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2019.12.04

森脇良太選手、契約満了

・昨日、森脇良太選手との契約満了が公表されました。岩舘選手同様最終節を待たずに早々と契約満了が公表されるという、これまでの浦和では珍しい例です。

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・森脇は2013年に広島から完全移籍(しかも契約満了なので移籍金ゼロ)で浦和に加入。2012年から浦和を率いているペトロヴィッチ監督の要望を受けての補強なのは間違いないでしょう。3バックの右CBを務めていた坪井は「ミシャ式」のCBとしては明らかに攻撃面で難があったので、森脇の補強は至極妥当でした。

・広島で既に「ミシャ式」に慣れ親しんでいる森脇は加入してすぐに坪井からスタメンを奪取し、以降ミシャが浦和を去る2017年夏まで鉄板のレギュラーであり続けました。まさに「ミシャ式の申し子」です。

・森脇はストッパーとしてみればスピードが無く、また齊藤学のような細かいドリブルを仕掛けてくるようなFW/WGには滅法弱く、さらにクロスボールに対してしょっちゅうボールウォッチャーになってしまう等々難点がありました。しかし、森脇には高精度のクロス、ボランチ的な位置に入ってのゲームの組み立て、突然カットインからのミドルシュート等々欠点を補って余りある攻撃面での長所が多々ありました。特にどういうわけか試合終盤の得点が多く、得点数の割には妙に印象に残る選手でした。

・また森脇はプレーぶり以上にキャラクターが面白すぎて印象に残る選手でした。本人が意識してウケを狙いに行くとほぼ間違いなくスベる。しかも面白くないのに話が長い!! でも意識しないでやっていることがことごとく面白いという典型的な「天然ボケ」。だいたい浦和にやって来たらいきなり車が大雪で埋もれて身動きが取れず、チームメイトや近所の方に助けてもらうって、そんなツカミ一発をかます選手はおらんだろ!!

・また森脇はなぜか相手、特に外国人選手を妙に苛立たせるという特殊能力を持っていました。2013年のアウェー鹿島戦でダヴィを退場に追い込んだのがその真骨頂。2017年ACL上海上港戦ではオスカルを挑発したように受け止められてひと悶着。しかし、この特殊能力は同年小笠原@鹿島と「言った言わない」に過ぎない言い争いの末に、なぜか2試合の出場停止を食らって以降封印されたようです。

・しかし、ミシャ更迭と共に森脇の出場機会は減ってゆきました。2017年堀式4バックでは使い道がありませんでしたし(やむなく右SBに遠藤が転用されるくらい、SBとしても評価されず)、2018年はそもそも故障がちで出番が激減してしまいました。怪我が癒えた今年もオリヴェイラ式3バックでは純粋なストッパーとしての性能が問われて森脇には苦しいかと思われましたが、意外にもシーズン序盤は岩波や新加入の鈴木を抑えて右CBに重用され、橋岡故障後は右WBで引き続きスタメンの座を確保し続けました。

・森脇の運命が暗転したのは大槻監督就任以降。大槻監督が「ちょいミシャ」をやりだしたので森脇には好都合と思われましたが、大槻監督は世代交代を強く意識したのか右CBには岩波、右WBには故障が癒えた橋岡を重用して森脇の出番はほとんどないどころか、故障でもないのにベンチにすら入れなくない試合も目立つようになりました。

・森脇も既に33歳。先日のFC東京戦を見てもスキル的にはまだまだ十分やれそうですが、体力的に90分持たなくなっているのもまた事実。来年はACLがないのでA契約選手を2名減らす必要があり、出番の激減しているベテランの森脇が削減のターゲットになったものと目されます。「もう少しだけ僕自身、浦和レッズでプレーできると信じ、まだまだやるべきことはあると思っていましたが」という森脇の言葉を額面通り受け取れば森脇は契約延長を望んでおり、出場機会を求めて進んで浦和を出たわけではなさそうです。厳しい世界です。

・スタメンとしては難しくも右WB/CBの控えとしては十分活躍が見込まれるレベルの選手であり、特に右WB橋岡はいつ海外へ流出しても不思議はない状況なので、森脇退団は残念でなりません。またプレーはもちろんのこと、チーム随一の「いじられ役」として愛された森脇がいなくなるのは寂しい限りです。

・7年間ありがとうございました。

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