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2020.04.30

大衆酒場 HANEGAKI@川口 ~ かき煮干しらーめん

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 川口駅東口、樹モール内の居酒屋がランチタイムにラーメンを出していることを知って往訪。先客ゼロ、後客2。入居しているビルが保守工事中で外観を著しく損ねています。

 ラーメンを出しているといってもメニューは20食限定の「かき煮干しらーめん(880円+税=968円)」のみ。後客もそれを注文していました。ライス(小/中)を無料サービスしていたので「小」をつけてもらいました。

 ランチメニューはこれ以外にも丼ものやカキフライ定食など5種類を用意。

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 「かき煮干しらーめん」は目黒の"ONLY ONE NOODLE壱富士”の店主が監修したものだそうですが、牡蠣鍋のように牡蠣がスープの中でガンガンに主張するわけではなく、魚介ベースのスープの中にほんわりふんわりと牡蠣が馴染んでいるような感じ。具の蒸し牡蠣がなかったら、味わい&香りとも牡蠣の存在に気づかないかも。

 でもスープの旨味は十分。そして全体にやや甘目。さらに多めの香味油がコクを加えています。おしむらくは醤油がちょっとでしゃばり過ぎかな? でも全体のバランスを損なうほどではありません。

 麺は平たい並太ストレート系で、まるで稲庭うどんのようにつるつる&しなやか。スープとの相性も文句なし。

 具は蒸し牡蠣の他に、バラ肉チャーシュー、刻み青ネギ、メンマという組み合わせ。量的にはライス小で十分で、中だとライスを持て余しそう。

 居酒屋が片手間でやっているとは思えないハイレベルな一杯で、ラーメンメニューがこれしかないのが誠に残念。

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2020.04.29

塩焼そば@ぎょうざの満洲

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 埼玉では有名な餃子チェーン店。ただ店舗網が西武池袋線・西武新宿線・東武東上線沿線に偏っていて、京浜東北&埼京線沿線にはあまり出店していない(川口駅・西川口駅周辺には全くない!!)ので、個人的には馴染みがありません。往訪したのは蕨東口店ですが、「ぎょうざの満洲」の往訪はなんとほぼ6年ぶり。なおマスコットの少女は「マン子」ではなく「ランちゃん」とのこと。

 往訪の契機となったのは4月限定メニューとして「塩焼そば(税別480円)」を売り出していることに気づいたこと。餃子の満洲の焼きそばはレギュラーメニューだと「ソース焼そば(税別460円)」しかありません。焼きそばだけだとちょっと寂しいかなと思い、「ライス小(税別140円)」を付けてみました。なお焼きそば単体の注文でもワカメスープとお新香が付いてきます。

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 所詮安っぽい油まみれの焼きそばですから、塩だれにしたところで「さっぱりした味わい」には程遠いと思いますが、ソース味よりはかなり薄味でしつこくない分個人的には高評価。終盤飽きてところ、物足りなくなったところで醤油をちょっと垂らせば絶妙の味変になりますし。なお青森県産にんにく使用と明記されていますが、全くと言っていいほどにんにくは気にならず。

 具はキャベツ、玉ねぎ、もやし、ニンジン、キクラゲ、青菜と野菜オンリーか!!と思っていたら、辛うじて豚肉を発見。でも焼きそば自体が薄味な上にこの具の内容ならライスはイマイチ合わないなぁと思うも時すでに遅し。餃子が6個付いてくるセットもの(税別690円)がベターでした。とはいえ、とりたてて美味いわけではないがハズレでもないという「ぎょうの満洲」に対する期待値にジャストフィットな一品だと思いました。

 なお「ぎょうざの満洲」のセットものは何を頼んでも餃子が6個ついてくるんだよなぁ・・・

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2020.04.28

英@白河 ~ ワンタンメン

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 東北本線白河駅から徒歩15分くらい。白河ラーメンの有名店は悉く車がないと行きづらい郊外にあるのが難儀ですが、この店は旧市街地内にあって一応駅から徒歩圏。先客9、後客10人強と近在の方で賑わっていました。屋号は「はなぶさ」と読みます。

 券売機はなく、卓上のメニューを見て「ワンタンメン(800円)」を注文。ランチタイムは半ライスサービスあり。後払い。着席すると紙おしぼりのサービス付き。また麺類にはデフォルトで細切りのタクアンがついて来ます。

 ラーメンはしょうゆ、塩、味噌を用意。他にざる中華と(夏季限定)冷しラーメンを用意。

 外観は単に自宅の一階を改装したような感じですが、店は意外にもでかくて、小上がりに4人卓×3、2人卓×3、2人掛けテーブル×3、さらに縦長カウンター6席+L字型カウンター5席と結構なキャパシティー。卓上にはラー油、酢、醤油、ブラックペッパー、ホワイトペッパー。

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 スープは鶏ガラベース&脂っ気がほとんど感じられない超あっさり味。醤油が出しゃばらないのも良い。たださすがに途中で物足りなくなって胡椒を少量投入。

 麺は平打ちの心持ち太め&緩い縮れ入り。若干ざらつきのある口当たりはともかくなぜか硬めの仕上がり。これが仕様なのか、たまたまのブレなのかは判りませんが、スープに対して麺が明らかに強すぎて参りました。スープの絡みも良くありません。

 ワンタンの飴が案外ででかくて満足。他にチャーシュー、青菜、ナルト、海苔、メンマ、ゆで卵半個。

 スープは上出来なのに、麺とのバランスが悪すぎて期待外れの一杯でした。

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2020.04.27

けんちんそば@水戸駅常磐線上りホーム

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 水戸駅常磐線上りホームにある立ち食い蕎麦屋。屋号らしきものが見当たらず、NRE系の蕎麦屋なのか地元業者なのか、全く判りません。

 店は「から揚げそば」を推しているようですが、その手のは我孫子駅「弥生軒」で卒業(苦笑)したので、ここでは冬季限定の「けんちんそば(560円)」を注文。客の目の前で、給茶器みたいなマシンで丼に汁をドバドバ注いで出されるのはチト興ざめ。

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 駅の立ち食い蕎麦にしてはやや値段が張るだけのことはあり、見ての通り大根・にんじん・ごぼう・鶏肉・里芋・刻みネギと具沢山!! 関東の蕎麦の割には汁が真っ黒ではないことも相まって、なおさら具が映えます。さすがに麺や汁の味わいは立ち食い蕎麦屋のそれに過ぎませんが、冬季限定なのが非常に惜しまれます。

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2020.04.26

うどん日和 ひこどん@蕨 ~ ひこどんセット

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 蕨駅東口の北側にある「蕨陸橋東」交差点を北へ。「麺屋永太」の先の交差点を東へ。商店街から外れた、駅近くとはいえちょっと場末っぽいところに立地。先客ゼロ、後客2。屋号通りうどん専門店で蕎麦はありません。なお最寄り駅は蕨ですが、店の住所は「川口市芝」です。

 券売機はなく、卓上のメニューを見て「ひこどんセット(780円)」を注文。要するにうどんに天ぷら、かやくご飯を付けたセットものです。うどんは温/冷とも可能なので「温」で。

 メニューは非常に幅広ですが、鍋焼きうどん類に力を入れている模様。また往訪時は数量限定ながら「釜玉うどんフェア」をやってきました。

 店内は縦長カウンター6席と4人卓×2、2人卓×2。さらに2階にお座敷がある模様。卓上には一味のみ。これだけの規模の店なのに店主一人で切り盛りしているのは新型コロナ禍で客足が激減したせいなのかどうか?

