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2020.06.30

眞久中@御茶ノ水 ~ (二郎系)ラーメン・小

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 中央線御茶ノ水駅御茶ノ水橋口から明治大学へ向けて坂を下る。向かいにカレー屋「エチオピア」あり。11時半の開店5分前に到着したところ先客ゼロでしたが、開店までに後客6、開店後7人。黄色い看板で察しが付くように、二郎系のラーメン屋です。

 タッチパネル式券売機にはラーメン、つけ麺、マゼソバとあり、ラーメンを押すとサイズ(大・中・小)が選べ、その後に麺固さ・野菜の量・あぶらの量・にんにくの量を指定する方式になっています。今回は「ラーメン・小(870円)」を「麺固さ:普通、野菜:そのまま、あぶら:あり、にんにく:少な目」で頼みました。なお野菜・あぶらの「マシ」は有料なので注意。

 なおもともとは極太麺or中太麺も選べたようですが、往訪時には中太麺は選択できないようになっていました。

 この手のラーメン屋にしては随分とこぎれいな店内は縦長L字型カウンター10数席。卓上にはらーめんのタレと胡椒(?)のみ。水セルフで、しかも券売機近くに給水器があるだけなのはともかく、レンゲもそこに積んであるのはチト面倒。

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 うーん、野菜の量があまりにも少なくてびっくり!!! ひょっとして「野菜少な目」と間違ってないかな??? モヤシが山をなしてそれをある程度片付けないと麺にたどり着けないのは困りものですが、逆にはっきりとスープどころか麺すら見えているっちゅーのには拍子抜けしました。野菜はわずかにキャベツ混じり。

 一方スープは豚骨の旨味たっぷり!! 一口目は「これは美味い!!」と思ったのですが、残念ながら豚骨出汁の濃さに比例するかのようにカエシもきつくて、すぐに飲む気を削がれました。脂から来ると思しき甘みもあって単にしょっぱいわけではありませんが、味が濃すぎると思ったのは確か。チャーシューも崩れやすくなるくらいしっかり煮込まれていますが、これも当然ながら濃すぎ味付け。

 茶褐色の麺は紛れもなく超極太。配膳まで15分以上もかかるくらい長々と茹でていたにも関わらず、超硬めの仕上がり。口当たりにややざらつきがあることも相まって「吉田うどん」と非常に食感が似ている気も。もう「ワシワシ」どころではなく、しっかりと噛みしめながら食べ進むしかありません。スープの味が濃すぎるのはこの麺に合わせたからでしょうな、たぶん。

 「小」だと麺の量は150gしかなく、先述のように野菜も少ないので、この手のラーメンにしては極めて異例なことに腹9分目にしかなりません。まぁ身体にはそのほうが良いのでしょうが、この界隈だとコストパフォーマンスはものすごく悪い気がしました。それでもあの超ハードな麺が好きな方には支持されるのでしょう。またこの感じだと個人的にはラーメンよりつけ麺orマゼソバのほうが良いかも。

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2020.06.29

ソラノイロ トンコツ&キノコ@京橋 ~ もち豚の肉そば 黒

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 地下鉄銀座線京橋駅直結、1Fに「明治屋」がある「京橋エドグラン」のB1F。オープン当初はいかにも「ソラノイロ」系列らしいバカ高いラーメンしかない店だったので、縁がないものと放置していたのですが、銀座でも日本橋でもない京橋という微妙な場所では強気な商売は続かなかったのか、メニューを見直したと聞いてようやく往訪。先客ゼロ、後客4。

 店内のタッチパネル式券売機ボタン先頭の「もち豚の肉そば・黒(800円)」を注文。ランチサービスなし。

 メニューは他に「もち豚の肉そば・白」と「キノコのベジソバ」「油そば」。オープン時のウリだった「スパイストンコツソバ」は止めたようです。また券売機には「限定」のボタンがありましたが、それが何なのか案内は見当たらず。

 店内はコの字カウンター8席と4人卓×1、2人卓×2。時節柄カウンターの席間に仕切り板を設置。卓上に調味料類は無し。

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 スープは「和豚もち豚の背脂と豚ゲンコツを炊いて甘味と旨味を引き出したスープに、茨城県の柴沼醤油のお醤油と乾物数種類をブレンドしたタレを合わせ」たものとのこと。「黒」とわざわざ付けている割には醤油ダレが妙に自己主張せず、豚骨出汁の旨味をしっかり活かすべくバランスを取っている辺りに好感が持てました。背脂も脂っぽさが際立たない範囲に抑えていますし。なお背脂は頼めば「抜き」にしてくれるようです。

 麺は細めストレートで、心持ちざらついた口当たり&若干硬め。スープとの相性、絡み具合は文句なし。

 チャーシューは薄くて淡白な仕上がりなのはともかく、わざわざ「肉そば」というほど量はありません。他にメンマ、刻みネギ、わずかに水菜。

 非常にシンプルで、古典的と言っても差し支えない内容ですが、ソラノイロらしいクオリティーはちゃんと維持している一杯です。ただこの手のラーメンで卓上に胡椒を置いてないのが不思議。

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2020.06.28

にしき@小川町 ~ 鴨だし醤油ラーメン

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 都営新宿線小川町駅から靖国通りを西へ。但し店は靖国通りに面しておらず、「成都正宗担々麺 つじ田」の手前で北に入った非常に判り辛いところにあります。自然体ではあまりにも判り辛いので、靖国通りに案内板を出していました。先客・後客ともゼロ。

 店内の券売機ボタン先頭の「鴨だし醤油ラーメン(850円)」を注文。ランチサービスなし。メニューは他に「鯛だし塩ラーメン」など。

 店内は厨房前に縦長カウンター6+6席。卓上には山椒、黒胡椒、七味。店主と若いねーちゃんで切り盛り。

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 うーん、スープは醤油がかなり前に出ていて、しかも鶏油も多めなせいか、鴨出汁らしさは、特にその甘みがすっかりかき消されて、ごく普通の鶏ベースの醤油味のように感じました。

 麺は中細&ごく緩い縮れ入りで、黒い粒々が目立つことから蕎麦のような感じ。。やや硬めの仕上がり&汁気をあまり吸わなさそうな感じで、スープに対してちょっと強すぎる印象。

 チャーシューはいかにも鴨っぽい弾力が楽しめるもの。他に穂先メンマ、白髪ねぎ、かいわれ。

 悪くはないのですが、もはや新奇性は全くないジャンルですし、場所の不利を補う+αも特にないとなると行く末が案じられます。

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2020.06.27

はちどり@板橋区役所前 ~ つけ麺

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 旧中山道「不動通り商店街」の中ほど。約3年ぶりの再訪。先客ゼロ、後客8。

 「にぼしラーメン」や「極にぼしラーメン」は試食済なので、今回は目先を変えて「つけ麺(830円)」を注文。つけ汁はあっさりスープ/辛スープを選べるので後者にしてもらいました。さらにつけ麺のみ中盛を無料サービス。券売機はなく後払い制。

 メニューは他に「丸鶏ラーメン」「背脂にぼしラーメン」「つけ麺」など。また日によっては限定メニューも出している模様で、往訪時は「クレソンたっぷり冷しそば」を出していました。逆に「みそ」は冬季限定のようで、往訪時には販売終了。

 内装は蕎麦屋っぽい小ざっぱりした感じで壁に向かってカウンター4席、4人掛けテーブル2卓、さらに小上がりに4人掛けテーブル2卓。卓上にラー油、醤油、酢、ブラックペッパー。

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 辛スープはラー油をがっつり効かせてて予想以上にストレートに辛いのに加え、鼻が絶えずムズムズすることもあってか、胡麻だれを加えない担々麺のスープに近い印象。粘度はなく、麺にさっと絡む程度ですが、それで十分すぎるくらい。無化調がウリの店ですが、つけ麺だとその良さは正直よく判らず。

 麺は平たい並太ストレート麺。「つるつる&もっちり」という形容がしっくり来ます。大盛(+150円)は400gと明記してあるのですが、中盛は300gあるかどうか。

 具は麺のほうにチャーシュー、ほうれん草、海苔。つけ汁のほうにメンマ、細切れチャーシュー。チャーシューがかなり濃い目に煮込まれているあたり、あっさりスープに合わせて変化を付けることを想定しているのかも。

 早い時間帯から地元の方で程よく賑い、それでいて店の落ち着きが失われない良い店だと思います。

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2020.06.26

三○食堂@志茂 ~ しょう油ダレ豚丼

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 赤羽岩淵駅と志茂駅のほぼ中間。北本通沿い。昔「ミライゑ」があったところ。先客ゼロ、後客1(但しテイクアウト)。

