澤村@北戸田 ~ 肉汁うどん
埼京線北戸田駅の北の高架下。最寄りが北戸田駅といっても外環道を渡った先にあって駅からは少々距離があり、しかも周囲はイエローハットとかセルフ洗車場とか中古車販売とかそんな感じの店が並び、飲食店があるほうが不思議なところに建っています。
もともと浦和駅西口の飲食店街にあった店が移転したものですが、随分と不便なところに移転した割には先客5~6、後客10人前後と早い時間帯から賑わっていました。浦和時代に一度往訪したことがあり、約3年ぶりの再訪。
券売機はなく、卓上のメニューを見て基本と思しき「肉汁うどん(680円)」を「大盛(+100円)」で注文。浦和時代は並盛で780円だったので100円も値下がりしています。今時非常に珍しい話ですが、家賃が劇的に下がったからかな?
メニューは他に「鴨汁うどん」「木の子汁うどん」「もりうどん」「肉茄子汁うどん」、数量限定で「牛とろぶっかけ」「薬膳カレーうどん」、期間限定で「胡麻のもりうどん」など。うどん専門店で蕎麦はなし。つけうどんがウリの店ですが、一応「かけうどん」も用意。
店内はバカでかくて店奥に横長L字型カウンター16席とその前に2人卓から10人卓まで大小のテーブルがずらずらっと。卓上には一味とうどんかえしがあるだけですが、店内2カ所にセルフ薬味(自家製生七味・自家製甘がえし生姜・揚げエシャロット・すり胡麻の4種類)が置いてありました。
麺は自家製麺。全粒粉を混ぜ込んだ、太くてねじれ入りでわずかに灰色がかった麺はいかにも武蔵野うどん。堅めで歯応えがかなり強くて、しかもわずかにざらざらした食感。いずれも大のお気に入り。大盛りならボリューム的にも満足。といってもうどんなのでなんら胃もたれることなく、あっとう言う間に食べ終わります。
つけ汁は具沢山。豚肉を筆頭に長ネギ、青ネギ、油揚げ。デフォルトでも具の量が案外多く、これなら大盛でもなんら不足なく、「肉ダブル」にする必要はなさげ。ただつけ汁はさっと絡むだけなので、具の無い「もりうどん」だとちょっと食べづらいかも。
若干かえしが強いので、味変には自家製生七味でさらに辛くするよりも、自家製甘がえし生姜で甘目にシフトするほうが良さげ。最後は卓上にポット入りで置いてあるゆず湯でスープ割を楽しんでフィニッシュ。
浦和時代より若干行きづらくなりましたが、そこそこレベルが高い武蔵野うどんを安めの値段で食べられるので大満足です。
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