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2020.05.31

炭火焼き親子丼@なか卯

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 なか卯が過去何度も期間限定販売していた「炭火焼き親子丼」がついに2020年4月23日からレギュラーメニューに昇格したと聞いて、約半年ぶりに試食に出かけました。試食したのは「並(590円)」で値段は半年前から据え置き。

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 「なか卯の【こだわり卵の親子丼】は1994年の発売以来、26年間特製の割り下とこだわり卵を使用し、一食一食店舗で手作りしています。」「【炭火焼き親子丼】は、備長炭を使用し、ひとつひとつ丁寧に手作業でふっくらジューシーに仕上げた鶏肉がたっぷり入っています。燻煙され、香ばしく焼き上げた鶏肉とこだわり卵を一緒に調理することで炭火の香ばしさが全体に広がり、噛めば噛むほど旨味が溢れます。」と相変わらずウリ文句も饒舌。

 確かにいかにも炭火で焼かれたっぽい黒々とした鶏肉がふわふわというか、かなり液体寄りの玉子とじの中に多数浮いています。ただこのくすんだような黒が良くないのか、通常の親子丼と比べてビジュアルに難があるのは否めません。また鶏が小さい上にネギや玉ねぎといった野菜類がほとんどないのも残念なところ。割り下の味が好みよりだいぶ濃いのは店の性格上やむを得ないとしても。

 焼き鳥屋のランチメニューで出てくる「焼き鳥・鶏の串焼きを転用した親子丼」みたいなものをイメージすると少々がっかりするかもしれませんが、値段を考えれば十二分に評価に値すると思います。

 なお「別売りの【麻辣たれ(40円)】をお好みの量追加していただくと、"シビカラ"な味の変化をお楽しみいただけます!」となか卯は謳っていますが、フツーに券売機ボタンを操作していると「麻辣たれ」の存在には全く気付きませんでした。「麻辣たれ」を勧めているのであればここは何か工夫が必要でしょう。

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2020.05.30

冷やしちゃんぽん@リンガーハット

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 リンガーハットが2020年4月23日から期間限定で販売中の「冷やしちゃんぽん(600円+税=660円)」を試食。ここ数年夏の定番になっており、昨年も7月に試食しましたが、どういうわけが税抜ベースで90円も値下げ。

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 清涼感を出すためか、相変わらず透明な器で出てきます。もちろん「冷やし」の名に違わず、冷え冷えの状態で登場。

 でも結論から言えば、これはこれでアリで悪くはないのですが、ちゃんぽんを食った気がしないというか、もはやちゃんぽんではないといった印象が強く残りました。とんこつベースのスープにごまだれっぽいの加えているせいか、冷え冷えなのと相まって豚骨の旨味がマスクされているのが「ちゃんぽん離れ」の主因だと思います。

 ただ今年は「食べるラー油」っぽい「ピリカラ特製オイル」を付けて味の変化を楽しめる趣向も。これによりデフォルトだとちょっとぼんやりした味わいがぐっと引き締まって実に良い感じに。その代わり、昨年付いていた「長崎産の唐人菜を使用したリンガーハット特製の漬物『ぶらぶら漬け』」がなくなってしまいました。

 90円も値下がりしたのは野菜が減ったからな? 昨年は「7種類の国産野菜を合計約180g使用しており、夏でもたくさんの野菜が摂れる商品」というウリ文句が付されていましたが、今年は「6種の国産夏野菜を使用し、食感のバラエティ豊かなちゃんぽんです。」と1種類減っただけでなく、ボリュームも心持ち減ったような気がします。

 しかも具に通常のちゃんぽんには使わない水菜を加えたのは相変わらず疑問。もやし、にんじん、コーン、きくらげといったちゃんぽん定番の野菜はそのままのようなので、何が減ったのかな? 他に海老やハムの姿も。

 また「100円+税で麺増量もできます。」とのことですが、いきなり麺2倍になってしまうようで・・・通常のちゃんぽん同様1.5倍が欲しところ。

 とはいえ「ちゃんぽん」であるという先入観を排除し冷し中華に代わる冷麺として割り切ってさっぱりあっさりした味わいを楽しむのであれば、悪くはない選択だと思います。

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2020.05.29

ロースかつカレー@松のや

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 「松のや」が2020年4月22日よりカレーをリニューアルしたと聞いて早速試食に。試食したのは「ロースかつカレー・並(650円)」。他に「海老フライカレー」や「ごちそうハンバーグカレー」も併売していました。

 松のやでカレーを食べるなんて、2年ほど前に「スパイシーカレーソースロースかつ定食(630円)」を試食して以来。その際はてっきり松屋と同じカレーが出てくるものと思い込んでいたところ、どうも松屋出来あいのカレーではなくわざわざルーを作り直したようで、微妙にキーマカレー風で、しかも松屋よりスパイシー感強め(といっても後に引くほどの辛さではない)という印象を受けました。

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 で、今回のカレーは「香りがより豊かになり、甘みもある新しいカレーは、マイルドな味わいの新作です!」というのがウリ文句。うーん、今回はめっちゃ松屋のカレーに寄せてきたような気が。全然辛くないけど旨味とコクで押しまくる、いかにも和風のカレー。正直もうちょっと辛くてもいいんじゃね?とは思いますが、これはこれで美味い。またロースかつは松のやらしく、値段を考えれば十二分な出来ですし。

 さらに松屋の奇習「カレーに味噌汁」ではなく、松のやはミニポテキャベツ付きなのも高評価。ただ、松のやは卓上のサラダドレッシングがしょぼいんだよなぁ・・・

 カレー自体が松屋とほぼ同じな反面、松屋のカレーメニューにかつカレーや海老フライカレーはない(ハンバーグカレーはある)ので、適宜使い分けてくれということなのかも。

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2020.05.28

川むら@川口芝下 ~ 煮干らーめん・正油

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 産業道路「芝宮根」交差点を東へ。丸源ラーメンの手前。一応蕨駅が最寄りになりますが、かなり距離があって電車でのアクセスは非現実的。かつて「中華そば 葵」の定休日である水曜日に営業していた「川むら」が、「葵」の移転に伴って晴れて独立店となったもの。ほぼ3年ぶりの再訪。

 11時の開店5分前に到着したところ先客ゼロでしたが、開店までに後客4。開店して程なく満席となり、退店時に中待ち1と結構な人気店の模様。店の前の駐車場は自転車&バイクだらけで、大半の方はそこそこ遠くから来ていたみたい(苦笑)
 
 店の左奥にある券売機ボタン先頭の「煮干らーめん・正油(800円)」を注文。ランチサービスなし。

 メニューは他に「煮干らーめん・塩」と「濃厚煮干らーめん」など。

 店内は横長L字型カウンター8席。外観はともかく、内装は前店が2年前ほどに改装したばかりなこともありほぼ居ぬきかな? 卓上にはLEMON酢、ラー油、ブラックペッパー、一味。水セルフですが、給水器は券売機横にあるだけで卓上に水ボトルはなく、しかもカウンターの背後が狭いので食券を買った時に水も汲んでおかないと何かと面倒。

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 この手のラーメンにありがちなことにスープは少なめですが、麺が水面上にこんにちは!するレベルではないので許容範囲内。またスープは「動物系素材を使わず煮干のみで抽出」したとのこと。他店との差別化を図ったつもりなのでしょうが、えぐみこそ免れているもののかなり魚臭くて好みは分かれそう。また塩気が案外強いのも難儀。 

 麺は菅野製麺製のストレート中細タイプ。これまたこの手のラーメンにありがちな水気の少なそうな、口当たりに心持ちざらつきがあるタイプで硬めの仕上がり。

 具は鶏と豚のチャーシュー、太くて短いメンマ、かなり細かく刻まれた玉ねぎ、刻み青ネギ、海苔。

 量は少なめなので和え玉を頼むかどうか迷いましたが、ハーフサイズでも200円と高いので割愛。

 前回食べた「濃厚煮干らーめん」は非常にしょっぱくて参りましたが、この店はかなりマニア指向なのかも。

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2020.05.27

みずさわ@川口 ~ 川口完熟味噌タンメン

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 川口駅東口、コモディイイダの向かい。ほぼ半年ぶりの再訪。先客ゼロ、後客5。