 注文を受けてから天ぷらを揚げているので、配膳まで結構時間がかかりました。揚げ玉を別皿にするのは嬉しい心遣い。

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 つゆは出汁が良く効いた、醤油が無意味にでしゃばらない関西風。これが実に良い!! 麺は自家製でやや太目。丸亀製麺の麺に慣れるとかなり太く感じます。口当たりはもちろんつるつる。噛み応えは「もっちり」と形容するにはもうちょいコシが強めかな? ゆえに麺は柔らかい関西風ではなく明らかに讃岐寄りで、これまた文句なし。

 天ぷらは海老、なす、かぼちゃ、さつまいも、いんげんまめ。塩をほんのちょっとだけ付けていただく趣向。揚げたてなのでそれで十分。

 かやくご飯は半ライスよりも一回り小さい感じですが、その割に鶏肉が大きくて得した気分。

 この内容でこの値段ならケチのつけようがありません。近所のうどん屋としては最高峰といっても良いでしょう。

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2020.04.25

ニューヨークポーク丼@すき家

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 「すき家」が2020年2月26日かた期間限定で販売中の「ニューヨークポーク丼(580円)」を試食。すき家は「オニオンスープ&おんたまセット(720円)」を推している風ですが、単品にしました。

 なお、試食した日は発売開始からかなり日が経っていたためか、店外でのニューヨークポーク丼販促広告はかなり控えめになっていて、併売中の「牛すき焼き丼」に広告の力点が移っていました。

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 「ニューヨークポーク丼」は、「NYを中心にアメリカで広く親しまれている"パストラミ"を使用した商品です。低温で長時間調理して柔らかく仕上げた豚肩肉を食べやすいよう薄切りにし、山盛りのスライスオニオンと合わせ、すき家特製の"かつおだし"を使用したタレと隠し味に醤油を加えたわさびマヨで仕上げました。すっきりとした辛みのわさびマヨが絶妙に絡み、和洋折衷の美味しさをお楽しみいただけます。」というのがすき家のウリ文句。

 そもそも「パストラミ」というものに全く馴染みがないのですが、サラミのような味がするベーコンといった感じでしょうか? パストラミだらけだといかにもくどく、重くなりそうなところをスライスオニオンを合わせることで上手く救っています。

 またドレッシングを「わさびマヨ」という和風にしたのもご飯のおかずにするには少々くどくて重い気がするパストラミの難点の解消に一役買っています。またパストラミ自体に若干スパイスが効いている上に、さらにわさびを合わせたために予想以上にピリ辛。

 いかにもアメリカ人好みの大雑把な味わいだろうと予想していたのですが、意外や意外、面白い味わいに仕上がっていると思いました。

 なお「ニューヨークポーク丼」は5月中旬に販売終了予定とのこと。

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2020.04.24

あんかけチャンポン@餃子の王将

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 「餃子の王将」が4月限定メニューとして販売中の「あんかけチャンポン(640円)」を試食。単品だとちょっと寂しいそうなので、ライス小(165円)を追加。

 王将は品数が非常に多いせいか、月毎に限定メニューを出しても積極的にセールスを仕掛けるわけではなく、ウリ文句も「彩豊かなバラエティ溢れる具材の旨みと特製餡がコシのある太麺に絡む一品です」と非常に簡素。

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 見た目で判るようにチャンポンといってもスープはほとんどなく、限りなくやわ麺のあんかけ焼きそばに近いような一品です。もっとも麺はチャンポン麺っぽいやや太目の茹で麺で、焼いてあるわけではありません。また王将のラーメン類は概して残念と思っていますが、今回の麺は意外にも弾力が強くて悪くありません。

 具は、海老、なると、きくらげ、白菜、チンゲン菜、ニンジン、玉ねぎ、メンマ、豚肉といったところでしょうか。これなら「彩豊かなバラエティ溢れる」と称しても看板に偽りは感じません。

 そして麺と具をつつむのがとろみがつよい餡。これまた王将にしては珍しいことに割と薄味、優しめの味わい。かきたま風になっているのも薄味の一因かもしれませんし、単に王将にありがちな「店によるブレ」かもしれませんが(苦笑)。

 残念ながらチャンポンにしては量がやや物足りず、セットものを頼むか、せめてライス小をつけてナンボといった感じ。チャンポンのコストパフォーマンスに関してはやはりリンガーハットを超えるどころか並ぶのも難しいようです。

 王将の麺類はラーメンや冷麺は残念極まりない一方、焼きそばなら十分合格圏というのがこれまでの感想でしたが、今回の「あんかけチャンポン」は悠々合格圏内でした。

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2020.04.23

亞呉屋 仙台店@仙台

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 仙台駅前の「ロフト」の裏あたり。再開発途上っぽい飲食店街「EDEN」の一角にありますが、「EDEN」は夜しかやっていない店がほとんどなので、ここにラーメン屋があることに気づきにくいかも。

 山形がベースの店ですが、仙台でも人気を博しているようで、12時半頃に往訪したところなんと満席&店内に待ち客4。ほどなく中待ちは解消されましたが、退店時までほぼ満席をキープしていました。

 店内のタッチパネル式券売機で人気No.1の「あご出し中華そば・並盛(650円)」を注文。ランチサービスなし。

 店長おすすめ/らーめん/つけ麺とタブが分かれているのでメニューの全貌は掴めませんでしたが、店ではワンタン麺と辛みそラーメンを推していました。

 店内は縦長カウンターのみ(6+6+5席)。卓上には酢、醤油、白胡椒、一味、味塩、ラー油。さらに卵を10円で販売。

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 スープは「獲れたてのあご(トビウオ)を一度焼いて天日干しした『焼きあご』をベースに作られた『だし』」がウリ。そしてそのあご出汁の旨味が秀逸!! また動物系出汁とのバランスも絶妙。しかもかえしが無意味に自己主張しないので、ついつい飲み進みたくなります。油の層が目立ちますが、こってりというほどでもありません。

