牛キムチクッパ@吉野家
吉野家が7月29日から9月14日までの期間限定で発売中の「牛キムチクッパ・並(490円)」を試食。無料でハバネロパウダーを追加した「激辛」に変更することも可能ですが、辛さ耐性は高くないので割愛。
なお本商品は新発売ではなく、2010年11月から期間限定販売されたメニューのリニューアル販売。もっとも当時の牛キムチクッパは「牛丼の具と特製キムチに旨辛スープを合わせた」だけのえらく素寒貧としたメニューだったようです。2010年の世相を考えるとそうなるのも無理はない気もしますが。
一方今回のは「ご飯の上に吉野家秘伝のたれで煮上げた牛丼の具(牛肉と玉ねぎ)、吉野家特製キムチ、もやしナムル、豆腐をコチュジャンベースのスープに昆布/かつお/しいたけ更に牛肉のエキスをたっぷり効かせた旨辛スープと一緒によそい、最後に青葱をトッピングして提供します。」とちょっと具のバリエーションを増やした感じになっています。もう安かろう悪かろうじゃ売れませんから当然でしょう。
クッパなので当然といえば当然ですが、丼ものというよりは限りなく汁もの。ゆえにご飯の量がやや少なく、ランチがこれだけだとちょっと物足りないかも。でも大盛だとスープとのバランスが崩れそうだし。
その代わりといってはなんですが、値段の割には具沢山。牛丼業界では最高峰のクオリティーを誇る牛肉がクッパにしては多めに添えられていて、これだけでもそれなりに満足。そこに青ネギともやしナムルという野菜が加わって、くどくもなく飽きも来ないバランスの良さ。そして肝心の旨辛スープの出来が秀逸。キムチ効果で幾分酸味が強めですが、嫌みになるほどでもなく。
辛さは個人的にはこれで必要にして十分。これ以上辛くするとせっかくの旨味が辛さでかき消されそう。
松屋の冬の定番「キムチチゲ」に触発されただけの一品かもしれませんが、思いのほか完成度が高くて気に入りました。復活まで長い年月がかかったのが不思議ですが・・・
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