 長岡の人気店が首都圏に出てきたものと聞いていた「みずさわ」が、実は味噌らーめんがウリの「満開屋」と同一資本だったという話には心底驚きましたのか、それなりに人気があった味噌らーめんをなぜかバッサリ切って生姜醤油らーめんへ転換したのは品ぞろえの意味で無理があったのか、いつの間にか味噌らーめんを復活させたと聞いて再訪した次第。

 店内のタッチパネル式券売機で「らーめん」のボタンを押すと最初に開くタブの中から基本と思しき「川口完熟味噌タンメン(880円)」を注文。ランチサービスなし。

 最初に味噌のタブが開くことでも判るように、屋号も外観も従来通り「生姜醤油らーめん」を前面に出していますが、実態は完全に味噌タンメン推しに回帰した感じ。味噌系メニューは他に背脂完熟味噌、完熟黒味噌、完熟辛味噌、甘海老味噌。それ以外には新潟長岡生姜醤油、新潟長岡背脂生姜醤油、まぜそばなど。つけ麺や「水沢の塩」といったメニューはなくなっていました。また唐揚げをやたら推しているのは従前の満開屋と同じ。

 店内はコロナ禍を受けて椅子を減らしており、厨房沿いにカウンター4+2席。店手前に4人掛けテーブル。店奥に4人掛けテーブル2卓。卓上にはコショウ、酢、おろしニンニク、一味。またコロナ禍対応でドアを開けて営業していますが、炒め物の油煙が結構店内に漂ってきます。

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 店では「満開屋の味噌が水沢のスープとコラボして復活」「満開味噌と川口の麦味噌を合わせ熟成期間を経てようやく完成」と謳っていますが、スープは若干辛め寄り、心持ちビターかな?それ以前に炒め物と入り混じってかなり脂っこいのが特徴。タンメンといっても古典的なあっさりタイプではなく、「トナリ」タイプの超こってり系です。なおニンニクは底のほうに沈んでしまったのか、終盤になってようやくがっつり効いてきた程度でちょっと残念。

 麺は縮れの強い平打ちに近い並太麺で食べ始めはやや硬めに感じましたが、食べ進んでいるうちに急速にスープに馴染んでゆきました。

 炒め物はもやしやキャベツ、タマネギ中心にニンジン、キクラゲ、豚コマ、ひき肉など。後乗せでメンマ、なると。ちょっとしかない豚肉をわざわざ前に出して配膳するあたりはプロの仕事です(苦笑)。とにかく具沢山で、麺も合わせてかなりのボリューム。下手にサイドメニューを付けると明らかに食いすぎなので注意。

 具を中心に細部の違いこそあれ、正直総じて以前の「満開屋」の味わいにおもっきり戻した感じで、それが大正解だと思います。およそマニア受けしそうにない一杯ですが、こういう判りやすい味わいこそがこの立地には求められているかと。クォリティーは値段相応で高くはなく、しかもメニューも豊富なので近所の方が普段使いするのは良い店だと思います。

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2020.05.26

百歩ラーメン@川口

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 北浦和に本店がある「百歩ラーメン」の支店。最寄は一応川口駅なんでしょうがかなり距離があります。川口駅西口から戸田方面へ直進。「宮町」交差点角に立地。自宅からだと線路を超えないといけないので案外行く機会も気力もなく、ほぼ2年ぶりの再訪。先客ゼロ、後客4。

 相変わらず券売機はなく、卓上のメニューを見て基本の「百歩ラーメン(720円)」を麺堅めで注文。後払い。前回往訪時より40円値上がり。但し、ランチタイムの無料サービスに半ライスのみならず小さい冷奴サービスが付くようになっていました。

 メニューは他に醤油、赤百歩、味噌、つけ麺など。また前回往訪時は期間限定で売り出していた「担々麺」がレギュラーメニューに昇格していました。その代わり期間限定メニューはなし。

 店内は郊外店らしいゆったりとした造りでテーブル席主体。4人ないし6人掛けのテーブルが4卓と8人ぐらい座れる大テーブルが1卓。カウンターは6席しかありません。卓上には刻みネギが取り放題。さらに辛子高菜、白ごま、一味、胡椒、おろしにんにく等。

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 スープはマイルドなとんこつ。臭みはほとんどなく、脂っぽいとかしょっぱいとか、妙な癖がないので良く言えば万人受け。悪くいえば平板な印象を受けました。高菜やニンニク、白ゴマ等で味を自分好みに整えながら食べることが前提なのかも。

 麺は並太ストレート。麺の太さといい、つるつるとした食感といい、博多風のとんこつラーメンを期待してゆくと肩透かしにあいます。替玉もあるにはありますが、この麺だと麺茹でに時間がかかりそう。もっとも半ライスサービス付きなら替玉の必要はまずないと思いますが。

 具は海苔にメンマ、それにバラ肉チャーシューと寂しげですが、この辺は値段相応。半ライスのおかずには物足りないところを取り放題の刻みネギで補足。もっとも卓上の刻みネギを調子こいで入れすぎるとスープがぬるくなってしまうので注意(苦笑)。

 安くてお腹一杯になって、そこそこ美味ければなお良いといったニーズには十分応えられる出来で、周囲にこれといったラーメン屋がなく、また小さいながらも駐車場もあるので長続きしているのかも。

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2020.05.25

すし松@川口 ~ 日替わり海鮮丼

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 川口駅東口のコモディイイダ前。約1年半ぶりの再訪。「松屋フーズ」系の回転寿司店ですが、1年半経っても6店舗から10店舗と出店ペースは非常に緩やかで、まだ実験店の域を出ないのかも。

 川口店の最大の特徴は「回転レーン」がなく、注文は全てタッチパネル経由なこと。いわば「全く回転しない回転寿司」。回転寿司店でも回転レーンの寿司を食べる客は非常に少なく、タッチパネルで好みのネタを注文するのが大半になっているという現状を踏まえて、思い切って回転レーンをなくしたのでしょう。

 100円回転寿司でありがちなネタで比較すると、一皿当たり単価は110~290円といった感じでかなり割高。その分ネタが良いかというと、多少マシかなぁといった程度。よって前回往訪した際には100円回転寿司、あるいはそれよりやや格上の「がってん寿司」や「銚子丸」と比べるといかにも中途半端な感じとやや厳しめの評価を下しましたが、場所が良いせいかそれなりに客は付いたようで、今回も隔席でほぼカウンターがさっと埋まるくらい繁盛していました。しかも客の回転がめっちゃ速い!!

 今回は平日ランチメニューの中から「日替わり海鮮丼(500円)」を注文。ワンコインの海鮮丼といえばくら寿司が2020年2月21日平日ランチタイムに「旬の海鮮丼」を売り出したばかりですが、すし松はその先駆者だったのかな?

