杉田家@新杉田 ~ 中盛ラーメン
京浜東北線新杉田駅西口を出て、駅前の大通りを北へ200mほど。家系ラーメンで有名な「吉村家」の直系第1号店という老舗で、かつ朝5時から開店しているためか、11時過ぎに店に到着した時点で既に先客9。その後もゾロゾロ客がやって来て、退店時には外待ちが10名強と賑わってきました。
店内の券売機で「中盛ラーメン(800円)」を「麺硬め」で注文。紙の食券ではなく、プラスティックの札が出てきます。なんちゃって家系にありがちな「ライス無料サービス」はありません。店には老舗の家系らしいワイルドな雰囲気が漂っていますが接客は手慣れたもので、まごまごしていると先に食券を買えだの、好みの有無だの、丁寧に説明してくれます。
店内はL字型カウンター20席弱。卓上に刻み生姜、豆板醤、酢、胡椒、そして緑色の得体が知れない一品は「行者ニンニク」。水セルフですが卓上にボトルがなく、給水器が一つしかないのはチト面倒。
店で長時間豚&鶏ガラを焚きこんだ出汁がガツンと効いているあたりはさすが。なんちゃって家系とは完全に一線を画しています。ただ惜しむらくは個人的にはカエシがきつすぎて、ご飯が欲しくなるレベル。でも不思議なことにライスを合わせて注文している客は見当たらず。「味薄め」で注文すべきだったと思いましたが時すでに遅し。脂は若干多めといった程度。
麺はいかにも酒井製麺らしいやたら短いストレート太麺。しっかり硬めで登場。
チャーシューは薄めながら柔らかく、かつ肉の旨味もちゃんと保たれていて気に入りました。他にほうれん草、刻みネギ、海苔。
デフォルトの味が濃すぎて卓上の味変アイテムで味を重ねる意味が見出せないので、そのまま完食。
「なんちゃって」も含めてこの手のラーメンはババを掴む確率は低いものの、上ブレの余地もまた少ないことを再確認した次第。
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