 店内の券売機ボタン先頭の「しょう油ダレ豚丼(800円)」を注文。

 メニュー構成は豚丼とちゃんぽんという謎過ぎる組み合わせ。豚丼はしょう油ダレの他に、みそダレ、甘辛みそ、韓国風、豚キムチ丼など。ちゃんぽんはカレーちゃんぽん、赤ちゃんぽんも用意。

 店内は「ミライゑ」そのまんまのようで、横長L字型カウンター12席で割とゆったりとした造り。卓上には胡椒、山椒、七味。

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 味噌汁&たくあん付きで登場。「こだわりの厳選豚肉を直火で炙り、秘伝の醤油だれで仕上げる」という触れ込みが付いた豚丼は見た目通り、吉野家寄りの豚丼ではなく、帯広豚丼寄り。綺麗にカットされた豚肉は厚みこそないものの、枚数が多いので、ご飯共々量的に全く不足はありません。

 炙りによる焦げも相まって、甘辛というより甘渋と形容したほうが近そうな味わい。ただ残念ながらちょっと脂がきつい。そこで卓上の香辛料をかけるとぐっと食べやすくなります。野菜はわずかに刻み青ネギが乗っているだけですが、最後まで重さ、くどさは感じずに一気に完食。、

 近くに豚丼専門店「和とん」があり、そちらは長らく往訪していないので、おいおい食べ比べてみます。

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2020.06.25

【移転】天天有@神田 ~ (鹿児島・豚骨醤油)らーめん

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 山手線神田駅西口から外堀通りへ出て、鎌倉橋交差点のそば。先客ゼロ、後客6。てっきり京都・一乗寺の店が都心に進出してきたものと思っていたら、鹿児島の店みたいで。でも店先には「鹿児島らーめん」とは書かずに「南九州大衆らーめん」と銘打っているのが謎。

 券売機は無く、卓上のメニューを見て「らーめん(650円)」と「めし小(50円)」を注文。後会計制。

 メニューは極端に絞られていて、麺類はらーめんに味玉やチャーシューを増やすだけ。

 店内はL字型カウンター7席と4人卓×2、さらに壁に向かってカウンター2席。卓上には漬物用の甘口醤油、焙煎七味黒、胡椒、豚味噌、きざみニンニク。さらに鹿児島のラーメン店にありがちなサービスとして大根のお漬物を出してくれます。ただ漬物は予めカウンターに置かず、客が来る毎に出す形になっていました。

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 スープは判りやすい豚骨醤油味。店のサイトによれば「鹿児島産黒豚の豚頭を下茹でし、血抜きやアク抜きなどを行います。丁寧に下処理した豚骨を24時間程しっかり煮込みます。豚頭ならではのトロリとした甘みとコクがある豚骨スープに、しいたけ、昆布、鯖節、落花生、ニンニクを使った独自のタレと、チャーシューの煮汁(醤油ダレ)を加えて仕上げます。」とのことですが、豚骨をがっつり効かせた濃厚タイプではなく、むしろあっさり目&やや甘目。

 麺は並太ストレート。「麺硬め」を頼む後客が目立ちましたが、デフォルトでも特に柔らかすぎという印象は受けず。

 具は薄いばら肉チャーシューと、細モヤシ、刻み青ネギ。値段相応なので仕方ありませんが、ご飯のおかずにはちょっと厳しい。ご飯を付けるならせめて「チャーシュー(750円)」にすべきかと。

 卓上の豚味噌は「田舎味噌に奄美産黒糖、チャーシュー、ニラ、生姜、大蒜の旨味を加えた」ものとのこと。ご飯のお供として物産展等で売っている豚味噌よりは明らかに「具」が少なくて相当味噌寄りですが、味変アイテムとしては文句ない出来で、少量入れるだけで甘目の味噌味に一変。入れすぎるともともとのあっさり目の味わいが失われるので注意。

 この場所でこの値段、そしてこの出来なら大満足。メニューにバリエーションがないのが唯一かつ最大の難点かな?

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2020.06.24

浜屋@西新井 ~ 濃厚和風中華そば

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 東武伊勢崎線西新井駅西口近く。再開発と思しき大型商業施設が並ぶ一角と駅との間にある雑然としたエリアの中にあって、よそ者にはかなり判り難いのが難ですが、地元にしっかり根付いているようで先客2、後客7と11時半の開店後まもなく満席となり、退店時外待ち2となかなかの繁盛ぶり。約3年ぶりの再訪。

 店内の券売機ボタン先頭は「つけそば」ですが、その下の「濃厚和風中華そば(800円)」を注文。さらに「ランチセット(ミニチャーシュー丼)」が100円と格安なので付けてみました。

 メニューは他に「あっさり和風中華そば」「濃厚みそ中華そば」「汁なし中華そば」、さらに前回往訪時にはなかった「濃厚しお中華そば」など。他客の注文は「つけそば」が多い模様。

 店内はL字型カウンター8席のみ。店左半分が製麺所になっているため、外観からすれば意外に小さい店です。卓上には一味、胡椒、酢。店は店主と入りたてっぽいアシスタントのダブルオヤジ体制で切り盛り。

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 深め、かつ熱々の丼で登場。ぱっと見は「またお前か」的な濃厚動物魚介系のスープ(店内のウンチクによれば「化学調味料に頼らず、鶏がら、豚骨、日高昆布、しいたけ、四種類の節を使用し、さらに瀬戸内海産と北九州産の煮干を使い」とのこと。)で、動物系が支配的ですが見た目と違ってくどさは一切感じられず、塩分控えめを謳っていることもあってか、非常に味わいやすい出来。とろみはわずかで、魚粉も縁にうっすら付く程度でザラザラ感はほとんどなし。

 前回試食時は「エビ辛し」と呼ばれるエビを使った自家製の辛味香辛料を入れてみましたが、かなり辛くて味が劇的に変わってしまい、しかもせっかくの軽めの味わいを殺してしまったような気がしました。

 自家製の麺はやや平ためのストレート麺で、つるつる&心持ちもっちりとしたうどんに近い食感。これはこれでスープに合いますが、「つけそば」がこれと同じ麺ならちょっと弱いかも。量は160g。

 具は薄くて大き目のチャーシュー、細メンマ、刻みネギ、海苔。前回往訪時より100円も値上がりした割には具はちょっとしょぼいかと。

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 ミニチャーシュー丼はご飯がパサつき加減でがっかり。これなら30円増しで中盛(200g)にするのが正解でした。

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2020.06.23

ときわ亭@浦和 ~ 旨辛冷しそば

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 浦和駅から中山道(国道17号)へ出て、浦和警察署の先を右入る。約1年半ぶりの再訪。11時の開店5分前に到着したところ先客ゼロ、開店までに後客1。開店後4人。

 今回は期間限定(?)の「旨辛冷しそば(800円)」を注文。ライス一杯(少なめ・小・中・大)が無料で付くので「小(100g)」をお願いしました。

 メニュー構成は前回往訪時とほぼ同じで、基本の「中華そば」の他「台湾まぜそば」「台湾らーめん」「油そば」「担々麺」など。ブームはとっくに過ぎた台湾まぜそば推しっぽい店になっていますが、後客の注文は見事にバラバラでした。なお「中華そば」は前回往訪時から50円値上がり(750→800円)。

 店内はL字型カウンター10席。水セルフ。卓上には一味、胡椒、酢、おろしニンニク、汁なしメニューのタレ、台湾らーめんのタレ。店は店主とねーちゃんで切り盛り。

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 冷やしメニューらしく氷を一個浮かべて配膳。一頻りまぜまぜしてから食べてみましたが、冷え冷えすぎ&若干水っぽいのが良くないのか、「旨辛」といっても拍子抜けするほど辛くありません。終盤になってようやくラー油起因っぽい辛さが伝わってくるくらい。うーん、これだと卓上にラー油が欲しくなるレベル・・・ また旨辛といっても酸味が強いので、味わいの上では「かなり冷やし中華に寄せた台湾まぜそば」という気も。

 麺は三河屋製麺のやや細めのストレート。コシが強いというか、盛岡冷麺のように弾力性が高くて噛み切るのに少々力を要します。でもこれはこれで一興。量的にはライス小をつけてちょうどいいくらいでしたが、正直「冷やし」にはご飯は合いませんでした。冷し中華でご飯食う奴はおらんわな、フツー(苦笑)。

 ひき肉に混ぜ込まれた歯応えが硬いのはナッツ類ではなく何かの揚げ物かな??? 深緑のはワカメだと思ったらほうれん草でした。他に白髪ねぎ、糸唐辛子。

 悪くはありませんが試作的色彩が強いのも確か。次は定番メニューで再訪します。

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2020.06.22

牛たん麦とろ御膳@吉野家

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 吉野家が2020年6月18日より数量限定で発売中の「牛たん麦とろ御膳(954円)を試食。ご飯の増量・おかわりは24時間無料ですが、店のほうからは増量の要否を積極的に聞いてきません。