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 くら寿司で試食した「旬の海鮮丼」は「マグロのような何か」をベースに「いくらのような何か」と「ウニのような何か」という構成でしたが、すし松の「日替わり海鮮丼」はサーモン、まぐろ、海老、しめ鯖、はまち、玉子などバリエーションがずっと豊富。もっともネタはめっちゃ薄かったり、寿司ネタにはできない端材の寄せ集めだったりしますが、その辺は致し方なし。

 またくら寿司は「特製茶碗蒸し」か「あおさ入り赤だし」が付いてくるのに対し、すし松はあら汁が付いてきます。サイズの差も含めてここはすし松が圧勝。

 なお丼は若干小さいかな?といった程度なので小食の方ならこれで十分でしょうし、足りなければ1、2皿追加で頼めば十分すぎるくらい。

 安くて腹一杯になり、しかもそこそこ美味いという極めてコストパフォーマンスが良い一品。いやはや「すし松」の実力を侮り過ぎました。

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2020.05.24

【閉店】川崎製麺所@蕨 ~ あごだし醤油

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 蕨駅東口から続く飲食店街の一角。食品スーパー「ライフ」の手前。「支那そば 富勢」→「日月堂」の跡地。先客3、後客2。台風シーズンでもないのに電飾看板が派手にぶっ壊れているのが気になります。

 券売機はなく、卓上のメニューを見て基本と思しき「あごだし醤油(700円+税=770円)」を注文。ランチサービスなし。メニューは税別表示なので注意。

 メニューは他にあごだし塩、あごだし醤油とんこつ、あごだし塩とんこつ、背脂醤油、火山ラーメン、川崎特製とんこつ、味噌、濃厚魚介つけ麺など。またなぜか唐揚げやコロッケなど揚げ物の定食も用意。

 店内は前店から一新したのかな? 縦長カウンター6席と4人卓×2、2人卓×4。奥に製麺室があるせいか、前店ほどラーメン屋にしては無駄に広すぎる感じではなくなってします。卓上にはブラックペッパー、一味、酢、醤油、ラー油。またにんにくやすりごまも頼めば出してくれるようです。

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 スープはいかにもあごだしらしいやや甘目の味わいですが、あごだしでガンガン押すのではなく「二種類のとんこつスープ」を合わせてバランスを取ったせいか必要以上に甘ったるくはなく、かえしも無意味に自己主張することなく、万人受けする出来に。ただ表面の脂がやや多めでコクを加えてはいますが、店が「あっさり」と称するほどあっさりした印象は受けず。

 麺は中細縮れ入りで若干柔らかめの仕上がりながら、スープとの相性はまずまず。つるつるとした口当たりが楽しめます。なお麺はあっさり系には細麺、こってり系には中太縮れ麺、つけ麺には平打ち麺と麺を代えているとのこと。

 チャーシューは薄いながらも脂が程よく差し、かつ煮込み加減もまずまず。他に薄切りメンマ、三つ葉、海苔、刻みねぎ。

 蕨駅東口はなんとも微妙なラーメン屋がひしめいていますが、このレベルなら普段使いには十分かと。前店と違ってメニューは他店と被りませんし。

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2020.05.23

珍来@川口 ~ 中華丼

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 埼玉県南に幅広く店舗展開している「珍来」。看板に「らーめん」と大書してありますが、ここでらーめんを食べる気なんて全く起こらず、いつもご飯ものを注文しています。1年8ヶ月ぶりの再訪。先客1、後客5。

 ここは日曜日・祝日以外のランチタイムに日替わりで格安メニューを提供しています。往訪した土曜日は「中華丼」の日だったのでそれを注文。本来750円の品を630円で出しているので結構なサービス品です。というか、個人的には普段中華丼なんてまず食べませんし、めっちゃ割安なことに気づいてようやく食べる気になったというのが正直なところ。

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 「中華丼」ってどう見ても八宝菜をご飯にぶっかけただけだと思うのですが、「八宝菜丼」でも「八宝丼」でもなく、なぜか「中華」を代表するかのように大きく出たネーミングなのが最大の謎。

 また珍来の中華丼は見た目で判るように白菜だらけ。ニラ・ニンジン・豚肉・うずら卵・きくらげと他の具材もあるにはあるのですが、白菜のウェイトがでかすぎて「八宝菜」ではなく「1.5宝菜」みたいな。また海老・イカ、せいぜいカマボコといった海産物系の具は見当たりませんでした。

 で、白菜だらけの具がたっぷりした飴に包まれて出てきます。飴は中華っぽい旨味で推すというよりはちょっと塩気で推している感じで、好みから外れていました。また珍来らしく中華丼もやはり量が多い。飽きてきたところでちょっとラー油を差してフィニッシュ。

 珍来の日替わりサービスは、昔はサービス品が終日500円だったのですが、やがてランチタイムだけになり、さらに徐々に値上がりしてしまいましたが、安くて腹一杯になるのは確か。ただどのメニューも好みから少し外れているんだよなぁ・・・

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2020.05.22

赤湯元湯@赤湯温泉

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 赤湯温泉にいくつかある共同浴場の一つで、10年ぶりの再訪。もともと2つの共同浴場を統合して出来たせいか、2つの源泉が楽しめるのが売り物。隣に足湯を設け、温泉街を代表する共同浴場として作ったはずなのに、肝心の共同浴場が観光色皆無、いかにも公的施設っぽい飾り気のない建物なのが少々残念です。

 1Fにフロントとちょっとした休憩スペースがあり(但し、ビールなし)浴場は男女とも2F。浴室にはシャンプーやせっけんなど何も置いてありませんが、入浴料はわずか200円。さらに無料コインロッカー付きできわめて安価。

 浴室内には大小二つの湯船。大きめのが森の山源泉でぬる目。小さめのが湯川原源泉でかなり熱めで苦手だったので、入浴は専ら大きめので。共にかけ流し&水道水で温度調整。森の山源泉はいかにも硫黄泉らしくわずかに黄色がかっており、かすかに硫黄臭も。

 ただ浴場の規模&客入りの割にはカランがわずか6個と少なく、更衣室も手狭なのは難儀。またやたら注意書きの貼り紙が多いのも気になりました。

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【温 泉 名】赤湯温泉
【施 設 名】赤湯元湯
【入浴料金】200円
【交通手段】赤湯駅から徒歩20強
【泉  質】①単純温泉
      ②含硫黄-ナトリウム・カルシウム-塩化物温泉
【源 泉 名】①湯川原源泉
      ②森の山源泉・森の山2号源泉
【泉  温】①52.0度
      ②60.4度

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2020.05.21

龍上海@赤湯 ~ 赤湯からみそラーメン

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 山形新幹線赤湯駅から温泉街へ向けて歩いて15分強。南陽郵便局の近く。ほぼ10年ぶりの再訪。その間に本店が建て替えられていて(建物の向きすら変わっている!)、暖簾くらいしか昔の名残はないかも。夕方のヒマヒマな時間帯に往訪したつもりでしたが、先客7、後客3とそこそこの客入り。

 早速ウリものの「赤湯からみそラーメン(880円)」を注文。券売機はなく、後払い。醤油ベースの「赤湯ラーメン」を注文している客もいました。

 店内は店中央に8人掛けくらいの円卓が二つ、4人卓×3、L字型カウンター5席。卓上には胡椒のみ。

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 辛味噌を溶かす前にどんよりとした色合いのスープの味を確認。ベースは「赤湯ラーメン」と同じく鶏ガラ・豚ガラ・魚介かな? 悪くはありませんが、これだけだとちょっと物足りないのも確か。見た目通り油も多めで結構こってり。

 そして肝心の辛味噌を溶かすと味わいが一変!! 店内に漂うニンニク臭からも想像がつきますが、ニンニクの味わいがスープを全面支配。最初から辛味噌を全部溶かさずにちょっとずつ溶かして味わいの変化を楽しめれば良いのですが、少量でもニンニクの主張が強烈なので溶かし進みが難しい。なお全部溶かしても辛さはは許容範囲内。むしろ味噌の自己主張が強いゆえに水を飲みたくなります。

 麺は自家製の太め&手揉み縮れ麺でつるつるした口当たり。もっちりというよりはコシが強め。スープとの相性は文句なし。

 具はバラ肉チャーシュー、刻みネギ、ナルト、細メンマ、青のり。

 首都圏でも龍上海風の辛みそラーメンを出す店が増えましたが、赤湯本店のはまだまだ別格かも。

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2020.05.20

オニオンサーモン丼@すき家

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 すき家が2020年5月13日から期間限定で発売中の「オニオンサーモン丼・大盛(710円)」を試食。