 なお本来は山形県・飛島のトビウオがウリのようですが、極端な不漁により順次長崎産のトビウオを切り替えている旨の貼り紙がありました。

 胚芽を含んだ粉を「全粒粉」がウリの麺は平打ちの強い縮れ入り。つるつる&もっちりという形容がしっくりくる麺で、スープ絡みまくり。

 チャーシューはややパサつき加減&旨味が抜けた感じでイマイチ。また刻み玉ねぎがたっぷり添えられているのが目を惹きました。具は他に細メンマ、青海苔、ナルト。

 この値段でこの内容なら大満足。終始満席なのも納得。超駅近なので再訪する機会は多いかも。

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2020.04.22

おうじ家@王子 ~ (家系)ラーメン・並

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 王子駅北口から駅前の大通りを北へ。「北とぴあ」の手前にある駅近物件ですが、先客ゼロ、後客1と寂しい客入り。

 店外の券売機ボタンを見ると、なんとメニューはラーメンとチャーシューメンだけ。とりあえず「ラーメン・並(680円)」を「麺硬め」で注文。入口に大書してある通り、終日ライス無料サービス(小・中・大とも)付きなので、小ライスをお願いしました。ホール係のねーちゃんがなかなかキュート(*'▽')

 なお未だオペレーションが安定していないのか、当初予定していた「日替わりサービス」とか「ダメチャー(形の悪いチャーシュー)サービス」とかは開始の目途が立っていない様子。

 店内はくの字型カウンター13席のみ。卓上には白胡麻、酢、ブラックペッパー、豆板醤、おろし生姜、おろしニンニク。漬物の類はなし。

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 スープはとろみ強めで、しかも豚骨の旨味十分。それでいてかえしがあまり強くなく、脂もきつくはないせいか、この手のスープにしては珍しく飲む気が起こりました。重さ、くどさも皆無で食後の胃もたれ感もなし。ただ残念ながらなぜか温め。冬季だと問題あるレベルかも。

 麺は酒井製麺のやたら短い&太目&ほぼストレートという定番もの。

 具はチャーシュー、ほうれん草、そして海苔が3枚。

 ラーメン屋の数は多いけれども、あまりこれといった店がない王子駅周辺に、また一つぱっとしない店が増えただけという印象。

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2020.04.21

【閉店】麺魚@神保町 ~ サーモンらーめん

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 神保町駅A3出口から靖国通りを西へ。かなり昔に「角中中華そば店」があったところかな? 11時開店ですが、先客6、後客5と早くから結構な賑わい。

 海産物を前面に押し出した店で、店内は魚臭いのなんの。なんか焼き魚定食がウリものの、ぼろい居酒屋兼定食屋にありがちな臭いにそっくりな気も。店内の券売機を見ると真鯛orサーモンor甘えびという構成で、他店ではあまり見かけたことがない「サーモンらーめん(880円」を注文。

 トッピングにスモークチャーシューかスモークサーモンを選べるらしいので、スモークサーモンにしてもらいました。なお元々はスープも塩or醤油を選べたようですが、往訪時は塩一本になっていました。

 真鯛/サーモン/甘えび、いずれもらーめんorつけ麺or油そばを選べるメニュー構成。

 店内は壁に向かったカウンター8席と店奥にカウンター3席で、カウンターの背後はかなり手狭。卓上には黒胡椒のみ。薬味のわさび、柚子胡椒、生姜はスタッフに頼めば出してくれるようです。

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 少しとろみがかったスープは黄金色というにはちょっと赤みが勝っていておよそラーメンのスープっぽくない色合いですが、これがとにかくサーモン風味全開!! 若干ざらつきを感じる「何か」はサーモンをすり潰したものなのかどうか? とにかくびっくりするくらいサーモン味。塩気を控えめにしてぐいぐいサーモンで押しまくる辺りに好感がもてました。

 ただこれまたサーモンらしく、脂が結構きついので終盤ちょっとくどさを感じなくもありません。また魚臭さも否めないので、味変を兼ねて生姜を頼むのが正解だったと思うも時すでに遅し。店が狭すぎることもあって、忙しそうな店員に途中から声をかけづらいというのも。

 麺は細めのほぼストレート。全粒粉混じりらしい、若干ざらつきがある口当たりが特徴。「麺硬め」を頼んでいる後客がいましたが、見た目よりコシがしっかりしていてスープに負けておらず、個人的には硬めを頼む必要は感じられず。

 サーモンはデフォルトで乗っているほぐしサーモンより、オプションのスモークサーモンのぼうがスープと味わいが重ならずにアクセントになって面白いかと。他に青菜、柚子。

 当たり外れのでかい海鮮系ラーメンとしては上出来の部類でしょう。

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2020.04.20

桔梗@塩尻 ~ 野沢菜わさび昆布そば

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 中央本線塩尻駅改札口脇の待合室内。塩尻駅は主要駅というには微妙で、しかも観光にもあまり縁がなさそうな駅ですが、中央東線・中央西線の乗換え駅のせいか、いつ見てもここの駅そば屋は割と繁盛しています。客入りの割にカウンターが狭いので、待合室の椅子で蕎麦をすすっている方も少なくありません。

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 今回はいかにも長野らしい「野沢菜わさび昆布そば(430円)」を注文。端的に言えば、ご飯のおかずに出てくる「野沢菜昆布」をかけそばにぶっこんだものですが、わさびの効きが思いのほかきつくて、甘目の汁の中でアクセントになって面白い味わいに。平たい麺も特徴。

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 蕎麦もさることながら、ここの駅そば屋の最大の特徴は、一応改札内からも食べられるようになっているものの、改札内の入口&カウンターが著しく狭いこと!! せいぜい2人しか入れない激狭カウンターなのに、ちゃんと専用の券売機が設置されています。しかもそんな狭いところにも関わらず、入れ替わり立ち替わり客がやってくるのにも驚きました。

 なお、塩尻は「山賊焼」をご当地グルメとして積極的に売り出しているにもかかわらず、「山賊そば」がこの店のメニューにないのが不思議でした。小淵沢駅の「丸政」と違ってあんまり商売っ気がないのかも・・・・

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2020.04.19

うどんのいなや@名古屋・自由ヶ丘 ~ みそ中華

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 名古屋市地下鉄名城線自由ヶ丘駅のすぐ近くに建つ大型マンションの1F。先客4、後客3。超駅近なのに19時閉店と閉まるのが早く、退店時にはもう閉店の準備を始めていました。

