茂木力也選手、愛媛FCへ完全移籍
・本日、茂木力也選手の愛媛FCへの完全移籍が公表されました。
・茂木は2018年7月にモンテディオ山形からレンタル契約期間の途中という異例の形で浦和に戻って来たにも関わらず、浦和での出場はリーグ戦1試合、天皇杯1試合という非常に寂しい結果に終わりました。茂木のキャリアを毀損するだけに終わった本件に関しては当時の中村GMの罪は大いに糾弾されてしかるべきだと思います。
・その結果茂木は今年7月に愛媛へ期限付き移籍となり、さらに今般浦和との契約切れに伴い、そのまま愛媛に完全移籍したものと目されます。まだ23歳と若いものの、浦和ではベンチ入りすらままならない扱いでしたから愛媛からレンタルバックされる可能性は高くないと思っていましたが、案の定という結果になってしまいました。
・茂木は愛媛へレンタルされるや否や、すぐに3バックの右ストッパーとしてレギュラーに定着。基本フォーメーション3-4-2-1の右ストッパーは山形在籍時でもこなしていたポジションなので、馴染むのは早かったのでしょう。浦和で唯一リーグ戦出場を果たした湘南戦でオリヴェイラ監督に「いろいろなポジションでプレーできる選手なんですけど、できる中では一番向いていないセンターバック」と評されてしまいましたが、J2中下位レベルなら他に替えが効かないレベルだということなのかもしれません。
・浦和ユース出身にも関わらず、とうとう浦和トップチームに定着することはできませんでしたが、幸い愛媛での活躍が認められてプロとしてのキャリアの地歩固めには成功したようです。プロの選手は必要とされるチームにいてこそナンボ。ユースから続く浦和との縁は切れてしまいますが、茂木のプロとしてのキャリア形成のためには良い移籍になると思います。
| 固定リンク