 海鮮系の丼ものは「なか卯」が最も得意とするところですが、すき家も遅まきながらその可能性に気がついたのか、今般初めてサーモンを使用したメニューを投入したようです。

 オニオンサーモン丼は、「脂がのった厚切りのサーモンに、シャキシャキ食感のスライスオニオンをあわせた商品です。まったりとしたマヨにピリリとしたわさびの辛さがほど良く効いた特製わさびマヨソースで、すき家ならではの海鮮丼に仕上げました。」というのがすき家のウリ文句。

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 配膳されたものを見てびっくりしたのは、思ったよりスライスオニオンの量が多いこと!! しかもスライスされているとはいえ生で食べるにはちょっと厚みがあり過ぎ。サーモンだけだと生臭いのでスライスオニオンを添えたのでしょうが、ここまでスライスオニオンに存在感があり過ぎるのはさすがにどうかと思います。

 またスライスオニオンは当然ながら水っぽいせいか、デフォルトで添えられている「特製わさびマヨソース」だけではちょっとご飯を片付けるのには力不足という印象を受けました。従って別添のわさび醤油が早々と大活躍。すき家ではこれを「味変アイテム」と位置付けているようですが、それ以前の問題かと。

 一方サーモン自体は「厚切り」と呼ぶのはどうかと思うくらいで、100円回転寿司のサーモンよりは程よく脂が乗ってクォリティー自体は悪くありません。

 海鮮系の丼ものの出来に関してはまだまだすき家はなか卯に遠く及ぼないようです。

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2020.05.19

蕎麦の澤@西川口 ~ サーモン小丼ランチ

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 京浜東北線西川口駅の南西、済生会川口総合病院よりさらに南。仲町小学校西交差点近く。西川口駅からも川口駅からも徒歩20分くらいかかるところにあり、ほぼ地元の方向けの店だと思います。先客、後客ともゼロ。

 卓上のランチメニューの中から「サーモン小丼ランチ(900円)」を注文。ランチメニューは週替わりで「コロッケランチ」との2択でした。普通の蕎麦は「せいろ」が650円なのでごく一般的な街の蕎麦屋さんだと思います。但し丼ものは天丼だけ。またうどんはやっていません。

 店内は4人卓×1、2人卓×3と非常にこじんまり。店外には日本酒の一升瓶がやたら置いてありますが、酒の種類が多いというわけではなさげ。

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 「サーモン小丼ランチ」は蕎麦、サーモン小丼、それになぜかキャベツ主体のサラダが付いて来るセットもの。

 蕎麦は若干黒みがかった&口当たりにややざらつきがあり、かつしっかり冷水で締まった若干硬めで噛み応えがあるタイプで気に入りました。近所でこのレベルを出してくれるなんて誠にありがたいもの。東京の蕎麦屋にありがちな、白っぽくて細いタイプじゃないだけでも個人的には高評価。なお蕎麦らしくない、丼みたいな容器で出てくるのが謎ですが、深さがあるので量が少ないわけではありません(多くもないですが)。

 汁もこれまた東京にありがちなやたら辛いタイプではなく、良い意味で中庸。

 サーモン小丼のサーモンは小さくて極薄。その上にわずかに魚粉がかかっていますが、それでもご飯のおかずとしては力不足なので、醤油の力を借りることに。わさびが添えてあるので、醤油をかけるのを前提としているのでしょう。

 特に際立った何かがあるわけではありませんが、普段使いに徹した近所の蕎麦屋という意味では十分合格点です。

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2020.05.18

"たっぷりタルタル"チキン南蛮焼き定食@松屋

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 松屋が2020年5月12日より期間限定発売中の「"たっぷりタルタル"チキン南蛮焼き定食(650円)」を試食。チキンメインメニューの松屋の味といえば「ガーリックまみれ」、そうでなければ「カレー推し」という気がしてなりませんが、「タルタル」に目を付けたのは初めてかな?

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 「鉄板でふっくらジューシーに焼き上げた鶏もも肉に、松屋新作の"チキン南蛮ダレ"と甘く爽やかな風味を持つハーブのタラゴンが入った"特製タルタルソース"をかけた」というのが松屋のウリ文句。「タラゴン」っちゅーのが謎過ぎますが、別にヌンチャク振り回してアチョー!!でもなんでもなく、香草の一種のようです。パセリの粉みたいに見える濃緑の粒々がタラゴンでしょうか?

 「特製タルタルソース」はみじん切りのゆで卵が見え隠れする自家製然としたタイプではなくて、ほぼリキッド系。「チキン南蛮ダレ」と混ざっているせいかどうか判りませんが、かなり酸味強め。甘さは控えめ。

 それでともかく、びっくりするのは鶏肉が揚げ物ではなく、軽く下味をつけて焼いたようなのが出てくること!! これを「チキン南蛮」と言うのは羊頭狗肉じゃないのかなぁ、さすがに。ただ呼称の問題に拘らなければ、揚げ物ではない分胃に優しい、タルタルソースまみれの割には無駄に腹にずっしりと来ない仕上がりになっていて、これはこれで悪くありません。「ジューシー」は誇大表示だとしても。

 また「たっぷりタルタル」は大量の千切りキャベツを片付けるのにも一役。鶏肉の合間に野菜たっぷりを食べられるのも、見た目と違って案外味わいが軽い一因かも。

 個人的には松屋の鶏肉メインのメニューの評価は正直低かったのですが、「世界紀行シリーズ」あたりからようやく松屋なりの鶏肉の活かし方を会得したような気がします。

 

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2020.05.17

サーモン丼@なか卯

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 「なか卯」で2020年4月7日から期間限定で発売中の「サーモン丼(690円)」を試食。「なか卯の海鮮丼が、お求めやすい価格になって登場します。」とわざわざ謳っているところを見ると、昨年9月に売り出していた「サーモンいくら丼(790円)」からいくらを無くした廉価版という位置づけなのでしょう。

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 「サーモン丼」は「ほんのり寿司酢をきかせたご飯に、しっとりと脂の乗ったサーモンと錦糸たまごをあわせた、彩りあざやかな春らしい丼ぶりです。 大ぶりにカットしたサーモンの切り身は、白醤油とだしで作った特製の”漬けたれ“にサッと漬けこむことで、クセがなくさっぱりとした味わいに仕上げました。 錦糸たまごには、黄身の弾力とコクのある味わいが特長の、なか卯自慢の”こだわり卵”を使用しています。コクのある錦糸たまごの風味が、脂の乗ったサーモンの味わいと相性抜群です。」というのがなか卯のウリ文句。

 「しっとりと脂の乗ったサーモン」というのは誇張表現ではなく、相変わらず期待以上の出来。安モンのスーパーで出てきそうな妙に筋っぽい奴でもなく、100円回転寿司のサーモンみたいな妙にパサついた奴でもありませんし、これだけで大満足。コロナ禍のため飲食店が休んでいる影響で、回りまわってスーパーの刺身のクオリティーが上がっているという噂がありますが、なか卯もその恩恵(?)に預かれるのかな?