 屋号通りうどんがメインの店ですが、きしめんや中華そば、ひやむぎも出していて、さらに限定的ながら信州そばも出しているようです(往訪時は既に売切れ)。

 その中でいかにも名古屋然とした「みそ中華(550円)」を注文。デフォルトだと激安なので「煮卵(100円)」を付けてみました。券売機はなく、後払い。

 店内は島式カウンター10席と2人卓×3、4人卓×5。卓上にはコショウ、七味、そしてなぜかウスターソース。

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 「みそ中華」は見た目こそ味噌ラーメンに似ていますが、味わいは味噌ラーメンとは随分かけ離れています。スープに脂っ気が全くなく、また出汁も動物系ではないような気が。端的に言えば八丁味噌仕立ての味噌汁に中華麺をぶち込んだような感じでしょうか。当然ながら汁は純和風。その中になぜか中華麺。うーん、異色のコラボ・・・異色過ぎて、これにはさすがにちょっとついてゆけず。汁自体は八丁味噌らしくちょっと酸味&苦みがあって大変美味しいのですが。

 麺は自家製で、細めほぼストレート&若干硬めの仕上がり。

 具は刻み青ネギと細もやし、そしてわずかに肉片。トッピングの味玉は切らずに丸々一個ドボン、しかも固茹で。

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2020.04.18

たから@大須観音 ~ 親子煮込み定食

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 名古屋・大須商店街のど真ん中。大須観音駅と上前津駅のほぼ中間あたり、コメ兵本店の前に立地。外見はいたって地味ですが結構な有名店らしく、11時半の開店5分前に到着したところ先客2、さらに開店までに2人。開店後も続々客がやって来て、相席にはならない程度にテーブルが見事に埋まりました。

 ここは純然たる味噌煮込みうどん専門店で、蕎麦どころかかけうどん、もりうどんの類すらなく、ランチタイムにカツ丼等の丼ものを出すだけというコンセプト。今回は「親子煮込み定食(1400円)」を注文。

 店内は案外奥行きがあって、4人卓×5と小上がりに4人卓×3。卓上は一味のみ。

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 「定食」にはご飯と漬物が付いてきます。浅漬けにさらに醤油が付いてくるあたりが、いかにも濃い味好きの名古屋仕様。

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 「名古屋めし」の王道「味噌煮込みうどん」を食べるのは超久しぶり。4年前に名鉄百貨店の「山本屋総本家」で食べて以来かな? 従って記憶があいまいで、何かと混同している恐れがなきにしもあらずで恐縮ですが、「たから」の麺は山本屋総本家や山本屋本店ほど硬くなく、心持ち細い感じがしました。といっても生煮えと間違えるほど硬くはないというだけの話で、コシは十分。

 具はデフォルトだと笹切りのねぎを中心にかまぼこ、油揚げ、麩とちょっと寂しいので何かトッピングしてナンボかな。個人的には卵を入れ、最後にご飯に卵を乗せてTKG風にして頂くのが大好き。ちょっとお行儀がよろしくありませんが(^-^; また量は煮込みうどんだけだと明らかに物足りないので「定食」がお勧め。

 出張族や観光客だらけでいつも混んでいる名古屋駅周辺の店より、ずっと落ち着いたところで味噌煮込みうどんをいただくのも一興。しかも名駅周辺より安いですし(苦笑)。

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2020.04.17

九州じゃんがららあめん@原宿 ~ こぼんしゃん

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 新装なった原宿駅から表参道を進んですぐ。「九州じゃんがららあめん」のコラボ店はともかく、れっきとした支店に来るのは超久しぶりで、日本橋店に行ったのはもうかれこれ8年も前。原宿店に来るなんてもう10数年ぶりかも。ただいつも内外の観光客で混んでいるこの店が時節柄先客ゼロ、後客3とガラガラなのには驚きました。

 券売機はなく、入り口脇で注文&先払いなのは相変わらず。今回は「こぼんしゃん(780円)」を麺硬めで注文。店先では最近開発した「熊本マー油のビーガンらあめん」を売り出していましたが、ド派手にこけそうな予感しかない・・・

 店内はカウンター席のみかな? 結構な大箱ですが、見通しが効かないので全貌はよく判らず。卓上には白コショウ、黒コショウ、酢、おろしニンニク、ピリ辛スパイス、あたりごま、替え玉用のタレ、米生姜、辛子高菜。

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 わずかにとろみがかったスープはマー油で表面が真っ黒。豚骨出汁自体ははいたってマイルドながら十二分な出来で、マー油の渋みと相まってついつい飲み進んでしまうだけの惹きがあります。見た目と違って必要以上に味が濃くないのも良いところ。

 麺は極細ストレートで心持ちざらつきのある口当たり。「硬め」で注文したにも関わらず、せいぜい並堅といった感じで出てきたのはともかく、どういうわけか最初はスープの絡みがイマイチ・・・湯切りが甘いのかどうか・・・すぐに馴染んでゆくので大過はありませんでしたが。

 具はキクラゲ、刻み青ネギ、海苔、そして粉々になったチャーシューの破片のようなものと具がちょっと寂しいので、卓上の辛子高菜で補強。

 またデフォルトでは量が少な目ですが、最初に出てきた麺の状態を思えば替玉はどうかなぁ???

 多店舗展開しているこの手のラーメン屋の中では、今でも無難な部類だと思います。

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2020.04.16

欣家@西台 ~ きんやらあめん

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 都営三田線西台駅から高島通りを西へ。スギ薬局のある角を3ブロック南へ入った住宅街の中に店を構えています。前回往訪はなんと10年以上前。先客1、後客5。

 券売機はなく、卓上のメニューを見るとらーめん・つけ麺とも同列の位置づけのようで、「きんやらあめん(750円)」を注文。食べログのクーポンで味玉をつけてもらいました。なお平日ランチは50g増量無料など、格安の増量サービスをしていますが、らあめん並盛りでも200gあるので敢えて頼む必要はなさげ。店からも特に勧めてきませんし、増量を頼んでいる後客もいなかったかと。後払い。

 らーめん・つけ麺とも味噌ベース、カレーベースもあり、各種オプションを加えてメニューは多彩。さらに胡麻味噌担々麺なども。

 店内はL字型カウンター9席と4人掛けテーブルが2卓。卓上には胡椒、一味、乾燥ゆず、生ゆず、生姜、酢。

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 スープは煮干・昆布・鰹節など魚介系がやや前面に出ていますが、豚骨など動物系とのバランスもある程度図られている感じ。無化調をウリにしていますが、残念ながらかえしがややきつくて無化調を打ち出す意味はあまりないような・・・当然飲み進む気にはなれず。
 
