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2019.12.24

オナイウ阿道選手 横浜F・マリノスへ完全移籍

・昨日、オナイウ阿道選手の横浜F・マリノス(以下「横浜M」)への完全移籍が公式発表されました。「新聞辞令」の追認です。

・オナイウは2016年末に千葉から完全移籍で獲得。2017年オナイウの出番はスルガ銀杯含めてわずか7試合。かつすべて後半途中からの出場で、しかもある程度まとまった時間が与えられたのは天皇杯2回戦(盛岡戦)・3回戦(熊本戦)だけに留まりました。そこでオナイウは2018年にはJ2山口へ、さらに2019年はJ1大分へとレンタルに出されることになりました。

・オナイウは95年生まれと浦和の中では若い選手で、しかも千葉でも基本サブでしたから、もともと即戦力期待でなく、将来の大化けに期待しての獲得だったと目されます。ゆえに一年浦和で様子を見てから育成目的で他チームへレンタルというのは既定路線だったと思います。

・そしてレンタルに出された2年間でオナイウは大化け。山口ではその戦術自体がCFオナイウが最前線でボールをキープしてくれることを前提に成り立っているようなもので、オナイウはリーグ戦全42試合に出場し、かつ堂々22ゴール(J2で2位)というケチのつけようがない実績を残しました。

・また大分ではシーズン当初は3-4-2-1のシャドーの一角、藤本移籍後は主に1トップとしてリーグ戦31試合に出場。しかもそのほとんどでスタメン出場で、計10ゴールを叩き出しました。その活躍が森保監督の目を惹いたのか、ベネズエラとの親善試合で日本代表に選出されるオマケまで付いてきました(但し出番なし)。

・2年もレンタルに出した成果を引っ提げてついに浦和帰還!!と誰もが思ったでしょうが、極めて残念なことにその2年の間に浦和はすっかり落ちぶれてしまいました。オナイウを獲った際は「ミシャ式」の中での使い道を考えていたはずですが、肝心のミシャはオナイウが来た年の途中でいなくなり、その後浦和の監督はコロコロ変わって、今や何をやっているのか、今後何をやろうとしているのかさっぱり判らない惨状。挙句の果てに「浦和の責任を負う覚悟はあるのか??」とか訳の分からないことを言い出す始末。

・またオナイウも抜群の実績を誇っているとはいえ、山口の霜田監督然り、大分の片野坂監督然り、戦術面で評価が高い監督のもとでオナイウに合った、オナイウが嵌まる使い方をされているからこそオナイウが生き生きしているのであり、オナイウの個人能力でなんとかしている訳ではなんでもありません。オナイウと相性が良かった藤本が移籍した後、オナイウが全く点を取れなくなっているのはその傍証かと思います。

・ゆえに何をしたいのか、何をやろうとしているのか、自分でもよく判っていない浦和に「一人で出来た!」系でもなんでもないオナイウが戻って来たところで活躍できる可能性は低く、誰も幸せにならないレンタルバックになったことでしょう。

・そこで、これまた戦術がしっかりし、合う合わないの基準が定めやすい横浜Mから声がかかったのは少なくともオナイウ本人には渡りに船だったでしょう。オナイウが横浜Mでいきなりスタメンに定着するかどうかは少々疑問ですが、ACLを控えて選手層を厚くする意図での獲得と目されます。

・オナイウが今年限りで契約切れであれば、オナイウが浦和に帰還する理由は何一つないので話は簡単なのですが、どうもオナイウと浦和の契約が残っていた模様。ところがDAZNマネーを手にした横浜Mが違約金を満額払ったので、金銭面での支障もなくなってしまいました。浦和フロントも可能性は十二分にあるが「一人で出来た!」ではないオナイウを使いこなせる自信がなくなったのか、あるいは「謎の新CF」に絶大な期待を寄せているのか、オナイウの売却で満足したようです。

・オナイウ良し、横浜M良し、浦和もちょっこし良しという「三方良し」な今般の移籍劇。ただ中期的に見れば浦和の「育成目的でのレンタル」はまたしても失敗し、悲しい歴史を積み上げるだけに終わってしまいました。まあチームコンセプトが確立していないチームが、「経験を積ませる」というアバウトな目的で当てずっぽうに選手を送り出しているだけで、しかも選手が戻って来たら浦和のチーム自体がすっかり変わっているという「猿の惑星」もびっくりな有り様ですから、育成目的のレンタルが成功しないのも道理な気がします。

 

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