なおじ@六町 ~ こってり背脂中華そば
東武伊勢崎線竹ノ塚駅から日光街道を越えてさらに東へ。TX六町駅のほうがもはや近いくらい。「田中商店」のある通り沿い。約1年半ぶりの再訪で向かいにあったはずの「華屋与兵衛」は潰れてました。先客2、後客3。
前回は足立店限定の「キムチ納豆ラーメン・ピリ辛」を注文したので、今回は店内の券売機ボタン先頭の「こってり背脂中華そば(700円)」を注文。ランチサービスなし。麺の硬さや脂の量を聞いてきたので「麺硬め・脂多め」で。
前回往訪時からメニューが若干変わっていて、「台湾まぜそば」がなくなった代わりに「なおじろう」「あっさり中華そば」「油そば」が加わり、さらに夏季限定で「あごだし冷やしラーメン」を出していました。
店内は横長カウンター6席、入口近くに4人卓×1、小上がりに6人卓×2、3人卓×1。卓上にはブラックペッパー、醤油、酢、ラー油、カレー粉。辛子高菜がなくなっていました。
新潟ラーメンを謳っていますが、黒海苔が乗っていないのでビジュアルは貧相。というか黒海苔は有料トッピング扱いで140円も取るのか・・・
スープは片口鰯、ウルメニボシを水だしし、そこにゲンコツ&肉の清湯スープを合わせたWスープだそうですが、煮干は万人受けする範囲内での効かせ具合で、動物系出汁とのバランスが崩れないように気を使ってる感じ。でも残念ながらかえしがきつすぎてご飯が欲しくなるくらいのしょっぱさ。これでは出汁にいくら手間暇かけてもあまり意味がありません。
脂多めを注文しただけあって背脂はそこそこの層をなしていますが、箸休めの刻みタマネギとの量的バランスが崩れてしまい、これも失敗だったかも。
麺は緩くねじれの入った太麺で、「硬め」を注文したはずですが、硬いというよりはもっちりとした噛み応えが強いタイプ。
バラ肉チャーシューは値段相応に薄くてチープな味わい。味玉はほぼ固ゆでで濃厚な味付け。他に穂先メンマ。
同じく新潟・燕三条系ラーメンが売り物のく「潤@蒲田」と比べるとだいぶ見劣りする出来で、それ以外の都内にポツポツある新潟ラーメンが売り物の店と比べても特に出来が良いとも思えず。
前回注文した「キムチ納豆ラーメン・ピリ辛」はキワモノ、ゲテモノの類のようにしか見えない割には事前の期待値を大きく上回るポジティブサプライズでしたが、基本メニューのほうは予想に反してイマイチだとはなんというネガティブサプライズ・・・
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