 麺は自家製の並太の緩い縮れ麺。並堅で程よく噛み応え、つるつるとした口当たり、スープの絡みぐらい、いずれも申し分ありません。

 チャーシューは厚みこそあるものの脂が多くて柔らかく崩れてゆくタイプ。せっかく味玉を付けたのにデフォルトで茹で玉が半個付いているとは(苦笑)。他に大ぶりのメンマ、ワカメ、海苔。

 この界隈では老舗の人気店ですが、この感じだとつけ麺のほうが良さげ。

 

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2020.04.15

つけめん102@川口 ~ 鶏つけめん

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 川口駅東口を出て産業道路を北へ。約1年半ぶりの往訪。先客ゼロ、後客2。

 4月限定販売の「鶏つけめん(900円)」が気になったので再訪した次第。いつの間にかつけめん/あつもりのみ並盛・大盛・特盛が同料金になっていたので大盛でお願いしました。

 非常に奥行きが深い店で、店内はコ字型カウンター20席弱ほど。卓上には胡椒、酢、柚子八味、揚げ玉ねぎ?

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 麺のほうにある千切りニンジンのように見えるものは白髪ねぎに辛味を混ぜた「旨辛ねぎ」。他にチャーシュー、軟骨入り鶏団子、かいわれ。つけ汁のほうには具無し。

 つけ汁は「鶏ガラや鶏足を強火で焚き出した濃厚鶏白湯に、鶏油のコクと香りをプラス」したものだそうですが、宇都宮の老舗味噌蔵「青源味噌」の味噌だれの味わいが卓越し過ぎて、正直鶏の味わいなんて全然判らずじまい。豚骨ベースほど食中&食後に胃もたれしない辺りが鶏ベースゆえなんだろうなと思うくらい。ただ味噌だれのつけめんなんて普段食べないので、それはそれで新鮮味があり、決して悪くはありません。

 麺はいつもの太めストレート。堅いわけではないのですが、歯ごたえ十分。つるつるとした食感も楽しく、これは大のお気に入り。ただ「大盛」にしては量が多くはないような・・・300gあるかなぁ??

 「旨辛ねぎ」は見た目と違ってほとんど辛味は感じられず、かいわれのナチュラルな辛さのほうが目立つくらい。鶏団子は軟骨のコリコリした食感が面白い逸品。

 ともあれ、この店はつけめんがやはり無難で、つけめん>まぜそば>>>中華そばであることを再確認。

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2020.04.14

ごろごろ煮込みチキンカレー@松屋

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 松屋が2020年4月7日より発売中の「ごろごろ煮込みチキンカレー(590円)」を試食。昨年4月にも販売された人気商品の復活です。

 「松屋特製カレーに、鉄板でジューシーに焼き上げたごろっごろのチキンをプラスした食べ応え満点な逸品です!」というのが松屋のウリ文句。昨年は「数種類のスパイスが配合されたすっきりとした味わいの松屋オリジナルカレーに、鉄板でジューシーに焼き上げた鶏もも肉をプラスしたゴロゴロ感たっぷりの食べ応え満点な逸品です。」と謳っており、ウリ文句がなぜかえらく簡素に。

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 相変わらず「ごろごろ」の形容は誇大表示ではなく、確かにカレーの中に鶏もも肉がごろごろ。何か下味がついているわけではなくいたって淡白な味わい。また「ジューシーに焼き上げた」と形容するものもどうかと思いますが、カレーにはよくあっています。

 また松屋のカレーは相変わらず美味い。客層に合わせてかかなりスパイスを効かせて辛めの仕上がりで、ややとろみがあってコクもそれなり。これならカレーチェーン店と比べても遜色なく、しかもコストパフォーマンスは圧倒的に上。正直松屋は牛めしよりカレーのほうが美味いと思います(苦笑)

 その評価は松屋にもちゃんと伝わっているのか、今般「カレー好きによる、カレー好きのための『松屋カレー部』」が設立された模様。今後カレー系の新商品がバンバン出てくるのかも。

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2020.04.13

喜楽湯@川口

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 川口駅と西川口駅のほぼ中間。線路を挟んで反対側にアリオ川口がありますが、銭湯の周辺はただの住宅地で地元の方じゃないと見つけづらいかと。1950年代から運営されている、川口の中でも歴史が古い建物だそうですが、ロビー周りを中心にちょこちょこ手を加えているのか、外観は全く銭湯らしくありません。また若い女性が番台にいるというのもある意味伝統的な銭湯のイメージから逸脱しています。

 また浴室の壁に富士山の壁絵ではなくポップな絵が描かれた浴室幕がかかっていたり、ロビーで定番の牛乳以外に各種クラフトビールを売り出している(浴室にもビールの広告を貼りまくり!)あたりも変わっています。

 ただそれ以外は割とフツーの銭湯。湯舟は小さく、しかもその1/4が水風呂。残りをバブル湯やジェット湯付きにするなど細かく仕切っています。湯は個人的には熱め。井戸水・薪を使ってお湯を沸かしているんだとか。

 浴室にシャンプーやボディーソーブが置いてあるだけでなく、無料でサウナが使えるのには驚きました。

 

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2020.04.12

桜海老天丼@てんや

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 「てんや」が2020年2月27日から季節限定メニューとして販売中の「桜海老天丼(820円)」を試食。

 「桜海老天丼」はもはや春の定番メニューと化しているものの、毎年微妙に内容を変えています。2年前に試食した際には「駿河湾産・由比港水揚げの『桜海老』」を全面に打ち出していましたが今年はそのウリ文句が消え失せ、また桜海老と合わせるものが葉大根から玉ねぎに代わっていました。内容の変化に応じて40円安くなっています。

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 で、その桜海老のかき揚げ。確かに桜海老の香りはするのですが、桜海老のかき揚げらしい「サクサクと軽い口当たり」なんて全くなく、コロモばかりが目立ってなんだかもっちりした粉もんを食べているような残念さ。うーーーん、これでは立ち食い蕎麦屋のかき揚げと丙丁つけ難いと言わざるを得ません・・・

 といっても、看板である桜海老のかき揚げが極端に残念なだけで、鰆・海老・たけのこ・れんこん・いんげんといった脇役陣はまずまず。とりわけ「柚庵風の下味をつけて天ぷらにした鰆」は出色の出来で、なんか「てんや」は自分のストロングポイントをよく判っていないような気がしてなりません。

