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2019.11.18

麻辣牛鍋膳@吉野家

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 吉野家の秋冬の定番商品「牛すき鍋膳」。今年は10月15日から販売されましたが、なんと今季限定の新商品として「麻辣牛鍋膳(並盛748円+税=822円)が併売されたので、そちらを試食してみました。

「『麻辣牛鍋膳』は中華の鉄人で有名な陳建一氏監修のもと商品開発を進めた麻辣牛鍋とご飯、お漬物のセット商品です。麻辣牛鍋は豚骨と鶏ガラをコトコト煮込んだスープに特製麻辣タレを加え、具材を煮込みます。」「特製麻辣タレは3つの醤(豆板醤、麻辣醤、甜醤)と7つの香辛料(花椒、唐辛子、五香紛、グローブ、スターアニス、ブラックペッパー、クミン)を使用しています」「辛さと旨さの中に麻辣独特の花椒と唐辛子のピリリとした痺れが感じられ、やみつきになる感覚と体の芯から暖まる感覚両方を味わうことができる麻辣牛鍋。」と吉野家のウリ文句も冗長でかなり上滑り気味。

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 吉野家が「辛さと旨さの中に麻辣独特の花椒と唐辛子のピリリとした痺れが感じられ」と記す通り、配膳時から鼻がムズムズするくらい花椒が効いていて、味わいも痺れが先行。また「麻辣牛鍋の辛さは激辛ではなく旨辛い辛さです。辛いもの好き・マー活中の方に限らず、幅広く皆様にご賞味いただけると幸いです。」とありますが、激辛というほどではないにせよ、辛さもそこそこ。

 ただ非常に残念なことに「旨辛い」というにはものすごく旨味が不足しているような気がしました。麻婆豆腐みたいな味を想像していると完全に肩透かし。しかもさらに悪いことにスープの痺れと辛さが災いしてせっかくの牛肉の旨味をかき消しているような気も。

 鍋の具材は「牛すき鍋膳」と全く同じく「すきやき用牛肉と白菜、玉葱、長葱、人参、水菜、絹豆腐、きしめん」といったところですが、「麻辣牛鍋膳」には生卵が付いて来ません。それなのになぜか100円(税抜ベース)も高い。

 人気商品「牛すき鍋膳」の完成度が高過ぎるがゆえなのかもしれませんが、「麻辣牛鍋膳」は大失敗作だと思います。

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