鶏づくし重@なか卯
「なか卯」が2020年3月19日から期間限定で販売中の「鶏づくし重・大(760円)」を試食。なか卯は鶏肉メインの丼ものに絶対的な自信を持っていますから、ハズレようがありません。ただ店外・店内とも積極的に宣伝している風ではなく、併売している他の期間限定商品と横並びの扱いに留まっていました。
「鶏づくし重」は
・刻み海苔を敷いたご飯の上に、"もも"、"つくね"、"むね"の串焼きを豪快にのせた、3種類の味を1つのお重でお楽しみいただける一品です。ジューシーなもも肉とさっぱりとした味わいのむね肉は、串焼きならではの凝縮された旨みを味わっていただけるよう、炭火でじっくりと焼き上げました。
・なか卯こだわりのつくねには、味のアクセントに生姜を加え、溢れ出るつくねの旨みと一緒に生姜の風味もお楽しみいただけます。また、表面を鉄板で焼きあげることで、外は香ばしく中はふっくらふんわりとした食感に仕上げました。鶏肉と特製たれの抜群の相性をご飯と一緒に味わえる、なか卯自慢の一品です。
と、ウリ文句もやたら饒舌。
鶏が串に刺さったまま出てくるのが最大の特徴で、そこがなか卯がこれまで送り出してきた「鶏重」との大きな違い。串にもちゃんと「もも」「つくね」「むね」と明記されており、「つくね」はともかく「もも」と「むね」の味わいの違いが誰にでも判るようになっています。しかし、焼き鳥丼ではないので串にネギは刺さっておらず、文字通り鶏づくし。
「つくね」は今年1月に試食した「黄金つくね」同様、アクセントに生姜を加えたもの。「黄金つくね」はなぜか小判状で出てきて、しかもタレがつくねにべっとりと付いて著しく興を削がれましたが、今回のはいたってノーマル。つくねのみならず、全体にタレを控えめにしている辺りに好感を持ちました。
個人的には若干パサつき加減で、しかも味が淡白過ぎる「むね」が苦手。また「もも」も1月に試食した「炭火焼き鶏」の出来が良すぎて、今回のはちょっと格落ち感が否めず。
「黄金つくねと炭火焼き鶏重」同様、ハズレではありませんが、あれこれ凝って単価を引き上げた割にはパフォーマンスはさほど上がらなかった感じ。「なか卯」の鶏肉メインの丼ものの真骨頂は親子丼に表れるのであって、鶏オンリー系はやや完成度が落ちるかなぁ・・・
なお「鶏づくし重」は5月上旬に販売終了予定とのこと。
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