さい。@大山 ~ もりそば・中盛
大山駅南口から南へ。吉野家の向かい辺り。アーケード街から微妙に外れた、駅至近な割にはぱっと見では判りづらい曲がり角に立地。先客1、後客4。店先に「もりそば大勝軒」の行燈があってそれ系の店だと判ります。さらに看板に可愛いサイの絵が描かれています。固有名詞に句点を付けるのは遠い昔に流行ったような・・・ 予定していた店の開店時間についてネットでガセを掴まされてしまい、やむなく近隣のこちらへ転進した次第ですが、なんと9年ぶりの再訪。
券売機はなく、メニューを見て「もりそば(750円)」を注文。並(300g)、中盛(450g)同値段なので中盛にしてもらいました。後払い。大盛(600g)は100円増し。「もりそば」以外に「ラーメン」もあり、こちらは並でも250gあって「もりそば」よりも標準から上方に大きく乖離しています。
店内はI字型カウンター5席。店先には「奥に座敷あり」との貼り紙がありましたが、奥の様子はカウンターからは判らず。さほど大きな店には見えませんがスタッフは3名もいました。卓上にはホワイトペッパー、ブラックペッパー、一味、酢、おろしニンニク、豆板醤、醤油、ラー油など。
麺の丼とほとんど変わらない位でかい器に並々と注がれたつけ汁が出てきました。つけ汁は動物魚介ベースでわずかにオイリッシュ。大勝軒系にありがちな酸味が強めのタイプですが、大勝軒系にしては甘味控えめで個人的には食べやすいほう。但しメンマが強烈に酸っぱいのは減点材料。
逆に細切りチャーシューは値段の割には結構入っていて、しかも肉の味がしっかり楽しめる秀逸の出来。一つだけですがワンタンが入っているのもお値打ち感あり。刻みネギも多め。
自家製麺の麺はやや太めのほぼストレート。前回往訪時は「丸い断面の太麺がかなり強めに縮れています」と記録されているので長い月日の間に麺を変えたのでしょう。つるつるっとした食感で程よいコシ加減が結構気に入りました。つけ汁はさっと絡む程度でしつこくないためか、具が多めで飽きがこないせいか、ちょっと一味を投入して変化を付けた程度で450gを一気に完食。腹はパンパンになるものの、もたれる感じはせず。
特に際立った特徴はありませんが至って無難な出来で、大山商店街で幅広い客層に受け入れられているのか、長続きしているのも納得。
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