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2020.01.31

鴨ねぎうどん@丸亀製麺

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 丸亀製麺が2020年1月28日から期間限定で売り出し中の「鴨ねぎうどん・大(800円)」を試食。同時発売の「鴨すき焼きうどん」共々、もはや丸亀製麺の冬季定番メニューと化していて、店でも幟を立てて積極的に宣伝しています。

 どちらかといえば丸亀製麺は「鴨すき焼きうどん」を推している風ですが、昨年「鴨すき」を試食したところ、割り下で味付けしてすき焼き風にしたのが却って災いして全体にちょっと甘すぎるというか、しつこかったので今回は「鴨ねぎ」にしました。

 期間限定モノにありがちな、レジ横で調理したものを麺にのせるオペレーションなので少々時間がかかります。

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 「旨みたっぷりの合鴨肉の脂と香ばしい焼きねぎの甘みが溶け出した汁と共に、やわらかジューシーな合鴨肉をもちもちのうどんと一緒に楽しむ逸品。アクセントに添えたゆずと三つ葉の香りが、さっぱりとした味わいをもたらします。」というのが丸亀製麺のウリ文句。

 相性抜群という点では右に出る者がない鴨とねぎ。例年ともすれば硬くなってしまいがちな鴨肉を柔らかく仕上げている辺りはチェーン店にしてはたいしたものと評価していたのですが、今年は作り手が不慣れなのか、ちょっと硬くなってしまって残念でした。まぁ許容範囲ですが。

 一方鴨が背負ってくるねぎといえばぶっとい白ねぎと相場が決まっていますが、実はこれが個人的には少々苦手。でも「鴨ねぎ」の白ねぎは妙な臭みは一切ない一方、焼きねぎらしい甘みはしっかりしていて悪くありません。それでも青ネギをたっぷり目に添えてしまいますが(苦笑)。

 ラーメンでも鴨肉を売り物にしている店がありますが、残念ながら「鴨使ってます!」と言われないとその味わいが判らない店がほとんど。やっぱり鴨&ネギという最強コンビを活かしきるにはうどん及びその出汁が最適なのかも。チェーン店でこの出来なら文句のつけようがありません。

 なお「鴨ねぎ」「鴨すき」とも3月初旬まで発売予定。

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2020.01.30

【閉店】わいず製麺@水道橋 ~ (豚骨醤油)ラーメン

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 総武線水道橋駅東口から白山通りを南へ。「三崎町」交差点角。先客1、後客3。予定していた店がまさかの臨時休業だったので、近隣のこちらへ転進した次第。神田の人気店「わいず」の関連店のようです。

 店入口脇に設置された券売機で「ラーメン・並盛(780円)」を麺堅めで注文。ランチサービスはなし。他に「つけ麺」も用意。

 店内はL字型カウンター12席。神田の「わいず」と違って店内はさほど手狭ではありません。卓上にはブラックペッパー、生にんにく、無臭にんにく、豆板醤、黒七味、酢、レモン汁。 水セルフ。

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 とろみが強めのスープは出汁の旨みが強烈。店外までトンコツ臭が漂っていましたが、そこから来る期待感を全く裏切らない出来。その反面かなりしょっぱく、ご飯が欲しくなるくらい。もっともこの手のスープは全く飲み進む気が起こらないので大過はありませんが。元々の出来が良いので卓上のニンニクや豆板醤などで変に手を加えないほうが良さそう。しょっぱい代わりに脂は特に過不足感なく、胃にもたれずに食べ進められました。

 麺は太め縮れ麺で、家系らしく短め。「堅め」で出されたものの、さほど堅いというほどのことはありませんでしたが、スープに負けているわけでもなし。

 チャーシューはペラペラ、しかも海苔が1枚なのは寂しい。他にほうれん草、刻みネギ少々。

 クオリティーに大きな問題はありませんが、「安くてとりあえずお腹いっぱいになり、しかもそこそこ美味い」武蔵家みたいなのに慣れてしまうと、ライスサービスがないこの店の割高感は否めないかと。サラリーマン中心の神田と違って、学生の多いこの界隈ではどうかな?

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2020.01.29

鶴一家@横浜 ~ 豚骨ラーメン+小ライス

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 横浜駅西口から北へ。運河を渡って徒歩5分程度。ほぼ3年ぶりの往訪。先客3、後客3。横浜駅及びその周辺って絶えず何がしか工事している気がしてなりませんが、往訪時は店の前が大規模再開発中のようで、更地と化してました。

 屋号通り家系ラーメンがウリの店で券売機で基本と思しき「豚骨ラーメン(720円)」を麺堅めで注文。さらに「小ライス(120円)」を付けてみました。この店は中盛がなく、いきなり大盛(+150円)になってしまうのが難。

 券売機はタッチパネル式ですが、単階層で全メニューを一面に表示している上に、単価の高いメニューを目立つところに配置しているのでシンプルなメニューを探すのに一苦労。なおこの店は家系的な豚骨醤油に特化しているわけではなく、豚骨塩・つけ麺・地獄ラーメン・鶏ガラ醤油・しじみラーメンなどメニューが多彩なのが特徴です。

 店内はJ字型カウンター9席と8人掛け及び6人掛けのテーブルが1卓ずつ。水セルフ。雑然としていてラーメン店というより居酒屋っぽい雰囲気です。卓上にはブラックペッパー・酢・豆板醤・おろしニンニク・白ごま。漬物類は見当たらず。なおこの店は24時間営業です。

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 スープはかえしを控えめにして豚骨の旨みを際立だせた優れもの。これだけ旨みがはっきりしていると「マイルド」と形容するのは当たらないかと。濃厚と称してやたらしょっぱいだけの店よりははるかにマシ。家系には珍しくスープを飲む気になりました。デフォルトの出来が秀逸なので変に卓上のニンニクや豆板醤を入れないほうが良いかと。

 麺は並太ストレートで、一般的な家系の麺よりも心持ち細い気がしました。量的にちょっと物足りないので、小ライスをつけたのは正解でしたが、小ライスといっても丼に軽く一杯くらいの分量で全然「小」ではありません。

 チャーシューはやや小さめ。他にほうれん草、刻みネギ、海苔。

 クォリティーは二の次で、とにかく安くて腹一杯になればいいという「なんちゃって家系」がやたら増殖する中、久しぶりにまともな家系を食って大満足。その代わりご飯無料サービスがないので、ちょっと高くなりますが、この出来なら許容範囲です。

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2020.01.28

まるた@西武秩父 ~ 赤辛つけそば

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 西武秩父駅から徒歩5分ほど。秩父市役所の向かい辺り。ちちぶ銘仙館の前。店舗兼住宅みたいな構えの蕎麦屋さんです。

 メニューを見て、オリジナリティー溢れる「赤辛つけそば(1000円)」を大盛(+250円)で注文。

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 メニューによると「赤辛つけそば」とは冷たいそばを「自家製辣油と味噌がベースの辛味をテーマとした温かいつけ汁」に浸けていただくものとのこと。

 ただつけ汁にひき肉がたっぷり入っているので、蕎麦のつけ汁というよりは、つけ麺のつけ汁っぽい感じがします。そのひき肉が手伝ってかつけ汁は旨味たっぷり。その反面辛さはたいしたことなく、典型的な旨辛系。辛さが物足りなければ別添の七味を入れて調整してくれとのこと。

 残ったつけ汁にご飯を入れて〆とするのを店では推奨していますが、つけ汁はとろみが強いので自然体でも麺に絡みまくってつけ汁がどんどんなくなってしまうので注意。でもこのつけ汁なら大盛ではなく、ご飯をつけたほうが正解だったなと思うも時すでに遅し。