 「牛たん麦とろ御膳」は吉野家が開発から足掛け5年かけて全国販売に漕ぎつけた意欲作のようで、ウリ文句も「牛たんを鉄鍋で生肉から短時間で焼き上げることで、肉本来の旨みをぎゅっと閉じ込め、しっとりとした柔らかい食感に仕上げました。一枚一枚が大きめの牛たんには、ローストした玉ねぎ・長ねぎ・ガーリックをふんだんに使用した特製ねぎ塩だれと、さらに刻んだ青ねぎをトッピング。相性抜群のねぎがたっぷり絡まった牛たんは噛むほどに味わい深く、牛たん本来の旨味と特製ねぎ塩だれのコク深い旨味をダブルで堪能することができます。」と長広舌。

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 しかし、吉野家期待の大型新人「牛たん麦とろ御膳」は個人的には残念ながら落胆を禁じえない一品でした。牛たんが小さくて薄いのはまあ仕方ないと思いますが、非常に硬くて噛み切るのが甚だ難しいのが残念至極。「しっとりとした柔らかい食感」なんて誇大表示どころか虚偽ではないと感じました。こうなると牛たんの味わい以前の問題のような・・・

 牛たん自体の残念過ぎるクォリティーを覆い隠すべく、「ねぎ塩豚丼」で夏季限定ながら既に実績十分の塩ダレを牛たんに合うように微調整。「隠し味として五穀酢、グレープフルーツビネガー、シークヮーサー果汁も加え、酸味とキレのある味としました」のは大正解で、塩ダレがたっぷりと添えられた青ねぎと共になんとか牛たんをご飯のおかずとして成り立たせています。

 牛たんをささっと片付けた後で、とろろ&おくらを麦飯にぶちまけて醤油を少々。これは旨い!! まあ「とろろ」や「麦飯」は既に吉野家は期間限定商品で実績を十分積んでいるので美味いのは当たり前と言えば当たり前ですが。

 牛たんは個人的には年に1回程度、アウェー仙台戦のついでに食べるのが定番化しています。仙台名物とはいえ安くはないので、地元の方は遠方からのお客さんでも来ない限りわざわざ食べないとも言われています。それゆえ吉野家が「お値打ち感の高い商品」に拘ったのは狙いとして悪くはないのですが、出来上がったのは「お値打ち感」が全くない「安かろう悪かろう」としか言いようがないシロモノ。しかも「安かろう」といっても1000円近くするので吉野家の商品としては非常に高い。

 これなら仙台で2000円近く払ってテールスープ付きの真っ当な牛たん定食を食べたほうが満足度は遥かに高いと思いました。

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2020.06.21

牛カルビ丼@すき家

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 すき家が2020年6月17日より発売中の新メニュー「牛カルビ丼・並(550円)」を試食。すき家らしくトッピングをあれこれ変えた「チーズ牛カルビ丼」、「ナムル牛カルビ丼」、「キムチ牛カルビ丼」も同時販売。

 「牛カルビ丼」は期間限定販売ではなくレギュラーメニューに加わったということなのかな? そのためか店外には販促ポスター類は全くありませんでした。また松屋はキムカル丼などカルビがメインの丼・定食が定番になっているのに対し、すき家にはなかったのは意外でした。

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 牛カルビ丼は、「特製カルビだれを絡めたカルビ肉を注文ごとに一食一食焼き上げます。カルビ肉特有のうまみがじゅわっと広がり、ご飯がすすむ商品です。」というのがすき家のウリ文句。

 別添の「追いダレ」は「追い」である以上、デフォルトでも薄味が付いているのかな?と思って最初はそのまま食べてみましたが、さすがにデフォルトではご飯にはちょっと厳しそう。とはいえ、別添のタレ袋は案外でかく、全部丼にぶちまけてしまうと味が濃くなりすぎそうなので2/3くらいかけるに留めました。

 すき家のカルビ肉は柔らかく仕上がっている上に、カルビにしてはさほど脂っぽくなくて期待以上の出来。「安楽亭」のカルビ=脂まみれの何かに慣れてしまったせいかもしれませんが(苦笑)。とはいえ、「特製カルビだれ」といってもカルビにありがちな甘ったるい味付けであることに変わりはなく、わずかに白ごまでアクセントを付けているものの、牛丼と違って玉ねぎなど野菜類が全くないこともあって飽きやすいのも確か。

 ハズレではないが、牛丼より200円も高いだけの付加価値はないと思いました。

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2020.06.20

らーめん 詩@蕨 ~ 濃厚鶏白湯らーめん

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 蕨駅東口にある食品スーパー「ライフ」から駐車場を挟んだ向かい。9ヶ月半ぶりの再訪。先客、後客ともゼロ。

 ここ最近は4種類あるめっちゃ割安なセットメニューばかり頼んでいましたが、久しぶりに人気No.1の「濃厚鶏白湯らーめん(850円)」を注文。昔は麺は太麺と細麺が選べたはずですが、もうそのオプションは止めたようです。ランチサービスなし。

 メニューは多彩で、他鶏白湯、つけ麺、醤油、塩、梅塩、塩つけ麺、味噌、熟成塩、担々麺、油ソバなど。またこの店は限定メニューにも力を入れていて、往訪時には生姜醤油ミックス、ワンタンらーめん、冷やし塩らーめん、特濃煮干と4種類も用意。

 店内はL字型カウンター10席強。水セルフ。卓上には揚げネギ、千住葱油、一味、ブラックペッパー、柚子胡椒。魚粉、おろしニンニク、酢。

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 店内のウンチク書きを見ると、とろみ強めのスープは鶏ガラ、丸鶏、モミジ、背脂、じゃがいも、玉ねぎ、にんにくを7時間炊いたスープに、さらにウニスープを加えてよりクリーミーにしたものだそうで、鶏の旨味がぎっしり凝縮されたような優れもの。以前は食べ進むにつれてしょっぱさが先に立つような難点がありましたが、久しぶりに食べてみると鶏の旨味を損なわない程よい塩加減に収まっていました。

 麺は浅草開化楼の中細ストレート。心持ち水気が少なそうな食感ですが、スープの絡み具合&相性は上々。しかも程よい噛み応えで文句なし。麺量は相変わらずちょっと少な目かな?

 チャーシューは低温調理肩ロースと豚バラの2種類。肩ロースは肉の旨味をそのまま生かした感じですが、豚バラはかなり濃い目&甘目の煮込み加減。一方半熟玉子(半個)は見た目と違って薄味。面白いのは具にナスが入っている点。他にメンマ、白髪ネギ、青ネギ、海苔。

 おいおい他のメニューも試してみます。

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2020.06.19

仁@川口 ~ 濃厚担々麺

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 川口駅東口・樹モール商店街内。約10ヶ月ぶりの再訪。先客、後客ともゼロ。

 前回は「汁なし担々麺」を注文したので、今回は人気No.1の「濃厚担々麺(800円)」を注文。辛さは1~3辛の3段階が選べるので2辛で。券売機はなく後払い。半ライスサービスあり。メニューが非常に多い店で、店内には「汁なし麻婆麺」の貼り紙も。

 店内は手前にカウンター6席。奥に4人掛けテーブル席が2卓。卓上には醤油、ラー油、酢、ブラック&ホワイトペッパー。昔は店内に強烈な豚骨臭が漂っていて難儀でしたが、来るたびにそれが薄れ、今はドアを開け放って営業しているせいか、豚骨臭は全くしなくなりました。

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 2辛にしましたが痺れはほとんどなく、辛さも他店だと「控えめ」のレベルかも。「濃厚」ゆえか胡麻だれを強く効かせたような味わいで、表面にびっしり浮いている白ゴマがその味わいを一段と強めている気がします。辛さを求める向きには「四川激辛担々麺(900円)」を注文してくれということなのかも。なおこの店は胡麻だれが底に溜まりがちな嫌いがあって、最初にスープをしっかり混ぜないと序盤は旨味不足で拍子抜けします。

 スープの中にはひき肉がたっぷり。茹でた薄いばら肉はドロドロスープに埋没しがちですが、半ライスのおかずには最適。肉が多い代わりにチンゲン菜がなく、野菜類は刻みネギのみ。

 麺は浅草開化楼製の手もみ風の平打ちっぽいものでつるつるした口当たり。心持ち柔らかめでもっちりした食感。麺にスープが絡みまくって悪くはありませんが、もうちょっと固ゆでのほうが好み。

 担々麺なら近隣の「雲林坊」と比べて圧倒的に割安な上にクォリティーの絶対水準も悪くはないので個人的には気に入っています。次は「汁なし麻婆麺」を試食してみようかな?