 販売は4月22日までの予定。

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2020.04.11

ごちそうハンバーグホワイトガーリックソース定食@松のや

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 「松のや」が2020年4月8日より期間限定で発売中の「ごちそうハンバーグホワイトガーリックソース定食(750円)」を試食。「ごちそうハンバーグホワイトガーリックチーズソース定食」も併売。このクソ長いメニュー名はなんとかならんかったのかなぁ・・・

 「松のや」は基本トンカツを中心とする揚げ物系の定食屋ですが、「松屋」系列なので相乗効果を高めるべく昨年から「ごちそうハンバーグ」シリーズを始めた模様。しかも今回は松屋で大人気だったシュクメルリソースを転用したメニューを投入したようです。

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 「口に入れた瞬間肉汁が溢れるジューシーなハンバーグと、にんにくのガツンとした風味が食欲をそそる"ホワイトガーリックソース"が相性抜群!」というのが「松のや」のウリ文句。

 「シュクメルリソース」は、松屋で試食済の「シュクメルリ鍋」のホワイトソースそのまんまでしょうか。ニンニクをたっぷり利かせた反面、ホワイトソースにしては苦手な乳臭さが抑えられてなかなかいい感じ。ただニンニクを効かせすぎて、所詮松屋お得意のいつもの味という気がしないでもなく。ソースは別添の千切りキャベツにかけても良し。

 一方ハンバーグもこれまた松屋で何度も試食済の、コストパフォーマンス抜群の逸品がそのまんま出てくるものと思い込んでいたところ、妙に食感がサクサクしていてビックリ!! どうやらハンバーグを軽く揚げてあるようです。揚げ物自慢の「松のや」なので「松屋」そのまんまで出すのはプライドが許さなかったのかもしれませんが、これじゃハンバーグではなくほぼ「玉ねぎのないメンチカツ」ですなぁ・・・ ソースと良く合っていますし悪くはないのですが。

 揚げたことによりジューシーさなんて全くなくなってしまい、箸で切るのもちょっと力が要る感じに。

 羊頭狗肉と言われても仕方ないような一品ですが決してハズレではなく、松のやのハンバーグはほぼメンチカツなんだと最初から判っていればこれはこれでアリだと思います。

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2020.04.10

TANGO@西浦和 ~ つけ麺

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 武蔵野線西浦和駅を出て、武蔵野線南側高架下沿いに東へ進んで、突き当たりの低層マンション内。対面にセブンイレブンあり。「miso style となみ」の跡地。11時の開店5分前に到着したところ先客ゼロ。開店まで後続なく、開店後9人。

 店内の券売機ぼらん先頭の「つけ麺・並盛(850円)」を注文。自家製麺がウリの店ですが、中盛・大盛は別料金。

 メニューは他にらーめんとまぜそばのみ。

 店内は縦長カウンター9席のみ。卓上にはブラックペッパーと一味。

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 つけ汁は驚くほど超ドロドロ!! カウンターに「当店のつけ汁はどろどろです。つけ汁の持ち上げがハンパないので麺量とのバランスに御注意を」とわざわざ貼り紙があるのも理解できます。もっともドロドロ過ぎて麺がつけ汁に全く沈まないので自然体で「ちょん浸け」になり、つけ汁の中で麺をかき混ぜるような残念な食べ方をしない限りつけ汁が足りなくなる事態には陥らないと思いますが・・・

 そしてこのつけ汁が非常に面白い。鶏白湯ベースで、鼻を近づけると確かに鶏臭さが漂います。見た目はひと昔前の「またお前か」ですが魚粉は全く感じられず、また鶏ベースなので豚骨ベースより濃厚な割には軽い味わい。味付けもやたら濃くしてはいないこともあって、ぐいぐい食べ進められました。つけ汁の中の非常に細かく刻まれた玉ねぎが意外な「軽さ」を演出しているのかも。

 麺は太目のストレートで「つるつる&もっちり」という形容がしっくりくる仕上がり。麺量は明示されていませんでしたが、200g超くらいかな?あっという間に食べ終わります。

 具は麺のほうにチャーシュー。つけ汁にメンマ、刻みネギ。

 あまりの美味さに、珍しくスープ割りもいただいてフィニッシュ!!

 おいおい「らーめん」や「まぜそば」で再訪します。

 

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2020.04.09

あさひ町内会@板橋区役所前 ~ 味噌らーめん

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 都営三田線板橋区役所前駅を出て南へ200mほど。高速道路を挟んだ斜向かいに板橋消防署あり。11時の開店5分前に到着したところ先客1。開店までに後客1と出足は良かったのですがその後が続かず、開店後は2人だけ。

 店内の券売機ボタン先頭の「味噌らーめん(850円)」を注文。ランチサービスなし。

 メニューは他に醤油らーめんと塩らーめん等。券売機ボタンを見ると「昔風らーめん」「辛味噌らーめん」「特濃味噌つけめん」を今後予定しているみたいで。

 店内は縦長カウンター6席、4人卓×2、2人卓×1。卓上には調味料は胡椒と一味のみ。厨房は店奥にあって様子は伺えませんが、炒め物の油煙及びニンニク臭が客席まで流れてきます。

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 スープの表面がぶ厚いラードで覆われているせいか、配膳時から食べ終わりに至るまでスープは超熱々。そして当然ながらかなり脂っこいのが特徴。ニンニク効きまくりのスープは動物系出汁の旨味も十二分に感じられるものの、脂っこさ&味噌の辛さ、しょっぱさゆえ、スープは3口ほど啜っておしまい。隣の先客は全部飲んで、空の丼の写真まで満足げに撮ってましたが(苦笑)。チャーシューの上にちょこんと生姜が載っており、ちびちび溶かし込むと良い味変に。

 麺は森住製麺の黄色い並太縮れ入りで、やや硬めの仕上がり。スープとの相性は文句なし。

 炒め物はもやしとひき肉とわずかに玉ねぎ。炒め物にひき肉が入っているのに、さらに普通のチャーシューと細かく刻まれたチャーシューまで入っています。これをお得感があると取るか、肉と野菜のバランスが良くないと取るか。

 都内に点在するこの手の味噌ラーメンとしては上出来の部類。

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2020.04.08

ひら田@川口前川 ~ 肉汁うどん

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 イオン川口前川の北、前川橋近く。一応蕨駅が最寄ですが、かなり距離があります。先客ゼロ、後客2。屋号に「庄司グループ」が冠せられており、「武蔵野手打ちうどん学校」での修業を経て独立開業した店のようです。

