の「つけうどん」、冷たい麺&冷たい汁の「冷やしうどん」の3カテゴリーに分かれていて、各カテゴリー毎に肉・きんぴら・きつね・ねぎ・わかめといったトッピングを乗せる仕組み。今回は「肉つけうどん(750円)」を大盛(+200円)で注文。同じトッピングでも、トッピングなしでも「つけうどん」だけ50円高いのが謎。

 なお券売機はなく後払い。富士吉田で食べるよりかなり高い気がしますが、その辺は気にしない方向で。

 店内はどう見ても居酒屋の転用で、カウンター6席と階段下に3人卓×1。2Fに座敷があるようですが、オッサン二人で切り盛りしているランチタイムに使っているのかどうか確認できず。卓上には吉田うどんに付き物の「すりだね」と天かす、そして「クリエイティブハイパーチップ」と称する揚げニンニクみたいなのが2種類。水セルフですが、狭い店なのに両サイドにコップと水ボトルを置いてあるだけなのはチト面倒。

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 麺の上にちょこんとキャベツが乗った状態で登場。強いひねりが入った極太麺で、手打ちっぽくなんだか不ぞろいな上に、一般的なうどんよりは遥かに堅いのが特徴。ただ食べづらいほど硬くはありません。小麦の味わいがギュッと閉じ込められ、噛めば噛むほど味が出てきます。

 つけ汁は醤油ベースで、しかも「特濃煮干」と書かれている通り煮干しの味わいが強く出ていますが、悪い意味での魚臭さが強く残っているので好き嫌いは分かれそう。また硬い極太麺にさっと絡む程度なので、個人的にはデフォルトのつけ汁そのまんまで食べるのは薄味すぎて少々難儀。卓上のすりだね等を加えて、味を重ねることが前提なのかも。あと構造的に食べている最中に汁がとび跳ねやすいので、紙エプロンが欲しいところ。

 またつけ汁には豚肉が少々。こちらはやや濃い目に煮込まれているので、つけ汁の力不足を補う十分な働きを見せてくれます。逆に言えば何かトッピングをつけないとかなり味わいが寂しいかも。

 悪くはありませんし、都内で吉田うどんが食べられるという意味においては貴重な店ですが、やはりこういうローカル色満点の一品は現地で食べてナンボという気も。

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