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2020.06.18

光潮@南与野 ~ 淡麗鷄塩そば

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 埼京線南与野駅から埼大通りを東へ。「Shumen Doushi」の跡地。先客・後客ともゼロ。

 券売機ボタンを見ると、基本的に「鶏塩そば」と「白湯鶏そば」の二本立てのようで、「鶏塩そば(690円)」を注文。ランチサービスなし。

 メニューは他に鷄がら醤油そば、濃厚味噌鷄そばなど。また往訪時には春限定で「春野菜鶏そば」を出していました。

 外観・内装とも前店そのまんまのようで、店内は横長カウンター9席のみ。晴れていると背中に日射しが窓越しに直撃する構造なのも相変わらずですが、往訪時はどんよりと曇っていたのでセーフ。卓上には酢、醤油、ラー油、胡椒。

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 スープは鶏出汁をガンガン効かせたタイプではなく、良くも悪くも出汁の効き具合を抑えたような感じで鶏臭さ皆無。塩気もさほどきつくはなく、食べ進んでも辛うじてしょっぱさを感じずに済むくらい。鶏油も含めてコク深いと思いましたが、こういうスープを「淡麗」と称する言語感覚が個人的には謎過ぎ。

 麺は三河屋製麺かな? 並太の緩い縮れ入り。つるつるとした口当たりで、コシもしっかりしていました。量はちょっと少な目かなぁ・・・ 100円で替玉無制限のようですが、麺もスープも替え玉には不向きだと思いました。

 鶏チャーシューは妙な自己主張もなく、逆に淡白すぎもせず。青菜はシャキシャキっとしていて言うことなし。他に鞠麩、海苔、白髪ネギ。

 車の通行量は多いけれども歩いている人はあんまりいないというロケーションで、しかも周囲は駐車場付きの外食チェーン店だらけ。前店のクォリティーをもってしても長持ちしませんでしたが、どうなることやら。

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2020.06.17

キッチンさかい@川口

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 川口駅東口から続く商店街も尽きた住宅地のど真ん中、食品スーパー「ベルク」の裏辺り。いかにも「自宅を改装しました!!」という感じの建物で老夫婦がランチタイムのみひっそりと営業している店です。先客2、後客3。どの辺が主要顧客層なのかさっぱり判らない立地ですが、警備員姿の方が入れ替わり立ち替わりやってきました。とにかく安いのでそれなりに固定客が付いているのかも。

 いつも3品ほどメニューが玄関先に掲示されており、一番無難そうな「かしわ丼+もりそば(550円)」を注文。往訪時の他のメニューは「天ぷら」「天ぷらそば+半カレー」で共に550円也。後払い。

 店内は縦長カウンター6席と4人卓×3、2人卓×1。

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 「かしわ丼」というネーミングだと鶏肉メインであることしか伝わってこないので、出てくる品に一抹の不安がありましたが、要は鶏の照り焼き丼っぽい感じ。そこにほうれん草のごまダレ和えともやしのナムルが添えてあるみたいな。構成は無難ですが、驚いたのは川口の定食屋にしては薄味なこと。かしわ丼はそれでなんら差し支えありませんが、白菜主体の味噌汁なんて、薄味好きの当方ですら「いくらなんでも薄すぎじゃね?」と思うくらい。

 もりそばはまぁ「これ付けなくてもいいからかしわ丼の量を増やしたほうが・・・」と思われる残念なクォリティー。スーパーで売っている流水麺かなぁ・・・ 他にきゅうりのぬか漬けとお新香。

 また下げ膳はセルフサービスなことにびっくり!! 

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2020.06.16

鬼おろし肉ぶっかけ@丸亀製麺

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 丸亀製麺が2020年5月30日から期間限定で売り出し中の「鬼おろし肉ぶっかけ・大(800円)」を試食。「復刻!342万杯売れた、歴代冷やしうどん 一番人気!」らしく、少なくとも2015年に販売されていたことは確認できるのですが、個人的にはこれが初めての試食。でも「歴代冷やしうどん 一番人気!」」だけあって確かに先客・後客ともテイクアウトを含めて「鬼おろし」の注文が非常に目立ちました。

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 「鬼おろし肉ぶっかけ」とは、「つるつるとした食感とコシがあり噛み応えが心地よい冷やしぶっかけうどんの上に、旨み溢れる牛肉と玉ねぎ、シャキシャキ食感を楽しめる鬼おろしを乗せた、食べ応えのある逸品です。また、ポン酢の風味が、口に入れる瞬間にさっぱりとした酸味をもたらせてくれます。」というのが丸亀製麺のウリ文句。

 そして「鬼おろし」とは、歯がギザギザでまるで鬼の歯のような形をしているおろし器からできる超粗くすりおろした大根おろしで、粗くおろすことで水分が保持され、シャキシャキかつみずみずしい食感を味わうことができるようです。

 丸亀製麺の牛肉って個人的には概してかなり甘ったるくて濃い味付けなのが難だと思っていますが、それを本商品では鬼おろしなりポン酢なりを加え、全体にあっさり、さっぱりした方向へ持って行き、牛肉の甘ったるさを大きく中和したせいか、非常に食べやすい逸品に仕上がっていました。

 なお「鬼おろし」の語感とは裏腹に大根おろしは全く辛くありません。あの辛さは苦手な方も少なくないでしょうから、大根おろしはあくまでもさっぱりとした味わい、そしてシャキシャキとした食感を愉しむためのアイテムと割り切って辛味抜きに仕上げたのかも? と思ったのですが、大根おろしは細かく擦るほうが辛くて、鬼おろしは逆に全然辛くないのか(つД`)

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2020.06.15

Mr.シェフ@西川口 ~ Bランチ(ミニステーキとハンバーグ)

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 西川口駅西口から西川口陸橋のほうへ。近くに担々麺の「永吉」あり。中華を中心にアジア系の料理店が多い西川口には珍しい「街の洋食屋さん」です。約1年3ヶ月ぶりの再訪。先客ゼロ、後客7。コロナ禍のため、かつてのような11時の開店後まもなくテーブルがすぐに塞がってしまうほどの勢いはなくなってしまいましたが、今でもそこそこの人気を保っているようです。

 定番の各種ランチメニューに加えて、日替わりの「Aランチ(730円)」と週替わりの「Bランチ(880円)」があり、Bランチを注文。前回往訪時よりAランチは70円、Bランチは50円値上がり。

 往訪時のBランチは「ミニステーキとハンバーグ」でした。ランチメニューにはライスとスープが付き、しかもライスは大盛り無料サービス。ちなみにAランチは「ポークカツ+チーズオムレツ+カレースパ」。注文はAのほうが圧倒的。

 落ち着きのある店内は入口側に4人掛けテーブル3卓、店奥に2人掛け2卓。さらに厨房に向かってカウンター3席(1席減らしていました)。御夫婦で切り盛りしている感じ。なおこの店は川口にありがちな「街の洋食屋さん」と違って箸がなく、味噌汁を出さないことも含めてちょっと違いを出しています。

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 人気メニューである程度作り置きしてあるのか、あっという間に登場。ハンバーグはファミレスっぽい超柔らかタイプ。うーん、こういう店ならもうちょっと肉肉しいのを期待したいのですが、これだとステーキハウスのハンバーグどころか松屋のハンバーグにも及ばないような・・・

 一方ミニステーキのほうはサイズこそ文字通りミニなものの、ハンバーグとは対照的にナイフがないと切り分けられず、しっかり肉の弾力性と味わいを噛みしめながら食べるような感じ。こっちのほうが期待には即しています。なおこの店はミックスベジタブルも含めてソースや塩加減がやや味濃いめなのも難。

 ランチメニューは定番ものも含めてハンバーグ含みのメニューが目立ちますが、個人的な好みからすればハンバーグのないメニューのほうが良さげ。その意味でもAランチのほうがベターだったなと思うも時すでに遅し。値上がりしたのでコストパフォーマンスもガタ落ちでしたし・・・

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2020.06.14

菜来軒@川口 ~ 焼肉定食

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 京浜東北線川口駅東口、そごうの裏あたり。先客5、後客ゼロ。典型的な「町中華」の佇まいで、BS-TBS「町中華で飲ろうぜ」でも紹介されたようで、往訪したのは日曜日だったせいか、開店早々飲んでいる客も。

 この店は800円の日替わり定食が一種、850円のが3種あり、今回は800円の「焼肉定食」を注文。

 店内はかなり狭く、4人卓×3と2人卓×1をぎっしり詰めた感じ。但し、2Fもあるようです。

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 焼肉は自家製ダレに漬けた豚肉を柔らかく焼き上げたもの。しょうが焼きの生姜抜きみたいな和風寄りの味付けであまり中華っぽくありませんが悪くはありません。ただかなり濃い目の味付け。

 また中華スープだろうと思っていたスープは中にいちょう切りの大根が入っていて、これも和風寄り。川口は中国人が経営している現地風の中華料理屋がやたらあるので、あえてジャパナイズされたものを出しているのかも。

 揚げ物はお弁当箱に入ってそうな白身魚のフライでした。

 近所の「珍来」と比べるとクォリティーやコストパフォーマンスについては大差ありませんが、定食にバリエーションがあるのが取り柄かな?

