くにまつ@人形町 ~ 汁なし担担麺・2辛サービスセット
都営浅草線人形町駅から小舟町方面へ歩き、ホテル日本橋サイボーのある角を北へ入ってすぐ。広島・八丁堀に本店がある汁なし担々麺の人気店が都内へ進出してきたもの。先客・後客ともゼロ。
店内の券売機ボタンを見て店お勧めの「汁なし担担麺・2辛サービスセット(900円)」を注文。セットメニューには温玉(100円)とライス(100円)が付きますが、汁なし担担麺単品(700円)と比べて特に安いわけではないという残念な価格設定。また広島本店より担々麺単品どころかトッピング類までかなり高めです。
券売機ボタンでは1辛と2辛しかありませんが、0.5辛~4辛まで調整可能とのこと。さらにその上は「KUNIMAX」に。また辛さ20倍の「deathMAX」も頼めばやってくれるようです。なお「0辛」もありますが、なぜか「KUNIMAX」同様50円増し。
店内はL字型カウンター9席。卓上には花椒、ラー油、担々麺のタレ、酢、鎮江香酢(黒酢)。水セルフ。ご飯はカウンター背後にあるジャーからセルフサービス。
麺が玉になっているだけでなく、少々ごわついた状態で出てきますが、麺とタレとをまぜまぜしているうちに、タレを吸って麺がほぐれ、しんなりして来ていい塩梅に。タレはたっぷり目に入っていたはずなのに、どんどんなくなって行きます。2辛だと辛さは全然たいしたことなく、むしろ痺れのほうがやや強めかな? そこで早速卓上のラー油を投入。
麺はストレート&細目で、しかもぱっと見まるでカップ焼きそばのようにチープで頼りない麺ですが、それなりにコシはあって悪くはありません。具は肉みそと刻みねぎだけと値段相応にシンプルな上に量も少な目。この辺は首都圏で出てくるナッツ類やら干しエビやらゴテゴテと入った汁なし担々麺とはかなり違います。
そこで味わいに変化をつけるために、温泉玉子がマストアイテム。これで味わいがぐっとマイルドに。玉子の旨味も加わって良い味変になります。店では薄いと思う方は卓上のタレを加えるよう勧めていましたが、特に薄いとは思えず。
店では最後にライス投入を勧めていますが、前述のように汁は麺が吸いまくってほとんど残らないので、麺が少し残っているうちにライスをぶちこむのが吉。温泉玉子も含めてきれいさっぱり美味しくいただけます。というか、そもそも麺の量が少なめなのでライスは必須かと。
悪くはないのですが、如何せんあらゆる面でいかにもファーストフードっぽい感じなので、広島価格ならまあアリかなと思う程度。この値段だとちょっと苦しいような気がします。
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