 また錦糸卵の程よい甘さとコクも悪くありません。総じてなんとも残念ないくらを無くして、なか卯のストロングポイントを前面に打ち出した廉価版投入は大正解だと思います。でも、なか卯は凝りもせず「いくら丼」を再投入したようですが・・・

 なお「サーモン丼」は6月上旬に販売終了予定とのこと。

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2020.05.16

イタリア食堂@川口 ~ ボロネーズスパゲティ

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 川口・樹モール商店街内「ヤマイチ」のある角を東へ。駅近マンションの立ち並ぶ住宅地の中に立地。近隣に「明香音」あり。約2年ぶりの再訪。先客ゼロ、後客1。

 ランチメニューのパスタの中から、メニュー先頭の「ボロネーズスパゲティ(700円)」を「大盛り(+100円)」で注文。大盛は1.5倍とのこと。

 ランチメニューはパスタ中心にピッツァやリゾットもあるといった格好。この2年もの間にメニューを大幅に見直したようで、パスタはメニュー数がほぼ半減し、以前食べた「ミートソーススパゲッティ」「チキンカレースパゲッティ」はなくなってしまいました。リゾットのメニュー数も幾分減り、その代わりにピッツァに力を入れたようです。

 ただパスタは相変わらず700~800円程度のメニューを数多く取り揃え、値上げもせずに頑張っているのはたいしたもの。

 また店内も手を入れたようで、カウンター席を入口近くの3席だけに減らしてボックス席に改装していました(4人卓×6)。あまり一人客は来ないということなのかも。

 食前にちょっとしたサラダとコンソメスープが付いてきます。

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 ボロネーズは「粗ひき肉とトマトをじっくり煮込んだ」ものだそうですが、一般論で言えば正直昭和の香り漂う「ミートソーススパゲティ」との違いがよく判りません!! でもソースは妙に甘くはなく、逆にやたら酸味が強いわけでもなく、良い意味で中庸で評価できます。

 またここで以前食べた「ミートソーススパゲティ」はなぜか麺も炒めてしまうタイプなので脂がめちゃ多いのが難点でしたが、「ボロネーズ」はフツーの茹でパスタに変わっていました。もちろんこれも評価ポイント。「ナポリタン」がメニューから消えたのを見ると、客層に合わせて「炒め物」系のパスタをきれいさっぱり止めたのかも。

 麺はラーメン基準だと(苦笑)若干細目、かつ心もち硬めの仕上がり。大盛だと量的にも十分満足。汁なし担々麺と違って、最後にひき肉がやたら余るような事態に陥らないのは不思議なもの。

 パスタはサイゼリヤで大満足なくらいの評価基準しか持ち合わせていませんが(^-^; この出来なら度々来ることになるかも。

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2020.05.15

とん喜亭@川口 ~ Bランチ

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 川口駅西口から「コモディイイダ」のある角を南へ。再開発地区「リプレ二番街」の一角。先客1、後客2。オッサン達が切り盛りしているとんかつメインの定食屋です。

 格安のランチタイムサービスがA~Cランチ(全部780円)の3種類あって、「Bランチ」を注文。券売機はなく、後払い。 メニューはこれら以外にもいろいろあって、先客はカツカレー定食を頼んでいました。

 店内は4人卓×2、2人卓×2、小上がりに4人卓と2人卓が一つずつ。いかにもランチ営業がメインっぽく、狭い店に目一杯テーブルを並べた感じ。

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 「Bランチ」のメインはロースしょうが焼き。さすがプロの仕事だけあって柔らかく仕上がっています。ただ生姜をガッツリ効かせるどころか、単なる隠し味に留めたような味付けなのは超意外でした。ご飯が進むようにやや濃い目の味付けなのは半ばお約束でしょうか? 千切りキャベツが山盛りで出てくるのはありがたいもの。

 ご飯は川口のこの手の店にありがち丼ぶりで出てくるので個人的には量はこれで十分。もっとも先・後客とも大盛を頼んでいましたが、そういう客層がメインの店なのかも。

 おかずに高菜&たくあんと味噌汁が付いてくるのはともかく、なぜか刻み海苔をまぶしたゆで卵が半個付いてくるのが不思議でした。

 川口駅西口は高層マンションが林立するばかりで飲食店が非常に少ないので、ここは貴重なお店かも。クォリティーはともかく「安めでとりあえずお腹一杯になる」点では良い店だと思います。

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2020.05.14

小半@蕨 ~ 中華そば

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 蕨駅西口から徒歩5分ほど。すぐ近くに人気店「濃厚鶏そば 葵」がありますが、この店も案外長続きしていて約3年ぶりに再訪。先客ゼロ、後客5。屋号は「こなから」と読みます。そういえば大昔NHKお天気お姉さんだった半井小絵さんは何をやってるのかなぁ?

 屋号やメニュー・券売機ボタンの配置を見るかぎり完全につけ麺推しの店ですが、「中華そば(850円)」を注文。並盛(140g)、中盛(210g)同値段で、並だといかにも寂しいので中盛で注文。

 他に「濃厚つけ麺」「濃厚辛つけ麺」、二郎ライクな「小半らーめん」「小半つけ麺」。「小半らーめん」は前回往訪時は数量限定でしたがレギュラーメニューに格上げされた模様。また「小半らーめん」は味噌や辛バージョンもできるようです。

 店内は縦長カウンター8席のみ。時節柄か前回往訪時から2席減っていましたが、相変わらず椅子がやや高くて難儀。卓上には一味、胡椒、酢、ラー油。

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 揚げネギ油を入れた小壺と共に登場。スープはつけ麺メインの店にありがちな濃厚ドロドロ系ではなく若干とろみがある程度で、魚介系の出汁が若干強めに出ながらも、動物系出汁とのバランスを考えたタイプ。ただ店が「煮干し香るあっさりスープ」と謳うほど煮干しは強くなく、あっさりでもなく(むしろ味が濃すぎるくらい)、バランスが良いというかなんだか中途半端というか、そんな微妙な感じ。

 そこで活躍するのが揚げネギ油。揚げネギの渋みが良いアクセントになり、かつスープのコクも深まってなかなか面白いかと。もっとも揚げネギ自体の香ばしさそのものははだいぶ失われてしまった気もしますが。

 麺は三河屋製麺の並太ストレート。スープとの相性は良く、つるつるとした食感もまずまず。中盛の麺に対してもスープの量に特段不足感はありません。

 そこそこ厚みがあるチャーシューは周囲に焦げが入っていますが、脂身が多くてイマイチ。他に海苔、刻み玉ネギ、青菜、刻みネギ、ナルト。

 次回は「小半らーめん」で再訪します。

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2020.05.13

風来居@淡路町 ~ しおらーめん

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 丸ノ内線淡路町駅/都営新宿線小川町駅から靖国通りを東へ。須田町交差点傍。昔「交通博物館」があったところの近く。ほぼ6年ぶりの再訪。西新宿の店にも3年前に行ったきり。先客ゼロ、後客4。

 入口脇の券売機ボタン先頭の「しおらーめん(800円)」を注文。ランチサービスなし。

 メニューは他にみそらーめん、しょうゆらーめん、まぜ麺、旨辛しおらーめん、王道のまぜそば、肉味噌つけ麺など。しばらく来ないうちに随分メニューが増えた気がします

 店内は案外奥行きがあり、縦長L字型カウンター12席。卓上には胡椒、一味す、酢。

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 白ゴマの浮いた白濁スープ。甘目、かつ豚骨ベースと思しき出汁の旨味が過多な感じは相変わらず。また見た目以上に脂が多くてこってりとした味わいで少々くどく、終盤飽きが来やすいのも相変わらず。

 麺は小林製麺の細めほぼストレート。丼がやや小さいためか、丼の中で玉になっていて最初は食べづらい上にスープの絡みも良くなくて参りました。心持ちごわごわした独特の食感が特徴的。落ち着いてしまえばスープとの絡み、相性は悪くありません。

 バラ肉チャーシューは脂身多めで濃い目の煮込み加減。他に大きなキクラゲ、白髪ネギ、刻み青ネギ、メンマ。

 大昔の人気店「山頭火」の流れを汲むと言われる「風来居」。「山頭火」は多店舗展開の末にすっかりガタガタになってしまいましたが、「風来居」ももう悪い意味であんまり「山頭火」と変わらない感じになっちゃったかなぁ・・・

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2020.05.12

【閉店】八頭龍@戸田 ~ 牛魔王(油そば)

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 戸田市役所の近く。市役所南通りからわずかに引っ込んだところにあるので見落としやすいかも。ほぼ3年ぶりの再訪。屋号は「おろち」と読みます。

 食べログやRDBでは11時半開店になっていますが、どうもそれは古い情報のようで、実際の開店は11時45分頃。勝手知ったる地元民はそれくらいの時間になるとゾロゾロやってきて開店までに6人。開店後もひっきりなしに客がやって来て程なくほぼ満席に。近くにこれといった競合店もないせいか、地味ながら相変わらずの人気店のようです。

 なぜか入口傍ではなく、店のほぼ中央に設置されているタッチパネル式券売機で「牛魔王(油そば:800円)」を注文。大盛り無料サービスをやっている旨を唐突に告げられた(その旨は店内のどこにも明記されていないような・・・)ので、つい反射的に大盛を注文。なお麺量は並盛だと225g、大盛300g。

 メニューは他に支那そば、八頭龍らーめん、豚骨魚介、鶏和牛(つけ麺)など。一時は味噌も売り出していたようですが、往訪時は売切れ表示になっていました。

 店内は縦長のカウンター6+3席と4人卓×2、2人卓×2。水セルフ。卓上には一味とブラックペッパーのみ。

 券売機横に給水器があるのはともかく、さらにその横に紅しょうが、カクテキ、マカロニサラダ、辛子高菜、大根醤油漬けを置いて小皿で取り放題にしているのは珍しいサービス。茹で卵もたった10円で販売。

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 300gだと結構なボリューム!! ただ麺の上にきくらげ、青ネギ、刻み玉ねぎはともかく、全然刻んでない炙りチャーシューとかゆで卵半個とか極太メンマとか、油そばを混ぜるのに全く向いていない具を重ねるのは何故だろう?

