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2019.11.03

インディアン@蓮沼 ~ 支那そばと半カレー

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 東急池上線蓮沼駅を東へ出て徒歩1分程度。近隣に「はすぬま温泉」あり。なんと8年ぶりの再訪。先客ゼロ、後客4。以前往訪した際はもっと駅近で小汚い店でしたが、2013年10月末にこちらへ移転したようです。

 正式な屋号は「武田流古式支那そばとカレーの店 インディアン本店」とやたら長く、屋号通り支那そばとカレーが売り物。前回は「支那そば」のみを注文したので、今回は「支那そばと半カレー(1100円)」。後客も全員同じ。なお麺類は支那そばと焼豚そばしかありません。

 なお支那そば単品は800円、カレー単品はなんと1000円もするのに、支那そばとカレーのセットはたった1300円という「セットにしないと損」と言わんばかりの価格設定。

 店内はL字型カウンター5席と4人卓×2、2人卓×2。卓上には福神漬けとらっちょう、ブラックペッパー。店は父娘で切り盛りしているみたい。

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 一般的な支那そばのイメージ(=醤油味)とはかなり違った、透明感のある塩スープが特徴。しかも塩もかなり抑え目にして、基本的に出汁だけで成り立たせている感のある面白いもの。ベースは魚介系のようですが細かいところは私には良く判らず。表面の脂が少々目立ちますが、味わいは薄味&超あっさり。それでいて出汁がよほどしっかりしているのか、全く物足りなさは感じず。

 スープが薄味&超あっさりは反面、チャーシューというかほぼ角煮みたいなのが濃い目に煮込まれているので、それをちびちび齧りながら食べ進むと良い味変になって美味さが引き立ちます。

 麺は菅野製麺所製で、緩く縮れた細めの麺。つるつるした食感で、やや柔らかめですがスープがスープなので、麺が自己主張しないように柔らかめにせざるをえないでしょうなぁ。

 具は他にメンマ、ほうれん草、半熟卵1/4。

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 一方カレーはかなりトロミが強い黒々としたタイプ。スパイシーである一方、やたら辛さで押すわけではなく、旨味もしっかりしていて出来は悪くありませんが、何もかもカレーに溶け込んでしまい、具が豚肉がひとかけら入っているだけというのはあまりにも寂しい。支那そばだけでは量的に物足りないので何か付けたい際の一品としては上々の出来ですが、それ以上のものではありません。

 またこの店は支那そばをある程度食べてからカレーを出すのをポリシーとしています。そしてそれは大正解。最初から支那そばとカレーを並行して食べるのは、薄味&超あっさりな支那そばの味わいをカレーでぶち壊してしまうような気がしてなりません。

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