 麺は並太でざらつきのある食感。割と硬めの仕上がり。大盛でも量はさほど多くはありませんが、最後にサービス品として大福餅が出てきたので大満足でした。

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2020.01.27

黄金つくねと炭火焼き鶏@なか卯

 「なか卯」が2020年1月23日から期間限定で販売中の「黄金つくねと炭火焼き鶏重・大(760円)」を試食。なか卯は鶏肉メインの丼ものに絶対的な自信を持っていますから、ハズレようがありません。ただ店外・店内とも積極的に宣伝している風ではなく、券売機を見てもただの品ぞろえの一環止まり。

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 ”「黄金つくねと炭火焼き鶏重」の魅力は、大判の鶏つくねに色鮮やかで濃厚なコクが特徴の「こだわり卵」を添えた「黄金つくね」です。つくねの味付けには生姜を効かせ、レンコンを加えることでシャキシャキとした食感をアクセントにしました。とろりとした黄身と鶏つくねを絡め、コク深い味わいをお楽しみください。炭火で焼き上げた鶏のもも肉は香ばしく、ジューシーで食べ応え十分です。今回はゆず胡椒を添えました。”というのがなか卯のウリ文句。

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 ウリ文句からもなんとなく察せられますが、卵とゆず胡椒は最初から鶏重に入っているわけではなく、別添です。卵から白身をきれいに分離したところまでは良かったのですが、黄身を無造作に鶏重に置いてしまったのでいきなり黄身が破裂・・・ ビジュアルが甚だしく損なわれてしまいました(つД`)

 さすがなか卯!炭火焼き鶏はケチのつけようがない絶品!香ばしいというかわずかに苦み走っている辺りが、炭火で焼き上げた効果なのでしょうか。親子丼の鶏とは異なる、ちょっと焼き鳥っぽい味わいが楽しめます。タレがちょっと甘すぎ、濃すぎな嫌いがあるものの、黄身を絡めると味わいがマイルドになってこれもまた良し。

 一方の「黄金つくね」。そもそも団子状ではなく小判状で出てきたのに意表を突かれましたが、なんでそうしたのかなぁ? 団子状なら炭火焼き鶏と交互につまんで、味わいの違いを愉しみながら食べ進められたのに。また件のタレがつくねのほうにべっとり付いているせいか、わざわざ加えた生姜の味わいをかき消しているような・・・ 

 ハズレではありませんが、あれこれ凝って単価を引き上げた割にはパフォーマンスはさほど上がらなかった感じ。なお「黄金つくねと炭火焼き鶏重」は2月中旬に販売終了予定とのこと。

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2020.01.26

だるま大使 2号店@高崎問屋町 ~ だるまラーメン

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 上越線で高崎駅のひとつ先、高崎問屋町駅を西側(問屋口)へ出てすぐ。高崎の人気店ですが、本店は郊外にあるので駅近の2号店を往訪。もっとも夕方の暇な時間帯のせいか、先客2、後客ゼロとガラガラでした。

 店内の小さな券売機で基本と思しき「だるまラーメン(770円)」を注文。メニューは他に「パート3(醤油)」「だるまみそ(味噌とんこつ)」「レッド(ピリ辛味噌とんこつ)」とあり、全部「だるまラーメン」と同値段。また平日ランチ限定でミニチャーシュー丼orミニぶたマンマを付けた郭屋のの「ランチセット」を出しています。

 店内はL字型カウンター10席のみ。卓上にはからし高菜、紅生姜、おろしニンニク、白ごま、ゆず、胡椒、らーめんのタレ(?)。水セルフ。厨房の中には無愛想なオッサンだけ。

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 100%豚骨を謳うスープはとろみ強め。ただ豚骨出汁自体はいかにも強そうなのに、一緒に混じっている脂の質が良くないのか、せっかくの豚骨のの旨味を大きく損なっているような気がしました。また味もやや濃い目なので、飲み進む気にはなれず。卓上にいろいろあっても元のスープがこれでは味を重ねる意味はなさげ。少なくともからし高菜はないなぁ。

 麺は細いストレート。デフォルトだとやや柔らか目で、スープに対して弱い印象。麺の硬さの指定が出来るようなので「硬め」にするべきだったと思うも時すでに遅し。量も替え玉前提っぽい感じ。ただスープが重いせいか食後は案外胃にずっしり来ました。

 チャーシューはとろけそうなタイプ。キクラゲが多め。他に刻み青ネギ、味玉半個。

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2020.01.25

小嶋屋本店@十日町 ~ へぎそば+野菜天ぷら

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 ほくほく線十日町駅から10分弱のところにある「小嶋屋」を約6年半ぶりに往訪。 店の入口は商店街側と店奥の駐車場側と2つあって、店の造作は完全に駐車場側をメインにしたような感じ(苦笑) 昼飯時を過ぎていたせいか店内はガラガラでした。

 早速へぎそば1人前(960円)に野菜天ぷら(640円)をつけてもらいました。普通の蕎麦、例えば山形の板そばと比べるとへぎそばは個人的には味わいが単調で飽きやすいような気がします。従って飲んだ後に大勢で取り分けながら食べるのならともかく(というか、それがへぎそばの本来の食べ方ですが・・・)、一人で食べるなら必ず天ぷらをつけるべしというのが、長年へぎそばを食べてきた個人的な結論。

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 またへぎそばは有名店ならどこで食べてもそんなに大きな差がないように思います(っちゅーか、店の比較が出来るほど短期間で食べ比べる機会がないのですが・・・)。つるつるとした食感、そしてやたら弾力性のある麺。他店ではもうちょっと海藻っぽい緑がかった色をしているところもあったかと思いますが、ここの麺は見た目は普通の蕎麦と変わりありません。汁は出汁の美味さを殺さない薄味かつやや甘め。薬味は刻みネギとわさびのみ。他店で冬季でしっかり冷水で〆られたへぎそばを出され、食後に身体が冷え切って難儀したこともありましたが、今回はその心配もなし。

 へぎそば以上に軽く、さくっと揚げられた天ぷらが絶品。というか、普段まともな天ぷらを食べる機会がないがゆえなんですが(自嘲)。スーパーで売っている天ぷらはもちろん、某天丼チェーンで出す天ぷらも話にならないので、まっとうな蕎麦屋が出すまっとうな天ぷらは実にありがたい。

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2020.01.24

清乃 近鉄百貨店和歌山店@和歌山 ~ こってり和歌山らーめん

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 和歌山駅横にある近鉄百貨店和歌山店のデパ地下。約4年ぶりの再訪。本店が有田にある人気店で、デパ地下なのに待ち客用の椅子が周囲にずらり。といっても夕方に往訪したので先客1、後客ゼロとガラガラでした。

 先払い制で、基本メニューと思しき「こってり和歌山らーめん(800円)」を注文。他に「鯛だし丸鶏塩ラーメン」や近鉄店限定の「煮干しブラック」も。和歌山ラーメンといえば「早すし」が付きものですが、ここは置いてありません。代わりに(?)しらすごはんを推しています。

 店内は縦長カウンター8席のみで、しかも席間が狭くて難儀。デパ地下のイートインに毛が生えたようなものなので、居心地が良くないのは致し方なし。卓上には胡椒のみ

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 スープはとろみが強くてドロドロ。しかも写真を撮っているうちに表目に膜ができてしまうレベル!また豚骨ベースなのに豚骨臭皆無(というか豚骨臭かったらデパ地下で店出せないでしょうなぁ)。しかもかえしの味わいが独特で見た目と違ってしょっぱくなく、むしろ微妙に甘いといってもいいくらい。独特のかえしと豚骨出汁とのバランスがよほど良いのか、ドロドロスープにしてはくどくもしつこくも感じず。