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【短感】練習試合:浦和 1-2 町田(30分×4) ~ デン、行こう!

・昨日町田との練習試合が30分×4の形式で行われました。練習試合にも関わらず大原ではなくわざわざ埼スタで開催したのは、3週間後に迫ったJ1再開へ向けて「新型コロナ感染対応ガイドライン」に沿った運営に関するシミュレーションという趣旨を兼ね備えていたようです。また試合の模様を浦和の公式YouTubeチャンネルで生配信しただけでなく、「投げ銭システム」の試行という収益源を積極的に開拓する動きも見られました。

・浦和はコロナ禍を受けて6/4に全体練習を再開したばかり。従って内容はあまり期待できないだろうと思いながら観戦していましたが、内容は予想以上に芳しくなく、総じて開幕時からの積み上げがないどころか大幅に後退した印象を強く受けました。全体練習再開後もゲーム形式での練習はほとんどやってないようなのでシステム的に機能しないのは仕方ないのかもしれませんが、選手個々人のコンディションも全然整っていないのには驚かされました。

・総じて選手を入れ替える毎に内容はマシになる感じでしたが、町田も途中から大きく選手を入れ替えており、その辺は選手層の差がちょっとあったかも。

・再開までまだ3週間あるので、内容がどんなにしょっぱくても現時点で過度に悲観すべきではないと思いますが、神奈川県いや東京都の町田もコロナ禍を受けて練習を再開できたタイミングは浦和と大差がなかったであろうのに、チームの出来に大差がついているのは非常に不思議でした。また交錯して傷むのは浦和の選手ばかりだったのも気になりました。J2開幕は2週間後なので、町田のほうが心身共に急仕上げなのだと言ってしまえばそれまでですが。

・とはいえ、こうして愛するチームの雄姿をネット配信とはいえ目の前にすることが出来、そしてそのパフォーマンスに一喜一憂できる日常がちょっとずつ帰ってきたことだけでも今は良しをすべきなのでしょう。ネット配信を実現して頂いた関係者各位、また練習試合のスペシャルスポンサーになって頂いたDHL様には厚く御礼申し上げます。

・以下、雑感をつらつらと。なお柏木・青木・ファブリシオ・武富はなぜか出番なし。

(1本目)

---レオ--興梠---
マル--------関根
---阿部--長澤---
山中-槙野--岩波-橋岡
-----西川-----

・攻守とも全くお話にならず。動きの質・量で町田に完敗し、戦術の練度を云々する以前のレベル。ボールがほとんど前に進まず、たまにFWへボールが渡っても何もできずにすぐにロスト。

・個人レベルでは特に興梠の出来が酷かった。中断期間中は売れ残ったローストチキンをやむなくひたすら食べていたかもしれない(たぶん違う)。

・また町田も同じ4-4-2でコンパクトな守備陣を敷いていることもあって、マルティノスはサイドで2人の守備者を前に長考に沈んだ挙句に独力突破を図ろうとして案の定ボールロストという場面が目立ちました。「マルティノスはスペースのある状態でお使いください」という、仕様通りと言えば仕様通りですが。

・失点場面は橋岡がパスカットされてカウンターを食らい、町田左サイドからファーでフリーの選手へクロス→シュートはなんとかブロックしたものの、こぼれ玉を真ん中からミドルレンジでぶち込まれるという既視感ありありなもの。この練習試合では仙台戦&湘南戦でクロス攻撃に脆さを見せた浦和の守備がどこまで修正されているかが見ものでしたが、何の変わりもありませんでした(つД`)

・山中が早い時間帯に傷み、再度傷んだ時点で荻原と交代。

(2本目)

---レオ--杉本---
マル--------関根
---阿部--長澤---
荻原-岩波--デン-橋岡
-----西川-----

・1本目大ブレーキだった興梠に代えて杉本を入れ、槙野に代えてデンを入れたことで、デンからSHへ展開→レオナルド、あるいは深い位置からいきなり縦ポン→レオナルドという攻撃パターンが見え出した分、一本目よりはマシ。しかし、それでも得点機らしい得点機は一回あっただけかな?

・浦和でのCBデンのプレーを見るのはこれが初めてでしたが、フィードはかなり期待できそうで、この試合の数少ない収穫だと思いました。フィードは岩波も秀でていますが、岩波は明らかに一対一に難点があるだけに、デンは右CBでは案外岩波をすぐに抜いてしまうかもしれません。

・失点はCKから。相変わらずゾーンで守っていますが、現状ただ立っているだけで守備にも何にもなっておらず、ほぼどフリーでズドン。ただの「無責任システム」にしか見えないというこれまた既視感ありありなシロモノでした。

(3本目)

---杉本--伊藤---
汰木--------武田
---柴戸--エヴェ---
荻原-鈴木--デン-岩武
-----福島-----

・ボランチにエヴェルトンが入ったことでボランチ経由でちゃんとボールが前に進むようになりました。というか、長澤&阿部と言う実戦ではまずあり得ないっぽいボランチコンビでスタートしたのか謎すぎ。

・また左SHがマルティノスからある程度対面の相手を剥がせる汰木に代わったことでその後ろの荻原もやりやすくなったのか、ようやくサイドから厚みのある攻撃が仕掛けられるようになりました。しかし、今後はレオナルドがいないので、形を作ってもフィニッシャーがおらず、またまた無得点。2980円の投げ銭不発・・・

・FKは専ら武田に任せているようで、一度見せ場も。

(4本目)

---武藤--伊藤---
汰木--------武田
---柴戸--エヴェ---
宇賀神-鈴木-マウ-岩武
-----彩艶-----

・武藤の投入が最後になったのは一応故障明けだからかな? 4本目は浦和の攻勢が一段と活発になり、武藤に3度決定機があってそのうちの一つを決めるものの反撃もそこまで。得点場面は武田CKの跳ね返りを再度武田が放り込んで武藤ボレー一閃という派手な形。コロナ禍で苦しむ「がってん寿司」を救う一発!!

・途中で岩武と宇賀神を入れ替え。宇賀神は左SBとしては3番手っぽい位置づけになってしまったようですが、右SBは橋岡も岩武もパッとしなかったので、宇賀神は右SBで活路を見出すほうがいいのかもしれません。

 

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2020.06.13

満開屋 芝東町店@東浦和

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 産業道路「芝宮根」交差点を北東へ折れて道なりに進み、外環状線が見えてきた辺り。やよい軒やびっくりドンキー等外食のロードサイド店が並ぶエリアに立地。一応武蔵野線東浦和駅から最寄り駅になりましょうが、基本的に車で来るのが前提の店です。川口駅近くにあった「満開屋」が同系列の「みずさわ」に衣替えしても、こちらは「満開屋」のままなのが謎。川口店に行ったのはもうかれこれ4年半も前で、こちらは初往訪。先客4、後客11。

 味噌がウリの店で、メニュー先頭の「満開味噌麺(800円)」を注文。4年半の間に50円値上げ。ランチサービスなし。券売機はなく後払い制。

 他に辛味噌、海老味噌、背拉豚味噌、麦味噌、米味噌と味噌ラーメンが並んでいますが、函館しおや醤油も一応用意。また往訪時は麦味噌つけ麺や台湾ラーメンも売り出していました。鶏唐揚げを積極的に推しているのも相変わらず。

 店内は郊外店らしく広々としていて、厨房沿いに縦長カウンター7席と店奥に島式カウンター6席。でかい4人掛けボックス席×4と6人卓×1。卓上にはおろしニンニク、七味、ブラックペッパー、醤油。川口店は脂交じりの煙が店内にこもりまくって難儀でしたが、こちらは店が広いせいかその問題はなさげ。

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 味噌は札幌熟成味噌を使っているとのことですが、スープはかなり甘め。また炒め物の脂が混じるせいかややこってりしています。炒め物はほぼモヤシだけ。ウンチク書きによれば玉ねぎも入っているようですが・・・ また麺の湯切りが甘いせいか、なんかとろみが勝っている割にはコクがイマイチのような・・・ よって卓上のおろしニンニクを早速投入。なお川口店では「全体のボリュームの割には丼が小さめで、必然的にスープが少ないのが残念」という印象を受けましたが、そこは大きく改善されたようです。

 麺は縮れ入りの平打ちに近い中太麺。残念ながら仕事が雑で茹でムラが少々あり、やや柔らかめのほうにブレているところもあれば、ちょっと玉になっている部分も。この辺がスープにも悪影響を及ぼしているのかも。量は相変わらずやや多め。

