カチャトーラ定食@松屋
松屋が2020年3月17日より新発売の「カチャトーラ定食(790円)」を試食。「シュクメルリ鍋定食」の大当たり(私個人の評価は微妙ですが)に気を良くしたのか、松屋は早くも「世界紀行シリーズ」の第2弾を打ち出してきました。なお「シュクメルリ」と違って「カチャトーラ」にはサラダが付かない廉価版は設定されませんでした。
「カチャトーラ」はイタリア語で「猟師風の」という意味のイタリア伝統料理とのこと。
「松屋特製"野菜たっぷり"トマトソースに鉄板でジューシーに焼き上げた鶏もも肉、ズッキーニやパプリカなどの彩り野菜、とろ~りチーズをプラスし、世界で1番美味しい日本のごはんにあうように仕上げました。」というのが松屋のウリ文句。
ウリ文句には明記していませんが、「カチャトーラ」はニンニクたっぷり。配膳されるや否や強烈なニンニク臭が襲ってきます。
この「ニンニクまみれ」は松屋の得意技すぎて、イタリア風に仕上げるべく加えたトマトソースの酸味があまり強くないことと相まって、なんだかんだと何度も食べたことがある松屋の味に落ち着いており、「シュクメルリ」同様「松屋 世界紀行」と大きく出た割にはそんなに新奇性はないような気がします。端的に言えば、「カチャトーラ」は昔発売していた「チキントマトガーリック定食」のリニューアル版といって差し支えないかと。
また鶏もも肉は松屋の通弊=下味がほとんど付いていないので超淡白。それゆえ、にんにくたっぷりのソースを絡めまくりながら食べる羽目に。だからスプーンが付いているのかも。チーズが絡まっているところはなかなか美味なのですが、残念ながらチーズの量が少な目。だからチーズ2倍の「ダブルチーズ(830円)」を併売しているのか・・・
「カチャトーラ」の良いところはズッキーニやパプリカといった、普段はまず食べることのない(少なくとも自分で買って食べることはない!)食材をいただけること。でもオリーブの実は絶望的にご飯に合わないと思いました。
「概してイマイチな松屋の鶏ベースの定食の中では割とマシなほうだが、値段高めなこともあってリピートするほどの惹きはない」というのが個人的な感想です。
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