 麺はわずかにざらざら、ごわごわした食感の細麺ほぼストレート。当然ながらドロドロスープが絡みまくりまって単調になりがちなので、箸休めがてら「ネギ増し」が良いのかも。

 チャーシューはしっとり系ですが、個性の強いスープに押されてあまり意味を成さず。他にメンマ、刻み青ネギ。

 麺の量はやや少な目ですがスープがスープなのでさすがに食後はそれなりに胃にもたれました。とにかくスープがかなり個性的で気に入りました。

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2020.01.23

藤むら@王子 ~ 中華そば

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 京浜東北線王子駅北口を出て、権現坂を少し登った辺り。先客ゼロ、後客6。

 店内の券売機ボタンを見て基本と思しき「中華そば(790円)」を注文。ランチサービスなし。

 メニューは他に「白湯煮干そば」と「濃厚つけ麺(夜の部限定)」など。限定そばも考えているようですが、往訪時は「3月頃開始予定」となっていて未発売でした。

 店内はコ字型カウンター13席。卓上にはブラックペッパー、一味、酢。 水セルフ。

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 スープはウンチク書きによると「国産丸鶏、鶏ガラ、もみじ、手羽先をメインに三崎まぐろのアラ、豚、羅臼昆布、椎茸、節、野菜などを使用」したとのこと。丼に鼻を近づけるとわずかにアラから来る魚臭さを感じますが、味わい上は鶏をメインに全体のバランスを上手く取った感じ。強いて言えば飲み進むに従ってアラっぽい旨味が強く感じられるくらいでしょうか。

 かえしは「鮪の魚醤と数種類の醤油と乾物などとと塩としろたまり」を使用したようですが、これも必要以上にでしゃばることなく、むしろ全体として甘目というか尖ったところが全くない出来。

 ただ思いのほか脂が多いのか、残したスープに薄い膜が出来ているのに帰り際気づいてびっくりしました。

 麺は心の味食品のストレート中細タイプ。つるつるした口当たり、しなやかな食感ながらもそれなりに噛み応えがあって上々の仕上がり。スープとの相性は抜群。

 吊るし塩豚チャーシューと鶏むねチャーシューは共に超淡白な味わい。他に太目のメンマ、海苔、刻み青ネギ。

 食べ手を選ばない無難な一杯です。

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2020.01.22

くろ渦@新宿三丁目 ~ 醤油らぁ麺

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 地下鉄新宿三丁目駅からすぐ。末広亭の真向かい。先客ゼロ、後客9。

 店内の券売機を見て、基本と思しき「醤油らぁ麺(800円)」を注文。ランチサービスなし。

 メニューは他に「限定」と記された「のどぐろそば」や、つけ麺、まぜそばなど。

 店内は縦長L字型カウンター11席と4人卓×1。卓上に調味料類は無し。

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 スープはウンチク書きによれば「大山鶏の丸鶏を惜しげもなく使い、鴨ガラ、鶏ガラを加えることで味に深い厚みを加えたスープ」とのことですが、正直「生揚げ醤油をメインに角長濱口醤油、数種類の厳選醤油を配合」したとされる醤油がかなり前面に出ているような感じ。もっともしょっぱ過ぎたり、必要以上に醤油の自己主張が強かったりするわけではなく、辛うじて「醤油を飲ませているだけ」としか思えないスープに陥る弊は免れています。

 麺は菅野製麺製の中細ストレート。タピオカ粉配合とのことですが、つるつるした口当たりでしなやかな食感。やや柔らかめなのが残念ですが、スープとのバランスを考えればこんなものかも。

 チャーシューは豚肩ロースと鶏むね肉のが一枚ずつ。共に低温調理されたもので、小さめかつ淡白な味わい。

 穂先メンマは妙な臭みがあってイマイチ。ナルトは竹炭と黒ゴマを練りこんで真っ黒にしたそうですが、こんなところに手間をかけてもそのビジュアルが食欲を損ねるだけで何のメリットもないかと。他に小松菜、刻みネギ。

 細かい難はありますが、食べ手を選ばない無難な一杯です。

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2020.01.21

青ねぎ味噌チキンカツ鍋定食@かつや

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 「かつや」2020年1月6日より新発売の「青ねぎ味噌チキンカツ鍋定食(690円+税=759円)」を試食。

 今般”お店で仕上げる特製コク深味噌だれで煮込んだジューシーなチキンカツを玉子でとじた「青ねぎ味噌チキンカツ丼」”と”熱々に煮込んで温玉をのせた「青ねぎ味噌チキンカツ鍋定食」”という、微妙に趣向を異にしたメニューを併売したというのがミソ。味噌で煮込んだチキンカツをさらに玉子でとじた「丼」なんてめっちゃくどそうなので、「定食」のほうにしました。「かつや」の定食には何にでもとん汁が付いてきます。

 なお「かつや」の味噌カツは全くの新商品というわけではなく、かつて「青ねぎ味噌カツ丼」「青ねぎ味噌カツ鍋定食」を併売していたことがあるので、今回のは単にトンカツをチキンカツに変えてリバイバル販売に乗り出したというべきでしょう、正確には。税引き前価格を据え置いた代わりにカツを格下げしたような臭いがプンプンしますが(苦笑)

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 最初に温玉を鍋から救出してご飯にオン。温玉から割れ出た黄身が味噌だれと混然一体となってしまうのはあまりにも惜しいので。

 味噌は八丁味噌ベースでしょうか、やや甘目。「特製コク深味噌だれで煮込んだ」といっても味噌ダレにチキンカツが全部どっぷり浸かっているわけではありません。また「ジューシー」とは言い得て妙で、味噌だれの水気を多くして粘度&濃度を抑えているようなので、食べ初めはチキンカツをさっと味噌だれにくぐらせたような軽めの味わいを楽しめます。

 また青ネギがたっぷり添えられている他、販促ポスターの写真では判りにくいのですが、キャベツの千切りも添えられているので箸休めにも事欠きません。ご飯に乗せ換えた温玉も良いアクセントに。「定食」を選択したのは大正解と思いましたが、終盤は何もかも味噌だれの海に浸かってしまって少々飽きが来ますが、トータルでは上々の出来と思いました。

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2020.01.20

ときわ食堂@庚申塚 ~ あじフライ定食

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 巣鴨地蔵通り商店街の北外れにある人気大衆食堂で、約3年ぶりの訪問。とげぬき地蔵の近くにある本店は週末ともなると店外に行列が出来ていますが、こちらは爺さん婆さんが参拝ついでに足を伸ばすにはチト遠いためか、普段は本店ほど混みません。ところが、往訪した日は3連休&お地蔵さんのお縁日ということもあって大変な人出で、早々に満席となっただけでなく退店時には店外に行列が出来ていました。

 本店同様、店内に掲げられたメニューの多さにクラクラしてしまいますが、人気の「あじフライ(税別500円)」を注文。メニューには揚げ物なり焼き物なりの単品価格だけが掲げられていて、それにご飯+味噌汁+漬物からなる「定食(税別260円)」を付けるのがこの店のスタイル。

 店は4人掛けテーブル主体で、2人掛けも数卓。回りを見渡すと昼間の早い時間からビールを飲んでいる客だらけで、飲まない人のほうが不思議な感じすらしますが、定食が出来上がる前に飲んでいるだけみたいで、昼間からがっつり飲んでいる人はいない様子。本店と客層が違うのかも。

