【閉店】麺SOUL CAFE@ときわ台 ~ ホタテだし潮らーめん
東武東上線ときわ台駅南口を出て南へ伸びる「常盤台銀座」の南端近く。先客、後客ともゼロ。ときわ台駅から川越街道を越え、さらに南へ続く商店街内にあった「創作麺処 麺Soul Labo」がやや駅近に移転し、かつ屋号も若干変えたもの。移転前の店には2年ほど前にいったきり。
店内の券売機ボタンを見て基本と思しき「ホタテだし潮らーめん(750円)」を注文。ランチサービスなし。
メニューは移転前からぐっと増えていて、他に麺魂潮油そば、醤油、味噌、つけ麺。往訪時は夏季限定の柑橘冷やし・ピリ辛冷やし、令和元年限定令和まぜそば、月替わりでハラペーニョつけ麺といったところも用意。
店内はカウンター3席と6人卓×1、4人卓×1。かなり手狭で夜はBAR兼業みたいな感じ。卓上には一味、胡椒、酢、おろしニンニク。水セルフですが、一杯目は店から「ジャスロン茶」というジャスミン茶とウーロン茶にほんのりレモンフレーバーを加えたものを試供品として出してくれました。
透明感あふれる塩らーめんらしいルックス。今どきホタテを売り物にしたラーメンはさほど珍しくありませんが、ここはホタテ出汁がかなりしっかり出ているほう。その分わずかに磯臭い感じもするので好き嫌いが分かれるかもしれません。塩ダレは控えめにしてホタテ出汁を存分に味わってもらう趣向のよう。表面の脂は程よくコクを加える程度で総じて超あっさり。
ただスープ単体としては美味いものの、麺に絡ませるとなると些か弱いという印象は否めず。「特製ホタテだし潮らーめん」は具が増えるだけでなくホタテだしも濃くなっているそうで、そちらに最適化したせいなのかも。この手のスープは出汁と塩ダレのバランスが非常に難しい。
麺は細めのストレート。若干硬めの仕上がりで意外に噛み応えがあるのは嬉しいのですが、これもまたスープの弱さに拍車をかけているような。替玉もありましたが、このスープにはまず合わないと思います。店が雑炊を勧めているのも道理。
鶏チャーシューもスープに合わせて薄味。なぜかわずかに柑橘系の味わいが。他に穂先メンマ、ほうれん草、刻みネギ、糸唐辛子
個人的にはちょっと上品すぎてやや好みから外れていましたが、丁寧な仕事ぶりは評価に値します。
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