破壊的イノベーション@西早稲田 ~ 煮干しラーメン&和え玉
副都心線西早稲田駅から明治通りを北へ。馬場口交差点の手前。明治通りを挟んで「麺屋こころ」あり。開店当初は大行列が出来たそうですが、往訪時は11時半の開店10分前に到着したところ先客1。開店までに4人やって来て開店時にちょうど満席となり、退店時に外待ち6人とかなり落ち着いていました。
店内の券売機で基本と思しき「煮干しラーメン(850円)」と和え玉を注文。ランチサービスなし。
往訪時のメニューは「濃厚煮干しラーメン」との2本立てで、ほとんどの客が「濃厚」を注文。また券売機ボタンには限定メニューとかまぜそばも用意されていましたが、往訪時には×印が点灯。
店内は厨房前に横長カウンター6席のみ。カウンターの背後にあるテーブル席使用せず。卓上には一味と酢。水セルフ。
うーーん、この手のラーメンにありがちなことですが、スープが少なくて結構な量の麺が水面上でこんにちは。厳冬期だとこれだけで萎えそう。
煮干しをウリにする店の中でも煮干の効きは結構きついほうで、しかも動物系出汁とのバランスを取ることなく、ストレートに煮干を押し出している感じなので癖が強くて明らかに食べ手を選びます。フツーの「煮干しラーメン」でこれだと「濃厚」の破壊的イノベーションは推して知るべし・・・しょっぱくはないのは助かりましたが、あまり飲み進む気にはなれず。
麺は中細のストレートタイプで、これまたこの手のラーメンにありがちな、水気が少なくて少々ごわついたタイプ。
チャーシューは豚と鶏が一枚ずつ。共に淡白な味わいでしたが、この手のラーメンにしては珍しいことに割と厚め。他に刻み玉ねぎ、刻み青ネギ、海苔。
この手のラーメンの通弊として量が少なかろうと思って「和え玉」を頼んだのですが、和え玉は案外量があってビックリ。角切り状のチャーシューと刻み玉ねぎを添えた上に魚粉をかけた感じですが、底に溜まっているはずのタレが非常に少なくて、いくらまぜまぜしても麺(たぶんラーメンと同じ麺)はごわついたまま・・・ まぁそのままでも食べられないことはないのですが、卓上の酢をかけるなり、余ったラーメンスープを少量かけるなりしたほうが食べやすくて美味いかと。
明らかにマニア狙いの一杯で個性が強く、一度食べる分には面白いのですが、一度で十分かな・・・
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