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 出てきたあじフライはそこそこ厚みがあって、かつ結構な大きさ。そして何といっても揚げたてのサクサク感が最高。まぁ普段スーパーで100円くらいで売っているあじフライしか食べてないので、何を食っても美味い気がするのでしょうけど(自嘲)。もっとも同じ揚げ物を3枚も食べるとさすがに飽きが来ます。

 以前は「ご飯お代り1枚目無料」だったはずですが、店から積極的にその旨を伝えては来ず。店内にも貼り紙はなく、ひょっとしたら止めてしまったのかな?もっとも、元々ご飯が丼で出てくるので、お代りなんでしようものなら明らかに食い過ぎなので、お替り無料サービスはなくても差し支えありませんが。それより味噌汁が濃すぎ、しょっぱすぎるのが困りもの。

 残念なことに、前回往訪時からアジフライが70円値上がり(430円→500円)した上に、いつの間にか価格表示が税別表示になってしまったので事実上全商品少なくとも10%値上げ。従ってそこそこ美味いことは美味いのですが、「安い」という感じは全くなくなってしまいました。まぁ観光地的に強気に出られる店になってしまったということなのでしょうけれど。

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2020.01.19

四川一貫@小川町 ~ 春チャー

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 都営新宿線小川町駅を出て、靖国通りの南。個人経営っぽい小さな飲食店が散在するエリアに立地。先客ゼロ、後客1。

 ここに「春チャー(870円)」というユニークな一品があると聞いて往訪。ランチ限定メニューで、表にその旨が大書されています。

 店は純然たる街の中華料理屋で、店内は4人卓×5と2人卓×3とさほど広くもない店にテーブルをぎっしり詰め込んでいて、いかにも近隣のサラリーマンのランチで持っている風。

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 「春チャー」とは要するにチャーハンに春雨のうま煮を載せたもの。春雨にはひき肉がたっぷり添えられています。四川を冠する店なので結構辛いかな?と思ったのですが恐れるほどではなく、辛さはせいぜいピリ辛程度。

 チャーハンはシンプルな玉子チャーハン。春雨のうま煮自体は白米のおかずだとちょっと薄味かも?という感じの味加減ですが、それゆえチャーハンとの相性は抜群。全く過不足感がありません。

 見た目通り量は多めで、しかも野菜類はわずかに青ネギが認められるだけなのに全然飽きが来ないのは、白髪ネギ入りの中華スープが箸休め代わりになっているからかも。

 非常に簡単な造りでどこにでもありそうなのに案外ない逸品で、文句なしの出来でした。

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2020.01.18

雲林坊@川口 ~ 汁なし担々麺

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 川口駅東口コモディイイダ前、「珍来」の横。約1年半ぶりの再訪。先客ゼロ、後客12。

 店外の券売機で「汁なし担々麺(900円)」を注文。辛さ・痺れのレベルを聞かれたので共に「レベル4」で注文(レベルは共に1~5の5段階で「3」が基準。レベル5のみ100円増し)。さらに「ばど」に付いていたサービス券を利用して「ごはん・中」をつけてもらいました。

 メニューは他に「汁あり担々麺」、「麻婆豆腐かけタンメン」、「海老と生海苔入り葱油かけ塩タンタン」など。注文は「汁あり」が優勢。

 なお一時「麺大盛or味玉付きご飯orザーサイおにぎりの無料サービス」をやっていましたが、少々割高であってもなんだかんだと固定客がそれなりに付いたせいか、あるいは川口ですら他のラーメン屋が値上がりしたために割高感が薄らいだせいか、現在は「無料トッピング券」を配布するだけに留めているようです。実際そのトッピング券を活用している後客もちらほら。

 店内は厨房に向かって縦長カウンター6+2席と4人掛けテーブル2卓、2人掛け2卓。

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 楕円形の浅い丼を斜めにすぱっと斬ったような変わった皿で登場。麺の上にはひき肉とナッツがどっさり。青菜が少々。丼の底にタレが溜まっているので一頻りまぜまぜ。タレは割と多め。なおごはんに味玉が半個ついてきたので、これも麺のほうへオン。

 麺は太目のストレート系でもっちりした食感。レベル4でも辛さはさしたることはありませんが、痺れがきつくて配膳時から食べ終わりに至るまで終始鼻がムズムズ。またレベル4でラー油が増えたのが良くないのか、ナッツや花椒が効いているのを除けば見た目的にも味わい的にも油そばのような感じがします。ゴマだれっぽい甘みは全く感じられず。

 これはこれで悪くは無いのですが、正直タレは多すぎ&濃すぎ。よってごはんをつけてようやく食べやすくなるかな?といったところ。また最後はどうしてもナッツやひき肉が底に余ってしまうので、そのサルベージ用にごはんは必須でしょう。

 この感じだと券売機ボタン先頭の「汁あり」のほうが良いかも。無料トッピング券をもらったのでおいおい再訪します。

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2020.01.17

牛肉どまん中@米沢・新杵屋(山形駅「おみやげ処やまがた」にて入手)

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 米沢を代表する人気駅弁「牛肉どまん中(1250円)」を11年半ぶりに試食。といっても買ったのは山形駅の「おみやげ処やまがた」駅弁コーナー。山形駅も秋田駅同様、地元の駅弁業者がイマイチなので、他エリアの有名駅弁が幅を利かせています。

 ちょっとハイカラさんなパッケージですが、消費者庁や公取委の逆鱗に触れないように「米沢牛」という言葉は巧みに回避しています(原材料欄に”国産牛”と小さく書かれていますが)。

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 蓋を開けると牛肉!牛肉!牛肉! 牛肉煮を弁当箱一杯に敷き詰め、箸休め代わりにちょっとだけ煮物や漬物を添えただけの、まさに「牛肉どまん中」。うなりを上げて剛速球を投げ込んでくる、故津田恒美投手を髣髴させるネーミングがぴったりの思い切りの良さが光ります。

 牛肉煮だけだとコスト高になるためか2/3くらいが牛肉煮で、上1/3が牛そぼろという感じ。すき焼きにも似たやや甘めの味わいですが、その甘みが牛肉の脂と渾然一体となってご飯の美味さを引き出しています。といっても、その甘さゆえ最後のほうはちょっと飽きてしまいました。手前から食べると奥のそぼろばかり残って食べづらい上に、そぼろのほうが一段と味が濃いので飽きを加速したのかも。

 脇役に里芋煮、にんじん煮、にしんの昆布巻き、玉子焼き、かまぼこ、桜漬け大根。いずれもあんまり箸休めにはならず。

 昔は大好きだった逸品ですが、寄る年並には勝てず、評価は1ノッチダウンといったところ。

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2020.01.16

シュクメルリライスセット@松屋

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 松屋が2020年1月14日より新発売の「シュクメルリライスセット(730円)」を試食。松屋では「シュクメルリ鍋定食(790円)」を推していますが「鍋定食は」生野菜と味噌汁が付くのに対し、「ライスセット」は味噌汁だけで生野菜は付かないという違いがあるだけみたいなので、新商品の試食には「ライスセット」で十分でしょう。というか、生野菜が付いて味噌汁が付かないバージョンが一番必要でしょうに・・・ 松屋がなぜか何にでも味噌汁を付けたがる、その執念には恐れ入ります。

 どう見てもやっつけ仕事臭い前回の「"うまとろ"豚たま牛めし」と違って店頭にポスターどころか幟までしっかり立てているところを見ると、松屋が「シュクメルリ」に賭ける意気込みが伝わってきます。