 店内の券売機ボタン先頭の「肉汁うどん(750円)」を「中盛(+100円)」で注文。ランチサービスなし。

 武蔵野うどんがウリの店なので、メニューは「温かいつけ汁」系と「冷たいつけ汁」系のみで、「かけうどん」系はなし。変わったメニューとして「カレーつけうどん」を最近始めたようです。

 店内は縦長カウンター8席と6人卓×1。卓上にはラー油と七味。

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 やや灰色がかった麺は武蔵野うどんにしてはあんまり硬くないかなぁ? 「もっちり」という形容というよりは少し硬めといった程度。でもこれはこれで悪くありません。中盛なら量的にも過不足なし。

 つけ汁の中には豚バラ肉と粗く刻んだネギ、そしてわずかに玉ねぎ。醤油がきつい、関東にありがちなごくごくフツーのつけ汁です。途中で卓上の七味やラー油を入れてピリ辛に味変するのも一興。そして食後にはポット入りの割り湯も。

 良くも悪くもこれといった特徴はありませんが、近場で武蔵野うどんを楽しめる店は貴重なので応援したいと思います。次回は冷たいつけ汁系で。

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2020.04.07

雲林坊@川口 ~ 汁あり担々麺

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 川口駅東口コモディイイダ前、「珍来」の横。

 通常価格900円の「汁あり担々麺」をなんと500円で販売する大出血サービスをやっていたので、2ヶ月間ぶりに再訪。ランチタイムはブタ混みだろうと思い、夕方の暇そうな時間帯を狙って行ったとこと、狙い通り先客2、後客ゼロとガラガラでした。

 「汁あり担々麺(900円)」は辛さ・痺れとも普通(レベル3)で注文。さすがにご飯等の「無料トッピング券」は使用不可になっており、「ごはん(中)」を付けようとしたところ150円もしたので割愛。

 店内は厨房に向かって縦長カウンター6+2席と4人掛けテーブル2卓、2人掛け2卓。卓上には酢、ラー油、醤油。

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 ラー油や唐辛子の赤をベースにニラや笹切りネギ、細モヤシなどが映える華やかなビジュアル。頂点には唐辛子等をまぶした肉味噌が鎮座。店では「濃厚でありながらマイルドな胡麻の香り漂うスープ」と謳っていますが、ある意味見た目通りでゴマだれの味わいはあまり強くありません。また野菜が割と多いせいかレベル3では辛さもさしたることはなく、強いて言えば花椒の痺れがストレートに伝わってきます。鼻のムズムズ感もそれなりに。

 麺はやや細めのストレート。やや水気の少なそうな、若干ごわついたような食感。

 スープは鶏ベースと思しき中にひき肉から染み出した旨味が加わってなかなかの味わい。辛さ・痺れともスープを飲み進むのに支障があるレベルではないこともあってか、穴あきレンゲで底に沈んだひき肉などをサルベージしようにもたいして残っていませんでした。

 帰りがけに「無料トッピング券」をもらいましたが、なんと有効期限が4月末までと1ヶ月もないとは・・・ 無料トッピング券が使えず、通常価格での販売となると川口ではどう見ても割高な店なんですけどねぇ・・・

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2020.04.06

一五九@大山 ~ 辛ジャンらあめん

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 東武東上線大山駅の北、巨大病院「東京都健康長寿医療センター」近くの踏切そば。先客2、後客3。

 券売機は無く後会計制。しかもメニューは「辛ジャンつけめん(850円)」を「辛ジャンらあめん(800円)」だけで後者を注文。辛さは旨辛or激辛から選べるので「旨辛」でお願いしました。

 店内はL字型カウンター9席。卓上には辛味のみ。水セルフ。店主一人での切り盛りはしんどかろうと思っていたら、後からアシスタントが一人やってきました。

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 丼やカウンターのサイズに比べてお盆がなぜか大きく、しかもカウンターの仕切りがやや高い位置にあるので、配膳時や下膳時に事故りそうな予感がムンムン。

 スープにとろみはほとんどなく、また痺れもなく、辛さがストレートに伝わってくる感じ。動物系出汁の旨味もそれなりに感じますが、「中本」と比べると「旨さ」より「辛さ」のほうにだいぶベクトルを振った様な味わいです。またラー油の量が多いのか、見た目より脂っこい気も。よってあまり飲み進む気にはなれず。でも辛さにやられてか、食後は汗びっしょり。

 麺は三河屋製麺製の平打ち太縮れ入り。やや太目ということもあって、茹で時間がかかりました。噛み応えがしっかりしているのは嬉しいのですが、スープに対してはやや強すぎる気も。

 メンマは大ぶりなのはともかく、ちょっと筋っぽくて難儀。チャーシューとキャベツはどうもスープとの馴染みが良くないような・・・ 他にもやし、ニラキムチ、白ゴマ。

 この感じだと「つけめん」のほうが無難そう。

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2020.04.05

天下一品@京都・今出川 ~ こってり・並

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 京都市地下鉄烏丸線今出川駅から今出川通りを西へ歩いてすぐ。先客2、後客6。すぐ近くに同志社大学があるせいか、客は学生さんだらけ。

 券売機はなく、卓上のメニューを見て定番の「こってり・並(770円)」を注文。ニンニクの要否を聞かれたので「あり」でお願いしました。

 店内は4人卓×4、2人卓×2、L字型カウンター3席。卓上にはラー油、ラーメンのたれ、醤油、胡椒、辛味味噌?。

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 スープはいつもの超ドロドロ&わずかにざらつきを感じるタイプ。鶏がらや野菜類をベースにした、もはやスープとは言いがたい「どろどろの何か」と呼んで然るべきでしょうか。でも、このどろどろ感の割には食べている最中にはくどさ、胃もたれ感は全くなく、並太麺を絡めながらぐいぐいと食べ進められるのは天一の不思議なところ。

 京都で食べる天下一品は概して東京で食べる天下一品の「3割美味い!」ような気がしてなりませんが、如何せん地域差以上に店舗による差がでかいのが良くも悪くも天下一品。今出川店は京都の割に麺がしっかりしているのが嬉しい反面、醤油がちょっときつめかなぁ? でも十分美味しく頂ける範囲内。

 ただ調子に乗って食べていると、個人的には翌日どころかその日のうちにお腹がゆるくなってしまうのが天下一品の泣き所なのも相変わらず。

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2020.04.04

陽はまた昇る@伏見稲荷 ~ とりとんこつ

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 京阪・伏見稲荷駅を西側へ出て、すぐ近くを走る師団街道へ出てすぐ。先客ゼロ、後客4。場所柄か外国人観光客もやってきます。

 店内のタッチパネル式券売機で基本と思しき「とりとんこつ(800円)」を注文。ニンニクを無料で入れられるようですが割愛。

 ただメニューがラーメン/ラーメン・つけ麺/まぜそば・限定煮干し等タブで大別されていて一覧性がないタイプなので、他にどのようなメニューがあるのか判らずじまい。サイドメニューとして唐揚げを推していることだけはよく判りました。

 店内は縦長カウンター7+4席と4人卓×1、2人卓×2。卓上には一味、ブラックペッパー、カレー粉。

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「鶏ガラと豚骨を8時間以上ていねいに煮込んだ」との触れこみのスープは濃厚&超ドロドロタイプながら、意外にも食べている最中は胃もたれせず、しつこい、くどいという気もせず、総じてなかなかの出来。醤油がややきついのが残念ですが、それでも飲み進む意欲を削ぐほどではありませんでした。

 麺は細麺ストレート。心持ち柔らかめの仕上がりなのに、スープに負けている印象は受けませんでした。ただ量は若干少ないかな?