 「牛魔王」は上記の具の他に、自家製の麺に熟成醤油だれと和牛背脂を絡めただけのシンプルなつくりで、当然ながら和風テイスト。タレはかなり少なく、しっかりと混ぜても割と薄味。しかし脂の質が良いのか全然脂っぽくなく、しかも薄味なのが幸いして量が多い割には全く箸が止まることなく食べ進められました。

 自家製の麺はやや太めのストレート麺。もちもちっとした弾力感、つるつるっとした歯応えが気に入りました。

 味変用のニンニクや魚粉は卓上になく、頼めば出してくれる模様。マヨネーズは無料の漬物類のところに置いてありました。生卵は30円で別売り。個人的にはもともと薄味をウリにしているものに味をやたら重ねる気にはならず、無料の辛子高菜(ニンニク入り)を途中で投入したところ、これがジャストフィット。

 マニア受けなんてまるで考えず、判りやすい味わいのラーメンをそこそこの値段でがっつり食べさせる店と考えれば、近隣の方々に人気があるのは良く判ります。

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2020.05.11

ロースミルフィーユかつ定食@松のや

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 松のやが2020月5月6日より期間限定で発売中の「ロースミルフィーユかつ定食(680円)」を試食。「ロースミルフィーユかつ&ささみかつ定食」、「ロースミルフィーユかつ&唐揚げ定食」、「ロースミルフィーユかつ&海老フライ定食」、「ロースミルフィーユかつ&カキフライ定食」も併売。

 「ミルフィーユかつ」シリーズは2018年3月に初めて試食した後、何度も断続的に期間限定販売されています。併売メニューも昔は「おろしミルフィーユかつ定食」や「チーズトマトミルフィーユかつ定食」といった変化球がありましたが、今回は単に揚げ物の増量に留めたようです。また復活販売の度にちょろちょろ値上げしているような気も。

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 「薄くスライスした豚ロース肉を7枚重ねてサクサク・ジューシーに揚げた『ロースミルフィーユかつ定食』は、ジューシーでふんわり、やわらかな食感がお楽しみ頂ける逸品です。」というのが松のやのウリ文句。

 確かに普段の「ロースかつ」よりは食感が柔らかい気がします。しかし「ロースかつ」も別に堅いというほどのことはないので、あまり差別化できているようには思えず。また「サクサク」はともかく「ジューシー」は絶対にない。むしろパサつき加減で、「ジューシー」とはACに訴えても良いくらいの不当表示。

 「ロースかつの1.3倍のボリューム」とも記されていますが、確かに「ロースかつ」よりも若干厚みがあるような気がします。でも総じて「ロースかつ」より130円も高いだけの付加価値があるとは思えず。

 よって、このシリーズの試食は今回で打ち止め。

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2020.05.10

温玉麻婆麺@餃子の王将

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 「餃子の王将」が5月限定メニューとして販売中の「温玉麻婆麺(750円)」を試食。

 何より驚いたのは温玉麻婆麺は汁なしだったこと!! それゆえ「餃子の王将」の残念なスープで変に薄まることなく、麻婆豆腐なり温玉なりの味わいをダイレクトに楽しめました。

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 「とろり温玉に山椒がピリッ!! たっぷりの豆腐ともっちり麺に温玉のコクと山椒の効いた挽肉の旨味が絡む!!」と言うのが王将のウリ文句ですが、餃子の王将の麻婆豆腐はかなり甘目で、「山椒の効いた」は無いんじゃないかと。辛さは卓上のラー油で補完できますが、痺れのほうはどうにもならず。

 麻婆豆腐自体が甘めなので温玉を崩して味わいをマイルドにする必要なんて全然なくて、温玉をいきなり麺に絡めてそのコクと旨味をじっくり味わうのがベター。

 麺は中細ストレート。ややチープな感じは否めませんが弾力はそこそこあり、もともとの期待値が著しく低いだけにまぁこんなものかと納得。配膳時は麻婆豆腐の下で玉になっていて、見た目を気にせずに麺をほじくり返さないと食べづらいかと。豆腐がたっぷり入っていることもあって、ボリューム的には単品でもなんら問題なし。底に麻婆豆腐がやたら余ることもなく、きれいに完食。

 昨年11月に試食した「温玉担々麺」は正直ハズレで、「温玉麻婆麺」もたいして期待せずにオーダーしましたが、とんだポジティブサプライズでした。

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2020.05.09

牛バラ焼きチキンカツ定食@かつや

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 「かつや」が2020年5月7日から発売中の「牛バラ焼きチキンカツ定食(690円+税=759円)」を試食。「牛バラ焼きチキンカツ丼(税別590円)」も併売されていますが、丼だけだといかにもくどそうなので定食のほうにしました。

 かつやは毎月のように期間限定商品を繰り出してきますが、どうも最近の商品は食指が伸びず、かつやに来るのは3ヶ月ぶり。当然ながらかつや名物の「100円割引券」は期限切れになってしまいました(´・ω・`)ショボーン

 かつやは今般「かつやがアレンジするご当地グルメ企画」を打ち出し、具体的には「『あの場所でしか食べられない味』を再現するのではなく、『もしもかつやで食べるなら』を表現したメニュー」を売り出すことにしたようです。「牛バラ焼き」はその一環で、青森県十和田市の名物である「十和田バラ焼き」を、「“もしもかつやで食べるなら"こうだ!」というメニューに仕上げたとのこと。

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 「幅広な玉ねぎと牛バラ肉をにんにく香る甘いタレで炒め、ザクザクのチキンカツと合盛りに。牛と鶏を一度に味わえる食べ応え抜群な一品です。」というのがかつやのウリ文句。配膳されるや否や、結構なニンニク臭が襲ってきます。

 しかもタレが強烈に甘い。玉ねぎをたっぷり目に添えてあるのでその甘みを活かすだけでも十分そうなのに、タレがめっちゃ甘いのには参りました。食べ始めは悪くないなと思ったのですが、急激に甘ったるさと脂っぽさにやられて、千切りキャベツどころか、ソースがかかったチキンカツですら「あっさり味」に感じられて事実上の箸休めになるレベル・・・

 定食でこれなら、千切りキャベツが減り、豚汁も付かない「牛バラ焼きチキンカツ丼」だと完全にアウトだったかも。

 十和田市は新幹線が通ってないどころか車がないと行きづらいところなので、現地で「十和田バラ焼き」を試食したことはありませんが、うーん、これだとなぁ・・・・

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2020.05.08

らーめん大@蕨 ~ 500円らーめん

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 京浜東北線蕨駅東口を出て、線路沿いに北へ。蕨陸橋の手前。先客ゼロ、後客4。

 言うまでもなく二郎系の店ですが、この店のユニークなのは11時半の開店時から13時まで「500円らーめん」という格安メニューを出していること。但し、無料オプションはニンニクの有無だけで、野菜マシ等は出来ないようです。