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 ”『シュクメルリ』とは、「にんにく」と「とろけるチーズ」の"ホワイトソース"で鶏もも肉を煮込んだ"ジョージア料理"です。”というのが松屋のウリ文句で、なんでも”"世界一にんにくをおいしく食べるための料理"なんだとか。ウリ文句にはなぜか触れられていませんが、鶏もも肉に合わせたのがジャガイモではなくサツマイモだというのが目新しいところ。

 個人的にはチーズもホワイトソースもご飯のおかずとしては乳臭くてやや苦手ですが、「シュクメルリ」はニンニクをたっぷり利かせたせいか、苦手な乳臭さが抑えられてなかなかいい感じに。

 その一方、この「ニンニクをたっぷり利かせた」というのは松屋の得意技すぎて、いつものというか、何度も食べたことがある松屋の味に落ち着いており、ジョージアを前面に押し出し、「松屋 世界紀行」と大きく出た割にはそんなに新奇性はないような気がします。

 言い換えれば、チーズといい、ホワイトソースといい、そして悪い意味で松屋名物と化している淡白すぎる鶏もも肉といい、過去松屋の商品で何度も使いまわされている食材なり調味料なりを上手く再転用して、「ジョージア料理」という極めて目新しいパッケージで包み直し、再構成しただけに過ぎない気がしました。
 
 また松屋にしては比較的味が薄い(あくまでも松屋従来製品比!)のでライス大盛だとライスが余り勝ち。最後にホワイトソースをご飯にかけてみましたが、この場合はやはり乳臭さが先に立ってイマイチ。

 松屋の鶏ベースの商品にしては上出来だと思いましたが、個人的には一回で十分。美味すぎて売れすぎてとうとう一時販売休止に追い込まれた「ビーフシチュー定食」には遠く及ばないと思います。

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2020.01.15

中みそ@弘前 ~ みそらーめん

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 弘前のローカル百貨店「中三」のB1Fフードコート内。もっともフードコートといってもイオンやアリオのばかでかい奴に慣れてしまうと、催し物会場のイートインコーナーに近い規模のような気がします。

 みそラーメンがウリものの店というか、「中三」のデパ地下で誕生した「みそラーメン」なので「中みそ」なんだとか。早速「みそラーメン・中(630円)」を注文。メニューは他に「辛みそ」のみ。

 電子ベルではなく、番号札を渡されてしばし待機。出来上がるとオバハンがでかい声で知らせてくれます。

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 スープはニンニクと生姜ががっつり効いていますが、野菜やひき肉などの炒め物とスープをさらに炒め合わせる札幌スタイルではないのか、スープはあまり脂っ気がしませんし、とろみもわずか。しかも見た目と違ってかなり甘いのが特徴。

 麺は黄色くて細めの緩いちぢれ麺。みそラーメンなのに「細め」というのも意表を突かれましたが、確かにこのスープだと札幌ラーメンにありがちな力強い麺は合わないでしょう。底のほうで麺がタマになってるのはフードコートらしい雑なつくり。

 炒め物はもやしを主体にキャベツ、バラ肉、ひき肉、玉ねぎ。変に具を後乗せしたりあたりに好感が持てます。

 スープが甘すぎるので評価は分かれると思いますが、北国の冬にふさわしい、体がポカポカする一杯。そしてこの値段ならそりゃ人気があるのは当然でしょう。

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2020.01.14

えび千両ちらし@新潟・新発田三新軒

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 新潟駅・新発田三新軒の人気駅弁「えび千両ちらし(1380円)」を試食。

 「ちらし」と称していますが、鮨飯の表面を覆っているのは錦糸卵ではなく、なんと出汁入りの分厚い厚焼き玉子! その下に薄くととろ昆布が敷いてあり、さらにその下に小さくカットされたいか、海老、こはだ、うなぎが置いてあるという趣向です。従ってちらし寿司というよりは限りなく箱寿司と言ったほうが実態に近いように思います。

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 寿司飯の酢加減は程よい感じ。酢で〆られたこはだや塩いかの一夜干しは上々の出来、そして酢通しの海老も及第点でしたが、うなぎの蒲焼はゴム状で無理がありました。不出来のうなぎを新潟らしい魚に変えるべきでしょう。

 厚焼き玉子の上にほんのり赤く見えるのはむき海老のおぼろ、色合いをわずかに変えているだけで、味わいのうえでは存在感なし。

 とにかく値段の割に厚焼き玉子の存在感が無意味にでかすぎて、期待外れでした。

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2020.01.13

鶏めし弁当@高崎・たかべん

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 高崎駅の「鶏めし弁当(1000円)」を久しぶりに試食。高崎の駅弁としては「だるま弁当」よりこっちのほうが好み。買ったのは早朝でしたが、上州の厳寒に晒されてかご飯はすっかり冷えて固まっていました。それでも美味く食べられるように作ってあるのが駅弁の良いところであると同時に駅弁の限界でもあります(要するに往々にして味が濃すぎる)。

 それはともかく、久しぶりに手にしたらこれが案外ずっしりと重いんですなぁ・・・良くも悪くも昔ながらの、箱の中にご飯が目一杯詰まった「とにかくお腹いっぱいになるための駅弁」であり、ビールのアテには全く向きません。

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 鶏めし弁当なので当たり前なのかもしれませんが、中は茶飯の上に鶏そぼろ、海苔、鶏の照り焼き、鶏肉焼きとまさに鶏だらけ。ハンバーグのように見えるは舞茸入り肉団子。ビジュアルはほぼ茶色一色。茶色王国群馬らしい、全くインスタに向かない一品でもあります。

 照り焼きに鶏の脂が程よくのっていて、照り焼きの甘さと脂が単調になりがちな鶏めしに変化をつけています。それでも量が多いので、最後は飽きます。しかも食べている最中に鶏そぼろをポロポロこぼしてしまう始末で・・・子供か・・・(´・ω・`)ショボーン

 わずかに彩を添えているのが赤こんにゃく煮と黄色い栗甘露煮、かりかり梅、わさび風味野沢菜漬け。舞茸入り肉団子の代わりに野菜類をつけてくれるとありがたいのですが。

 なお群馬の鶏めしといえば「登利平」。駅とサービスエリアに販路が限られている「たかべん」より、群馬県一円で店舗展開している「登利平」のほうが鶏めしとしては有名かもしれませんが、高崎駅内では新幹線改札内「銘品館」でしか売ってないみたいで。駅ビルのモントレー店へ行くならそのまま店で食べたほうが良さげですし。

 

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2020.01.12

空港食堂@那覇空港 ~ ソーキそば

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 那覇空港1F到着ロビーの端っこ、秘境とも言える妙なところにある「空港食堂」を往訪。非常に変なところにありますが、別に空港関係者専用店ではなく、旅慣れた一般の方が次から次へとやってきます。

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 店内の券売機で一番人気らしい「ソーキそば(660円)」を注文。空港内とは思えない安さ!!

