マイカリー食堂@板橋本町 ~ かつカレー
「ごろごろ煮込みチキンカレー」等、度々発売されるカレー関連商品でカレーの実力を何度も証明済の「松屋」。松屋は牛めしよりカレーのほうが美味いと個人的には評価しており、松屋がカレー専門店を出してもなんらおかしくないと思っていたところ、それが実在することを知って早速往訪。わずか4店舗ですが、「マイカリー食堂」というブランドで店舗展開しています。
訪れたのはその板橋本町店。都営三田線板橋本町駅を出て、中山道を北へ歩いてすぐ。先客1、後客ゼロ。
カレー専門店なのでメニューも豊富。店外に貼りだされたメニューでじっくり検討の上、人気No.1の「ロースかつカレー・大(650円)」を注文。店内には松屋でおなじみのタッチパネル式の券売機があり、おおまかなメニューから細かいオプションに至るまで全部券売機ボタンで指定。辛さはマイルド・中辛・辛口・特辛・激辛の5段階を同料金で選べるようなので、「辛口」にしました。
またカレーもオリジナルソースと欧州ソースが選べるようですがこれは券売機で指定する仕様にはなっておらず、かつカレーは「オリジナル」がデフォルトで、何も言わないとそれが出てくるようです。店員からも特に聞いて来ませんでした。
メニューはかつカレー系の他にオムカレー系、ビーフカレー系、チキンカレー・野菜カレー系など。また期間限定なのか、往訪時には「カシミールチキンカレー」を積極的に売り出していました。
店内は間口が狭くて奥行きが深く、縦長カウンター6+6席と壁際に2人卓×4。卓上には福神漬の他七味とソースがあるだけでらっきょうはなし。
大盛は飯をたっぷり盛るタイプではなく、皿を大きくして面積を増やすタイプ。いずれにしてもボリュームはなかなかのもの。またオリジナルカレーなので当たり前といえば当たり前ですが、カレーはいつもの。「辛口」の指定通りかなりスパイスを効かせた辛めの仕上がりで、ややとろみがあってコクもそれなり。かつは若干薄い気がしますが硬くはなく、値段からすればこんなもんでしょう。
ただ松屋のカレーって概して「ごろごろ」とか「ハンバーグ」とかの煮込み系のほうがより美味い気がします。またサラダやなぜか味噌汁まで付いてくる松屋のカレーに慣れてしまったせいか、なんか寂しい気も少々。
またC&Cみたいな駅ナカの昔ながらのカレー屋よりはかなり美味く、ココイチや日乃屋みたいなカレー専門店よりは安く、コストパフォーマンスで他店を圧倒しているのは確かですが、コンスタントに食べたいかとなるとそれも微妙といったところ。まぁなんか必要以上にバカ高くなってしまったラーメン屋よりはありがたい存在かなと思いますが、実験的な位置づけを脱することが出来るかどうか。
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