千祥@町屋 ~ (家系)ラーメン
千代田線町屋駅ないし都電町屋駅前電停から尾竹橋通りを北へ出てすぐ。狭隘な敷地に無理やり建てた感がありありのV字型の奇妙なビルの1F。11時半の開店5分前に到着したところ先客ゼロでしたが、開店までに10人ほどやって来て、その後もゾロゾロ。退店時には店内に待ち客4となかなかの人気店のようです。
屋号からは想像が付きませんが家系の店で、店外の券売機で基本と思しき「ラーメン並盛(650円)」を注文。食券を渡すと麺の硬さ、味の濃さ、油の量、サービスライスの有無を聞かれるので「麺硬め・ライスあり」でお願いしました。なおライスはお代わり自由で、しかもカウンターにきゅうりの漬物がある辺り、「武蔵家」の影響が感じられます。
メニューは他にうま辛ラーメン、千祥おすすめラーメンなど。「半ラーメン(500円)」でもサービスライス付きなのかな???
店内はV字型カウンター10席ちょっと。卓上にはおろしニンニク、豆板醤、おろし生姜、ブラックペッパー、昆布酢、白ゴマ。
ここのスープは豚骨醤油ながら「水と生ガラのみで炊き出す無添加スープ」というのをウリにしています。でも出汁の旨味はしっかりしていて、物足りないという感じは全くせず。ご飯が進みやすいようにとの考えなのか、やたら濃いというか、やたらしょっぱく作る店が少なくない中、この店のスタンスは高く評価したいもの。
麺はやや太目のストレートタイプ。酒井製麺らしく短いのはともかく、「硬め」で頼んだはずなのにたいして硬くなく、せいぜい並堅だったのには驚きました。「硬さ普通」の客より先に配膳されており、「硬め」の指示が通っていないわけではないのですが、この店はデフォルトが柔らかめなのかも。
チャーシューはやや裂けやすい感じでしたが肉の旨味はそれなりに保たれていました。他にほうれん草、海苔、九条ネギ。デフォルトのスープの出来が良いので無理に味を重ねる気は起らず、途中で白ごまを振った程度で完食。もっともスープはさすがにほとんど飲みませんでしたが。
安くて、そこそこ美味くて、とりあえず腹一杯になる。繁盛するのは当然でしょう。
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