 注文するとオバハンに食券を半分ちぎられます。本来は食券記載の番号を呼ばれたら配膳口に注文した品を受け取りに行き、食後は食器を返しに行くというフードコート式の店なのかもしれませんが、往訪時はさほど混んでいなかったせいか、オバハンが配膳はしてくれました。

 店内は案外でかくて4人卓がずらずらっと15卓ほど。カウンターは5席あるだけ。水セルフ。なおソーキそばにレンゲがついてこないのを不審に思っていたら、レンゲは配膳口近くに積んであり、この辺もフードコート風。

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 丼の中にはソーキが3個もゴロゴロ。うち一個がぶっとい骨付き。三枚肉乗せの一般的な沖縄そばよりも、心なしかよりしっかり、より甘辛く煮込まれているような気がします。そしてこれさえちゃんと食べられれば、あとは出汁がどうだとか麺がどうだとか、そんな細かいことはこういう場所の食堂なので一切言いっこなしで。

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2020.01.11

金月そば むつみ食堂店@牧志 ~ 沖縄そば ジューシーセット

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 昼間からステーキなんぞ食ったもんだから、夜は軽めに沖縄そばにするか!! と思ったのですが、沖縄そばの専門店って夜はやってないところが多いんですなぁ・・・

 ということで、夕方の早い時間帯に「金月そば むつみ食堂店」を往訪。国際通りの中ほど「むつみ橋」交差点から少し北へ入ったところにあり、結構な人気店と聞いていましたが、往訪した時間帯が中途半端過ぎたせいか、先客2、後客ゼロとガラガラでした。本店は読谷村にあるようです。

 店内の券売機ボタン先頭の「沖縄そば ジューシーセット(820円)」を注文。あぶり軟骨ソーキそばはともかく、テビチそば、中味そば、と見慣れないメニューもありますが、観光客向けっぽい店らしく店外にデカデカと掲げられた「おしながき」に簡単な解説が付されています。

 店内は4人卓×5と店奥にカウンター2席のみと案外こじんまり。水セルフ。卓上には一味と「コーレーグース」という謎の液体のみ。

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 かつお、さば、煮干し、とびうお等7種類の魚介で出汁を取っているそうですが、味わいの上では鰹が卓越している感じ。化学調味料不使用だそうですが、とにかく出汁が旨すぎて無化調にありがちな物足りなさなんて微塵も感じず。

 わずかに生姜でアクセントを付けているとはいえ、さすがに出汁だけで食べ進むをさすがに飽きも来るので、程よく煮込まれた三枚肉をちびちびかじって旨味を補給。そして厚揚げがちょっとした箸休めに。

 麺は自家製で平たいうどんみたいな感じですが、やや硬めの仕上がりで案外噛み応えがありました。

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 ジューシーはわずかに甘めな感じのあっさり目の炊き込まれ具合で、これまた出汁との相性が抜群。

 ケチのつけようがない逸品でした。

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2020.01.10

"うまとろ"豚たま牛めし@松屋

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 「松屋」が2020年1月7日より50万食限定で発売中の「"うまとろ"豚たま牛めし(630円)」を試食。松屋が期間限定ではなく、数量限定で発売するのは珍しい気がしますが、昨年暮れに発売した「ビーフシチュー定食」が売れすぎてき原料の供給が間に合わず、一時販売休止に追い込まれたことを踏まえたのかも。

 「松屋の看板商品の牛めしのお肉に特製ダレでトロトロに煮込んだ豚肉、とろーり半熟玉子を添えた『"うまとろ"豚たま牛めし』は、1杯で2度美味しい牛と豚のコラボメニューです。」というのがこの商品のウリ文句。牛めし同様松屋特製の「黒胡麻焙煎七味」がなぜか何袋もついて来ます。

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 牛めしに半熟玉子をトッピングして、とかくしつこく、くどくなりがちな牛めしの味わいをマイルドにするのは十二分にアリな方向。でもそこにやたら味付けが濃い豚肉を添えるってトッピングのベクトルがまるで真逆。うーん、これはいったい何がしたいのか??? くどいものを重ねに重ねるほうが(好き嫌いはともかくとして)まだ理解しうるというもの。

 豚肉自体は悪くないのですが、いかんせん味付けが濃すぎるので、これを片付けるためにご飯がガンガン進んでしまい、最後は牛めしの頭が余ってしまうとは本末転倒というかなんというか。

 松屋の牛めし自体あまり評価していないのですが、それをベースに作った新商品はそれに輪をかけたハズレでした。

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2020.01.09

井澤春輝選手・大城蛍選手・池髙暢希選手の期限付き移籍

・昨日、井澤春輝選手、大城蛍選手・池髙暢希選手がそれぞれ来年も期限付き移籍に出されることが公式発表されました。

・井澤は鹿児島、大城は鳥取、池髙は富山といずれもJ3クラブへのレンタルです。

・井澤は2018年にユースから昇格してすぐに戦術的でも選手育成面でも評価が高いロドリゲス監督を擁する徳島へレンタルに出されるという過去に類例を見ない形でプロ生活のスタートを切りました。しかし、残念ながら井澤は4月の練習試合中に半月板損傷など全治4カ月のけがを負ったのが災いして、開幕戦にベンチ入りしたのみに留まりました。

・翌年も引き続き徳島へレンタルに出されましたが、ロドリゲス監督の要求水準に達しなかったのか、リーグ戦ではベンチにすら入れず、天皇杯2試合の出場に留まりました。そこで今年はカテゴリーを一つ落としてのレンタル継続となったようです。井澤はここでも出場機会が得られないとプロ生活自体が危うくなってしまうので、なんとか奮起してほしいものです。

・大城と池髙は共に昨年のユース卒新人。しかし大城は全く出場機会がなく、池髙も天皇杯に1試合出ただけ(しかも前半だけでお役御免)に留まりました。

・今年はルヴァン杯U-21枠で出場機会を探る道もあったかと思いますが、U-21枠には既に橋岡と荻原がおり、さらに新加入の超有望高卒選手武田もいるので大城や池髙に出場機会があるとは限りません。それよりも他クラブで試合経験を積むのが先決との判断から今般レンタルの運びとなったようです。

・気になるのは3選手共J3クラブへのレンタル移籍だったこと。浦和加入後まもなくレンタルに出される例は数多ありますが、移籍先がいきなりJ3だった例はありません。実績がない選手をいきなり受け入れてくれるほどJ2各クラブに余裕がないのでやむを得ずという後ろ向きな結果なのか、育成目的であればJ3でも何の問題もないという前向きな判断なのか、よく判りませんが。

・また残念ながら浦和は育成目的でのレンタルが成功した例がない(成長したと思われた選手も結局他クラブへ進んでしまう)だけに、今般のレンタル移籍にも一抹どころか万抹の不安しかないのが正直なところ。

・ユース卒でいきなりトップチームで活躍する橋岡のような例は滅多になく、一応トップの試合に絡めた荻原レベルですらコンスタントには出てこないとは現実は厳しいものです。今年はユースからのトップチーム入りはどうやらなさそうですが、全くトップの試合に絡めないレベルの選手を昇格させても誰も幸せにならないので致し方ないと思います(ホームグロウン選手の登録枠に抵触しない限り)。

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ステーキハウス88 国際通り店@牧志 ~ ランチステーキ

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 27年間にわたって米軍統治下に置かれた影響か、沖縄は日常的にステーキを食べる文化が根付いており、街でも焼肉屋よりステーキハウスのほうが目立つくらい。飲んだ後の「〆のステーキ」とか謎過ぎてクラクラしますが、そんな沖縄のステーキハウスを訪れてみました。

 往訪したのは「ステーキハウス88 国際通り店」。旧沖縄三越の真ん前にある、いかにも観光客御用達っぽい店で、実際店内は修学旅行生も含めて観光客だらけ。しかも12時にはほぼ満席という盛況ぶりでした。

 着席して早速格安の「ランチステーキ(1600円+税=1760円)」を注文。焼き方を聞かれたので「ミディアム」で。またトーストとライスを選べるようなので「ライス」にしてもらいました。ランチステーキにはサラダとスープが付いてきますが、スープはなぜかえらくとろみが強いポタージュスープみたいなのが出てきて意表を突かれました。

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 ステーキ自体はそれなりにボリュームがあり、それでいて柔らかい仕上がりでそれなりに満足。ただ脂身が少ないのをヘルシーで結構と取るか、味わいが単調になりがちと取るかは微妙なところ。そこで卓上のソースをあれこれ試してみました。

