今浪うどん@小倉・北方 ~ 肉うどん
小倉の肉うどんがかなりユニークだという話を聞いて早速往訪。訪れたのは小倉駅からモノレールで10分ほど南へ進んだ北方駅の近くにある「今浪うどん」。正直ちょっとワイルドな雰囲気がビンビン漂ってくる住宅地の中に紛れるように店を構えています。
店内に券売機はないのでまごまごしていたところ、一発で旅行者と判る当方の風体を見てか、オバハンに丁寧に応対して頂き、早速「肉うどん・小(650円)」を注文。後払いでした。うどんは大・中・小があり、また肉増しの「肉肉うどん」を頼む客も目立ちました。なおここは別に肉うどん専門店ではなく、ごぼう天・丸天・玉ねぎといったメニューもあります。
店内は早い時間帯から賑わっていて先客10人、後客7~8人といったところ。往訪したのが平日だったためか他に旅行者っぽい方はおらず、近所から来ていると思しき、これまた怖そうなオッサンだらけ。
店内は壁に向かって縦長カウンター6~7席。厨房に向かってカウンター3席。その間に島式カウンター8席といったところかな? 卓上にはおろし生姜と粗挽きの唐辛子。
一見して判るようにここの肉うどんはとにかく「肉」がユニーク。立ち食いそば屋・うどん屋にありがちな、肉の切れ端みたいなやたら脂っぽい肉ではなく、明らかに角煮風。どうも柔らかく煮込んだ牛スジや牛のホホ肉がメインのようで、これが人気の秘訣なのでしょう。よほどしっかり煮込まれているのか全然すじっぽくありません。
うどん汁は九州らしくなく黒っぽいもので、若干醤油の自己主張も強め。麺は茹で置きではなく、注文を受けてから茹でていましたが、これまた福岡では極めて珍しいことにコシがしっかりした噛み応えのある仕上がりでした。
少々飽きてきたところで卓上のおろし生姜を投入。これが実に良く合う!! 肉の癖が一気に緩和されるので、味変アイテムではなく、最初から投入しても良いくらい。
何度でも再訪したいくらいの出来ですが、小倉の繁華街ではなく郊外まで行く必要があってチト面倒なのが残念。
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