ウミノチカラ@秋葉原 ~ 真鯛らーめん(塩)
秋葉原駅の北、蔵前橋通りを東へ進んで昭和通りを渡り、「小諸そば」の先。先客ゼロ、後客2。
「日本近海の旬の魚、海鮮にこだわったラーメン」がウリの店で、店内の券売機でボタン最上段の「真鯛らーめん・塩(880円)」を注文。ランチサービスなし。メニューは他に「真鯛つけ麺・塩」「鯖だしらーめん・醤油」「鯖つけ麺・醤油」など。店ではご飯セットや「旬の海鮮漬け丼」を勧めていました。
魚介の仕入れ先は日によって違うのか、往訪時は真鯛は大分産、鯖煮干しは九十九里産と黒板に記されていました。
店内はL字型カウンター12席のみ。卓上には鯛用のブラックペッパーと鯖用のホワイトペッパー。
スープはとろみがかっていて、見た目や口当たりは「またお前か」的な鶏白湯スープに似たクリーミーな感じですが、もちろん味わいは全然違っていてとにかく鯛の旨味がガツン!! 鯛がウリもののラーメンって往々にしてお上品で、しかもお上品過ぎて物足りないケースが少なくありませんが、ここのはそれらとは真逆に豪速球をど真ん中に投げ込んでくるタイプ。また店内にやや生臭さが漂っている割には、ラーメンは生臭い感じはせず。塩気は終盤になってわずかにうるさいかな?と思える程度。
柚子のペーストみたいなのが少し乗っていて、それを溶かし込むと良くも悪くも魚っぽさが薄らぐので、いい味変アイテムになる反面、最初から混ぜるのはスープ本来の美味さを損なってしまうので要注意。
麺は細目のストレート。若干スープが少なめなのか、最初は玉になって食べづらい嫌いがありましたが、スープが絡みまくり、程よいコシも相まってこれまた文句なし。
卵あるいは麩のように見える白い塊は真鱈の白身団子。当然ながら淡白な味わいですが、練り物というには随分とふわふわした変わった食感が面白い一品でした。他にチャーシュー、小松菜、刻みネギ。
珠玉の一杯と言っても過言ではありません。
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