SLやまぐち号
新山口~津和野間を走る「SLやまぐち号」。言うまでもなくSL動態保存列車の先駆けとして知られていますが、如何せん首都圏から遠いのが難で乗車はこれが初めて。JR西日本が張り切って2017年に35系客車を新造したのを契機に試乗と相成りました。本当は昨年試乗する予定でしたが西日本豪雨でお流れ。往訪時の牽引機関車は「貴婦人」C57が全般検査に入ってしまったため、D51が担当。
35系客車は「旧型客車に外観・内装を似せた最新鋭客車」。ゆえにドアが引き戸の自動ドアだったり、照明が白熱灯っぽいLEDだったり、はてはACコンセントも付いていたりします。
SLやまぐち号は津和野まで約2時間。これくらいの時間なら車内でずっと飲んでても泥酔しないのが良い。一方新津から会津若松まで3時間半かかる「SLばんえつ号」は泥酔コースで実に危険。
車窓は山口市市街を抜けて仁保から篠目にかけての急坂を登った後は淡々と山々に挟まれた田んぼの間を駆け抜けるだけでかなり単調。本来は地福駅で記念撮影タイムを兼ねた長めの停車時間が設けられていますが、往訪時は運悪く山陽線接続待ちの関係で出発が25分も遅れたので、地福駅での停車時間も大幅カット。
SLやまぐち号は津和野駅で3時間弱のインターバルを取った後に新山口へ折り返し。津和野は狭い町でそれだけ時間があれば主だった観光スポットは一回りできるので、往復利用の方も少なくないようでした。
| 固定リンク