 少し焦げ目のついたチャーシューはそこそこ肉の味わいを保っていてまずまず。後乗せのわかめ、かいわれ、メンマがどうにもスープに馴染まないのも相変わらず。

 うーん、このエリアだと川口店と違って競争がきつくないのが凶と出ているような・・・

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2020.06.12

わらじ亭@川口 ~ わらじとんかつ

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 川口駅東口・ふじのいち商店街にあるこじんまりとしたとんかつメインの定食屋さん。約6年ぶりの再訪。先客ゼロ、後客4。

 高層マンションに挟まれ、しかも店の周囲に不自然な空き地があるという、いかにも再開発に取り残されたような変なロケーションでお爺さん一人で切り盛りしている店ですが、固定客が結構いるのか、いつ見てもそれなりに客がいます。

 定食屋なのにメニュー構成が変わっていて、ナントカ定食というメニューはなく、ナントカ単品に御飯セット(味噌汁+漬物+煮物付:335円)をつけるというスタイル。今回も「わらじとんかつ(500円)」を注文。前回からわらじとんかつが30円値上がりしただけでなく、前回は内税だったのに、いつの間にか外税になってしまいました(計918円)。

 とんかつメインの店ですが、メンチカツ、海老フライ、、アジフライ、かきフライ、しょうが焼、そしてハンバーグなども用意。

 店内はL字型カウンター8席のみ。

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 注文を受けてからとんかつを揚げるので出てくるのに15分くらいかかります。「わらじ」を冠していますが、サイズも味わいも秩父名物の「わらじかつ」っぽい要素は特にありません。普通のとんかつよりやや大きい程度で、あえて言えばやや厚みがあるくらいでしょうか。割と軽い仕上がりで簡単にかみ切れます。

 ソースはどろっとしたのが一つ置いてあるだけで、さらにからしをつけるなり、レモンを絞るなりと食べ方もごくごくフツー。キャベツはたっぷり添えてあり、他にマカロニサラダが少々。味噌汁&お新香の他に酢のものが付いてくるのが少々謎。御飯は多くも少なくもなく、わらじとんかつと合わせてちょうど良いくらいかな?

 外税になったことでコストパフォーマンスはガタ落ちですが、それでもクォリティー相当といって良いでしょう。おいおい他のメニューを試してみます。

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2020.06.11

二幸@西川口 ~ 日替わりランチ(カツ丼+おろしそば)

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 京浜東北線西川口駅西口のバスロータリーを挟んでほぼ正面。セブンイレブンやすき家のある並び。先客ゼロ、後客2。

 見た目通り昭和然とした古典的な街の蕎麦屋さんで、蕎麦・うどんに加えて各種丼ものも充実し、それ以上に軽い飲み屋としても使える店です。今回は無難そうな「日替わりランチ(880円)」を注文。往訪時は「カツ丼+おろしそば/うどん」といった構成。しかも温・冷とも可ということなので冷たいおろしそばにしてもらいました。

 店内は意外と奥行きがあり、店の左側に4人卓×6、右側の小上がりに4人卓×4といった感じでしょうか。

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 配膳されてびっくり!!! 明らかに思てたんとちゃう!! おろしそばはともかくカツ丼はミニでもなんでもなく、ほぼ一人前じゃないのかなぁ、これ?? カツ丼単品だと1000円するのでひょっとしてこれでミニサイズなのかもしれませんが、おろしそばと合わせると結構ボリュームがあります。さらに酢ものとお新香付き。

 ただクォリティーはやはり店の見た目通りごくごく庶民的なお蕎麦屋さんのそれといった感じ。カツ丼は卵とじがユルふわ系ではなくしっかり閉じる系。その割にカツはあんまりがっつり煮込まない感じで、その分味が変に濃くなくて食べやすいかと。おろしそばのほうはもり550円のお店なので蕎麦本体もつゆもまぁそれなりのゴニョゴニョ。ちなみに「越前おろしそば」のつもりで注文すると、出てくるのはただの大根おろし乗せなので愕然とします。しかも大根おろしが全然辛くない。

 とはいえ、駅の真ん前で交通至便。かつ「富士そば」等立ち食い蕎麦屋系よりは格段に落ち着いて食べられるし、割と安くてとりあえずお腹一杯にはなる。そういうニーズに目一杯応えた良い店だと思います。この手の古典的な街の蕎麦屋さんは川口駅のほうにはないんだよなぁ・・・

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2020.06.10

ステーキ宮@川口領家 ~ 宮ハンバーグランチ

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 川口市役所から鹿浜橋ICへ向かう途中、領家交差点の近く。ほぼ5年ぶりの再訪。車がないと不便なところですが、ママ友なり子供連れなり、はては近所のサラリーマンまで昼間から幅広い客層でそこそこ賑わっていました。

 ランチメニューの中から「宮ハンバーグランチ(990円+税=1089円)」を注文。ライスorパンとスープバー付き。往訪時のスープバーはコーンポタージュ、ベジカレースープ、鶏肉としいたけのスープ、及び季節限定のキャベツとベーコンのポタージュという4種類が用意されていました。「キャベツとベーコンのポタージュ」ってこの手のスープバーではあまり見かけない一品ということもあって、ついついおかわり(^-^;

 しばらく来ないうちにランチメニューの構成が変わったようで、基本的に

・月~金のみの890円日替わりランチ(100gハンバーグ+100gチキングリル+日替わりの一品)
・月~金のみの1090円日替わりランチ(100gアンガスカットステーキ+日替わりの一品)
・毎日提供のハンバーグ、チキングリル、ステーキ等各種ランチ

といった感じです。

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 「宮ハンバーグランチ」はハンバーグにジャガイモとナポリタンが付いてくるだけで、サラダというか野菜類がほとんど付いてこないのでランチメニューとしてはちょっと見た目が寂しげ。配膳の直前に名物「宮のたれ」をかけてくれますが、ある程度熱が逃げた状態で出てくるせいか、「さわやか」や「プロンコビリー」みたいにタレが飛び散るので客が紙を捧げ持ってよけるなんて儀式はありません。

 「宮のたれ」の原材料はタマネギ・ニンニク・醤油・酢のみだそうですが、結構ニンニクがきつくて和風の割にはあっさりした感じはせず、いかにもご飯が進みそうな濃厚な味わいなのが特徴。それでいて酢が効いているせいかしつこくはなく、実にバランスが良い逸品だと思います。

 一方肝心のハンバーグはかなりやわやわで、よく言えばジューシーさ重視のタイプ。安もんのファミレスで出てくるものよりははるかにマシだけど、ステーキハウスと考えれば微妙かなかぁ。牛100%を謳っていますが、その割に肉っぽくなくて・・・ ただハンバーグ225gというのは量的に侮れません。見た目以上に厚みがあり、「宮のたれ」効果も相まってデフォルトのご飯では明らかに足りずに、おかわり処へ出向くことに。

 でもこの感じだと平日は890円(税別)ランチのほうが安い上におかずにバラエティーがあって、コストパフォーマンスははるかに良いのが明々白々でした。次はそれで。

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2020.06.09

ほうきぼし@赤羽 ~ 汁なし担々麺

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 赤羽駅東口から南へ。商店街も尽きようとする最南部に位置。約2年ぶりの再訪。先客ゼロ、後客2。

 店内の券売機ボタン先頭の「汁なし担々麺(880円)」と「小ライス(60円)」を注文。もともと赤羽という土地柄を考えるとやや高めだったせいか、2年ぶりの再訪にも関わらず値段は据え置き。また相変わらず辛さの程度は特に聞かれませんでした。ランチサービスはなし。

 メニューは他に担々麺、プレミアム豆乳担々麺、正油らーめん、オクラ納豆まぜ麺など。なお往訪時は「煮干らーめん」はお休みとのこと。もっとも2年前も売切れ表示だったので、事実上もうやっていないのかも。

 店内はくの字型カウンター(6席あったのを4席へ減)と4人卓×2。水セルフ。卓上にはにんにくチップ、酢、ブラックペッパー、山椒、花椒、かなりシビレる辛粉等々。

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 もやしがやたら目立つのに加え、ベビーラーメンみたいなのが大量にちりばめられていますが正体不明。他に肉味噌、ナッツ、青菜。

 タレが底に溜まっているので、天地をひっくり返しながら何度もまぜまぜ。ラー油が多いのかかなり脂っこいのが特徴。また辛さはさしたることはなく、辛さ耐性の低い私でも何の問題もありませんでした。スパイス類に凝っている様子はなく、また痺れ感は全くと言っていいほどありません。

 事前に辛さ等を聞いて来ないことと合わせ、辛さや痺れは卓上の調味料で好みに応じて自分で変えてくれということなのかも。昔置いてあったラー油が見当たらないのが不思議ですが、もともと脂がきついのでやめちゃったのかな?

