【移転】天天有@神田 ~ (鹿児島・豚骨醤油)らーめん
山手線神田駅西口から外堀通りへ出て、鎌倉橋交差点のそば。先客ゼロ、後客6。てっきり京都・一乗寺の店が都心に進出してきたものと思っていたら、鹿児島の店みたいで。でも店先には「鹿児島らーめん」とは書かずに「南九州大衆らーめん」と銘打っているのが謎。
券売機は無く、卓上のメニューを見て「らーめん(650円)」と「めし小(50円)」を注文。後会計制。
メニューは極端に絞られていて、麺類はらーめんに味玉やチャーシューを増やすだけ。
店内はL字型カウンター7席と4人卓×2、さらに壁に向かってカウンター2席。卓上には漬物用の甘口醤油、焙煎七味黒、胡椒、豚味噌、きざみニンニク。さらに鹿児島のラーメン店にありがちなサービスとして大根のお漬物を出してくれます。ただ漬物は予めカウンターに置かず、客が来る毎に出す形になっていました。
スープは判りやすい豚骨醤油味。店のサイトによれば「鹿児島産黒豚の豚頭を下茹でし、血抜きやアク抜きなどを行います。丁寧に下処理した豚骨を24時間程しっかり煮込みます。豚頭ならではのトロリとした甘みとコクがある豚骨スープに、しいたけ、昆布、鯖節、落花生、ニンニクを使った独自のタレと、チャーシューの煮汁(醤油ダレ)を加えて仕上げます。」とのことですが、豚骨をがっつり効かせた濃厚タイプではなく、むしろあっさり目&やや甘目。
麺は並太ストレート。「麺硬め」を頼む後客が目立ちましたが、デフォルトでも特に柔らかすぎという印象は受けず。
具は薄いばら肉チャーシューと、細モヤシ、刻み青ネギ。値段相応なので仕方ありませんが、ご飯のおかずにはちょっと厳しい。ご飯を付けるならせめて「チャーシュー(750円)」にすべきかと。
卓上の豚味噌は「田舎味噌に奄美産黒糖、チャーシュー、ニラ、生姜、大蒜の旨味を加えた」ものとのこと。ご飯のお供として物産展等で売っている豚味噌よりは明らかに「具」が少なくて相当味噌寄りですが、味変アイテムとしては文句ない出来で、少量入れるだけで甘目の味噌味に一変。入れすぎるともともとのあっさり目の味わいが失われるので注意。
この場所でこの値段、そしてこの出来なら大満足。メニューにバリエーションがないのが唯一かつ最大の難点かな?
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