 メニューは通常のらーめん以外につけめん、油そば、塩らーめんなど。また往訪時は期間・数量限定&夜営業のみ味噌らーめんを出していました。

 店内はL字型カウンター7席のみ。割と席間がゆったりしていて、時節柄座席を減らして営業しているのかも。卓上には白こしょう、黒こしょう、一味、酢、ラーメンのタレ(?)。店はワンオペ体制。

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 スープはあまり濁りがないタイプで、デフォルトだと細かい背脂が目立つ割には脂の量はあまり多くありません。豚骨出汁の旨味はそれなりにしっかりしていて、しかもやや甘目。これくらいのスープの出来ならニンニク無しが正解だったかと思うも時すでに遅し。

 麺は太目のストレート麺でやや硬めの仕上がり。量はらーめん並と同じ200gかな? 「ワシワシ」という形容がしっくり来ます。

 野菜は茹でもやし主体ながらキャベツも若干混じっています。個人的にはこの程度の量で過不足なし。「500円らーめん」のチャーシューは1枚のみと明示されていたものの、こんなに小さいとは・・・ 

 でも値段を考えればこれでも十分すぎる出来。「らーめん・並(720円」より圧倒的にコストパフォーマンスが良い上に、食べ過ぎずに済むという利点も!!

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2020.05.07

うま辛担々うどん@丸亀製麺

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 ここ2年連続して期間限定販売されていた「うま辛担々うどん」。今年も4月23日から期間限定販売されたので早速試食に。但し、昨年は辛さがあれこれ選べたのに対し、今年はそのオプションがなくなってしまいました。また発売期間も6月初旬までと昨年(4月26日から7月15日まで)より約1ヶ月も短くなったのも気になります。

 注文したのは「うま辛担々うどん・大(780円)」の冷やし。「大」は昨年から30円値上げ。

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 「うま辛担々うどん」は担々スープをかけた上に「醤油やしょうが、ニンニクが香る鶏豚そぼろ」とほうれん草を盛り付け、香味ラー油を回しかけただけの割とシンプルなもの。ちょっと勘違いしたのですが、「冷やし」といっても汁なしというわけではなく「温」と基本構造は全く同じで、麺もつゆもキンキンに冷えているだけのようです。

 担々スープはごまダレがきつくてややとろみがあるのが特徴。また一応ラー油をかけてあるといっても辛さはさしたることはなく、痺れは皆無。辛いもの好きな方には甚だ物足りないでしょう。辛さのレベルを選べなくなってしまいましたが、かつての基本の「3辛」くらいでしょうか。また「冷やし」だと辛さが一層マスクされてしまうようで残念。

 また「担々麺」と違ってあくまでもうどんであり、スープは「うどんに合うようベースには白だしを使用」しているそうで当然ながら和風の味わい。隠し味にかつおの粉を肉味噌に振りかけたのが妙手なのか、ごまダレも肉味噌もなんら違和感なく和風出汁と一体化しており、麺をすすり、肉味噌をサルベージしているうちにあっという間にどろどろスープがなくなってしまいました。担々麺だとスープを全部飲んでしまうなんて普段はありえません。

 季節柄「冷やし」も悪くはないのですが、味わいの上では「温」のほうが個人的にはベターでした。

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2020.05.06

【閉店】らんまる@北浦和 ~ 煮干中華そば

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 京浜東北線北浦和駅西口を出て南へ。休業中の「呉田」の近くですが線路沿いではなく、少し引っ込んだところにあるので判り辛いかも。11時の開店直前に到着したところ先客1でしたが、後続無し。

 券売機はなく、卓上のメニュー先頭の「煮干中華そば(780円)」を注文。ランチサービスなし。後払い。

 メニューは他に濃厚煮干そば、油そば、汁なし担々麺など。油そばのみ並200g/大250g/W300g同料金と明記されていました(Wはダブルではない!)が、他のメニューの麺量は明記無し。

 店内はL字型カウンター8席のみ。卓上には酢、醤油ダレ、ラー油、ブラックペッパー、マーラー油。

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 この手のラーメンには珍しくスープたっぷり。その代わりといってはなんですが、魚粉のざらつき感がないところか、随分シャバシャバした感じ。煮干しはそれなりに効いているものの全体に何だか味わいが物足りず、その割に塩気が強くて全体のバランスがあまり良くありません。

 麺は菅野製麺所製の細めストレート。この手のラーメンにありがちな水気が少なそうな&やや口当たりにざらつきがある麺です。若干硬めの仕上がりですが、スープとの相性を考えれば並堅でも十分かと。

 チャーシューは柔らかで淡白な味わい。他にメンマ、岩海苔、刻み玉ねぎ、柚子皮。

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2020.05.05

ケールレタス牛丼@すき家

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 すき家が2020年4月15日から期間限定で発売中の「ケールレタス牛丼・並(550円)」を試食。往訪した時には発売開始からかなり日が経ったせいか、販促用のポスター、幟等は全くなし。

 「1食分の野菜が摂れる、春らしく色鮮やかな『ケールレタス牛丼』は、それぞれ栄養価が高いケール・赤ピーマン・レタスを温野菜に仕上げ、すき家特製の塩ダレで味付けした商品です。」というのがすき家のウリ文句ですが、そもそも「ケール」というのが謎。

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 すき家によればケールとは「ビタミンやミネラル、食物繊維を豊富に含み、”野菜の王様”」とも呼ばれているそうですが、随分知名度が低くて存在感のない王様ですなぁ・・・中世ヨーロッパの王様みたいな。丼の中でちょこちょこと顔を出している濃緑の葉っぱがケールでしょうか?

 「ケールは、サラダや青汁にもよく使用され、健康や美に対する意識が高い方からは注目されていますが、一般的には苦いというイメージから敬遠されがちな野菜です。」との解説通り、確かにかなり苦い。正直パセリを無理やりご飯のおかずにしたような印象を受けました。うーーん、これはない。民の信認を失ったルイ16世のような王様なのか、こいつは・・・

 また一応塩ダレて味付けしているとはいえ、レタスの水っぽさと相まってか、野菜部分だけでは薄味すぎてご飯のおかずにはかなり力不足。従って必然的に牛丼の牛肉を絡めながら食べる羽目になりますが、そうすると牛肉の甘辛い味わいが全体を圧倒してしまい、塩ダレの存在感は皆無に。これなら単に牛丼にサラダを別皿で付けたほうがマシなような・・・

 なんかインスタ映えばかり意識したような一品で、個人的には食べ物としての完成度は低い印象を受けました。なお「ケールレタス牛丼」は5月中旬に販売終了予定。販売期間が1ヶ月とすき家の期間限定モノにしてはかなり短く、すき家の中でも実験的要素が強いとの評価のかも。

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2020.05.04

金太@川口芝 ~ 熟成鶏そば+ローストポーク丼

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 産業道路「芝宮根」交差点の北。最寄り駅は一応蕨ですが、かなり距離があります。ほぼ2年ぶりの再訪。先客ゼロ、後客1。

 店内の券売機を見ると、店お勧めは「熟成鶏そば(730円)」でしたが、それに「本日のまかない飯」が付いた「ランチセット(900円)」を注文。往訪時の「本日のまかない飯」は「丸鶏スープのカレー丼 or ローストポーク丼」で、ローストポーク丼を選択。なお「熟成鶏そば」は醤油か塩を選べるそうなので、醤油にしました。

 他にメニューは鶏そば、蟹つけ麺、渡りガニつけ麺(20食限定)。また往訪時は期間限定で「味噌ラーメン」を販売していました。さらにどういうわけか「揚げパン」も販売。

 店内はL字型カウンター8席と2人卓×2。卓上にはブラックペッパー、醤油、酢、自家製の「食べるラー油」。店はご夫婦で切り盛りしているのかな?