 チャーシューは極薄のしっとり柔らかタイプ。他に大ぶりのメンマ、刻み青ネギ、海苔。

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2020.04.03

ラーメンの坊歩@京都・七条 ~ 鶏豚骨ラーメン

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 京阪・七条駅を出てすぐ。川端七条交差点近く。先客1、後客1。屋号は「ぼんぼ」と読むようです。朝8時から深夜まで中休みなしで営業しています。

 券売機はなく、店内のメニューを見て基本と思しき「鳥豚骨ラーメン(650円)」を注文。後払い。

 メニューは他に「塩白湯」「辛ニン」など。ここもサイドメニューとして唐揚げを推していました。

 店内はL字型カウンター8席と4人卓×2。卓上には胡椒、一味、そして山椒。

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 白濁したスープは「鶏豚骨」とわざわざ銘打っている以上鶏と豚骨から出汁を取っているのでしょうが、正直豚骨オンリーと言われても気づかないかと。店内に強く漂う豚骨臭のせいかもしれませんが。大きな背脂がプカプカ浮いている割には脂っぽい感じはしませんでしたが、残念ながら塩気が強めで飲み進む気にはなれず。

 麺は細麺ストレートで、つるつるした口当たり。そして京都にありがちな柔らかめの仕上がり。

 チャーシューは極薄で柔らか&崩れやすいタイプ。他に刻みネギ、メンマ。

 まぁ、総じて値段相応かと。

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2020.04.02

孫鈴舎@東京 ~ つけ(並)

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 東京駅丸の内南口からガード沿いに南へ。はとバス乗り場の先。11時の開店直前に到着したところ先客1、開店までに2人と出足はさほどでもなかったのですが、店が開くとわらわら客がやって来てすぐに満席に。ただ外待ちは出来ず。

 店内のタッチパネ式券売機で「つけ(750円)」を注文。麺量は並盛300g、中盛450g(+100円)、大盛600g(+200円)、社長750g(+250円)、会長9000g(+300円)、株主1050g(+350円)という構成で、これなら並で十分。またつけ汁に天敵大葉が入っているとの注意書きがあったので、大葉を抜いてもらいました。

 なお残念ながら「らーめん」は17時からの販売とのこと。またつけ麺も辛つけがある他、トッピングでバリエーションをつけているだけで、いかにも回転を良くして客数をこなすべくかなりメニューを絞り込んでいます。

 店内は壁に向かってカウンター4+4席と、店中央に島式カウンター8席。卓上には胡椒、酢、一味。

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 開店直後の初回ロットは10分くらい待って登場。見た目と違ってつけ汁にとろみはあまりありません。またここのつけ汁は「魚介を抜き『鶏・豚・野菜』本来の旨味と 醤油のキレで喰わす!」というのをウリにしています。

 魚介を抜いたことでずっしりと重い感じになるのかな?と思ったのですが、それは全くの杞憂に。その辺は野菜が巧く作用しているのかも。ただ「醤油のキレで喰わす」のは悪いほうに転んだのか、個人的にはやや味が濃すぎ。もっともつけ汁なので大過はありませんが。

 麺は中太ストレート。適度な弾力を保った「つるつる&もっちり」という形容がぴったりくる麺です。

 具は細長く切ったチャーシュー、メンマ、海苔。そしてなぜか粗く刻まれたネギがやや多めに添えられていました。

 いかにも六厘舎の系譜らしい、食べ手を選ばない無難な一杯です。

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2020.04.01

【閉店】えだぐち@西新井 ~ 鶏白湯ベジ塩らーめん

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 東武伊勢崎線・西新井駅東口前のイオンの向い。環七通り「栗原陸橋」を東へ渡ってすぐ。先客・後客ともゼロ。約5年半ぶりの再訪ですが、その間に看板を一新したのに加え、北海道色を強く打ち出したようです。

 店内の券売機ボタン先頭の「鶏白湯ベジ塩らーめん(780円)」を注文。着席するとランチサービスとして「半ライス」「ボイルもやし」「デザート(自家製プリン)」が選べるとのことなので「半ライス」をつけてもらいました。ただこのランチサービスがある旨は店内外に明記されておらず、着席した時点で店から告げられるのが不思議でした。

 メニューは他に鶏×鮭Wスープ正油らーめん、羅臼昆布塩らーめん、鶏白湯味噌らーめん、濃厚魚介つけ麺など。また往訪時は期間限定で「ミルキー担々麺」を出していました。昔は「黒・濃厚鶏ベジポタ塩」「赤・濃厚魚介系醤油ラーメン」「白・淡麗魚介系塩」「濃厚魚介つけ麺」「野菜たっぷり濃厚味噌」といった構成でしたが、メニューを一新したのか、呼び方を変えたのかは不明。

 店内は縦長L字型カウンター10席程度。卓上には酢、ラー油、醤油、魚粉、おろしニンニク、柚子胡椒、コショウ、辛味。

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 若干とろみがかったスープは鶏白湯を称するだけあって鶏の旨味がぎっしり。ベジポタにありがちなざらつきや青臭さはほとんど感じず。ただやや塩気が強くて飲み進む気は起らず。

 麺は村上朝日製麺の太め縮れ入り。つるつるした口当たり&もっちりした食感で、スープとの相性も絡み具合も良好。

 適度に脂が差したチャーシューはご飯のおかずとしては文句ないくらいのしっかりした煮込み加減。カボチャはラーメンの具には珍しく、アスパラは北海道色を出そうとした結果なのかな? プチトマトは蛇足と思いますが。他に穂先メンマ、刻み青ネギ。

 場所が良く、メニューも豊富な上に、高くもないので近所の方の普段使いにはもってこいの店だと思います。

 

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