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 最初に試したのが沖縄名物「A1ソース」。とろみが強くて、見た目はソースというよりほぼケチャップです。でもこれは個人的は全然ダメでした。とにかく酸味が強烈!!ソースというより、ほぼ酢です。ソースの原料の一つに醸造酢を使っているようですが、どうもその酢が隠し味ではなく主原料っぽいみたいで・・・

 ついで「NO.1ステーキソース」を試してみました。こちらは一転してスパイシーな味わい。味わいは酸味強めのウスターソースに近いかと思いますが、やはりとろみが強い辺りがウスターソースとは全然違います。でもこれはあり。

 最後に試したのが「にんにくじょうゆ」。個人的にはこれが一番好きだなぁ、やっぱり。でもこれだと本土でステーキを食べているのとあんまり変わらないので、大半は「NO.1」で食べ進みました。

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2020.01.08

【閉店】二代目 にぼ助@池袋 ~ にぼし醤油ラーメン

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 池袋駅東口、「花田」や「まるはな」のある並び。ただ店がビルの奥まったところにあって見逃しやすいかも。先客ゼロ、後客1。

 店内のタッチパネル式券売機で「にぼし醤油ラーメン(850円)」を注文。ランチサービスなし。券売機が食券だけでなくレシートも出す仕様になっているのはラーメン屋では非常に珍しいかと。

 メニューは他に濃厚魚介ラーメン、濃厚つけめんなど。

 店は縦長カウンター10席強と店奥に4人卓×1。卓上にはフルーツ酢、胡椒、炒り七味。

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 店内のウンチク書きには「豚骨ベースのスープに、時期によって産地を厳選した煮干しを贅沢に使用し」とありますが、「贅沢に」はやや誇大表示で、食べ手を選ぶくらい煮干しをがっつり効かせたタイプではなく、最初にわずかに魚臭さが漂う程度で、あくまでも豚骨とのバランスを取って万人受けする範囲内に仕上げられたもの。しかもわずかに魚臭さを嫌ってか、ほんのわずかながら香辛料入り。

 また表面に目立つ背脂が思いのほかきつくて、食べ初めは脂っこい印象を受けました。

 しかし別添の生姜を溶かし込んでゆくと、脂っぽさが一気に緩和されて、むしろすっきりした味わいにすら感じられるくらいに。またかえしが妙にでしゃばらないのも好印象で、背脂プカプカの割には飲む気を損なわれないあたりはたいしたもの。

 麺は太目の強い縮れ入り。つるつるした口当たり、かつやや硬めの仕上がりで噛み応え抜群。それでいてスープに対して強すぎるという感じもせず。

 チャーシューはバラ肉と肩ロースの2種類。崩れがちなバラ肉のほうは適度に脂が乗ってなかなかの出来な一方、肩ロースは薄くて淡白でイマイチ。他にメンマ、刻み玉ねぎ、青ネギ、ナルト。

 クォリティー的には満足できましたが、ランチサービスなしでは割高感は拭えず。近隣のラーメン屋が個性が強いものだらけで、キャラが被らないのは幸いですが。

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2020.01.06

いいとこ鶏弁当@岡山・三好野本店

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 岡山の「いいとこ鶏弁当(980円)」。岡山の名物駅弁といえばなんと言っても「桃太郎の祭ずし」。でも「桃太郎の祭ずし」って具が少々派手とはいえ基本的に桃型の容器にちらし寿司が目一杯詰め込まれているだけなので「居酒屋のぞみ」にはあんまり向いていないような・・・ そこでチョイスしたのが「いいとこ鶏弁当」。「桃太郎の祭すし」を製造・販売している三好野本店が手掛けているものです。

 岡山駅新幹線改札口近くの「おみやげ街道」で入手しましたが、まだ15時というのになんと最後の一個。昼前に入荷して以降補充してないのかなぁ? あるいは新幹線改札内コンコースにある駅弁売り場のほうが品揃え&在庫とも充実しているのかぁ?

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 「岡山県=鶏が名産」というイメージは全くありませんが、「いいとこ鶏」の名に違わず、照焼、唐揚、塩焼、蒸し焼と手を変え品を変えながら駅弁に鶏がぎっしり!! しかも鶏は全部岡山県産だそうで。最後の蒸し焼以外は全てビールのアテにもってこい。

 またそのままでは味わいが淡白すぎるであろうササミの蒸し焼には練り梅をのせる工夫も。ただ梅干しがあまり好きではない私としてはねり梅ではなく味噌か何かにしてもらいたかったなぁ・・・

 残念ながら薄く味付けされたご飯はすっかり冷えて硬くなってしまいましたが、強力な鶏の数々の援護を受けて一気に完食。鶏が充実している反面、ご飯の量は少な目かも。

 「桃太郎の祭すし」とは対照的にローカル色は薄いものの、極めて実用性が高い逸品でした。

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2020.01.05

伊蔵八本店@西日暮里 ~ 鶏の濁りそば

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 西日暮里駅の改札を東側へ出てすぐ。3ヶ月ぶりの再訪。先客ゼロ、後客5。

 前回は店内の券売機ボタン先頭の「伊蔵八の中華そば」を注文したので、今回は「鶏の濁りそば(750円)」を注文。ランチサービスなし。

 メニューは他に「伊蔵八のつけそば」「ごまの辛い中華そば」など。前回往訪時に近日発売となっていた「ろく助の塩中華そば」は依然として近日発売のままでした。

 店内はL字型カウンター9席のみ。卓上には酢、ラー油、ブラックペッパー、激辛ニラ、味付けキクラゲ。なおLINE経由のクーポンを利用し無料トッピングを付けている後客が目立ちました。

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 能書きには「強火で炊いた鶏のスープに椎茸と昆布のだしを合わせました」とありますが、「鶏の濁りそば」と称する割には鶏が前面に出るわけではなく、むしろ椎茸からくると思しき味わいが思った以上に卓越していてやや甘目の味わい。この辺は「中華そば」とよく似ています。また見た目と違って醤油ダレが強くはないので、より一層出汁の美味さが際立っているような気がしました。当然ながらついつい美味さに惹かれて飲み進む羽目に。

 麺は細目のストレートで水気の少なそうなざらつき・ごわつきを感じるタイプ。最初はスープに対して強すぎるかな?と感じましたが、すぐに馴染んで行きました。なお「デフォルトで硬めに仕上げているので、硬めの指定は受け付けないが柔らかめの指定は可能」との旨の貼り紙があります。

 ごろっとした鶏チャーシューしっかり煮込まれていてなかなかの出来。その上に箸休めを兼ねて刻み青ネギがたっぷり。この店は「スープと麺の味を純粋にを味わって頂きた、チャーシューとネギ以外の具材を載せておりません」というポリシーを持っていて、あとは客のお好みで卓上の激辛ニラや味付けキクラゲを入れてもらうことになっています。

 キクラゲのほうは「味付け」と断るほど味が付いていないので、入れても入れなくても構いませんが、激辛ニラのほうは辛いどころか味わいが激変するので初手から入れるのは厳禁。あくまでも後半の味変アイテムにすべきものであり、かつ入れすぎ注意。

 「伊蔵八の中華そば」と甲乙つけがたい素晴らしい出来。また他のメニューで再訪してみます。

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2020.01.04

三ん寅@江戸川橋 ~ 味噌らーめん

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 江戸川橋駅1b出口を出て、江戸川橋通りを南へ。三菱UFJ銀行の先の角を西へ入る。小さな事務所や住宅が並んだような地味なエリアに立地。11時の開店10分前に到着したところ先客ゼロ。開店までに一人やって来て、さらに後客5。

