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2019.10.26

ビリケン@浅草 ~ 中華ソバ

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 駒形橋西詰交差点角。銀座線浅草駅からも田原町駅からも似たような距離。「江武里」の跡地。蔵前の人気店「らーめん改」の姉妹店で、11時の開店5分前に到着したところ既に先客7。開店までに2人やって来て、店内は間もなく満席になり、退店時には外待ち客4。

 店内の券売機ボタン先頭の「中華ソバ(850円)」を注文。ランチサービスなし。

 メニューは他に坦坦麺(但し、夏季は冷やし担々麺に変更)、鴨と鶏の油ソバ、そして往訪時は120食限定で「トラフグらーめん」を出していました。

 店内は縦長カウンター6+5席のみ。水セルフ。相変わらずうなぎの寝床みたいな店ですが、外観・内装とも大改装されて前店の面影全くなし。卓上にはミル入り胡椒、一味、酢。

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 2杯ずつ丁寧に作っているので、出てくるまでに15分強かかり、店員とやたらしゃべりたがるうざい常連客にも悩まされながらようやく登場。

 スープは鴨&鶏ベースでしょうか?いかにも鴨っぽい甘みと旨味が面白い上に、濃い見た目と違って醤油に変な自己主張はなく、ベースの出汁の引き立て役に徹しており、表面の脂も適度にコクを加える程度で、これぞ「淡麗」と呼ぶに値する一杯です。

 この手のスープは「スープそのものはよく出来ているが麺を絡ませるには弱い」という問題を抱えがちですが、ここのはその辺のバランスが絶妙で、麺を絡ませるに必要にして十分な出来。

 麺は細めのストレートで心持ちざらつきがある程度。優しいスープに良く合い、スープがしっかり絡んできます。

 鴨チャーシューは柔らかくて弾力性のあるタイプで、これもスープに合わせて薄味。笹切りネギは辛味が残る苦手なタイプだったので、しばらくスープの中へドボン。他にメンマ、青菜、かいわれ。

 店では大盛や替え玉を用意していますが、少なくとも「中華ソバ」は大盛にするとスープとのバランスが崩れそうですし、替え玉も不向き。しかも総じて薄味なので白飯も合いそうになく、量的に物足りない場合はちょっと難儀。

 開店前から行列ができるのも頷ける珠玉の一杯でした。

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