 麺はほぼストレートの太麺。もちもちっとした食感が実に心地よい。とにかく麺が秀逸なので、汁ありより汁なしを推しているのは判る気がします。またもっちりした麺の中にナッツやベビーラーメン(?)のゴリゴリ、ボリボリとした食感が混じって、食感に変化が加わるのも面白いもの。もちろんナッツは味わいの上でもアクセントが付きますし。

 混ぜる前はもやしが多いように見えましたが、混ぜて油まみれになってしまうと箸休めにはならず。量的には小ライスがなくても問題ありませんが、飽きずに食べきるには小ライスをつけたほうが良さげ。最後はどうしても肉味噌が底に溜まってしまうので、その消化にも役立ちますし。

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2020.06.08

鳴門@川口 ~ つけ麺・醤油

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 川口駅東口からミエル川口方面へ。栄町2丁目交差点を左折、オートレース通りを北へ。オートレース通りをちょっと西に折れた、商・工・住が混然となった川口らしい街の一角に店を構えています。ほぼ9ヶ月ぶりの再訪。先客、後客ともゼロ。

 前回はメニュー先頭の「中華ソバ」を注文したので、今回は「つけ麺・並(800円)」を注文。麺量は並でも300gあるようです。また醤油と塩があるそうなので、醤油でお願いしました。ランチサービスなし。

 店主一人で切り盛りしているためかメニューは絞り込まれていて、他に中華ソバ(醤油・塩)、チャーシュー麺といったところ。夜はちょい飲みを意識した感じの店ですが、おつまみもラーメンの具材を転用したものが多くてラーメンが出来上がるまでに一杯やる程度かな?

 店内は厨房沿いにカウンターが8席と、4人掛けテーブルが2卓。卓上にはホワイトペッパーのみ。

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 具は専ら麺のほうに盛り付けられていて、チャーシュー、メンマ、なると、刻み海苔といったところ。つけ汁にはわずかに刻みネギが入っているくらい。

 つけ汁は動物系&魚介系の出汁を極力活かしたような非常にシンプルなタイプ。惜しむらしくは個人的な好みよりちょっと塩気がきつめですが、それでも妙に甘かったり酸味が強かったり、どろどろしているようなタイプよりは飽きが来なくてよろしいかと。

 麺は特製タピオカ麺とのこと。中華ソバとは麺が違って「太麺を使用」との貼り紙がありましたが、せいぜい中太ストレートと言った程度でつけ麺にしてはあまり太くはありません。つるつるした口当たりで、冷水でしっかり締められた麺の噛み応えもまずまず。ちょっと脂が増したつけ汁も程よく絡んで、あっという間に完食。

 個人的にはこの店の良さは「中華ソバ」のほうが判りやすい気がしましたが、「つけ麺」も悪くはありません。

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2020.06.07

塩だれまぐろカツ丼@かつや

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 「かつや」が2020年5月29日から発売中の「塩だれまぐろカツ丼(税別590円)」を試食。「まぐろカツ丼」は昨年7月にも期間限定販売しており、今年さらにさっぱりと食べていただけるよう2020年版を開発したとのこと。「かつや」は脂ものに脂ものを重ねたような「豚まっしぐら」なメニューを頻繁に出すのが困りものですが、さすがに夏季にそれはきついと見てか、軽めというか「かつや」が使うタームとは信じがたい「さっぱり」系のメニューをなんとかモノにしようと努力しているようです。

 「厳選したキハダマグロをサクサクのカツに仕上げ、にんにく/玉ねぎ/青ねぎ/胡麻油/黒胡椒/塩/生姜/レモン果汁の八種の薬味をブレンドした『かつや』オリジナルの塩だれで召し上がっていただきます。付け合わせには、大根つまとかいわれを使用し食感だけでなく見た目にも涼を感じられる一品です。」というのがかつやのウリ文句。

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 みぞれ状の冷たい塩だれがかかっているのでぱっと見は判りにくいのですが、丼の上には一口大にカットされた分厚いまぐろカツが4つ。千切りキャベツがその横にたっぷり目に添えられています。

 昨年も8種の薬味だれがウリものでしたが、その際は「塩・おろし生姜・唐辛子・にんにく・玉ねぎ・青ねぎ・ごま油・黒胡麻」とあって、要するに「唐辛子OUT→レモン果汁IN」で、確かにファクター上はさっぱり感アゲアゲな気がします。

 でも残念ながらマイナーチェンジの努力の甲斐はなく、相変わらず生姜の自己主張が効きすぎてあまり全体のバランスが良くありません。「最初から最後まで口内が生姜でヒリヒリします。」という昨年感じた酷さからはかなりマシにはなっていますが・・・ まぐろカツ自体は極めて淡白な味わいなのでタレで補強するのは良いとしても、これなら変に薬味に凝らずにシンプルに生姜醤油&大根おろしでも良かったのではないかと感想は昨年と同じ。

 ハズレというほどでもありませんが、やはり「策士策に溺れる」みたいな一品でした。

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2020.06.06

すする@水道橋 ~ 担担麺

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 水道橋駅東口を出て白山通りを挟んで真向かいのガード下。先客ゼロ、後客3。

 担々麺専門店のようで、店内の券売機ボタン先頭の「担担麺(900円)」を注文。。辛さは0辛~5辛の6段階で指定でき、標準の「3辛」でお願いしました。また17時までライス無料サービス付き。

 メニューは他に排骨担担麺、黒胡麻担担麺、汁なし担担麺、汁なしカルボナーラ担担麺等。また往訪時は期間限定の「海老香る担担麺」を売り出していました。

 店内はL字型カウンター8席と4人卓×2、2人卓×2。卓上には花椒、香味酢、ラー油。ジャスミン茶がセルフ。また着席するとおしぼりのサービスあり。

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 若干とろみがあるスープはとにかく痺れがきついのが特徴。汁なしならともかく、汁ありで痺れがきついタイプは珍しい気が。わざわざ「痺れが苦手な方はお申し付けください」という注意書きがあるのも納得。ただこれなら辛さのランクと痺れのランクを別建てにしたほうが客の好みに合わせやすいと思います。

 辛さのほうは胡麻だれに巧く包み隠されているのか、3辛は辛さ耐性の高くない私でも十分美味しく頂ける範囲内。その反面、店が「香り豊かに濃厚胡麻スープ」と謳うほど胡麻だれの存在感はないと思っていたのですが、終盤急激に胡麻の味わいと香りが強くなってきたところから察するに、単に胡麻だれが底に随分溜まっていただけのようで。良くかき混ぜてから食べるべきだったと思うも時すでに遅し。

 麺は三河屋製麺のストレート中細タイプ。割と噛み応えがしっかりした上々の仕上がりでしたが、残念なことに麺が玉になっていて最初は食べづらいのなんの。東南アジア系の若者3人で店を回しているようですが、まだまだ細かいところまでは仕事が行き届かないのかなぁ。

 具は肉味噌、ナッツ、干し海老、刻み青ネギ。いずれも食べている最中は麺にほとんど絡まず、悉くスープの中に沈殿してしまいます。そこで最後は穴あきレンゲでサルベージしてご飯に載せて、ようやく具の美味さが判るみたいな。麺だけだと量的に物足りないこともあり、サービスライスは必須。

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2020.06.05

かっぱ寿司@蕨 ~ サラダ軍艦

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 中山道沿いの蕨店。ロードサイド店らしい巨大店で、約4年半ぶりの再訪。かなり昔に「ケンミンショー」で紹介されていた「サラダ軍艦」の試食が再訪の契機。

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 かっぱ寿司の公式サイトによれば「サラダ軍艦」とは「魚のすり身とイカをサラダに仕立てて、マヨネーズのコクを加えた一品」だそうで、名称に反して野菜は入っていません。これがなぜか長野県で大人気で、かっぱ寿司が長野県発祥ゆえこのメニューがある模様。

 ただ魚のすり身とイカの味が淡白な反面、マヨネーズの自己主張が強い一品なので、他のマヨネーズで和えた系の巻き寿司や軍艦巻きと比べて傑出した何かは感じられず、ハズレではないが当たりでもないというのが正直な感想でした。

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 「かっぱ寿司」も全品わさび抜きに転向。また総じていえば「かっぱ寿司」は昔は100円寿司では一番低レベルだと思っていたのですが、長い時を経てクォリティー改善が図られた模様で、ようやく他の100円寿司並に。

 巨大店はガラガラなので客の間隔を十分すぎるくらい確保しても無問題。時節柄、寿司皿の回転は止めてすべてパネルで発注。でもあっと言う間に特注ラインで出てくるのでこれまた何の問題なし。ただ今時会計時に店員が皿を数えに来るのが不思議な感じがしました。

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2020.06.04

【閉店】娘娘@川口 ~ スタミナラーメン

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 川口駅東口から市役所通りを東へ。群馬銀行川口支店の手前。埼玉県南に点在する「スタミナラーメン」がウリの店がついに川口に出来たためか、開店当初は結構な行列が発生し、店のオペレーションが絶賛大崩壊したと聞いてしばらく放置していましたが、落ち着いたのを見計らってようやく往訪。個人的にはこの手の店は2年ほど前に「風雅食堂(=娘娘中浦和店のリニューアル)」に行って以来。