 店内の券売機でボタン先頭の「味噌らーめん(850円)」を注文。ランチサービスなし。

 メニューは他に塩らーめんと醤油らーめん。

 店内は厨房前に縦長カウンター6席と店奥にカウンター3席、さらに4人卓×1、2人卓×2。卓上には胡椒と一味のみ。店の大きさの割に店長含めて若いスタッフが4人もいるのが気になりました。厨房でせっせと炒め物を作っている音が店内に響き、しかもニンニクの臭気が結構強烈。

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 スープは表面のラード層が蓋になっているせいか、結構熱々。ただ味わいの上ではさほど脂っぽい印象は受けず。また味噌味自体はかなり濃いものの、スープを飲む意欲を削がれるほどしょっぱい系ではなく、むしろ若干甘目で助かりました。チャーシューの上にちょこんと乗せられた生姜をちびちび溶かしてゆくと良い味変に。なお、この手の味噌ラーメンには珍しく、魚粉と思しきざらつきが目立ちました。

 麺は西山製麺製の黄色い並太縮れ入りでやや硬めの仕上がり。この手のらーめんには定番の麺です。

 炒め物の音が派手な割にはラーメンの中にはもやしも玉ねぎもえらく少なくてびっくり!またひき肉は確認できず。その代わりなのか、後乗せチャーシューがスライス系と細かく刻んだ系の2種類をトッピング。他に細切りメンマ、刻み青ネギ。

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2020.01.03

他力@神田 ~ 白丸 濃厚地鶏中華そば

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 神田駅東口から目の前の「神田駅前」交差点を渡って、ガード沿いに北へ。向かいに「餃子の王将」あり。先客ゼロ、後客1。

 券売機は無くメニューを見て「白丸 濃厚地鶏中華そば(880円)」を注文。ランチサービスはないようですが、店先に置いてあったチラシのクーポンを使って大盛にしてもらいました。後払い。

 メニューは他に「清湯 地鶏中華そば」「赤丸 濃厚地鶏中華そば」など。メニューを見ても、手元のチラシを見ても、なんかウンチク先行で各メニューの違いを的確に書いてないんだよなぁ・・・

 店内はJ字型カウンター9席と2人卓×3。卓上には醤油、酢、ラー油、おろしニンニク、ブラックペッパー、さらに辛子高菜。

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 心持ちとろみがあるスープは「名古屋コーチンをベースに数種類の部位を2日間かけて煮込んだ」ものだそうですが、良くも悪くもあまり鶏出汁っぽくありません。それどころか「数種類の醤油と厳選された煮干などを漬け込みじっくり旨味を出し角が取れるまで寝かした無化調カエシ醤油」の自己主張が強いためか、鶏よりも魚介系の味わいが目立つ感じに。

 麺は中細ストレートで水気の少なそうな少々ざらつきのある食感。スープに負けることなく、美味しくいただけましたが、量的にはとても大盛とは思えないのですが・・・ 無料サービスなのでとやかく言いませんでしたが、めっちゃ悪印象。

 鷄チャーシューは淡白すぎてスープに合っていないかと。逆に炙り入りの豚チャーシューは旨味十分。他にメンマ、刻み青ネギ、白ごま。

 現状この内容でこの値段だとかなり割高に感じます。外食店だらけのこのエリアではちょっと厳しそう。

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2020.01.02

【閉店】Regamen@北参道 ~ 醤油ラーメン

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 副都心線北参道駅から明治通りを南へ。千駄ケ谷3丁目交差点を東へ入った住宅と店舗が混在するエリアに立地。先客1、後客5。

 店内の券売機を見て、醤油ラーメン(800円)を注文。ランチサービスなし。

 他のメニューは濃厚鶏塩白湯ラーメン、背脂醤油ラーメン、濃厚鶏塩白湯辛ラーメン等。鶏白湯系はなんと1000円超のメニューしかなく、醤油系との価格差が大きいのが不思議ですが、なんと鶏白湯系だけミニサラダ付きなんですなぁ・・・そんなもんはオプションにすればいいのに。

 店内は縦長L字型カウンター14席。卓上にはブラックっペッパー、ホワイトペッパー、らーめんたれ、一味、酢。水セルフ。

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 スープは「鶏ガラと豚ゲンコツに香味野菜と昆布を加え長時間煮込」んだものだそうですが旨味十分。そしてわずかに生姜を感じました。終盤ちょっと醤油がうるさいかな?と思う程度で、全体にバランスの良いあっさり味で気に入りました。ただ食後の渇水感からすると案外塩分高そう。

 麺は手もみの幅広&平たい強縮れ麺。凪グループ(新宿だるま製麺)の特注とのこと。つるつる、もちっりした食感は悪くありません。ただ「東京佐野ラーメン」と謳うにはコシが甘いと思います。

 バラ肉チャーシューは醤油ダレに浸かりすぎてしょっぱくなってしまい残念。他にメンマ、海苔、ナルト、刻みネギ。

 これといったラーメン屋がないエリアなので近所の方には重宝されそう。また新国立競技場が出来たら、その行き帰りの途中にも使えそう。

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2020.01.01

リトル小岩井@大手町 ~ ジャポネ

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 大手町ビルB2F、地下鉄への通路近くにある「リトル小岩井」が未だ健在と聞いて、超久しぶりに往訪。客はオッサンだらけで、格安&ボリューム自慢の昔ながらのパスタ屋です。今でこそ「パンチョ」等同様のコンセプトの店が増えましたが、ここはそのはしりみたいなものでしょうか。

 11時頃の往訪でしたが、既に店内はほぼ満席。辛うじて空いていたところになんとか潜り込んで、早速「ジャポネ(570円)」を注文。着席すると小さいコールスローが出てきます。

 ジャポネとナポリタンがこの店の2大人気メニュー。イタリアン、アラビアータ、塩ベジタブル、醤油バジリコ、タラコ、きのこバター、キーマカレーといったメニューもありますが、それらを頼んでいる客はほとんど見かけませんでした。なお、混雑している時間帯にも関わらず「脂少な目」「味濃いめ」「焦がし」等々細かいオプションにも応えてくれるようです。

 店内は4人卓×3と2人卓×1。狭いスペースにテーブルをぎっしり詰め込んだ店で、相席が当たり前。テーブル自体大きくはない上に、テーブルの間隔も激狭なので、あちこちでオッサンがひしめき合うという地獄絵が店一杯に繰り広げられています。大きな荷物を持った方はもちろん、極端に太った方も遠慮されたい店です。

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 「ジャポネ」は太目のパスタとタマネギ、ピーマン、マッシュルーム、及び豚肉をがっつり炒め合わせたもの。炒めものの割には麺がもっちりしているのが特徴。そして基本にんにく醤油味なので一応和風は和風ですが、結構脂がきついので全然和風な感じがしないという「ジャポネ」です。

 オッサン御用達の店ゆえ当然ながら量は多め。昔は下手に「大盛」を頼もうものなら腹が苦しくて午後は仕事にならなかった(大盛じゃなかったら仕事をしていたかどうかはともかく(苦笑))思い出がありますが、超久しぶりに食べてみると「並」なら特にどうということはなくて拍子抜け。ひょっとしたら大手町界隈のオッサンの高齢化に合わせて量を減らしているのかなぁ???

 退店時には店外に待ち客が4~5人。なお再開発が一段落した大手町界隈にあって大手町ビルはダントツのボロっぽいので、いつ取り壊されても不思議はないと思っていたのですが、どうも大改修を施した上でまだまだ使うみたい。昔からオッサンに愛されてきたこの店もまだまだ続くみたいです。

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