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 とろみが強めのスープは「赤鶏の丸鶏を長時間煮込んだ鶏白湯スープに羅臼昆布、焼きアゴ、フランス産ゲランド塩を合わせた塩ダレを合わせた」とのこと。塩ダレを控えめにして鶏出汁の旨味を存分に味わってもらう趣向。前回来た時は残念ながら鶏出汁の旨味で押すにはいささか弱くて物足りない気がしましたが、2年の時を経て旨味はずっと強くなっており、これなら大満足。良くも悪くも「またお前か」風な鶏白湯に振ったのが見事に奏功した模様。

 麺は古丹製麺のやや細めほぼストレート。つるつるした食感で、硬くはないものの意外にしっかりした噛み応えがあってまずまず。

 具は超淡白な鶏チャーシューが3枚と小さな鶏団子、さらに青菜、白髪ネギ。

 スープに香辛料を入れてないこともあって、店では「食べるラー油」を勧めていましたが、ラー油の脂臭さがシンプルな鶏白湯スープの旨味を欠き消してしまうようでイマイチ。味変なら単にブラックペッパーを少量入れるだけで十分かと。

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 「ローストポーク丼」は薄くて柔らかくて赤みが強いハム状、しかもかなり淡白な味わいのものが出てきたので「思ってたんとちゃう!」感がハンパありませんでしたが、ウズラ卵に添えられた和風寄りのタレが絶品で、サイドメニューとしては上々の出来。「ランチセット」には替玉サービスも付くようですが、さすがに替玉には手が伸びず。というか、このスープに替え玉は不向きかと。

 この出来なら再訪の価値十分あり。

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2020.05.03

【閉店】成り上がれ@十条 ~ (二郎系)醤油ラーメン

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 埼京線十条駅南側の踏切がある大通りを東へ。「喜多方食堂 麺や玄」の跡地。関西にありがちなラーメン屋みたいな屋号ですが、黄色い看板で想像がつく通り二郎系のラーメン店です。

 ラーメン類は醤油と塩の2種類。それぞれ「並」と「ミニ」がありますが、ここは「並」でも170gしかなく、「ミニ」はなんとその半分でしかないようなので、「醤油・並(730円)」を注文。なお+100円で麺増しも可能。

 往訪した日はガリマヨ・背脂・カレーパウダーが無料トッピング出来る旨を案内されれましたが、全部謝絶。刻みニンニクや生姜は卓上から自由に入れてくれとのこと。また野菜マシは有料(+50円)なので、注文から配膳まで「なんとかマシマシ」みたいなコールは一切ありません。

 メニューは他につけ麺とまぜそばを用意。

 店内は縦長L字型カウンター12席のみ。卓上には刻みニンニクや生姜の他にブラックペッパー、醤油、ラー油、酢、一味など。


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 デフォルトの野菜の量は個人的には必要にして十分なレベル。この手のラーメンにしてはもやしだらけではなく、心持ちキャベツが多めなのがちょっと嬉しい。

 スープは少し濁りがある程度。無料オプションの背脂を入れないと脂の量が非常に少なく感じることもあってか、この手のラーメンにしては割とマイルドな味わい。ただ食べ進んで野菜がなくなってしまうと、急激に醤油がうるさく感じられるように。まぁこの手のラーメンのスープはあまり飲む気が起こらないので実害はほとんどありませんが、「塩」がベターかも。

 醤油で茶色く染まった様な麺は平たい中太の緩い縮れ入り。これまたこの手のラーメンにしては細め&仕上がりが硬くはなく、「ワシワシ」という食感にはほど遠いものの、スープとの相性を考えればこれで十分でしょう。

 チャーシュー塊は箸で簡単にほぐせるくらいしっかり煮込まれていますが、残念ながら醤油ダレがきつすぎてしょっぱいのなんの。

 細かい難点は多々あるものの、この手のラーメンにしては量的にも質的にも食べやすい点は評価できます。ただすぐ近くにやはり二郎系の「鶏八朗」があり、高齢化著しいこのエリアでこの手のラーメン屋にそんなにニーズあるのかどうか・・・

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2020.05.02

然屋@竹ノ塚 ~ ねぎめしセット

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 東武伊勢崎線竹ノ塚駅と日暮里・舎人ライナー谷在家駅のほぼ中間。西新井消防署のすぐ北。住宅地の中にぽつんと建っています。先客2、後客2。

 券売機はなく、卓上のメニューを見ても品ぞろえが幅広すぎて何が推しなのかよく判りませんでしたが、メニュー先頭の「然ラーメン(660円)」にねぎめしが付いた「ねぎめしセット(860円)」を注文。なんとなく無難かつ割安っぽかったので。また麺の硬さを聞かれたので「かため」で。後払い。

 店内は縦長カウンター6席と4人卓×3。卓上には醤油、酢、ラー油、おろしニンニク、ブラックペッパー、白ごま、ラーメンの醤油だれ、紅生姜、辛子高菜、辛味もやし。

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 「然ラーメン」は要するにスープ・麺とも博多ラーメンを強く意識したような一杯で、豚骨出汁はそこそこしっかりしてそうですが、残念ながら醤油だれがきつすぎてしょっぱくてせっかくの豚骨出汁の美味さを殺しているような。当然飲み進む気にはなれず。終盤スープがぬるくなると一層しょっぱさが際立ってきます。

 麺は細麺ストレート。ややざらついた食感で、しっかり硬めで出てきました。量は少な目で、明らかに替玉を前提としていますが・・・

 具はバラ肉チャーシュー、きくらげ、刻み青ネギ。さらに半熟玉子が半個付いているのは値段を考えれば破格のサービス。

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 ねぎめしは刻み青ネギを中心に刻みチャーシューが少々と半熟玉子が半個。それらを塩ダレとごま油で和えたような感じ。スープが好みに合わないので、替玉ではなくご飯ものをつけたのは正解でした。

 食後の箸休めに辛味もやしをつまんでみたところ、思いのほか辛くて悶絶(>_<)

 近所にラーメン屋どころか飲食店すらあまりなさそうな界隈なので、メニューが多いこの店は近所の方に重宝されそうですが、それ以上のものではなさげ。

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2020.05.01

とろ玉めかぶぶっかけ@はなまるうどん

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 「はまなるうどん」が2020年3月24日から「元気いっぱい!とろ玉フェア」と題して、期間限定で「とろ玉ぶっかけ」「とろ玉めかぶぶっかけ」「とろ玉牛肉ぶっかけ」を売り出しているのに気づいて「とろ玉めかぶぶっかけ・中(590円+税=649円)」を試食。温も冷も出来るので、冷で。

 なんかどこかで食べたことがあるメニューだなと思って調べたところ、なんと昨年6月からはなまるうどんで期間限定販売されていたことが判明。評判が良かったので再販に踏み切ったのかな? でもそれから1年も経たずに30円も値上げ。

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 「とろろ」と「おくら」、そこに「めかぶ」まで追加してもう丼は粘りものだらけ!! 

 配膳時に生卵とかつお節とめかぶを渡されます。生卵はめんどくさがらずにちゃんと卵白を落として卵黄だけ丼にドボン。卵白を落とさないとぶっかけの出汁が薄まってしまいそう。

 前回試食した時はとろろやおくらだけでなく、めかぶも予めトッピングされた状態で出てきましたが、パック入りのめかぶに変えたのは何か意味があるのかな? それに伴ってめかぶの量が増えたせいかどうか判りませんが、前回試食時は「コリコリした食感が楽しめるだけで味わいの上ではかつお節にかき消され気味」という感想を抱いためかぶが、今回はかつお節や他の粘りものとのバランスがずっと良くなって面白いハーモニーを奏でるようになりました。これなら30円値上げも納得。

 また前回は「食材本来の風味を味わうために、山芋は粗めにすりおろし、おくらは食感が残るようにカットをしています。」というウリ文句が付されていましたが、今回はなし。ひょっとすると「山芋は粗めにすりおろし」を止めてフツーのとろろに寄せたような気も。

 概して丸亀製麺より商品開発力が弱いはなまるうどんにしては健闘した部類だと思います。

 

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