伊蔵八本店@西日暮里 ~ 鶏の濁りそば
西日暮里駅の改札を東側へ出てすぐ。3ヶ月ぶりの再訪。先客ゼロ、後客5。
前回は店内の券売機ボタン先頭の「伊蔵八の中華そば」を注文したので、今回は「鶏の濁りそば(750円)」を注文。ランチサービスなし。
メニューは他に「伊蔵八のつけそば」「ごまの辛い中華そば」など。前回往訪時に近日発売となっていた「ろく助の塩中華そば」は依然として近日発売のままでした。
店内はL字型カウンター9席のみ。卓上には酢、ラー油、ブラックペッパー、激辛ニラ、味付けキクラゲ。なおLINE経由のクーポンを利用し無料トッピングを付けている後客が目立ちました。
能書きには「強火で炊いた鶏のスープに椎茸と昆布のだしを合わせました」とありますが、「鶏の濁りそば」と称する割には鶏が前面に出るわけではなく、むしろ椎茸からくると思しき味わいが思った以上に卓越していてやや甘目の味わい。この辺は「中華そば」とよく似ています。また見た目と違って醤油ダレが強くはないので、より一層出汁の美味さが際立っているような気がしました。当然ながらついつい美味さに惹かれて飲み進む羽目に。
麺は細目のストレートで水気の少なそうなざらつき・ごわつきを感じるタイプ。最初はスープに対して強すぎるかな?と感じましたが、すぐに馴染んで行きました。なお「デフォルトで硬めに仕上げているので、硬めの指定は受け付けないが柔らかめの指定は可能」との旨の貼り紙があります。
ごろっとした鶏チャーシューしっかり煮込まれていてなかなかの出来。その上に箸休めを兼ねて刻み青ネギがたっぷり。この店は「スープと麺の味を純粋にを味わって頂きた、チャーシューとネギ以外の具材を載せておりません」というポリシーを持っていて、あとは客のお好みで卓上の激辛ニラや味付けキクラゲを入れてもらうことになっています。
キクラゲのほうは「味付け」と断るほど味が付いていないので、入れても入れなくても構いませんが、激辛ニラのほうは辛いどころか味わいが激変するので初手から入れるのは厳禁。あくまでも後半の味変アイテムにすべきものであり、かつ入れすぎ注意。
「伊蔵八の中華そば」と甲乙つけがたい素晴らしい出来。また他のメニューで再訪してみます。
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