 なお北浦和の人気店「娘々」と表記が違うのが気になりますが、その理由には深入りしません。

 券売機はなく、卓上のメニューを見て先頭の「スタミナラーメン(650円)」を注文。後払い。後客は半ライスや餃子が付いたセットものを頼む方が目立ちました。

 メニューは他に汁なしスタミナラーメン、ジャージャー麺、汁なしジャージャー麺、チャオ麺(塩やきそば)、中華ラーメン、ネギラーメン、スタカレーなど。またちょい飲み向けのおつまみも色々と用意。なお「スタミナラーメン、スタカレーなどの人気メニューを優先して作る」とメニューに明記してあり、混雑時にマイナーなメニューを頼むのは避けたほうが良さげ。

 店内はL字型カウンター7席(どう見ても大幅減席営業中)と4人卓×3。卓上にはラー油、粗挽きこしょう、酢、醤油。

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 スープがたっぷり注がれたかなり大きめの丼で登場。あんがかかっていないところでベースのスープを試飲してみたとろ、ごくごくシンプルな鶏ガラの醤油ラーメンのようです。

 そして娘娘名物のスタミナあんがその上にどっさり。といっても具は値段相応に豚ひき肉とニラだけで、ニンニクや豆板醤でピリ辛風に仕上げた感じ。ただスープがたっぷり入っているのが却って災いしてスープとあんの量的バランスが良くなく、食べているうちに急激にあんが薄まってとろみが消失し、あんが麺にあまり絡んで来ず、必然的にひき肉やニラが底に溜まりまくってなんか勿体ない気も。

 麺は中太ほぼストレートタイプでやや柔らかめの仕上がり。

 以前「風雅食堂」で食べた時も同じような感想を抱き、この手の店は個人的にはスタカレーなり汁なしスタミナラーメンのほうが良さげ。

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2020.06.03

ねばとろごはんととり天の定食@やよい軒

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 「やよい軒」が2020年4月21日から期間限定発売中の「ねばとろごはんととり天の定食(890円)」を試食。

 やよい軒は「ご飯おかわりし放題」がウリものですが、コロナ禍を受けて「おかわり処」は閉鎖され、スタッフにお代わりをお願いする方式に変わっていました。といっても、もともとスタッフが不足気味なのがやよい軒。ゆえに最初から大盛も可になったようです。

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 「ねばとろごはん」は「納豆、とろろ、オクラのねばねば食材と、まぐろ、卵黄、そして食感のアクセントとなるたくあん、茎わかめなどの海藻と、昆布の風味豊かな特製だし醤油を混ぜ合わせ、ごはんにかけて召し上がっていただきます。」というのがやよい軒のウリ文句。

 といってもご飯は丼で出てくるわけではなく、いつもの深めの茶碗で出てくるので、粘りものをいきなりご飯にドバッとぶっかけてしまうと茶碗から粘りものが溢れ出てしまうのではないかと。特にご飯を大盛にした場合は。

 ゆえに最初はとり天が熱々なうちにさっさと片付け、次いで卵黄とだし醤油をぶっかけて一頻りまぜまぜした「粘りもの」の海の中からまぐろだけを取り出して賞味。ご飯がある程度減ったところで、粘りものを茶碗にぶっかけていただきました。

 とり天は「本醸造醤油とにんにく、生姜でしっかりと下味をつけた鶏もも肉を、ご注文をいただいてから衣をつけて揚げます。サクサクの衣と、ジューシーな旨味たっぷりの肉汁がたまりません。」というのがやよい軒のウリ文句ですが、最初からポン酢がかかっているのが良くないのか、好みの味よりもかなり濃い目。下味がちゃんと付いている以上、とり天には何もかけずに、ちょっとだけからしを付けるだけで十分なのになぁ・・・

 とはいえ「ダブル主役型」の定食、しかもベクトルが全然違う主役を並べた定食にしてはお互い喧嘩せずに悪くない出来だと思いました。

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2020.06.02

コムギの夢@戸田 ~ 中華そば

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 埼京線戸田公園駅の北。本町通り沿い、戸田第一小近く。約1年半ぶりの再訪。近隣の人気店「あがら」が臨休だったのでこちらへ転進したところ先客3、後客ゾロゾロと結構な賑わい。一時は外待ちも出来ていました。

 メニュー先頭の「中華そば(700円)」を注文。前回往訪時は並で140g、大盛は210gで+100円でしたが、中華そばが100円値上がりした代わりに並/大盛同値段に変わっていました。並だとちょっと少ないので大盛で注文。

 メニューは他に塩ラーメン、豚骨魚介ラーメン、豚骨魚介つけ麺など。こってりの「豚骨魚介」は前回なかったメニュー。また往訪時には限定の「鶏そば」を出していて、先客・後客ともその注文が目立ちました。自家製麺がウリの店なのにまぜそばをやっていないのは珍しい気も。

 店内はL字型カウンター11席。水セルフ。卓上には酢、醤油、ラー油、ミル入りミックスペッパー。店は店主と女性アシスタントで切り盛り。

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 スープは判りやすい動物魚介系で魚介系がわずかに強めに出ている感じ。大昔のウンチク書きには「大山地鶏を100%使い、あっさりながらも深みのある旨みたっぷりのスープと、煮干し・さば・うるめ・宗田節・本節のコクと昆布の甘みたっぷりの魚ダシスープの2種類をブレンド」とありましたが、その頃と基本的には変わっていないのかな? 

 脂がやや多いものの、かえしを含めて全体のバランスが良く、滅茶苦茶凝った風の作りでもないのにスープをついつい飲み進んでしまいました。

 麺は自家製の並太ストレート。つるつるした食感で噛み応えもまずまず。スープをケチっているわけではないのですが、大盛だとスープとのバランスが崩れてしまうようで、スープの絡みがイマイチな印象。

 チャーシューはバラとレアの二種類。共に肉の旨味がしっかり。他にメンマ、なると、かいわれ、刻みネギ。

 特に目新しさはありませんが、この値段でこの出来ならまずまずと言っていいでしょう。

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2020.06.01

ごろごろ創業ビーフカレー@松屋

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 松屋が2020年5月26日より発売中の「ごろごろ創業ビーフカレー(790円)」を試食。

 松屋は昨年6月4日より「創業ビーフカレー」を発売しており、それを試食した際はカレー自体は上々の出来ながら「ごろごろ」感が皆無なのが残念だという感想でした。今般その難点を解消すべく「ごろごろ」版を出したのかもしれませんが、当然ながら値段が大幅アップ。並だと490円→790円と300円も上がり、もはや松屋のカレーとは思えない価格帯に。

 さすがにこれは拙いと思ったのか、「ごろごろ"にんじゃが"創業ビーフカレー(690円)」という廉価版も併売。ところが、これが予想以上に売れたのか「にんじゃが」のみ5月30日で早々と販売終了に追い込まれる始末。うーーん。

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 「牛バラ肉をとろけるまで煮込んだ松屋自慢の創業ビーフカレーに、口の中でほどけるごろっと牛肉とごろっと野菜をプラスした」というのが松屋のウリ文句。昨年の「創業ビーフカレー」は「牛肉をたっぷり使用しており」と謳っており、その「たっぷり」を「カレールーに牛肉を20%以上使用しています。」と定量的に定義してある点に好感が持てましたが、「ごろごろ創業」のウリ文句から「たっぷり」が削除されているのが気になりました。

 しかし松屋の「創業カレー」も相変わらず美味い。「ごろごろ煮込みチキンカレー」のかなりスパイスを効かせた辛めの仕上がりとはだいぶ趣を異にしていて、辛さ控えめでコクなり旨味なりで押すタイプ。ただ以前は牛バラ肉がスジ肉と化したかのような感じでルーの中に混ざっていたの対し、今回のは全くと言っていいほど原型を留めていませんでした。やはり「たっぶり」の削除には意味があるような・・・

 そして何と言っても残念なのはやはり「ごろごろ」感に乏しいこと。牛肉と鶏肉の値段の差といってしまえばそれまでですが、角切りの牛肉は大きめとはいえたった2個。あとはジャガイモとニンジンが一個ずつ。これじゃ形容としては「ごろ」がせいぜいでしょう。

 カレー自体は悪くないどころか上出来だと思いますが、値段がここまで上がってしまうともはやカレー専門のチェーン店で食べるのと大差ない気も。個人的に松屋に求めているもの、すなわち「安くてそこそこ美味くて腹一杯になる」という点から本商品は外れているのではないかと思いました。廉価版の「にんじゃが」のほうが売れたのもそれを傍証しているような。

 松屋へのニーズによりフィットしているのは「ごろごろチキン」のほうでしょうな、やっぱ。

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