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2019.09.23

【ネット短感】19年第13節:日テレ 2-3 浦和L ~ 超久しぶりの日テレ超え!!

・浦和が完全無欠のフルメンバーでも互角に闘えるかどうか怪しいという強敵日テレ相手にも関わらず、なんと菅澤と柴田がコンディション不良でベンチにもおらず。従って戦前予想では極めて苦しい試合になると思われましたが、代わりにスタメンに抜擢した若手の高橋&遠藤、さらに途中投入の長嶋が大奮戦。常に浦和がリードする展開になり、日テレの反撃をなんとか凌いで逃げ切り勝ち。いやはや、これにはびっくりしました!!

・鉄板のレギュラー、しかも大駒2枚を欠くという不測の事態を受けて、やむなくスタメン起用した若手がケチのつけようがない良い仕事をして勝つって強いチームにありがちな好循環そのものですなぁ・・これは。レギュラーを代えたら代えただけ弱くなるトップチームとの差(つД`)

・前半は最終ラインを極端にまで押し上げ、コンパクトな布陣を維持しながら積極的に前からプレッシャーをかけて日テレに時間と空間を与えず、高い位置でボールを奪取して高い位置にいるSBを活用してサイドから攻撃。日テレが苦し紛れに浦和最終ラインの裏へ蹴りだして来たらGK池田が飯倉ばりに高い位置に飛び出して難なくカバー。

・良い攻撃の形は序盤から何度も出来ていて、30分遠藤突進→こぼれ玉を中央から高橋の決定機こそ決まりませんでしたが、38分同じような形から浦和先制!!

・ただ残念ながら圧倒的に優勢な時間帯でも1点しか奪えない。後半になるといきなり運動量が激減して高い位置でボールを奪えなくなり、日テレに良いようにボールを回されがちになってさらに浦和は消耗を余儀なくされた挙句、60分に自陣でのパスミスから同点に追いつかれてしまいました。ここまでは今までアホほど見せられ続けた「日テレ戦あるある」な展開そのものでした。

・ところが、ここで森監督が早めに動いて長嶋・大熊を相次いで投入(実際は失点の直前に長嶋を用意していたのですが間に合わず)して運動量を補充して反撃。71分相手を押し込んだ状態から高橋の縦パスで最終ラインの裏に抜け出した長嶋がゴール! さらに77分CKからの流れで、相手のクリアボールを拾った栗島がロングフィード→ボックス内で高橋ヘッドが炸裂して3点目!! もっともこの場面は高橋をどフリーにしてしまった日テレCB陣が酷すぎる気もしますが。

・さすがに終盤ともなると中盤はヨレヨレで最終ラインを上げるに上げられなくなり、低いなりにコンパクトな布陣を敷いて両CBを中心に跳ね返すしかなくなってしまいましたが、日テレの猛攻を90+1分の1点(椛木→田中→三浦による鮮やかな中央突破)だけに抑えてなんとか逃げ切り勝ち。89分田中の裏抜け&シュートを凌いだ池田の好守も光りました。

・正直終盤の安藤老師などの中盤&左SB佐々木のヘロヘロっぷりは目に余り。最後の交代枠を余らせたまま試合を終えるのが不思議でなりませんでしたが、ベンチに残っているのが前目の選手だらけで、時間潰し以外に使い道がなかったのでしょう。

・この勝利で1試合消化が少ない2位日テレに勝ち点6差をつけましたが、リーグ戦はまだ5試合も残っており、しかも苦手神戸戦を残しています。リーグ戦優勝のためには日テレに勝ったところで他の試合で勝ち点を落としては意味がなく、特に神戸戦では少なくとも「負けないこと」が求められます。

・ところが、今の浦和は「どんな相手にも勝ちに行く」スタイルを取っていて、「負けない、負けにくい」スタイルではないので、「負けない」というタスクは案外難しい。ゆえにリーグ優勝のカギは浦和とも日テレとも対戦を残している神戸が握っているような気がします。

-----高橋-----
吉良---安藤---遠藤
---栗島--水谷---
佐々木-南--長船-清家
-----池田-----

(得点)
38分 高橋
60分 田中(日テレ)
71分 長嶋
77分 高橋
90+1分 三浦(日テレ)

(交代)
61分 吉良→長嶋(右SHの入れ替え。但し30分くらいから吉良が右SH、遠藤が左SHへ)
66分 水谷→大熊(大熊がFWへ。安藤がボランチに下がる)

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